「私、高町なのは9歳、私立聖祥大附属小学校に通う女の子。一見ごく普通に見える私ですが、実はある秘密があるのです。それは・・・・・・・・・・」


どうも、皆さん初めましての方は初めまして、お久しぶりの方はお久しぶりです。ネコかぶりと申します、あまり意味ないと思いますが一応言っておきます。にじファンにいたのとは同一人物です。

今回はにじファンで投稿した短編の方を再度投稿させて頂きます。

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高町なのは対願望宝石

「私、高町なのは9歳、私立聖祥大附属小学校に通う女の子。一見ごく普通に見える私ですが、実はある秘密があるのです。それは・・・・・・・・・・」

 

 

 

 

              ~デビルサマナー高町なのは 対 願 望 宝 石 ~  

 

 

「ふわぁ~っあぁ、いま何時だっけ、まぁ何時でもいいよね、今日休みなんだし、もう一回寝よう」

 

 気持ちのいい休みの日の寝起き、そこで今まさに二度寝にしゃれこもうとしている女の子、名を高町なのは。

 

「何か忘れてるような気がするけど・・・まぁ思い出せないならどーでもいいことだよね。」

 

 そう言ってなのはが布団に潜り込んだ時、

”コンコン”とノックの音が聞こえた、そして自分の部屋のドアの向こうから母の声が聞こえてくる。

 

「なのは~、もう8時だけどまだおきないの~?明日はすずかちゃんの家に行くんだって昨日あれほど楽しみにしてたじゃない。」

 

 そう言われてなのはは昨日のことを思い出す。

 

(んん?・・・昨日はたしかありさちゃんとすずかちゃんと一緒に帰ってて、その時に、明日お茶会があるから来ないかって・・・・・・・!?)

 

 ぼやけそうになる記憶を辿りつつ、その一つ一つを思い出す度に、なのはの顔から血の気が引いて行った。

 

(えっ?ちょっと待って、いま何時だっけ、さっきお母さんは8時だって言ってたよね?お茶会は9時からで、ありさちゃんが迎えに来てくれるから・・・・・・・・・・・・・・・)

「にゃ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!?」

 

 やっと自分の状況が分かったのか布団から飛び起きるなのは、急いで外行の仕度をしながら。

 

「もうお母さん!なんでもっと早く起こしてくれなかったの!」

 

 と自分勝手なセリフを言う、それに呆れながら彼女の母、桃子は

 

「起こしに来たわよ?それでもあと5分~あと5分~って起きなかったのはなのはじゃない。」

 

 その言葉に対してなのはは

 

「うぅ~でも、私が起きなきゃ、起こしたことにならないの!」

 

 などと理不尽な言葉で返す、それに桃子は苦笑しながら

 

「はいはい、そんなこと言ってないで、早く降りてきなさいよ?なにか飲み物でも用意しといてあげるわ。」

「うん、ありがとうお母さん、すぐ行くね。」

 

 そう言ってなのはは準備を進めるのだった。

 

 

 

 

 

 

~そして10分後~

 

 

 

「え~っとお財布よし、携帯よし、念のための銃とマガジン2丁づつよし、そして腕に付けた腕輪型のCOMPよしっと。これで全部だね、忘れ物なし。」

 

 私は今日のお茶会に持っていく物を声と指差しで確認していく、よくうっかりしていて忘れ物をする私の癖だ、こうしておけばまず忘れ物をすることはない。

私はベッドの頭に置いている時計を見る、時間は8時25分、うん、ギリギリだ。

 

「さてと、お母さん何用意してくれてるかなぁ。」

 

 そして私はお母さんが待っている一階へ降りていく、階段を下りる途中で甘いにおいが鼻をくすぐった、ココアだ。

 

「なのはいらっしゃい、ココア入れといたわよ。」

「ありがとーお母さん。」

 

私はお母さんにお礼を言いながらココアを飲む、あぁおいしい。私のお母さんは喫茶店を営んでいるので、こういう飲み物はとてもおいしいのだ。ひそかな私の自慢でもある、今日は臨時休業で休みだそうだが、なんでも昨日からお父さんがお兄ちゃんを連れて修行の旅に出たらしい。なので客入りの特に多い日曜日とかは午前は休みにするんだとか、お母さんいわく「まぁ、一週間くらいで帰って来るでしょ。」だそうだ。

