65:名無しの百鬼夜行生 ID:nYRkUr7dv
【速報】百花繚乱紛争調停委員会、正式に解散要請発令【解散】
67:名無しの百鬼夜行生 ID:x86L2sfuF
もう終わりだ猫の学院
68:名無しの百鬼夜行生 ID:nDnsrMeuD
治安維持組織の解散が要請される学園とか聞いたことないんだよなぁ……
69:名無しの百鬼夜行生 ID:OebHbeeax
なんか最近活動が不調っていうか、問題が起きても来なかったり遅かったりするなーとは思っていたけれども
解散要請て
71:名無しの百鬼夜行生 ID:Zkwa+5y2g
TOP1,2そろって行方不明ってマジ?
74:名無しの百鬼夜行生 ID:NaRGGpPxh
最近見たって話が全然ないっぽいしね
インフルエンサーがSNSに情報求むって書いても確かな話は全くないってさ
76:名無しの百鬼夜行生 ID:JQ6zHuH02
うちのところ、祭りと言わんばかりに早速魑魅一座が騒ぎ始めてるんだけど
77:名無しの百鬼夜行生 ID:O+mGpxqE4
え?これからはヤクザ者のされるがままってこと?
改めて終わりだわこの学校
78:名無しの百鬼夜行生 ID:Y1aZHjhq+
ヤクザ者同士の抗争すらあり得る
昔、規模のでかい集団がぶつかって双方壊滅した時とかあったなぁと
あの時は紛争調停委員会が紛争後始末委員会だった
81:名無しの百鬼夜行生 ID:vzOY9ZoXR
連中数だけは多いからなぁ……
84:名無しの百鬼夜行生 ID:B1eB2W5D3
どっかで訓練受けたやつか、天然強者でもいないと同数でも被害多すぎ
まして規模の小さい部活だと蹂躙だろうな
87:名無しの百鬼夜行生 ID:+20+18Rcf
生きにくい世の中になったなぁ
まだ卒業まで2年あるっていうのに
90:名無しの百鬼夜行生 ID:OisuUQBPv
紛争調停委員会はもうだめなん?再起の目なし?
91:名無しの百鬼夜行生 ID:3EMgHnccw
わからん
連中の詳しい内部事情まではそれこそ中の人がいないと
92:名無しの百鬼夜行生 ID:OWkdRf2a0
中央区より石垣優歩道寄りの方の地区は修行部の人らにヘルプ頼むと助けてくれたりする
93:名無しの百鬼夜行生 ID:guglb7R+j
修行部?
94:名無しの百鬼夜行生 ID:+M8f8q8pG
それぞれの目標に向けて修行しつつ、互いに助け合う部活……なのかな?
けっこう強いよ
96:名無しの百鬼夜行生 ID:PEKYVKkD+
百花繚乱が動き悪くなってからはパトロールとかしてくれてるよ?あの人ら
99:名無しの百鬼夜行生 ID:uyfTrHiuc
あー。
百花繚乱以外でも武闘派の部活とかにお願いするってのもありなのか
100:名無しの百鬼夜行生 ID:bFbnc+vlW
お菓子の差し入れとかでやってくれるかな……
101:名無しの百鬼夜行生 ID:riqvrvkev
言うて武闘派の部活なんてそんな知らないぞ
102:名無しの百鬼夜行生 ID:7U8utGKHN
規模の大きいところだと……
武士道部とか?
