深い森の中でそれはただ風に掻き消された。
“彼”は一心になってそれを為した者たちを呪った。
哭き、慄き絶望した淵で昏く暗い夜に落ちていった。
“英雄”によって命こそ繋いだが
かの幼子は短い一生の全てを一夜にして喪った。
暗い夜の、雨の降り頻る日のことであった。
雄英高等学校ヒーロー科 入試実技試験会場D。
市街地を模した、エネミーロボットと受験生が入り乱れる
まるで白昼夢である。
青々としていた快晴の空だった天上へ、真っ黒な暗雲が渦巻き一挙に押し寄せる。その暗雲の中心に開いた台風の目のような大穴はそれを見あげ覗き込むものたちを丸呑みにする。青く陽の輝いていたはずの空が
たちまちに暗くなった会場に、そこにいるすべての人々が声を上げる間もなく突如として雨が降り頻り雷鳴が地を揺らした。これは轟々と音を立て滝のごとく、全てを叩き下しあらゆる音と叫びを掻き消し暗幕の中へ覆い隠してしまう夜の雨だった。
「な、なんだ…!?新しいギミックか…?」
「くそっ音が聞こえねぇ!こんなの災害級の大雨だぞ!」
「足を取られる…!?もうこんなに降ったってのか!異常だぞ中止しないのかよ!!」
そんな受験生たちの響めきに、映像を見ていたプロヒーロー、プレゼントマイクは独り呟く。
「リアルタイムで見てたが、こいつはシヴィー以上になかなかヘヴィーだぜ…!」
手元に用意された入学実技試験の工程表にこの展開はない。ましてやこの大雨が降っているのは
0ポイントの大型ロボット投入を目前にしたタイミングで天候が急変したことでシーケンスを止め試験を中止すべきだったのではないか。そう受験生の一人が発した「災害級の大雨」の文字が脳裏に反芻された
「…落ち着け13号。プロヒーローが簡単に動揺するな冷静に俯瞰しろ。これは“個性”による攻撃だ。…それに今からヒーローになろうって連中が不測の事態に対応できなくてどうする。…普通にやるよりまだ良い試験になった、合理的だ。」
その言葉と同時に、試験場を映すスクリーンが試験場Dを拡大する。
大雨に打たれその雨水が回路に侵入したことで緊急停止したロボットの死屍累々が連なる向こう側。すぐ外側では豪雨が全てを穿つのに対してただ一角のみ、静寂に包まれ星空が見下ろす空間がある。その台風の目の中心に“彼”は居た。
右に二本左に一本の腕を擁し、左の手を顔の前へ持ってきて片膝をつく少年が。不恰好に見えるほど体躯に対して大きな男の右腕と、女性のようにしなやかで細く長い左腕と、背格好と相応に小さく非力に見える右腕という三本腕の異形型だった。だらりと垂れた右の二本のうち小さな手の方に、両刃共にボロボロで今にも砕け散りそうな片手剣を握っている。
全身を剣の刃によって首から足の先まですっぽりと守るように覆われ、鎧を着込んだ騎士を思わせる姿であった。
左手に隠されており顔がよく見えないが、腰ほどまで伸びた紺色の髪の先からさらに黒と群青の混ざったようなオーラのようなものが帯状の形質を見せつつしかし形を保てず靄となって波状に伸び広がっている。頭上で瞬く星の全てが“彼”を視ているかのように、じっとりとまとわりつくような暗さを帯びる周囲に対して彼の周囲だけが柔らかに星光で照らされていた。
夜になったことか雨を降らせていることかあるいはその両方が“彼”に備わった個性であるとさも主張するように。
それからかの映像の中、試験場Dではさらなる試練が下される。突如襲った大雨に動揺させられつつも、自らのやるべきことへ思考を戻す受験生が現れ出す試験後半に差し掛かった時間帯だった。次に上がった受験生の悲鳴はさらなる脅威の到来を叫ぶ。
「この揺れ…あれは…いくらなんでもデカすぎるだろ!?」
六つ目を思わせる赤いライトが暗くなった試験場を照らしつける。巨大で重厚な履帯が水没した路面をものともせず踏み締め、叩きつける雨のことごとくも装甲で弾きながら悠然と姿を現す巨大ロボット。実技試験の「お邪魔虫」こと、0ポイントロボットであった。
「ぐっ、宵闇は好都合だったがこれ以上は…ッ!や、ヤめろ!!
