景品にされた魔法の石が本来光らないはずなのにひかりだす。
一体それは何を意味しているのか、、。
このお話の前の小説です。
(こちらから先に読むことをお勧めします。)
https://syosetu.org/novel/427252/
次回のお話です
https://syosetu.org/novel/427703/
大決戦が終わり、静まり返った明け方。
勝者のフランへと渡った魔法の石が光出す。
その光は朝日に紛れ幻想郷全体へと広がった。
そして昼、、
「はぁあ、今何時だ?」
霧雨魔理沙は起き上がる。
明け方まで起きていたため、まだ少し眠たい。
「?」
時計の針が動いていない。
「壊れちまったか?」
電池を入れ直しても動かない。
仕方なく諦め、朝の支度を済ませ、散歩に出かける。
「まだ眠たいな。しっかり目を覚ましてやる!」
その時、異様な光景を目にした。
いつもは動くキノコがいっぱい生えていたり、妖怪とかがいっぱいいるのに一匹もいない。
「おかしいなぁ、あいつらも眠たくてまだ寝てるのか?」
今はまだ大したことだと思っていない。
「まぁいいか、チルノが騒ぎ出す頃だろうし少し遊んでやるとするか。
(さむさでめがさめるかもしれないしな)」
ー霧の湖ー
「おかしいな、妖精が全くいない。静かだ、、。」
流石に怪しく思い、人里にも行ってみることにした。
ー人里ー
驚くほど静かだ。
「おーい、だれかいるかー?」
返事はない。
店が開いている様子もない。
「異変確定だな、これは、起こしたやつで修行してやる!」
魔理沙は、一旦紅魔館へと向かった。
一人で行くのは無謀だと判断したのだ。
ー紅魔館ー
「あの門番は今日や休みなのか?はたまた異変の犠牲者なのか、、。」
美鈴も消えている。
そして中に入ってみるが、妖精メイドも誰もいなかった。
「おかしい、、。」
そして、同じ魔法使いのパチュリーの元へ向かうことにした。
道中も同じく誰もいない。
ー図書室ー
「おーい、いるかー?」
返事はない。
「本もらっちまうぞー?」
ただその声が響くだけだ。
「これは、いないんだな。」
魔理沙は誰もいないと確信し、博麗神社に向かおうとしたが、
「そうだ、フランのやつにあの石をあげたな。
いそがしいが、作った身としてどんな夢を見たのか気になる。いないかもだが、、。」
さらに地下へと向かう
ー最深部ー
「なっ、」
おかしいのはあからさまだ。扉から先が光に包まれ完全に空間ごと消えている。
「一体どういうことだ?あの石の仕業だとしても現実世界に影響はないはず、、」
試しに弾幕を打ってみるが、物に当たったような音はない。
「この中にフランはいるのか?、、にしても、はいらねぇわけにはいかないぜ!」
光の中へ飛び込もうとした時、、
「引っかかってるわねぇ、その中には何もないわよ?」
後ろから声がする。
「誰だ?」
ミニ八卦路を構え、振り向く。
「物騒ね。どうやら白上りんって呼ばれるらしいわ」
彼女は、背中に光のクリスタルを12個漂わせていた。
そのクリスタルは円状に並んでいた。
そして彼女がゆっくり近づくと、鈴の音がする。
「らしい?一体それはどう言うことだ?」
魔理沙は一旦距離を取る。
「私はフランとか言う子の夢の中にいたらしいの。」
「(あの石の影響なのか、、?)」
彼女は話を続ける。
「願いは、、
『とても強くて壊れない遊び相手』
らしいわ。」
「はっ、フランらしい願いってもんだ」
魔理沙は確信した。あの石の影響だと言うことを。
「けれど、その願いをした時点で失敗だったのよ。」
「失敗?どう言うことだ?」
空気が冷たくなっていく。
「フランはもともと強いのに、さらに強いだなんて、
そんな私にとって夢のなかから現実に出るなんて簡単なことよ。」
「一体何が目的だ?」
「全員私の夢の世界に送り込むことよ。」
彼女はふっ、っと笑い、魔理沙を眺める。
「一体どう言うことだ?」
疑問が尽きない。
「簡単なことよ。夢の中の存在が本格的に現実のものとなるにはそうするしかないのよ。」
彼女を現実のものとして、他の人を全員夢のものとすると言うことだ。
「ドレミーのやつがやりそうなことだな」
魔理沙は魔力を貯めておく。
「その人(?)が誰だかは知らないけど、私が本物になりたいってことよ。」
「なるほどな、でも、他の存在全てを夢のものにするのは違うと思うな」
あたりが不自然に明るくなっていく。
「夢、少なくともあなたの作った石は、夢を異世界のものとし、感覚を味わうもの。
難しく行ったけれど、全員私の作った異世界に飛ばすってことよ」
「なるほどな、確かにあの石は、近くで眠りに落ちた存在を、
夢の中と似た異世界に意識を飛ばすもの、、
ただ、それを聞いて私が止めないと思うか?」
パチっ、と電流が流れる。
「どうかしら?けれど、光は簡単に止められないわよ?」
「難しくても止めるしかねぇんだよ!」
貯めた魔力を解放し、レーザーを放ちまくる。
「光は一種の概念、壊せないのよ。
第一部・細光弾!」
細い光の弾幕をはなち、レーザーを受け流していく。
「やるじゃねーか、結構強めに打ったつもりなんだけどな」
「この程度が、もしあなたの実力の50%ならあなたに勝ち目はないわ」
ギクっとする
「50じゃねーよ、70だよ。
でも、忠告ありがとうな、いきなり全開で行かせてもらうぜ!