百花繚乱紛争調停委員会の機能不全。
それは、ただ暴れるだけの暴徒まがいの生徒から闇に潜む悪徳大人にまで、誰しもにとってもわかりやすい治安崩壊の狼煙となった。
通りの表店を荒らすチンピラに始まり、恐喝・談合、挙句に禁制品の密輸まで。表ではいまだ波風立たないように見えて、水面一枚下では暗い悪意が渦巻き始めていた。
それが徐々に表へと実害が出始めたことで、住民たちはそれぞれが知る腕の立つ生徒に助けを求めはじめるようになった。
求められた側も、あるものは断り、あるものは応じた。個人であったり、部単位、あるいは有志による自警団とその形式はさまざまであったが、ある町ではとある道場を部室に使う武士道部へと声がかけられた。
求めに対し。武士道部一同は快諾を返した。
何を隠そう彼女らは青資秘密学園からのスパイたちの集団。集団としての隠れ蓑として部を立ち上げはしたものの、原作での重要校とみなされていなかったがゆえに特段スパイとしての重要な役目を持つわけではなかった。故に普段は個々の剣を修めんとばかりに修行に励む日々を送っていた。
行ってしまえば時間を持て余していた彼女らは降ってわいた新たな部活動にも熱心だった。
422:名無しの青学生 ID:pV8mK3dRa
武士道部か〜
なんとなく新撰組っぽい感じなのに浪士側エミュも戦国勢もいてカオスだったなー
423:名無しの青学生 ID:tQ6bN2xHe
もともと剣術や剣道かじってたのが中心メンバーだったからね
そりゃ憧れるのはそっち系よ
型月率も高かった
424:名無しの青学生 ID:kR4tY8sUa
頼られたからか変に気折っちゃってさぁ
結果的に怪しいところに踏み込んでの御用改めである!
なんてしちゃってたのがよその学園に関与しすぎッてことで
中心メンバごとごっそり引き上げって言うね
425:名無しの青学生 ID:tQ6bN2xHe
うきうきでやった御用改めでニャン天丸関連の事業をつぶしてたっぽいのがわかっちゃったのがね
桜花絢爛イベ後で致命傷は避けたがやばすんぎ
保守派バチ切れよ
426:名無しの青学生 ID:pV8mK3dRa
七武が出したコメントのスパイの自覚無いんか?(意訳)は草だった
427:名無しの青学生 ID:dL9wF5jCs
最後の頃はもう自認すらも学生っていうか幕末志士だったらしいからな
スパイが世直して
428:名無しの青学生 ID:bH2qZ7nEm
テクスチャ剥がれて神秘の出力上がってたのを修行の成果と思ってたらしいけどうっすらテラー化してたんだっけ
429:名無しの青学生 ID:uA3gJ6vTy
当時めちゃめちゃ注意喚起回ってきてたの怖かったでやんす
430:名無しの青学生 ID:tQ6bN2xHe
神秘研究の発展には寄与したらしいと言ってもなぁ
431:名無しの青学生 ID:eM5rW8kPo
じ、人体実験
432:名無しの青学生 ID:fN7yC4aDx
連中止めるのにジェダイが駆り出されたって話マジ?
433:名無しの青学生 ID:kR4tY8sUa
マ
連中も内心うすうすおかしいとは感じてはいたのが救いっちゃ救いか
部長同士の一騎打ちで決着したら残りもおとなしく従ったそうだが
434:名無しの青学生 ID:pV8mK3dRa
自認近藤勇VS自認オビ=ワン・ケノービとかいうカオスなマッチング
435:名無しの青学生 ID:dL9wF5jCs
あいつどうにあケノービ要素保とうと意地でも長髪維持してんのホンマ草なんよ
436:名無しの青学生 ID:fN7yC4aDx
努力の仕方を間違えてんだよなぁ
かつて誰かが開き、今は武士道部の部室となっている道場で、近藤イサミはローブ姿の少女と向かい合っていた。二人の間に置かれた座卓には書状が一通あり、帰還を命じる文言に続いて、ここにいる部員全員の名前が並んでいる。