 そんなことを思いながらココアを飲んでいると不意に家のチャイムが鳴った。

 

「あら?ありさちゃんじゃない?」

「うん、たぶんそうだと思う、じゃあお母さん、行ってきます。」

「はい、行ってらっしゃい、気をつけてね?」

 

 私はそう言いながら玄関へと歩いて行く、そして玄関を開けたそこには。

 

「おはようなのは、迎えに来たわよ。」

「どうも、なのは様、お迎えにあがりました。」

 

 私の友人であるありさちゃんと、その執事である鮫島さんがたっていた。

 

「おはようありさちゃん、鮫島さん。今日は迎えに来てくれてありがとうございます。」

「いいのよこれぐらい、じゃ、行きましょうか。」

 

 そういって私たちは車に乗った、するとすぐにありさちゃんが声をかけてきた。

 

「そういえば今日は恭也さんもこのはもいないのね」

「うん、お兄ちゃんはね、お父さんに修行の旅に連れていかれたんだって。このはちゃんは、なんか用事があるって昨日行ってたからもう家にはいなかったよ?」

 

 そう聞いてきたありさちゃんに私は自分の兄と妹の現状を伝える、会話をきいてわかっていると思うが、恭也が私のお兄ちゃんでこのはが私の双子の妹である。それを聞いたありさちゃんが残念そうに答える。

 

「ふ~ん、そっか。二人とも残念ね。」

「うん、あっそういえばね、この前このはちゃんが拾ってきたフェレット、もうすっごくかわいいんだよ、なんかこう、くりっとしててね、もふもふで、、も~たまらなくかわいいの!」

 

 すこし暗くなった空気を変えるために、私は数日前このはちゃんが拾ってきたフェレットの話をする。

 

「へぇ、いいじゃない、私も見てみたいわ、今度うちに連れてきなさいよ。」

「うん、このはちゃんに聞いてみるね。」

 

 すこし明るくなった空気に内心ほっとしながら、私たちは他愛ない話を続けていた、すると。

 

「お嬢様、なのは様、目的地に到着いたしました。」

 

 すずかちゃんの家についたことを鮫島さんが伝えてくれた。

 

「えぇ、わかったわ鮫島、ありがとう。」

「ありがとうございます、鮫島さん。」

 

 私たちは鮫島さんにお礼を言いながら車を降りる、そしてすずかちゃんの家のインターフォンを鳴らした、少しの呼び出し音のあとに、すずかちゃんの家のメイドさんであるノエルさんが顔を出した

「なのはお嬢様、アリサお嬢様、ようこそおいでくださいました。奥でお嬢様がお待ちです、ご案内させていただきます。」

「ありがとうございます、ノエルさん。」  

「お招きにあずかり光栄です、ってね。よろしくお願いしますノエルさん。」

 

 そう言いつつ私たちはノエルさんに連れられ、この家の裏にあるテラスへと招かれた、そこには丸いおしゃれなテーブルに、椅子が四つ、そして優雅にお茶を飲んでるすずかちゃんと、すずかちゃんが飼っているさまざまな猫たちが私たちを出迎えてくれた。

 

「いらっしゃいなのはちゃん、ありさちゃん、好きなところに座って?」

 

 そう言われて、私はすずかちゃんの右隣の椅子に座る、ありさちゃんは私の向かいに座ったようだ。

 

「今日は誘ってくれてありがとう。」

「うん、私もお礼を言うわ、ありがとう、すずか。」

 

 私たちはお茶会に誘ってくれたすずかちゃんにお礼を言う、するとすずかちゃんは笑いながら

 

「ううん、こちらこそ来てくれてありがとう。」

 

 そう言って逆にお礼を言われてしまった、私たち3人は顔を見合せて笑う、すると、ファリンさんが私とありさちゃんに声をかけて来た。

 

