新西暦の泥沼、軍事帝国アドラー。
最年少で軍事特務に就いた少女、ターニャ・デグレチャフの切実な望みはただ一つ。

「安全な後方勤務(デスクワーク)で平和に暮らすこと」

そのために彼女は、自らの異能『星辰光(アステリズム)』による圧倒的な空中機動と精密な術式爆撃を駆使し、誰よりも完璧な戦果を出し続けていた。
しかし――合理性を極めた動きを見せれば見せるほど、上司をはじめ、周囲の評価は真逆へ跳ね上がっていく。

「見よ……! 我が君の光を顕現する、完璧な殺人人形(尖兵)の姿を!」

さらには、威力を最大化するために「大技を繰り出すたび、不快な神への賛美(詠唱)を強制的に唱えさせられる」という地獄の仕様まで付き纏い……!?

「創生せよ、天に描いた星辰を――(……クソが! なぜ私がこんな戯言を唱えねばならん!)」

「超新星(Metalnova)――!!」

神を不快そうに称え、嫌々無双し、知らぬ間に最悪の死地へ追い込まれていく空の悪魔の(不本意な)生存戦略、開幕!