自治区を出る前からの付き合いもあれば、こちらへ来てから加わった者もいる。剣を習いたいと訪ねてきた者や、一人で続けるよりはと誘った者。そのいずれもが今は壁際に控え、イサミが書状から顔を上げるのを待っていた。
「今日中にも発て、と、いうことか」
「そうだな。荷物は後からでも送れる。取り急ぎ必要なものだけ持ってほしい」
小尾ハジメの返事に迷いはなかった。膝に置いた手はローブに隠れているが、腰に下げた金属製の筒は、座っていてもすぐ手の届くところにある。
「この町の治安について、七武は何か言っていたかな」
「いや、なにも」
「……では、これは受け入れられない」
イサミは書状から手を離し、両手を膝へ戻した。
「昨日も店が一軒荒らされた。私たちが着くまで、店主が一人で戸を押さえていたそうだ。相手は六人いた」
「そうか」
「明日はどこへ行くと思う」
ハジメは態度を崩さなかったものの、付き従ってきた二人のうち、一人が気まずそうに視線を逸らした。それに比べれば自分の後ろにいる部員たちは、誰も帰還の話に頷こうとしない。町を放ってはおけないという点では、意見を確かめるまでもなかった。
ただ、その意気の高さがイサミには気掛かりだった。けがを押してこの場に出ている者もいれば、着物の下に包帯を隠している者もいる。町が襲われるたびに出動を重ね、ようやく戻ったと思えば次の見回りへ向かう日々で、目が血走っている程度ならまだ軽い方だった。以前より明らかに様子のおかしい者もいるのに、助けを求める声を前にすると、誰も休むと言い出さない。
せめて一日くらい休ませたかったが、その穴を誰が埋めるのかと考えると、イサミ自身も部員の申し出を退けられずにいた。
「君たちの状態も報告されている」
ハジメに言われて膝の上の指を開くと、手のひらには爪の跡がついていた。いつから力を入れていたのか、自分でも分からなかった。
「……承知している」
「なら、今のうちに戻ろう」
「戻ったあと、この町で何が起こってもか」
すぐには返事がなかった。後ろの二人も口を挟まず、イサミを見ている。
「だとして、ここに残していいとは言えない。秩序は、守られねばならない。まして我らは……」
イサミは言葉の続きまで聞かずに書状を畳み、折り目を押さえて座卓の中央へ戻した。
「私が負けたら、全員で帰る」
壁際で衣擦れがし、声を上げかけた部員を手で制する。自分たちの異変を知らない者はいない。それでもここに残ると決めた以上、帰れと言われて頷くだけでは済まなかった。
「帰還を命じられたのは私たち全員だ。だが、活動を決めたのは私だ。我らの意思をくじこうというのであれば、それだけの威を示せ」
こちらを見据えるハジメに、イサミは言い添えた。
「もとより、その想定でお前たちが来たのだろう」
腕を買われて町の警備を任されるほどの集団を、無理に連れ戻すとなれば相応の人数が要る。まして武士道部は銃弾をものともせず、間合いを詰めて戦う者ばかりだ。青学の治安組織を動かして数で押さえようにも、他校の自治区へ大部隊を送り込んでは、帰還命令どころではなくなってしまう。
だからこその秩序守護部だった。ハジメたちが三人で来たのも、話し合いだけで済むと思っているからではないだろう。
「決着がついたあと、互いのほかの部員は手を出さない。それでいいか」
「私から約束する」
イサミが振り向くと、頷いた者の隣で、唇を結んだままの者がいた。最後に手首へ包帯を巻いた部員が頭を下げたのを確かめてから、彼女は立ち上がった。
道場の前庭には白い砂利が敷かれている。普段なら朝の稽古のあとで均しているが、今日は門と縁側を行き来した足跡が何本も残っていた。武士道部の面々が縁側へ並ぶ一方、秩序守護部の二人は門の左右へ分かれ、どちらも銃には触れずに待っている。
イサミは羽織を預けると、背へ流していた長髪を紐で結った。刀を抜いて鞘を差し出したものの、受け取った部員がなかなか手を離さず、少し待ってからその顔を見る。
