マジンカイザーと結城友奈は勇者であるのクロスです。

とりあえずバーテックスをぶっ倒すにはマジンガーシリーズかゲッターシリーズ。
あとはGガオガイガーしかいないと思いましてね。

いや、ジョジョも捨てがたかったけど、カーズ達柱の人達で吸収させていって強化されたらたまったもんじゃないので今回は魔神皇帝で

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絶対誰かやると思ったのに、結城友奈は勇者王であるとかさ。

女の子が絶望するのが原作なら、幸せにするのが二次小説じゃないのか!!

俺は、絶望を許しはしない!!


兜甲児、降り立つ

[須美、もしも自分ではどうにもならなくなった時、自分ではどうしようもなくなった時は●●●●を呼ぶんだ]

 

幼き日の約束を、君は覚えているだろうか。

 

[自分ではどうしようもなくなって、泣きたくて、苦しくて・・・・・・。そんな時は俺の名前を呼んでくれ。ちゃんと駆けつけるから]

 

あの日の約束を、君はまだ記憶しているだろうか。

 

[困った時にすぐ助けろ? そう言われてもなぁ。すぐには戻って来れないからさ。兎に角、本当にどうしようもなくなった時だぞ? その時は必ず助けに戻る。絶対だ]

 

俺はずっと覚えている。さぁ、君はどうだろうか。

 

[指きり拳万? そんなことしなくても約束は護るぜ? え? 念のためって、あのなぁ]

 

俺は今でも待っている。君はどうだ? 待っていないか?

 

[ゆーびきーりげーんまーん、嘘ついたら針千本のーますっ、指きった! これでいいか? よし、納得したか]

 

今ならいつでもいい。俺が助けてやるから。君が叫べば、すぐに行けるよ。

 

[じゃあな須美。また会おうぜ! 今度会ったら俺が土産話をたっぷりしてやる]

 

さぁ、今まで会えなかった分、俺が君を護るよ。

 

俺が、君の希望になろう。

 

 

 

 

例えるならそう、魔王の軍勢だった。

 

白き怪物が何万、何億、いや、何兆といるに違いないほど。バーテックスはウィルスのようにうじゃうじゃと犇めき合いながら光り輝く神樹に纏わりついていた。

 

―自分達が見ていた風景は、全て幻だったのだ―

 

バーテックスにより、もう地球は四国を残して全て滅ぼされていたのだ。唯一、神樹様によって護られていた四国だけが、バーテックスの襲来に耐えられたのだった。12体のはずのバーテックスが無限に湧き出る外の世界。三森は涙を流すほか出来なかった。

 

何度倒しても、何度も倒しても、敵は常に生み出されてゆく。

 

―もう、絶望しかないじゃない―

 

希望なんて、最初からなかったのだ。

 

自分達がいなければ、とっくの昔に四国なんて滅ぼされていた。だが、自分達がいたところでただその時期が数年ほど延ばされただけに過ぎないのだ。何もない。活路なんて存在しない。

 

光なんて存在しない。もう絶望という闇が深淵を見せびらかしているのだ。

 

今までの戦いの意味はなんだったのだろうか。今までの思いはいったい如何すべきなのだろうか。もう何もかもが分からない。美森は両手を付き、その大地へ涙を零すほか何も出来なかった。

 

―助けて、助けてよ―

 

すぐに脳裏を過ぎったのは、彼女の親友である結城友奈の笑顔であった。もし彼女がこの絶望を知ったら如何するだろうか。あの太陽のような笑顔が消え、絶望という負のペンキをぶちまけられたような顔になるのだろうか。

 

―こんなの、敵いっこないよ! 誰か―

 

そんな事あってはいけない。笑顔を奪うなんて絶対あってはいけない。皆がここまでやってこれたのも、彼女の笑顔があってからなのだ。だからこそ。そんな事あってはいけないのだ。

 

記憶を失い、両足も動かない自分に何が出来るのか。美森は考える、無駄な抵抗だと理解しても考える。

 

しかし、それでも答えは出てこない。

 

すると、突然彼女の頭に痛烈な痛みが走る。一般の頭痛と比べ物にならない痛みが彼女を襲う。それはまるで記憶の奥底をむりやり表に取り出すような感覚が、痛みと共に伝わってくる。三森は絶叫と共に転がってゆく。

 

「あ・・・・・・がっ・・・・・・あぁああああああああああああああああああああ!!!」

 

一体何が掘り返されてゆくのだろうか。三森の知る由ではない。だが、こんな状況で無理やり記憶を掘り返されるなどいったいどんなものか。

 

もしかすれば、自身が東郷三森ではなく鷲尾須美だった頃のあの絶望を掘り返そうとしているのだろうか。

 

