リンファルス王国の一人っ子王子に転生したロドは、覇王の素養ある者にのみ現れる聖人の加護が宿るとされる『王の紋様』を持って生まれた。しかし、魔力が極めて少ない『小児枯魔力症候群』と診断され、乳幼児期を隔離生活することとなる。
五歳の『聖人顕現の儀』にて、最悪の聖人を宿したと判定され、それからしばらくして国は侵略されて滅亡、王家は根絶やし……という救いない結末を迎える直前であった。
そのような状況において、生前、父が懇意にしていたルドガン王国が戦火の中、命懸けでロドを亡命させてくれた。
だが、ルドガン王国もロドの亡命を隠匿する必要があり、ロドはいくつか提示された選択肢の中から、名前や地位を捨て去り、魔術孤児院に入ることを決断した。
名もなき魔術師となり、いつかルドガン王国に恩義を果たせたらなぁなどと思いながら。
五歳の『聖人顕現の儀』にて、最悪の聖人を宿したと判定され、それからしばらくして国は侵略されて滅亡、王家は根絶やし……という救いない結末を迎える直前であった。
そのような状況において、生前、父が懇意にしていたルドガン王国が戦火の中、命懸けでロドを亡命させてくれた。
だが、ルドガン王国もロドの亡命を隠匿する必要があり、ロドはいくつか提示された選択肢の中から、名前や地位を捨て去り、魔術孤児院に入ることを決断した。
名もなき魔術師となり、いつかルドガン王国に恩義を果たせたらなぁなどと思いながら。