「頼む」
部員が下がるのとほぼ同時に、四間ほど先で青い光が伸びた。低く唸る音が道場の戸に反響する中、イサミが正眼に構えると、ハジメは左手を前へ出し、光剣を握った右手を弓でも引くように顔の横へ置いた。
あの刃を相手に普段の稽古のつもりで受ければ、刀身ごと断たれる。鍔競り合いに持ち込むこともできない以上、斬り込んだあとまで見越して刀を運ばなければならなかった。対するハジメは足裏で砂利を踏み固めることもせず、右足をわずかに前へ出して待っている。肩や肘に余計な力は見えず、切っ先もイサミから大きくは外れない。
その目蓋が呼吸に合わせて落ちたところへ、イサミは踏み込んだ。
袈裟に下ろした刀を断とうと青い光が回るのを見て、両手を引きつける。刀身が触れる手前で斬撃を止めても、足までは止めずに左へ運び、空を切った光が戻る前に首筋へ刀を返した。ハジメは半歩退いてかわし、そのままイサミの踏み出す足を狙って刃を払ってくる。
刀で払えば、その刀を失う。イサミは脚を引き上げて光を逃れ、着地とともに刀を振り上げたが、そのときには既に相手の構えが戻っていた。切っ先こそ襟元へ届きかけたものの、あと一歩を詰める間を与えてもらえない。
二度、三度と攻め直すうちに、その防御の巧さが分かってきた。ハジメは刀を追って振り回すような真似をせず、イサミが打ち込もうとする先へ短く光刃を置いている。こちらが刀を引き戻さざるを得ない間に足を運び、次の攻撃が来る頃には、もう身体の正面を守っていた。退かせることはできても、同じように追うだけでは決められそうにない。
イサミは右肩をわずかに上げ、上段からの打ち込みを見せた。踏み込む直前に切っ先を下げて胴へ向けると、ハジメの右手が動き、下から刀身を断とうとする。
今度はその動きに合わせて突きを引いた。光が下を通るうちに相手の左へ踏み替え、左肩へ切っ先を送り込む。ハジメが身体を捻っても間に合わず、刀は外套を裂いて肩先を打ち、その左腕を跳ねさせた。イサミはさらに押し込むことなく刀を引き、戻ってきた光刃の外へ抜く。ちぎれたローブが玉砂利へ落ちるのと同時に、縁側の一人が腰を浮かせた。
「動くな」
視線はハジメに向けたまま、部員へ告げる。相手は打たれた左肩をわずかに引いて構え直していたが、前へ出していた手を柄へ添えた際、一度だけ指を開いて握り直した。腕に響いているのだろう。
「まだ続けるか」
「ああ」
短い返事を終えるより早くハジメが横へ動いたので、イサミもその後を追った。踏み込もうとする先には青い刃が低く差し出されている。ここで止まれば、また距離を取り直されると踏む場所を変えたところ、右足が思ったより深く沈んだ。
足裏が砂利の下で滑る。踏み直すところへ両手を狙う光が迫り、イサミは反射的に刀を立てかけたが、寸前で思いとどまった。柄ごと引いて腕を畳み、半身になってかわすと、袖口が焼けて手首へ熱が走る。逃げるばかりでは追われると、そのまま左肩をぶつけて相手を押し退けたものの、離れ際には右の脛を蹴られ、こちらもすぐには踏み込めなくなった。
追撃が来ないのを幸いに足を引き、ハジメの位置を確かめる。既に正面から外れていた相手の足元には、自分の残した深い窪みを避けるように浅い跡が続いていた。イサミが強く踏むたび、その足を軸に横へ回られている。まともに追いかけていては、足場を崩されるばかりだった。
歩幅を狭め、今度は斬り込むより先にハジメの動く方へ身体を寄せた。肩口を狙って横に走らせた刀の前へ光刃が戻るが、触れる前に止めて引くところまでは変わらない。その戻りを追う光から手首を逃がしつつ、刀の代わりに右肩を相手の胸へ押し込んだ。
ハジメの踵が砂利を掘ったところで柄を短く持ち直し、光刃の外から脇へ切っ先を向けようとしたが、それより先に腹へ左拳を叩き込まれた。息が詰まっても間合いを開けるわけにはいかず、イサミは相手を肩で押し、腰を離すとともに胸を蹴って突き放す。