あの絶望の記憶を、失われた記憶を、無理やり穿り返そうとしているのかもしれない。

 

ただでさえ絶望の真っ只中にいるというのに、これ以上自分から何を取り出そうとしているのだろうか。三森は叫びながら、涙を流しながら、そう心の中叫び散らした。

 

 

だが、絶望はまだ続いていた・・・・・・バーテックスが彼女に気がついたのだ。

 

 

数多の数の敵が、群れを成して迫ってくる。それはまるで人をも殺すバッタの軍勢を彷彿とさせるような戦列だった。悪夢の元凶が彼女に向かって一心不乱に飛んでくる。絶望の根源が自身を殺すために飛んでくる。

 

―死にたくない、死にたくないよ!―

 

護りたい者も護れず、希望すらないこの世界。三森は目の前まで迫ってくる敵になすすべはない。

 

痛みが続く中、頭をワードが過ぎった。

 

「・・・・・・え?」

 

そのワードは以前どこかで聴いた事があったものだ。だが今まで一度として思い出される事のなかったものだ。だが、だからといってそれが勇者であった須美の頃に聞いたものでもない。もっと昔、とても昔、自分がまだ小学校に入って間もない頃じゃないだろうか。

 

大赦など関係ない時だった。自分がまだ一人の子供だった頃の記憶だ。

 

―須美、もしも自分ではどうにもならなくなった時、自分ではどうしようもなくなった時は●●●●を呼ぶんだ―

 

何を呼べばいいのか分からない。何所へ向かって呼べばいいのかも分からない。そんなあいまいな記憶。

 

叫べばいいのか、電話すればいいのか、それすらも分からない。そんな掠れた記憶。

 

 

「・・・・・・か・・・・・・かっ」

 

 

そして、そのワードを思い出す。全てを思い出しす。全身全霊込めて叫ぶ。その名を呼ぶ、大地に轟くように彼女は叫んだ。

 

 

「カイザァアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」

 

 

次の瞬間、彼女を襲ったのは、眼前に迫ったバーテックスではなく。

 

「やっと繋がったぜ、須美ちゃん!」

 

誰かの抱擁だった。

 

 

 

 

「あなたは、いったい」

 

「おいおい、忘れちまうとは酷いぜ須美ちゃん。この兜甲児様も流石に涙を出しそうになるぜ」

 

赤い翼をもつジェット機のようなものに乗るヘルメットを被った青年、兜甲児はそんな冗談を言いながらも美森を抱きしめながらジェット機の操縦をする。迫ってくるバーテックスを尻目に美森は何故彼がこの場所にいるのか不思議でたまらなかった。

 

「あ、あの! ここは危ないんです! 助けていただいたのに失礼ですが、早く神樹様の元へ戻ってください!」

 

「何言ってるんだ。俺がここに来たのは逃げるためじゃないぜ? 約束を果たしに着たんだからさ」

 

見た目は高校生くらい。つまりはまだ子供だ。そんな彼は勇者でもなければ見た目特別な力を持ってそうにない。これじゃあ彼は死んでしまう。三森はそう思ったのだ。

 

だが、彼女の思いは簡単に裏切られた。

 

「任せな。俺とマジンカイザーさえいれば、こいつら全員消し飛ばせるぜ!」

 

「そんな事・・・・・・え?」

 

唐突なGが三森を襲うッ! 彼女の体を襲うッ! そのたわわに実った双丘も揺れるッ! その感触が兜甲児を襲うッ!

 

「須美ちゃん、成長しすぎだろ?」

 

「わーんッ! 訴えてやるー!」

 

「それは困るけど、捕まってなよ須美ちゃん! 衝撃がくるぞ! マジーンッ、GO!!」

 

「え? キャアアアアアアッ!? グエッ」

 

急停止によって外に吹き飛ばされそうになる三森だったが、甲児の頑張りのおかげでそんな事は起こらなかった。かわりに恥ずかしい歴史をつくってしまったが。 グエッっておい・・・・・・。

 

「パイルダーッ、オーンッ!」

 

 

何かに突っ込んでいったそのジェット機の先には巨大な何かがいた。

 

一見、悪魔のようにも見えるその顔。だがそれは違った。

 

 

果てしない戦いを終わらせるために聳え立つ熱き勇姿。

 

神さえそして悪魔さえ超え、彼女の痛烈な叫びに答えるために立つ偉大な風を起こす魔神。

 

悪を全て消し去ってしまうために永年の眠りから目覚めた熱き闘士。

 

神にもそして悪魔にもなり、絶望を打ち砕くために現われた誇りに満ちた魂の体現者。

 