「ようこそおいでくださいました、なのはちゃん、ありさちゃん、今からお茶を用意するんですけど、なにかご希望はありますか?」

 

 このファリンさんはすずかちゃんの専属メイドなのだ、私はファリンさんの問いに

 

「あ、なんでもいいです、お任せします。」

 

 お任せをえらんだ、あまりお茶のことなど知らないのでこれが自分的にはベストなのだ、ありさちゃんもお任せで頼んだらしい。

 

「しかし相変わらずすずかん家は猫天国ねぇ、この前来た時より増えてない?」

「あはは、そうかも、ほらあのぶちの子なんかこの前はいなかったよね。」

 

 お茶を頼んでから少しして、ありさちゃんが口を開いた、この周りにいる猫たちのことだ、私も同意見だったので笑いながら始めてみる子猫を指差してみる、するとすずかちゃんがほほ笑みながらその猫について説明してくれた。

 

「あぁゆきのことね、その子はね1日2日前にいつの間にかここに来るようになったの、だから別に飼ってるてわけじゃないんだよ?ふらっと現れてふらっとどこかへ行くの。」

「あぁ、あるあるそんなこと、うちも知らないうちにふらっと来る子がいるもの、」

「へ~、そんなことってあるんだね。」

 

 すずかちゃんの言葉に私は驚きを感じた、飼ってもいない猫でもそのままにしておく、さすが猫天国月村家、ありさちゃんはなにか共通するものを感じたようだが、さすがは犬天国とでも言えばいいのだろうか。

 

「は~い、お茶をお持ちしました、イチゴミルクティーにクリームチーズクッキーでーす。」

 

 そう言ってファリンさんがトレーにポットとクッキーなどをのせてやってきた、それに私はお礼を言う。

 

「わぁ、ありがとうございます。」

「ん~いい匂いねぇ」

 

 そしてそのまま私たちのお茶の準備をすると、ファリンさんは「どうぞごゆっくり~」と言いながら去って行った、私は入れてもらったお茶を少し飲む。

 

「うん、おいしいね、ね?ありさちゃん。」

「えぇ、そうね、このクッキーもおいしいわ。」

「うふふ、喜んでもらえてうれしいな、どんどん食べてね。」

 

 私たちが淹れてもらったお茶のおいしさに頬を緩ませると、それを見たすずかちゃんが笑いながら私たちにお菓子を進める、そんな風に少しの間私たちが談笑していると。

 

「ちょっとサマナー!!なに私に黙っておいしそうなもの食べてるのよ!!ずるいわ、私にもちょうだい!」

 

 と私の腕輪から声が聞こえそのあとすぐに私たちの目の前に小さな女の子が現れた、見た目は普通の女の子、青いレオタードを着ていて、後ろから羽をはやしている。そう、私の仲魔のピクシーだ。

 

「わっ、ピクシー?にゃ、にゃははは、ごめんね、ちょっと忘れてた。」

「もー、サマナーってほんと変なところで抜けてるよね。で、このクッキー食べていいよね?ね?」

「え~っとそれは・・・」

 

 ピクシーの勢いに負けそうになりながらも私は横目ですずかちゃんを見る、すずかちゃんは少し笑いながら

 

「ふふふ、いっぱいあるからね、もちろん食べてもらっていいよ。」

「さっすがすずか、話がわかるぅ。」

 

 このお茶会の主の許可が出たとたんピクシーはクッキーに飛びついた、それを眺めていたありさちゃんが心底おかしそうに私にしゃべりかけた。

 

「くくくく・・・あ~おっかし、なのはあんた、自分の仲魔に振り回されるサマナーがどこにいるってのよ。」

「ううう、それは言わないでありさちゃん。」

 

 私はすこし泣きそうになりながら、返事をした、どうしてこう自分の仲魔には個性的なものが多いのだろう、といっても二体しかいないが。

 

「もう片方の子もだしてあげたら?」

 

 さっきまでピクシーのほうを眺めていたすずかちゃんから私に声がかかる、ピクシーはまだ小さいからいいだろうがもう片方の仲魔は普通に人型なのだ、本当にいいのだろうか、私はすずかちゃんにもう一度確認をとってみる。

