幼馴染がそっちの人間でした 作:炒飯仙人
ただ楽しい中学って時代を一緒に過ごしてきた相手ならこんな感じで笑いそうかなって考えて書いてます
ゴールデンウィーク、つまり黄金週間!
俺は今まさに自由!……のはず無のだが。
「ん?豪、ツマミが切れたぞ」
黄金週間初日、俺は非番のちっぴーに捕まって家事をやらされてますです。
いや、いっちーには劣るけど家事は人並みには出来るしちっぴーとかのせいで酒のツマミを作るのは得意よ。
「ハイハイ」
「昔はあんなに千冬ちゃんって後ろを着いてきた豪が大きくなったなぁ」
「酔うといつもそれな」
「構わんだろ、それに昔は大きくなったら結婚するなんて言ってきたじゃないか」
黒歴史だ、忘れろイイね?
魚の切り身を一口大にハサミでカットし、小麦粉をふんわり纏わせてバターを敷いたフライパンでサッと焼く。
おつまみムニエルの完成。
味付けは適当にね。
「はぁ⋯…普段から仕事ばかりなんだぞ」
「そうなんだ」
「それに付け加えて個別指導にファンへの対応……」
ちっぴーって、モンドクロッソって言うISのオリンピックの初代王者だからそりゃ世界中にファンってか熱狂的な信者が多いんだ。
確かにそれを加味したら一人の人間の許容量超えてるよな。
「まぁ、ちっぴーはちっぴーの好きに生きる事覚えたら?」
「好きに?」
「ほら、ずっとたっばとかいっちーの事ばかりで結局ちっぴーは自分のしたいことしてないじゃん
人間なら自分の好きに生きないと心が潰れるって」
「心が……か……」
酒を浴びるように飲む人って、怖かったり怯えてたり色々理由は有るけどネガティブな人が多いんだよね。
まぁ、そんなこんなで軽く言ってみるとちっぴーは俺の胸ぐらを掴んできた。
おこですか?流石にちっぴーのおこは俺でも滅茶苦茶怖いぞ。
「なら、今だけは好きに生きさせてもらってもいいな
答えは聞かんぞ」
「ちっぴー?」
そう言うと……ちっぴーにマウストゥーマウスされました。
しかもちっぴーは離れた後に唇を舐めるなんて欲情的な色気まで出してくる。
「フフ……豪、私はかなり強欲だ」
「え?」
「弟と親友、それと幼馴染が欲しがってる男を奪いたいからな
覚悟しろよ、そんなに隙だらけだと……私がお前を虜にしてやるからな」
ひ、干物姉のくせになにその色気!?
てか弟と親友は分かるけど幼馴染って?酒臭いキスのせいで混乱が止まらなくなる。
「それに今の時代は女尊男卑、つまりだ……女が稼ぎ男が家を守るのもありだな」
そう言うとちっぴーは俺の左手を手に取ると薬指の根本を噛んでくる。
「教師でなく、一人の女の時は私は攻め続けるからな
覚悟しておけよ豪」
「ち、ちっぴー?」
「さて、ドンドンと作れよ
女一人満足させられない男ではないだろ?」
くっ!?昔からこの人は!
いやまぁ、何とも言えないが取り敢えず俺の黄金週間初日はちっぴーの滅茶苦茶エロい攻めに翻弄され続けるのだった。
個人的にですね、見た目は男性経験無さそうなのに酔ってると超強気で誘惑してくるお姉さんって素晴らしいと思うのですよ
皆さんはどんなタイプが刺さりますか?