「マジンカイザー、久しぶりの仕事だぜ!」

 

魔神皇帝が今、全ての絶望を打ち砕き、希望を繋ぐ稲妻となる。

 

「光子力ビームッ!」

 

その両眼から放たれた光の一閃は、バーテックスを消し飛ばしながらなおも伸び続く。顔を左右に振ればビームが薙ぎ払い、敵を塵と化してゆく。

 

「凄い、あのバーテックスが消し飛んでる」

 

だが、皇帝は意に返す事無く歩み始める。初めて見たというのにその歩く姿が様になっていると三森は感じた。その強大な姿はまさに皇帝。マジンカイザーの名は伊達じゃない。

 

「機械獣よりはまだ弱くて助かったぜ」

 

「えぇえええええ!? あれで弱いのぉお!?」

 

「まぁ、土産話はこいつらを倒してからだ! ルストトルネードッ!!」

 

その口から放たれた竜巻が他のバーテックスを飲み込む。その中には巨大なのも多く存在した。

 

だというのにもかかわらず、地面から何からを全て抉り取りながら、バーテックスを跡形もなく消し飛ばしている。

 

「まだまだ行くぜぇ! ファイヤーッ! ブラスター!!」

 

その胸の赤い板から放たれた熱線がありとあらゆる存在を全て溶かしてゆく。バーテックスも例外ではなかった。

 

「・・・・・・これは、夢なの?」

 

「夢じゃないさ。須美ちゃんが俺との約束をちゃんと覚えてたから助けに来れたんだ」

 

「・・・・・・約束、あ」

 

「あっちゃー、忘れてたのか。まぁ須美ちゃんが呼んでくれたから、ゲートが繋がってこっちに俺が来れたんだから別にいいか」

 

簡単にそう言うと、甲児はマジンカイザーで巨大なバーテックスが集まる場所へと向かっていった。近づく敵を光、風、熱を用いて殲滅し、蹂躙してゆく。

 

「レーダーではこいつらの中心がここだな。須美ちゃん、しっかり捕まっとけよ?」

 

「え? きゃああああああああ!? また飛んでるぅううううううう!?!?」

 

気がつけばカイザーの背中に翼が生えていた。本当はカイザースクランダーが接続されただけなのだが、甲児に抱きついているのが精一杯の三森にそんなの見る暇はなかった。

 

思い切り飛び上がったカイザーはその体を金色に輝かせる。

 

「光子力エネルギーッ、充電完了!! カイザーァアッ! ノヴァア!!」

 

解き放たれた光が、名の如く超新星爆発を起こしたように、赤く燃え上がり周囲の生物という生物を消し炭に変えていった。

 

光が消え残ったのはマジンカイザーのみだった。バーテックスのばの字も見られない。そうとも、全てを倒しつくしたのだ。

 

例え、神が相手だろうと、悪魔が相手だろうと、魔神皇帝は負けない。その胸に正義の心がある限り、負けはしない。

 

「さぁて、とりあえず帰りますかぁーってんだ」

 

「もうどうにでもなーれ」

 

文明の勝利である。

 

 

 

 




兜甲児
ミケーネを倒す為にパトロール中、異次元ワープにつかまってしまう。その時子供の姿になってしまい、ちょうど幼い頃の鷲尾須美にであう。泣きべそな須美をあやし少しの間だが仲良く遊んでいた。数日は帰られず須美の家に上がったりした。
帰る事になった時、冒頭の言葉を残し異次元ワープで元の世界に戻った。
ミケーネを打ち倒し平和な世界を取り戻した甲児だったが、須美のことは一切忘れなかった。
登場できた理由は須美の叫びによる特殊なエネルギーを早乙女研究所でキャッチし異次元ワープを人工的に捜査する事に成功したから。つまりはわっしーのおかげ。

マジンカイザー
悪魔将軍を倒し、ミケーネを滅ぼした後も次なる敵に備え整備は欠かさなかった。武器の改良も進んでおり、OVAのマジンカイザーよりも攻撃力は1.5倍になっている。相変わらず防御面は鉄壁な為、整備ぐらいしかしていないが、それで十分なのがこのニュー超合金Z。


作者のコメント。

本当は、ゲッターシリーズやガオガイガーも出すつもりでした。グレートマジンガーやマジンカイザーSKLも出したかった。でも悟ったんだ。オーバーキル過ぎやしないかってね? だからマジンカイザー単体にしました。それにゲッターシリーズも、マジンカイザーSKLも搭乗者がアレなので教育上良くなかったり、ガオガイガーだと最後には喧しい勇者部になりそうだと危惧したため。グレートマジンガー? おいおい戦闘のプロをかい? 服を脱がされるぜ?へへへっ

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