狐に魅入られ女となり、剣を捨てた信太新三郎。
かつて彼には、互いの剣に焦がれ、共に天下一となることを誓った好敵手がいた。

それから七年。
山里の巫女として暮らす新三郎の前に、その男——鳴海兵馬が現れる。
兵馬が七年ものあいだ探し続けていたのは、ほかならぬ新三郎その人だった。

互いの剣に脳を焼かれた好敵手同士が、七年越しの劇重感情をこじらせた末、元剣豪のTS巫女が昔のライバルに抱かれるまでの話。