奇しくも“彼”と同じ試験場に割り当てられていた、黒い鳥の頭を持つ少年が苦悶の声を上げる。試験の中盤から暗雲が雨を降らせる中、夜が訪れ更けていく闇の中で躍動していた彼にとってどこもかしこも黒い影に覆われた“夜”は独壇場も同然であった。しかし
「(嗚呼、どうか もう止められない、頼む逃げてくれ…!)」
少年の視界にはない、が同時に彼ら二人へ0ポイントロボットの振り上げられた著大な拳が振り下ろされようとしている。
不意に鈍い銀色の“彼”の肢体が、まるで糸に操られた人形のようにゆらりと揺れ動く。
右の大きな腕が“彼”の背中に飛び出した剣の柄のようなものを掴んだ。そして夜鳴くような音を立てて大きな右腕が背中を離れる瞬間、甲高い金属の叫びと大きな爆発を思わせる衝撃波が広がった。地面に足首ほどまで溜まった水が弾け飛び大波となって視界を遮る。
「…!?」
押し寄せる水を地面へ爪を立てるようにして影を用いて咄嗟に耐えるが、全身を上から叩きつけるように襲った圧力に耐えかね膝をついた。それから影と化した少年が、なんとか顔をあげ目を見張る。
燻んだ深い青の剣身を持つ大きな剣。身の丈を悠に超えたいわば「特大剣」ともいうべきその剣が上にあったのだ。そこから視線を動かせばすぐ右の腕の一本でくだんの特大剣を持ち支える“彼”が、その上には0ポイントロボットの振り下ろした鉄塊のごとき拳を分厚い剣で以て盾がわりに受け止めたのが目に映る。
「無事、?」
ふり絞られて出る“彼”の声は、痛みを叫び助けを喚ぶ声ではなかった。ただ目の前の、
しかし今なおギシギシと金属の軋む音が“彼”の身体中から鳴っている。
そして気がついて、影の少年は自らの手を見る。先程まで、“彼”に牙を剥かんとしていた
「大丈夫っ、大事にはなってない!それより、名前は」
腹部を隠すように左手を相手へ差し伸べる“彼”。動転する影の少年だったが、かろうじて言葉を返した。
「…常闇、だ」
澄ましたような声色に対してしかし常闇の見た“彼”の顔は、相貌は。さめざめと涙を流していた。それに目を奪われて硬直する常闇だが、それにすら気を止めず“彼”は矢継ぎ早に続けた。
「常闇、私は暗夜。点数にはならないけど、共闘しないか。私だけでこいつ相手は、少し荷が重い!」
さらに暗夜は言葉を続ける。しかしその間にも軋む音は激しさを増し、ついに堪えきれず片膝をつくが“彼”はまだ耐えようとしているのだ。
そして差し伸べた左手で周囲を指さして言った。
「周りには私が降らせた“雨”のせいで逃げ遅れたのが山ほどいる。彼らを巻き込みたくないんだ、力を貸して。」
ざあざあと降る雨の音と激しく鳴る自らの鼓動と喧騒とを含めても、常闇にとって夜の声は驚くほど通ったものに感じた。まるで自らの内側の、
「承知した…!ダークシャドウは今なら疾い。気を引きつつ彼らを逃そう!」
暴走していたはずの
「ありがとう、常闇。奴の気はこっちで引く、
“彼”の剣の影から後ろへ飛び退くと同時に、“彼”はその特大剣を一手に斬り上げ0ポイントロボットの巨大な腕を弾き飛ばす。そして左腕を右の肩の上あたりへやり何かを掴んで腕を戻す。するとそれぞれ自身の体よりもよほど大きな特大剣と、長身で幅の広い無骨なロングソードと、細やかな装飾の施された短剣を手にした三刀流へ変わっていた。
特大剣の大振りな攻撃の隙をロングソードと短剣が補い、またその間に特大剣が構えを取り直す。絶え間なく斬撃を与えながら不意に特大剣が暗いオーラを纏い、円弧状の剣の軌跡が描いた残光を飛ばす。常闇や倒れ伏す受験生を巻き込まない位置で放たれた攻撃から大型ロボットの注視を引き、その場から引き剥がすように“彼”は動き始めた。
その騎士の如き輪郭と姿勢に刺激を覚えつつ、常闇は明瞭になった視界と思考の中でさっと切り替える。
「…暗夜はこの雨も夜の如き暗さも己が個性と言っていたな」
三本の大小異なる剣を巧みに操り巨大なロボットを相手に大立ち回りを演じる“彼”がそう口にしていたことを思い返す。
「…危うく恩を仇で返すところだったぞ
『チクショウ、調子ニ乗ッチマッタナ!』
「だがお陰で想定よりかなり稼げたはずだ、暗夜にありったけ返さねばな!」
『アァ』
昨日までの、いやつい数秒前の自分ならば足の竦むような巨大な0ポイントロボットに対してですら今なら軽く足が動く。そして常闇は深き夜を滑るように駆け出した——
常闇は暗夜と巨大ロボットの斬撃・殴打の応酬を横目にしつつ、暗夜が0ポイントロボットを釣って引き摺り出したことで安全圏となった地帯の怪我人を目のついたそばから担ぎ上げる。そして大通りをとにかく死に物狂いで、背後から響く剣戟に急かされるような心持ちになりながら