ハジメは後ろへ飛ばされながらも砂利を蹴散らして踏みとどまり、咳き込みつつ右手の刃をこちらへ向けていた。イサミも追おうとした途端に腹が痛み、蹴られた脛に体重をかけきれず、柄を握り直して足を止める。焦げた袖口にはまだ熱が残っていた。
この頃の見回りで遭う連中は、刀を抜いただけで逃げることが多かった。退かない相手を倒しても部員を連れて戻る余裕はあり、稽古を重ねた成果が出たのだと喜んでいられた。自分たちがいれば町を守れる、という部員たちの言葉にも、その都度頷いてきた。
左肩をかばいながら立つハジメを見て、イサミは刀を上げ直した。ここで負ければ、全員を連れて帰ると約束している。相手も苦しいはずだと、呼吸が整うのを待たずに距離を詰めた。
先ほど捉えた左肩への突きを見せても、ハジメは動かなかった。刃を身体の前に残して刀を待っているため、突きは出し切らずに下へ回し、脚を引かせたところで上から斬り下ろす。青い光が上がるより早く肩口へ届いたが、今度は身を捻られ、裂けていた外套をさらに切り下げるに留まった。
イサミは刀を返して喉を狙い、その前へ戻った光刃を避けるために身体ごと横へ回った。肩が出ればそこへ斬り込み、光が戻れば刀身を外して、退くハジメへ足を進める。そうして間を詰め続けるうち、相手の左足が踏み荒らされた窪みにかかり、身体の動きが遅れた。
ここで決めるつもりで振りかぶると、ハジメの右膝が砂利へ落ちた。左手は柄から外れ、片手になった光剣は低い位置へ向いている。
頭上から刀を下ろしたイサミに対し、ハジメはその右側へ身を沈めながら、手首を返して刀身へ光刃を向けた。今のまま振り抜けば、届く前に刀を断たれる。イサミは両腕を引いて切っ先を頭上から外へ逃がしたが、踏み込んだ右脚まで戻す余裕はなかった。
そこへハジメの左足が伸び、右膝の内側を蹴り開く。踏ん張ろうとしても砂利が足の下から逃げ、上体を立て直すより早く右手首を掴まれた。ハジメは起き上がる勢いのまま脇へ入り込み、刀を引き直す間合いまで潰してくる。
イサミは左手を柄から離し、肘を相手の肩へ叩き込んだ。先ほど打ったところへ当たったのか、ハジメの顔が歪み、手首を掴む指が緩む。そのまま引き抜こうと力を込めると、今度は腕ごと下へ引かれた。ハジメは左肩をイサミの脇へ押しつけ、光剣を握る右手だけは二人の身体から遠ざけている。
左手で肩を押し返し、右足を戻そうとしたが、踵の後ろには既にハジメの足が入っていた。支えを刈られた身体を起こそうにも、掴まれた腕を捻り込まれて踏ん張れない。倒れながら外套へ伸ばした左手も届かず、刀を握る右の指が開いた。
背中を地面へ打ちつけた直後、右肩に膝が乗った。腕を持ち上げようとすれば肘が痛み、腰を捻って起きようとすれば、喉の横へ下りてきた青い光が近づく。落ちた刀は指先より遠く、左手を伸ばしかけても肩を押し込まれて届かなかった。
すぐそばで息をするハジメの左肘も下がっており、掴まれた手首には、その腕の震えが伝わってくる。イサミの脚にはまだ力が残っていたから、ここから暴れれば抜け出せるのではないかと、地面についた左手へ体重をかけた。
「部長!」
縁側から呼ばれて顔を向けかけたところで、刃の熱が頬へ伝わった。刀を取り落とし、身体を押さえられたあとで、まだ暴れようとしている。部員たちの前で交わした約束を思い出し、イサミは踏ん張っていた脚を下ろした。
「来るな」
掠れた声を聞き返されないよう、唾を飲み込んでもう一度告げる。
「私の負けだ。手を出すな」
駆け出しかけた部員が縁側で止まった。イサミが左手を開いて地面へ置くと、ハジメも右腕を押さえる力を緩めたが、光刃は身を起こし終えるまでこちらへ向けられたままだった。
落ちた刀を拾おうとして、柄を靴で押さえられる。
「そちらは、こちらで預かる」
「……ああ」
