野蛮なゲリラエルフは、如何にして平和なデータセンターを焼き払うに至ったか
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オリジナルファンタジー/戦記
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人類が、突如繋がった異世界へデータセンターを建設するようになって半世紀。
エルフの森は切り開かれ、川の水は冷却に引かれ、窓のない巨大な箱が、異世界の新しい隣人となった。

越境暦七十九年。
大森林北縁で、エルフたちが立ち上がった。

杖と弁当を持った二十三人の老人たち。
祖父を殺された青年。
地球で働くエルフの娘に入れ込んだ、人権派の常連客。
人類の規格品に恋をしたドワーフの職人。
腹を空かせた若者に飯を出していた、食堂のおばちゃん。
干上がった川に水を戻したいだけの、歌のうまい少女。

誰も思っていなかった。
それが、第一次大森林戦争の発端の一つに数えられることになることも。
ドローンに跨がり、かぼちゃ爆弾を腰に提げ弓を引くエルフが空を飛ぶことも。