マスタースパーク!」
りんは右手を突き出す。
「第二部・細光乱弾!」
さっきの弾幕と似ているが、自我をも言っているようだ。
複数の光が束となり、マスタースパークを相殺する。
「チッ、フランの思う強敵、私にとって勝ち目があるのかってところだがなぁ、
お前をぶっ倒せば私は幻想郷の英雄ってところか?」
「ノンディレクショナルレーザー!」
自分を中心として、レーザーを放ちまくる。
「第三部・白銀光」
弾幕の当たったところが瞬間冷凍されていく。
凍らせる技、チルノに似ている。
どうやらフランはなぜかチルノを強敵だと思っているようだ。
(妖精は自然の現れなため、チルノは冷気があればすぐに復活する。)
レーザーが凍りつく。
「くっ、チルノのやつの強化版って感じか?」
「私のオリジナル技よ。」
「あぁそうかい、だが、お前も言うほどでわないな。
私に攻撃はまだ当たっていない。私は体力には自信があるからな、耐久戦とかどうか?」
指を刺して、大きく出る。
「なに調子に乗ってんのよ。この程度まだまだよ。
ありきたりだけど、私の技は第何部の、数字のところが大きいほど強いのよ。」
「は?」
まだ3。たった3でレーザーを全て防ぎ切ったと言うことだ。
「さぁ、どんどんいくわよ?あなたは威勢がいいからねぇ、
しっかりと倒してから異世界に送ってやるわ。」
「ただそれだけ、そんだけで諦める理由になるかよ!
私の魔法を舐めるなよ!スターダストレヴァリエ!」
星型弾幕を放ちまくる。
「あなたが諦めるのを選ぶんじゃないわよ。私が諦める以外の選択をなくすだけよ?
第六部・光刀」
星型弾幕を次々に真っ二つにしていく。
「くっ、ヤベェか、シュート・ザ・ムーン!」
月を落とすような強力な弾幕をはなつ。
りんの光刀は折れ、飛んで行った。
「言うだけはあるようね。これでも半分入っていると言うのに。
いいわ、つぎにいこうかしら?第七部・細光乱弾・紅」
あの自我を持った細かい弾幕が放たれる。
今度のは、当たったところから激しい爆発が起こるようだ。
「ちっ、」
爆発に巻き込まれる。
爆炎が晴れ、
「お前はどうしてそこまでその夢に執着するんだ?」
魔理沙はゆっくりと立ち上がる。
「簡単なことよ。私の存在というものは、みんなの見る夢の中で共通のもの。」
「何を言っているんだ?」
「私はよくわからない夢の支配者を自称している奴とか、夢を見ている本人に
意識で命令され続けてばっかりで、もう飽き飽きなのよ。
そこにちょうどあなたの意思と、フランとかいう子のおかげで
夢から出れたのよ。」
りんはクリスタルの光を強めていく。
「夢ってのは無意識のものがほとんどだ、」
「それはどうかしら?無意識のうちに人を傷つけていることだってあるでしょう?」
「お前は結局何者なんだ?話の趣旨がつかめねぇ、」
魔理沙はりんを睨みつける。
「強いておいうのなら、人の意識によって作られた幻光ってところよ。」
「幻光、それが私たちによってお前になったってことだな?」
「その通り。惨めなことよね。
人間の知識によって作られた光に自分たちが滅ぼされるだなんて。」
りんは貶すように笑い、クリスタルを手に取る。
「そろそろ行ってもらおうかしら?第十部・光壊輝」
魔理沙の視界が砕けていく。
そして目を覚ました時、あたりは桜で囲まれている。
「ここは、、?」
「ここは私の異世界と現実の境界線。もう一区切りついてるのよ。」
花が散る。その花びら全てが弾幕なのだ。
「くっ、せめて最後まであがかせてもらうぜ!