しかし常闇が見渡してみればもはや逃げ遅れた者は見当たらなかった。先の往路だけで巨大ロボットの足元付近で倒れた怪我人を運び終えていたようだと常闇は合点し0ポイントロボットへ猛追する。
雨の音に負けないよう一杯に声を張りあげて言った。
「暗夜!今戻った、加勢するぞ!」
「ッ!助かる」
暗夜は常闇に応えつつ、右の特大剣を脚部の付け根目掛けて中段に構えていた。
地面と自分たちを強かに叩きつける雨の下にあってなお、やはりお互いの声が普段以上にはっきりと聞こえるようである。
「足回りを先に破壊!視界に気をつけて…!」
「承知」
“彼”の中段に構えた特大剣が深い青さの光を放つ。次の瞬間暗夜の取り付いていた巨大ロボットの左脚部で暗い夜が、夜そのものとしか形容のしようがない星の煌めきを纏った闇夜が炸裂する。それからゆるりと舞うような動きで深々と突き刺さった特大剣を引き抜くと暗夜はこれを大上段に構え直し再び突き刺した。先ほどよりも大きくそして深い夜の闇が溢れ出し周囲に溶け出しながら弾けていく。
暗夜の攻撃が炸裂するのを横目にしつつ常闇もまた“彼”の反対方向にある脚部へ取り憑き影の爪を振り上げる。
「やる…!往くぞ
『アイヨォ!』
だがいくら0ポイントのお邪魔虫役とはいえその装甲は堅牢の一言に尽きる。普段のように爪を用いて切り開かんとするが致命傷には至らない。
「クッ、硬いな…!流石に大きいだけはある、他と同じようにはいかないか!」
頭上では大きなロボットの腕部が振り上げられる。
もちろん、
そこで暗夜の声が彼の中に入り込む。
「常闇 願え!それを叶える力は
途中で途切れたように聞こえる言葉の続きが不思議と常闇の内側へ渦巻く。その瞬間、降り注ぐ雨が止んだ。否、降り注ぎ地面を叩く雨粒の一つ一つが空中に静止する。頭上に迫る鉄塊の如き腕もピタと動きを止め石像のように硬直していた。
——オマエはどう為りたい
常闇の中で一際大きく鼓動が一つ鳴る。
「夜の闇に広がる巨大な影に…!路地裏の仄暗く湿った
常闇の口を突いて出た言葉が圧縮された時間の中で夜に溶け出していく。
「光の側では手の届かない、深淵の中から手を差し伸べるヒーローに」
ふと止まった時の中で、遠くに佇む
「
明るく照らす月もなく
常闇は
——夜とは影である。
教員たちの見る映像ではその間僅か一秒足らず。二人の受験生が大型のロボットを前にアイコンタクトを交わした。
雨水の溜まった水面が、真っ黒な地面が盛り上がり、一つの生き物のように蠢きを帯びる。
違う。
夜によって広がった暗がりに、同化し巨大化した
「脚と腕は奪った!トドメは任せたぞ暗夜!!」
『カッ飛バセ!』
常闇の言葉に応える声はなく、しかし“彼”はその剣で応える。右のロングソードを上段に構えた暗夜が、その切先が夜を切り裂いていく。
降り注ぐ夜の雨が、降り注ぎ地に溜まった雨水が、剣の帯びた夜露が瞬時に凍てつく。振り下ろされた剣は0ポイントエネミーにかすりもせず宙を切る、だがその斬撃は氷嵐を纏い真空波を伴った。
長く雨に打たれ続けたことで装甲の継ぎ目を腐食され、回路基盤に届かずとも機体全体を雨に濡らされた巨大ロボットは瞬時に氷結。膨張した水分に内側から圧迫されさらには飛ぶ斬撃の衝撃が直撃したことで一挙に罅が広がり爆砕する。
やがてその斬撃が空を覆った雲をも霧散させ、試験場Dに元の青空が戻ることとなった。
『実技試験会場D記録終了——』
電子的に映像記録の終了を告げる音が鳴った。他の受験生であればここまでに集計された撃破数や救助数による得点の換算が行われるところだが、この度ではやや異なった空気が場を支配する。
ややあって最初に顔に傷を持つスーツ姿のネズミ——根津校長が驚きの声を上げた。
「受験証に乗せられた登記によると名前は暗夜 律、個性『
志しが意思だけに留まるのではなく実力も伴っている、と根津校長は高く評価を下しつつも問題点を指摘する。
「ただ、あの雨による功罪に目を向けるべきだろうね。ただ雨に打たれた程度じゃビクともしないように作られたはずのロボットを行動不能に陥らせたあの雨は、検分調査によると強い腐食質を持つのさ。」
一息置いてさらに彼は続ける。
「その腐食雨が他の受験生に害をなした記録はないけど、あの状況ではそうなっていても不思議じゃない。実際、受験生の中には音が聞こえなくなったと証言する者もいるからね。」
勿論あの実力までよく育て上げたものだと思うよ、と労いの言葉を最後に付け足しつつ講評を終えるが以前として教員間の空気は凍てついている。
「…自分の子供に雄英を受けさせる行動にとやかくいう気はありませんが、推薦枠も使わないとは非合理的に過ぎるんじゃあないですか?