 

「いいの?」

「うん、まだまだクッキーもいっぱいあるし、それにちょうど席も一つ空いてるし、ね?」

 

 しっかりと許可が出たので私はもう片方の仲魔を呼び出す。

 

「サモン!魔人アリス。」

「はぁいなのは、遊んでくれるの?ってあら?ありさにすずかじゃない、どうしたのなのはこんなところに呼び出して。」

 

 私のもう片方の仲魔、魔人アリス、本来私が使役できるレベルの悪魔ではないが、ある理由で自分の力の大部分を封印し、私の仲魔になってくれている。私はアリスに今の状況を説明した。

 

「なるほど、そういうこと、ありがとうすずか、お招きにあずかり光栄ですわ、フフフ。」

「ううん、別にいいよ、ピクシーも出てきちゃってるし、何より人数が多いほうが楽しいでしょ?」

 

 スカートの端をつまんで優雅に一礼するアリスに、すずかちゃんはほほ笑みながら返事を返す。

 

「そうよアリス!、すずかもこう言ってるんだし、あんたもおよばれしちゃいなさいよ。」

「あんたが言うな。」

「へう!!」

 

 なぜか自信満々に言うピクシーにありさちゃんの突っ込みが飛ぶ。それを見て私たちは笑いあった。

 

「しっかしあんたがデビルサマナーを目指して4年、師匠に半人前と認められて1年、あんたも相当しっかりしてきたわよねぇ・・・始めうちのサマナー向けの店にあんたが来たときは何事かと思ったわよ。」

「あぁたしかに私も、お姉ちゃんの研究所になのはちゃんが来たときは腰をぬかすかとおもったよね。」

「こっちこそ、二人がこっち側の人間だって知った時は頭ん中パニくっちゃってわけわかんなくなったよ。」

 

 そう、私は4年前のある日、夕方の公園でアリスとであった、その時今の師匠に助けられ、アリスと友達になって、アリスとずっと一緒に居たくて今の師匠に弟子入りして、デビルサマナーを目指して、と自分でもこんな年で結構波乱万丈な人生を送っていると思う、そんなことを考えていると。

 

「ん?」

 

 なにか変な違和感を感じて私は眉をひそめる、ほかのみんなも感じたようで、みんな何かしら変な顔をしている。

 

「ねぇ今のって。」

「結界ね、そんなに高度なものじゃなさそうだけど、限定した場所を別の場所に移す・・・いやこの場合ずらす、かしら。」

 

 私の声にアリスが答える、そのすぐ後、私たちの目にとんでもないものが映り込んできた。

 

[にゃーーーーーーーーーーーーーーーん]

 

 ・・・猫である、限りなく猫であるが、何かがおかしい、いや、何かどころではない、徹底的におかしいのだ。とにかく大きい、そこらに立ってる木から頭がはみ出すぐらいに大きいのだ。

 

「あい!?」

 

 すずかちゃんが焦ったような声を上げる。

 

「あの子すずかちゃん家の子?」

「うん、あいって言うんだけど、どうしてこんなことに・・・」

 

 私の問いにわけがわからないという風に答えるすずかちゃん。

 

「ちょっと、あの子なにか攻撃されてない!?」

 

 そのすぐ後に今度はありさちゃんがあせったような声を上げる、たしかに何か黄色い光がフラッシュするたびにあの猫が苦しんでるように見える。

 

「あい!!」

 

 すずかちゃんが泣きそうな声をあげた、そしてそのままあの猫にむかって走って行きそうになったすずかちゃんの手をつかんで止める。

 

「なのはちゃん!?」

「まってすずかちゃん!危ないよ!」

「でも、あいが!」

 

 なおも私の制止を振り切ろうとするすずかちゃんにありさちゃんが声をかける。

 

「落ち着きなさいってすずか、あんたを止めてるのは誰よ?」

「ありさちゃん?なにいって・・・「半人前だけどデビルサマナー高町なのはよ?すずかが行くよりは安心だわ、ねぇなのは。」

 

 ありさちゃんの言葉に私は力強く頷く、そう、もとからそのつもりなのだ。

 