ファイナルスパーク!」
マスタースパークを凌駕する超高火力レーザーだ。
花びらが吹き飛ばされていく。
「まだこんな力を残していたなんてね、、」
再び世界にヒビが入り、元の世界戻された。
「く、もう魔力が、、」
魔理沙は倒れる。
「もうおしまいのようね。まぁ、かなりやったほうだと思うわ。」
りんが魔理沙を異世界に送ろうとした時、
「ちょっとおくれすぎたかしら?」
鈴仙だ。
『っ?』
二人は驚く。
なぜ消えていないのか。
「なんで消えていないのかしら?」
「簡単なことよ。
あんたは私の目を見て存在していられるのかしら?』
鈴仙は目を光らす。
「くっ、一体、これは、」
りんは動けなくなる。
「どんなことをしたんだ?」
魔理沙はかべにもたれかかりながら立ち上がる。
「光は波長よ。私の能力にかかればこの方を倒すなんて簡単なのよ。」
ようやく謎が解けた。
「そういうことか、だからあいつは動けなく、、」
「まだ終わってたまるか!第十一部・爆光!」
空間の光がある全てを爆破していく。
「諦めなさい?あなたは私の前でなすすべなく負けるのが決まっている原理なのよ。」
爆発を止める。
「くっ、ここまでなんて、、。」
りんは完全に動きが止まった。
「はぁ、手間かけさせるんだから、事情は知らないけど、魔理沙をここまでするなんて、
来たのが私じゃなかったら終わってたわね、」
鈴仙は一息つき、階段に座る。
「全くその通りだ。ちょっと魔力を使いすぎた。すまねぇな。」
魔理沙は倒れた。
「え、えぇ!?まさか私一人で二人運ぶわけ!?ちょ、起きて!」
その声は届かない。
「はぁ、仕方ない、手が届くところから済まそうかしら。」
鈴仙は、りんから放たれていた薄い光を断ち切った。
そして幻想郷に活気が取り戻される。
元に戻ったのだ。
「はぁ、結局なんでこうなったのか聞けなかったけど、
ちょっとそこの光奴?あとでじっくりと聞かせてもらうわよ?」
鈴仙はりんを睨みつける。
「わかったわよ。それにしてもこんなウサミミ野郎にやられるだなんて、」
波長が狂う。
「今なんて言ったかしら?
あなたの波長に穴を開けて、そのお体に穴を作ってもいいのよ?」
「ひっ、ごめんなさい。」
「それでよろしい。」
紅魔館の地下も元に戻り、全てが元通り。
ではなかった。
薄暗い紅魔館の地下。
ただフランが消えていた。
それに気づくのはまた今度のお話だ。
永遠亭で休んだ魔理沙は、魔法店へと帰り、
りんは、鈴仙から厳しいお説教を喰らい、
あぎゃくのはてには永遠亭の明かり役にされた。
ただ、りんはそれを受け入れていた。
むしろ喜んでいた。
自分を縛るものが少なくなり、
しかも、
現実の存在と同じように扱われることが嬉しかったのだ。
最後まで読んでくれて、ありがとうございます。
白上りん・光を操る程度の能力。
二つ名、不滅の幻光
彼女は人間の知識によって勝手に作られた夢に縛られることを不満に思い、
今回の異変を起こしました。
人の知識がつくって、それに命令する、そして人が得をする、、
なにかAIと似ている気がします。
今回、かなり設定がぐちゃぐちゃになってしまいましたが、
簡単にまとめると、
「人々の夢の中の存在で、それに縛られるのを嫌になった存在」
ということです。
では、次回作もまたそのうち投稿します。