差し出された右手を借りて立ったものの、痛む脚で体重を支えきれず、一度膝が揺れた。縁側には部員たちが立ったまま並び、誰も帰り支度に動こうとはしない。イサミは一人ずつ顔を確かめ、道場の中を指した。
「見回りの記録をまとめてくれ。預かっている品と、借りているものも。返せるものは、今日のうちに返そう」
「……部長」
「帰るぞ。全員で」
手首に包帯を巻いた部員が先に道場へ入り、座卓の脇に積んでいた帳面を抱えた。それに続いて二人が羽織と鞘を取りに向かうのを見届け、イサミはようやくハジメへ向き直る。
秩序守護部の二人も駆け寄り、左腕を支えながら肩の様子を確かめていた。腕を持ち上げられると顔をしかめるくせに、腰を下ろせと勧められても首を振っている。
「……夜の見回りは」
イサミが尋ねると、肩を確かめていた部員の手が止まった。
「君たちが何をしていたか、抜けたあとに何が懸念されるか。そのくらいは報告に含めるさ。今回の任務と無関係とは言えんからな」
「報告だけでは、あの町は」
「それ以上は、今ここでは約束できない」
帳面を抱えた部員が道場の敷居で足を止め、こちらを見ていた。イサミが答えずにいると、ハジメはその部員へも聞こえる声で続けた。
「これで帰ったからと終わりにはしないさ。私からも確かに話す」
道場の中で帳面を束ねる紐の音がする。部員から羽織を受け取り、イサミは右肩の痛みに顔をしかめながら腕を通すと、もう一度ハジメへ頭を下げた。
「頼む」
襟に入り込んでいた砂利が、その拍子に足元へ落ちた。
後日、ハジメが提出した帰還任務の報告には、武士道部の活動記録が添えられていた。処分の対象となった活動だけでなく、住民から寄せられた救援の依頼も日時と場所を照合し、部員を一律に引き揚げた場合に生じる警備の空白を挙げて、活動範囲を限定した残留を求めたのである。
異変の認められた中心部員を戻すことは認められなかったが、過激な活動から距離を置いていた者たちについては、規模を縮小したうえで活動を継続することになった。
イサミがその決定を聞いたのは本校へ戻ってからで、報告に来た部員は、残留組から届いた見回りの予定も持っていた。以前は夜通し埋めていた欄に幾つか空きがあり、そこを誰が補うのかと尋ねかけて、イサミは一度帳面を机へ置いた。
「私たちが借りていた道場は」
「引き続き、使わせてもらえるそうです」
それを聞いてから開き直した予定表には、見知った部員の名前がそれぞれ別の日に並んでいた。稽古の時間も、休みも取ってある。イサミは予定表の端を押さえ、当番の名を一つずつ確かめていった。
437:二次創作部 ID:8p6qBUqov
で、結局格闘自信ネキや推薦はなし?
438:名無しの青学生 ID:pV8mK3dRa
そういやそういう話だった
439:名無しの青学生 ID:dL9wF5jCs
むしろ十億の男は決まったのかよ
440:二次創作部 ID:8p6qBUqov
件の武士道部部長が出所したらしいから話振る予定
441:名無しの青学生 ID:fN7yC4aDx
えっそうなん
442:名無しの青学生 ID:tQ6bN2xHe
いや、武士道部から引っ張るなら百鬼夜行残留組から炎の呼吸の剣士連れて来いや
443:二次創作部 ID:8p6qBUqov
いや、もちろん演技指導というかスタントマン的に炎の呼吸の使い手は呼ぶよ?
呼ぶんだけど、体格的に釣り合うのが…ね?
444:名無しの青学生 ID:tQ6bN2xHe
あぁ…
445:名無しの青学生 ID:pV8mK3dRa
ゴリ、ってほどではないがガッシリしてるもんな煉獄さん
446:名無しの青学生 ID:dL9wF5jCs
悲鳴嶼さんどうすんだよ
447:二次創作部 ID:8p6qBUqov
柱合会議のシーンはアクター無しの手書きで済んだけど柱稽古以降が今から頭痛いわ
448:名無しの青学生 ID:eM5rW8kPo
あの、改心したってなんすか?