「うん、私が行くよ。」

「なのはちゃん・・・ありがとう。」

「いいっていいって、あ、でも次来た時はデビルカルテをちょっと安くしてもらえたらなぁ、なんちゃって、にゃはははははは。」

 

 私の言葉にすずかちゃんは少し噴出した

 

「ぷ、ふふふふ、こんなときでも現金だねなのはちゃん。」

「にゃははは、デビルサマナーはお金がかかるものでして。」

 

 その笑いに苦笑いで返す私、うん、すこしいつものすずかちゃんに戻ってきた。

 

「うん、考えとく。」

「あはは、それだけで充分だよ、じゃあいってくる「待ちなさいなのは。」な、なに?ありさちゃん」

 

 いざ行かん、とした私に声をかけてきたのはありさちゃん、私が振り向くと同時に何かを投げ渡してきた。

 

「これは?」

「今度うちで発売する商品のサンプルよ、チャクララムネって言ってね、それあげるわ。」

「いいの!?」

 

 ありさちゃんの言葉に私は驚愕する。

 

「いいのよ、別にサンプルだし、でもあとで感想聞かせなさいよね。」

「うん、ありがとう、ありさちゃん!」

 

 喜んでる私にピクシーが声をかけてきた。

 

「サマナーそろそろ行かないとやばいよ、あの猫倒れた。」

「えぇ!あ、じゃあ行ってくるね。」

「「ええ(うん)いってらっしゃい、気をつけなさいよ(てね)」」

 

 私は走りながら銃を取り出し、マガジンをセット、ピクシーに支持を出す。

 

「ピクシー、タルカジャとスクカジャ、お願い。」

「オッケー、タルカジャ!もいっちょスクカジャ!」

「ありがと、全速力で飛ばすよ。」

 

 体に力がみなぎってくる、私はピクシーにお礼を言いさらに走る速度を上げた。(ちなみにアリスは走る直前にCOMPに戻っている。)

 そして茂みをぬけ、見えたのは倒れている猫と、向かい合って立っている二人の少女だった、片方は金色のきれいな髪の毛をツインテールでまとめ、黒いレオタード?のようなものを来ていて、手には何やら斧らしきものを持っている、もう片方の少女は、私と同じ茶色い髪をストレートに伸ばし、私の通っている学校の制服に似た服を着ている、そしてこちらの手にもなにやらメカメカしい杖、というか朝から用事があると言って出て行った妹のこのはである。

 私が少し呆然としていると金髪の少女の斧のようなものが変形し鎌のようなものになった、私はこれ以上状況が動く前に両手に持った銃の標準を二人に合わせ大声で制止を呼び掛けた

 

「Freeze!!(うごくな!!)」

 

 私の声に驚いたのか二人が一斉にこっちを見る。

 

「・・・だれ?」

「姉さん!?なんでここに?」

 

 二人とも表情の違いこそあれかなり驚いているようだ、その二人の姿を見ながら私は警告をする。

 

 「そこの金髪の人、あなたは月村家の領域を侵犯しています、ただちにこの場から立ち去ってください。これは警告です、二度はありません。それとこのはちゃん、昨日言ってた用事ってこれのこと?だったらお姉ちゃん、ちょっと笑えないな・・・」

「くっ!」

「い、いえ違うんです姉さんそういうわけでは。」

 

 このはちゃんのほうはもう戦意は無くなっているみたい、問題はあの金髪のほうか、いまだに敵意をバンバンこっちに向けている、これは自信の表れなのか、それともそこまで切羽詰まっているのか・・・

 

「まずは、このはちゃんちょっと下がってて。」

「でも、姉さん。」

「いいから、ね?」

「・・・・・はい」

 

 私は猫の前に移動しながらこのはちゃんに後ろに下がるように言う、もちろん銃は金髪のほうにむけたままである、なにか言いたげな顔をしているが今は黙殺した。

 

「さて、あなた、どうしても引く気はないんだよね?」

「・・・」

 

