エーテル/強攻
新エリー都…謎の災害「ホロウ」によって文明が崩壊したこの世界において、ホロウの調査・対処技術やエーテルの資源利用などを確立した事で、繁栄した「奇跡の都市」
そんな終末世界の都市に生まれた俺は、ホロウレイダーになって金を稼いでいた。
学生の身分でも大金が稼げるインターノットは最高だ。
孤児の俺でもスマホさえあれば依頼を受けることができるし、依頼の際に顔を合わせる必要もないからバレることもない。
そのお陰で俺は孤児院を中学卒業と同時に出て一人暮らしをする事が出来た。
院長にはバレてたと思う、当然だ。 子供が毎週10万ディニーも稼いでくるだから疑ってしかるべきだ。
でもそのお金で孤児院の管理はだいぶ楽になったはずだ。
雨の日に雨漏りはしなくなったし、文房具も服も増えた。 そして何より、飯がおかわり出来るようになった。
そのお陰か一人暮らしの許可もあっさりでた。
一人暮らしは最高だ。 誰の目も気にすることなく平日でも依頼を受けることができるし、時間のかかる依頼で深夜に帰宅しても問題ない。
その弊害なのか学校では友達ができなかった。 学校成績は中の下だが、先生や他の生徒に目を付けられずに過ごせている。
零号ホロウとラマニアンホロウのエーテル物質と輝嶺石(こうれいせき)でかなり稼がせてもらった。
その対価としてなのか、対ホロウ6課と雲嶽山の当主に目を付けられ、ホロウ内で見つかれば追いかけ回される羽目になった。
お陰で零号ホロウの探索は、ハードモードから一気にヘルモードになった。
ラマニアンホロウはルナティックになった。 難易度の違いは追いかけてくる人数の違いだ。 ラマニアンでは追いかけてくるのは1人だけだが、零号は4人で追いかけてくる。
身軽な時は大丈夫だが荷物が満載の時は、その荷物を捨てなきゃならない。 そんな事になったら大損だ。
指名手配されたが顔は隠していたし喋ることもしなかったお陰でバレることは無かった。
キャロットと音響機を自作できるのもあってプロキシがいなくても問題なく1人でやれた。
伝説のプロキシ【パエトーン】が今日捕まったらしい、インターノットでは【蒼の沈黙】と二つ名の付いた俺も消えることにする、注目され続けるのにも疲れた。 リセットしたい。
今日の依頼終了後帰宅後にインターノットのアカウントを削除した。
そして新たなアカウントを作った。 これでまた一からスタートになった、稼げる額は減ったが気楽にやれるだけマシだ。
それに原生ホロウでかなり稼いだから、仕送りをしながら今の生活を続けても問題はない。
ほぼ毎日危険な依頼で朝帰りだったから、しばらく休んで新米レイダーとして頑張りますか。
そうと決まれば今日の学校帰りにランダムプレイでビデオ借りてくるか、何を借りるかは寄ってから決めようそう結論づけてベットに潜り込んだ。
いつも通りに学校に行き放課後ランダムプレイに寄った。 店長さん達はいなかったけど、ポンプのトワちゃんは居たから気になったビデオを3つ借りて雑貨店141でコーラとポップコーンを買って帰宅した。
ビデオを観る準備をしながらインターノットを見てたら大変なことになっていた。
どうやら最強のホロウレイダーと伝説のプロキシが消えたことで治安局が本気を出したと戦々恐々としているらしい。
俺はビデオを観るため掲示板を閉じた。
[ランダムプレイ]
「何だって! それは本当かいアンビー」
「ええ、インターノットのアカウントの消滅も確認されてる」
「噂では昨日の軍からの依頼完遂後に、アカウントが消えたって話らしいぜ店長。 しかもその依頼がホロウ内で軍が作戦実行中の間、エーテリアスを引き付ける陽動役だったらしいぜ」
「インターノット内では軍の機密を見てしまって消された説とパエトーンと共に治安局に捕まった説の2つがあったわ、今はどちらも否定的だけど」
「え? あったけど否定的って、いったい何があったの?」
「ああ店長、最初の説なんだけどな他にもあの依頼受けた奴等が居てそいつ等が否定してるだ。 軍の監視役が居たからあり得ないって。 そして2つ目の説なんだが」
「治安局が捕まえたのなら大々的に発表するはず」
「アンビー俺っちのセリフ取らないでくれよ。 まぁそうゆうことだな、最強のホロウレイダーことフェイスレスまたの名を[蒼の沈黙]アイツを捕まえたんなら治安局が黙っているはずがない、なんせ零号ホロウ内であの対ホロウ6課と何度も戦っては逃げ延びたホロウレイダーで有名だったからな」
「プロキシ先生程じゃないけどプロキシとしても優秀だったらしいわ」
「そういえばアンビー、何で蒼の沈黙って呼ばれてるの?」
「幻影剣と呼ばれる青い武器を使っていたの、そして彼が通った後には静寂だけが残ることから蒼の沈黙って呼ばれてたの」
「とにかく! プロキシ、あんた達も気をつけなさい」
「ああ、ニコ達も気をつけて」
主人公の戦闘スタイルはデビルメイクライのバージルをイメージしています