449:名無しの青学生 ID:kR4tY8sUa
やらかしたときに連れ戻された一同がなんか最近綺麗な武士道部になって帰ってきてんだよな
でも、明らかスパイバレして回収したメンツを百鬼夜行に返すってわけにもいかないんで自治区留め置き
450:名無しの青学生 ID:tQ6bN2xHe
で、当時そこまで熱心じゃなかったはずの鬼滅ファンボたちが今では武士道部として百鬼夜行の一部地域では警備の中心と
451:名無しの青学生 ID:uA3gJ6vTy
子供に人気そう(小並感)
452:名無しの青学生 ID:sH5nL9qWd
武士道部なら誰でも大人気なわけじゃないんですよ
453:名無しの青学生 ID:fN7yC4aDx
有識者の方?
454:名無しの青学生 ID:pV8mK3dRa
あなたは何をされてる方なの?
455:名無しの武士道部 ID:sH5nL9qWd
こんにちは武士道部の呪術廻戦ファンガ、シン陰流使いのものです
456:名無しの青学生 ID:fN7yC4aDx
あっそういう?
457:名無しの青学生 ID:bH2qZ7nEm
残ったのが非主流派だから呼吸の剣士以外の居るのか
458:名無しの武士道部 ID:sH5nL9qWd
細々とですが……でも私はまだいい方ですよ
鬼滅ごっこができないっていうとちびっこにがっかりはされますが簡易領域の見た目と投げ込んでもらったものを片っ端から切り捨てる演武は大人にも人気あるので
459:名無しの青学生 ID:pV8mK3dRa
大道芸やんけ
460:名無しの青学生 ID:eM5rW8kPo
簡易領域できんの?!?!?!
461:名無しの青学生 ID:sH5nL9qWd
いえ技術系部活謹製、見た目だけの代物です
462:名無しの青学生 ID:eM5rW8kPo
見た目だけかーい
463:名無しの青学生 ID:fN7yC4aDx
じゃぁ居合は実力なんだ……
464:名無しの青学生 ID:bH2qZ7nEm
シン陰流がいい方ならダメな方は?
465:名無しの武士道部 ID:sH5nL9qWd
一刀修羅を目指してた子とか……
基本地道な修行が前提の剣を目指してた子らが非主流派として取り残されたので
466:名無しの青学生 ID:bH2qZ7nEm
あぁ……
467:名無しの青学生 ID:sH5nL9qWd
なので虎眼流を再現しようとしてた面々とかと外に出たとき肩身狭そうなんですよね……
468:名無しの青学生 ID:uA3gJ6vTy
キヴォトスでの鬼滅の流行にまさかの弊害が
469:名無しの青学生 ID:sH5nL9qWd
あとは、同じく肩身がせまかったBLEACHが好きだった子らは本校の神秘研究チームに吸収されました
470:名無しの青学生 ID:eM5rW8kPo
それは本当になんで???
武士道部 通称:弱小人斬りサークル
通称となっているがおおよそ掲示板でのイジリぐらいでしか使われない。
百鬼夜行連合学院において活動しているスパイたちの寄り合い所帯。
元は青学自治区内で活動していた集団がそのまま派遣された。
従来の治安維持組織の機能不全に伴い、町人たちから壊れる形で治安維持活動を実施。徐々にエスカレートし、他学校への関与が強まりすぎたことで撤収命令が出される。
現在は撤収命令が撤回された一部部員による縮小された規模での活動を行っている。
BLEACHが好きだった人たち
常に語録かオサレな話し方が会話に混じっていた武士道部の面々
恐怖先輩帰刃説を唱えた部員とそれを小耳に挟んだ本校神秘系の研究部活によってドナドナされていった。
『テラー化って学生のテクスチャが剥がれて名もなき神々としての側面をが表に出るんでしょ?帰刃っぽくね?』という酒場の戯言から始まった学説。
「テラー化によって名もなき神々としての本質が引き出される」という考え方を「
現在は神秘を刀剣状のオーパーツに写し取ることで