 金髪は無言のまま私に手に持った鎌を向けてくる、ちぇっやっぱりか、その反応は予想道理だったためこっちももう一度銃の標準をあわせなおす。その数瞬後金髪が動いた、こっちに向かって一直線に向かって来る!私はそれに向かって銃を2発ほど放つが何かにはじかれて意味がない。

 

「ピクシー!!」

「はいはいっとマハジオ!!」

 

 私の呼び掛けに反応してピクシーが前方に雷の壁を作る、それに驚いてか金髪は一旦突撃をやめて私から距離をとった。

 

「バルディッシュ!」

(Arc Saber)

 

 彼女の一言により繰り出されたのは、彼女の持っている鎌についた刃の投擲だった、私はそれに対してまたも銃で迎撃を試みる、1発2発3発、そこまで撃ったところで撃つのをやめた、あれを銃撃で止めようと思うのならばフルオートのマシンガンでも持って来なければだめだ、(それでも大体の弾は弾かれてしまうだろうが。)私は軽く舌打ちをしながらそれを上に飛んでやり過ごす。そして次の行動に移ろうとした瞬間

 

「セイバーブラスト」

「なっ!!」

 

 その一言と共に私の下を通り過ぎた刃が炸裂する、私はその爆風に当たり前に吹き飛ばされてしまった、なんとか体制を立て直し前を見た瞬間私の目の前に現れたのは、複数のの黄色い球体だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「姉さん!!」

 

 私、高町このはは焦っていた、目の前で私の姉にあの女の子の攻撃が直撃したのだ、心配にもなる、今にもあの場に飛び出そうとしている私にユーノが呆然とした声で話しかけてきた。

 

「君のお姉さんは何者なんだい?」

「そんなの知りません!こんなことしてる姉さん初めて見るんですから!」

 

 そのユーノの言葉で一旦落ち着いて来ていた疑問がまた蘇ってきた、なぜ姉さんがこんなことをしているのか、姉さんの横にいた小人は何なのか、数えればきりがないくらい疑問が

湧き上がってくる。

 

「そうだ!姉さん!!」

 

 そうだ今はそんなことを考えている暇はない、姉さん、姉さんは無事なのか、私が正気に戻って前を見た時、もう姉さんの周りの煙がはれる所だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふふふ、危なかったわね、なのは。」

「あ、ありがとうアリス、たすかったよ。」

「ほんとサマナーったら油断し過ぎ、もうちょっとサマナーはおちつきを持ったほうがいいよ、はいアリス、ディアラマ。」

「あら、ありがとうピクシー気が利くわね。」

 

 なぜ私が無事でいるか、種明かしをすれば簡単だ、あの球体が当たる直前、私の危機を感じ取ったアリスが私の前に出てきて、代わりに攻撃を受けとめてくれたのだ。

 

「しかし変な感じねぇ、なんかダメージと一緒に私の中のマグネタイトがちょっと削られたわ。」

「マグネタイトが削られた?」

 

 私はアリスの言葉に違和感を感じる、だが考えるのはあとだ、今は目の前の敵に集中しよう、私は瞬時に頭を切り替え、次の行動を考える、見ると彼女は、いまだに目の前の光景が信じられないのか愕然としていた、今が好機だ、私は一気に決めるつもりで仲間たちに指示を出す。

 

「ピクシー、プリンパお願い、アリスは吸魔。」

「オッケー」

「はぁい」

 

 私の指示により仲魔たちが動く、ピクシーは相手を混乱させるプリンパを放ち、それに合わせるようにアリスが吸魔を行うために相手に近づく。

 

「くっ、なに?これ・・・」

 

 どうやらうまくいったらしい、相手は混乱してどうしていいかわからないようだ、そこにアリスが近づき吸魔を放つ。

 

「あなたはいったいどんな味がするのかしら?いただきまぁす。」

「えっ?あ、あああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁあ!!!!」

 

 アリスの吸魔が決まる、不意に来た苦しみに絶叫を上げる金髪、私はすぐさま彼女に組み付き、その額に銃口を突き付けた。

 

「くぅ、はっはっ・・・ぐ、くそっ」

 

 そこでプリンパの効果も切れたのか今の状況を理解したみたいだ、彼女は悔しそうに顔をゆがめる。

 