——カスミ先輩。」
その声に眉を顰める、二対の翼と長い尻尾を持つ異形型ヒーローがいた。“彼女”はこの入学試験において審査員を外れていながらもこの場には留まっている。傍には同じような事情を持つヒーローが干からびた顔を“彼女”へ向けていた。
「…私の子ではないよ、『イレイザーヘッド』。私は律の母にはなれなかった、身元保証人が関の山だ。」
その静かで冷徹なただし刺々しさは感じさせない声が自戒のような響きを持って鼓膜を揺らす。しかしイレイザーヘッドはそれで引き下がることがなかった。
「ご家庭の事情ははかりかねますが、“彼”を雄英に入れるというのは反対です。ましてやヒーロー科など、わざわざ身中に虫を引き入れるようなものだ。」
その物言いへ即座に待ったを掛けるのは“彼女”の傍で採点を見守る干からびた躯体のヒーローである。
「まあ待て相澤君、流石にそれは言い過ぎじゃあないか。“彼”の背景がなんであれ立派なヒーロー志望なんだぞッ!それに校長先生の言うとおり、彼はあの土壇場で自らに牙を向いた受験生を庇うまでした。実力もその心意気もヒーロー科に充分、いやプロヒーローでもあり得るくらいじゃないか。」
しかしイレイザーヘッドは断固として譲らない。むしろ語気を強めて言うのだった。
「だからこそ危ないと言っているんです『オールマイト』。“アレ”の背景の危うさは、貴方ならカスミ先輩…——いや、『カリゴ』先生の次か同じ程度には知っているはず。」
「グッ…し、しかしだね——」
言葉を詰まらせながらこちらも食い下がる気配のないオールマイトの言葉を遮って、渦中にある“彼女”『古竜』カリゴが重い口を開いた。
「イレイザーヘッドの危惧は、尤もだ。」
それを聞き届けたイレイザーヘッドはしかし怪訝な視線をカリゴへ向ける。そして何かを口にしようとしてそのまま閉口した。“彼女”の続く言葉を促すように視線をやるとカリゴは言葉をゆっくりと紡ぎ出す。
「私も情けないながらまさか律がヒーロー科を受けるとは受験日の前日まで知らなかった…受験料なんかは全部言われた通りに払うくらいにしかしていなかったから…。」
(それは仮にも子供の保護者としてどうなんだカリゴ先生…)
という胸の内の声が人知れず合唱となるがその空気を意にも介さず、と言うよりも言葉を発することに精一杯で気にするいとまも無く“彼女”は続けた。
「“彼”の存在が、かの巨悪との結びつきを我々も知覚できないまま形成してしまうと言う可能性を捨てることは出来ない。…それに律が試験中に見せたあの個性の使用方法、他者に干渉すると見えるそれは…個性の扱いの未熟さと先の危険性も相俟って無視できない危険因子。」
くしゃりと崩れてしまいそうなほど思い悩んだ表情を見せつつも澱むことなく言葉を編んでいくその竜に、言葉の重みに部屋全体が半ば気圧されている。
そして“彼女”はそれでもと、顔を少し晴れさせて言った。
「私は、“彼”の行く末を見守りたい。“彼”が——律が一度は志したその道に、どう立ち向かって何が変化してどう変化
部屋全体が息を吐く。ある種の納得を得た者もいれば未だなお懐疑を抱く者も在るが総意としてややカリゴの側に傾く様相を呈している。
成り行きを見ていた根津校長がそっと軽い声色で告げた。
「それじゃあ合否は決まったようなものサ!」
常夜の王、常闇踏影…似てるな…
と言うだけで書いたのでn回目の初投稿です。Humanityと申します。
かれこれ一年半ほど温めてきたものをようやく
「ちょっと出してみるか」
と踏ん切りのついたばかりの作品ですので未だ続きは予定しておりません。
また他にも最新話の投稿を待つ作品が——数年前の作品を待っておられる方がいるのかわかりませんが、ともかくありますのでそちらを出来れば優先したい所存でございます。何卒ご理解のほどよろしくお願いします
(筆が乗れば前例の通り続きます)。
以下のうちから最も当てはまるものをお選びください。
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ヒロアカ知ってる/ナイトレイン知らない
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ヒロアカ知らない/ナイトレイン知ってる
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百智卿