「さぁ、答えて、あなたいったいここに何しに来たの?月村家の当主の命を狙って?それとも何かほかに目的があるのかな?」

「・・・」

 

 額に銃口を突き付けられても彼女は動じず、沈黙を保っている、厄介な相手だ、この類の相手は情報を引き出しにくい、そんなことを考えていると、彼女が少し身じろぎをした、私はすぐさま彼女の口に銃口を突きいれ、言葉を放つ。

 

「Freeze!!変なまねしないで、もしこれからあなたが何かしようとしたら、あなたの頭が吹き飛ぶことになるよ?あなたが何かするより、私が引き金を引くほうが速い。」

 

 その後もだんまりが続く、仕方ないこれはもう完全に拘束して話を聞くしかないかな、と思ったその時。

 

「その子を離せぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

「!?」

 

 いきなり後ろから私たちに突っ込んでくる何かがいた、私は身をひるがえしてそれを避けたが、金髪は奪い去られてしまった。

 

「大丈夫かい?」

「うんありがとう、アルフ。」

「逃げるよ!フェイト!」

 

 私に突っ込んできたのは赤い髪を長く伸ばした女の人だった、金髪の仲間だろうか?いったいどこから現れたのだろう、いや、そんなことは今はどうでもいい、奴らは逃げようとしてるみたいだし、止めなければ。

 

「ちょっと待って!!逃がさないんだから」

 

 そう言って銃を連射するもむなしく、放たれた銃弾があの二人組に当たる前に二人組は煙のように消えてしまった、逃げられた!私は少し呆然とする。

 

「あぁ、もうちょっとだったのに。」

「まぁまぁ仕方ないよ、サマナーあんなの誰も予想できないって。」

「そうよ、きっと次があるわ、なのは。」

 

 落ち込む私に仲魔たちが慰めの言葉をかけてくれる、あぁ、ありがたい、私は念のために、とありさちゃんにもらったチャクララムネをかじりながらこの猫をどうするか考える。

 こういう訳のわからない状況は初めてではないが、どうも今回は状況がわからなすぎる。取り合えず私は今の状況をどうするか仲魔たちにも相談した。

 

「さて、じゃあ、あとはあの猫だね、どうしようか。」

「だねぇ・・・」

「そうねぇ・・・」

 

 しかし帰ってくるのは生返事のみ、悩んでいる私たちの耳に、聞きなれない声が聞こえた。

 

「あのぉ、あの猫なら僕たちで何とかできると思います。」

「あれ?ユーノくんしゃべれたんだ、まぁ今はいいや、どうにかできるってどういうこと?」

 

 私はなぜかしゃべれて、あの猫をどうにかできる方法を知っているらしいユーノくんの話に耳を傾けることにした。

 

「あれは、ジュエルシードという異世界から来た願いをかなえる宝石なんです、おそらくこのあたりに落ちていたそれを、あの猫が見つけて使用してしまったんだと思います。そしてあの猫を元に戻す方法なんですが、このはが持っている魔法の杖、レイジングハートを使って封印しなければならないんです。」

「ふーんこのはが持ってる杖を使って、ねぇ。」

 

 ずいぶんと荒唐無稽な話だ、まぁ悪魔を使役している私が言えた義理じゃないんだけどね。そんなことを思っていると、ユーノくんがこのはに話しかけていた。

 

「さぁこのは、いつも通り封印を。」

「え、えぇ、分かりました。」

 

 このはは私のほうをちらちらと見ながら手に持っている杖を使って封印をしている、ずいぶんと私のことを気にしているようだ、まぁたしかに、この世界に関係ないこのはには、私たちのことは話していなかったからなぁ、と私は一人考えていた、すると封印が終わったようだ、このはが私に向かって歩いてくる。

 

「姉さんあなたはいったい。」

 

 その言葉に私はニコリと笑いながらこう返すのだった。

 

「私の名前は高町なのは、職業、デビルサマナーです」

 

 

 






どうも作者のネコかぶりです、にじファンにも投稿させて頂いていた今回の小説、どうだったでしょうか?感想お待ちしております

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