自由大熊猫UNKNOWN ただしキグルミ 本編完結   作:ケツアゴ

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番外編 煎餅? 大熊猫は海鮮イ・プルーリバス・ウナム 上

 ※この二次創作はFGO第二部終章以降のネタバレを含みます。ご注意下さい。

 

 

 

 

 

 

 

P(プリティーで)!」

 

P(パーフェクトな)!!」

 

「 P(パンダ) !!!」

 

 第五特異点へのレイシフトを数日後に控えた日の早朝、カルデア全体にパンダの声が響いた。微妙にネタバレだから止めろ。

 此奴なら何処で何の黒幕をしていようが不思議ではない。

 

 藤丸立香も含めて何時もの事だからと特に反応しなかったが、徹夜明けで漸く眠れる筈だったムニエル等数名は壁ドンで見事なリズムを奏で、偶々通り掛かったエリザベート達に新曲のインスピレーションを授けるのだが、エリザベート放送ジャック事件は今回関係無いので記さずにおこう。

 

 さて、それではカルデアが一丸となって次の特異点への準備を進める中、我関さずと好き勝手に振る舞うアンノウンだが何をしているか一日を追おう。

 

 

 アンノウンの朝は早い。四時ごろに起床したりしなかったりするが、起きたら先ずやるのはラジオ体操だ。

 一番は怠いので聞き流し、二番をダラダラやった後はベッドに寝転んでスマホでネットサーフィン。

 ロマニ名義で契約したサブスクで幾つかの番組を見ながら二度寝し、皆が働き始めた頃に朝食を始める。

 

「え? 朝のデザート無いの? エミヤーン、そりゃないよ」

 

「あれは早い者勝ちだ。食べたいのなら早く来る事だな」

 

「皆を幸せにしたいんでしょ? 全員とデートは出来ても全員分のデザートは準備出来ないんだ」

 

「それは私であって私でないのだが!? 本当にいい加減にしてくれたまえ。主に女性関連の暴露をするのは!」

 

「え? 嫌だけれど?」

 

 どうやら夜間に忍び込んで盗み食いしたデザートを朝にも食べる計画が頓挫したようだ。仕方が無いのでドキドキデート大作戦の様子をアニメにして流す準備をしつつトボトボポテポテ歩くアンノウンであったが、何か思い付いたらしい。

 

「そうだ! 無いなら作れば良いだけだよね」

 

 これが『カルデアス黄粉白玉事件』と繋がるのだが、南極と北極は冷たいし芯は熱いので食べ残した事もあってレイシフトは普通に行われそうだ。

 

 

 それと所長は別作品の世界にキグルミ姿で送られるが、それも重要ではないだろう。

 

 

 

 

 

「前から気になってたんだけれど、ビーム受けたら着させられるキグルミって何の意味があるの?」

 

 レイシフトが迫る中、ケイローンにより行われたサバイバル術の授業の休憩時間にて前からの疑問を口にした。

 

「考えなくて良いから感じたら? 因みにゲームだとこんな感じ

 

『パンダビーム』 LV1 チャージタイム6

 

 ランダムで敵一体にキグルミ状態(人間以外の特攻の対象になる。既になっている状態は重複しない(強化扱い)+500ダメージカット(デメリット))を付与。チャージを1減らす

 

「何か強そうだけれと意味が分からないな!?」

 

「アンノウン。貴方はもう少し考えましょうか」

 

「そうですよね」

 

「ゲームとは少し表記が違いますね。ゲームが出来なくとも攻略サイトでも参考にすべきでした

 

「そっち!? 駄目だ、ケイローンまでギャグパートだ!?」

 

 尚、この時の立香は分からなさそうな姿をしているものとする。アンノウンは常にギャグ時空なので絵柄は特に変化無しで良いですか?

 

「そもそもアンノウンってどうやってカルデアに来たの? 俺は献血行ったら拉致されたんだけれどさ」

 

「他の二次小説だけでなくオリジナルにも出てる僕に何を今更。いや、最新のオリジナルは僕じゃなくてコヤンスカヤみたいなもんだけれど、ビーストの持つ単独顕現でとしか」

 

「ビースト? まあ、パンダだし」

 

「イエス! アイアムパンダ。パンダイコールビースト!」

 

「そっかー」

 

 この様に特異点突入までの間は選り分けて大きな事件も無く、メカ歯茎エッグの逆襲や銅像に釣竿を垂らしたらR18な尼僧が釣れるもアンノウンがどこでもドアで埼玉に送って即解決した程度。

 

 大きな事件が起きたのはレイシフト直後の事であった。

 

 

 

 

 

 レイシフト直後、立香とアンノウンはマシュ達サーヴァントとは別に飛ばされた。

 戦力的にはモーマンタイ。藤丸立香の胃を生贄に特異点解決を召喚する! どっちみち生贄みたいなものさ、大丈夫。

 

 問題はアンノウンの反応だ。何か2ばっかテレビで放送していた未来からの使者《全裸》みたいなポーズで着地したかと思ったら大口を開けて空に向ければ天へと真っ赤な光の柱が立ち昇る。

 

ギャラクシー!!

 

 その光の柱が収縮、同時に捩れが生じて激しく揺れ動く。

 

 

「マキシマムチャージ!!」

 

 やがて柱は口の中に収まり激しく点滅し始め、立香は大口を開けてるのにどうやって叫んでいるのかと首を傾げる。

 

 

 

 

パンダビィィィィィィィィム!!!

 

 横合いから現れたハシビロコウのキグルミ(諸事情により代理)がスイッチを押すとアメリカ大陸の一部が爆発した。

 

 

 

「ビームはっ!?」

 

「今月ギガ使い過ぎちゃって」

 

「……何処が爆発したの? てか、ハシビロコウの名札に代理って……」

 

「おいおい、アメリカ大陸の一部って直ぐ上に書いてるでしょ? 読み飛ばしたら駄目だよ。そして中身の方はシリアスな方のカルデアに行くんだって。そっちの自分に下剤持って入れ替わるらしい」

 

「そっか。……全然分からない」

 

 立香はツッコミを放棄した。だって分からないから。一方その頃、二人を必死に捜索するマシュ達だが……。

 

 

「困りましたね。アンノウンが何かやらかしている気がします」

 

「確実にやらかしているだろうね」

 

 ツッコミを放棄した立香の胃は守られた。但し、なまじ離れているせいで放棄出来ないエミヤとジャンヌの胃は死んだ。

 

 ディルムッドが現れたけれど名乗る途中で爆発、河童ハゲの逆バニーになり霊基に深く刻まれたので時系列を無視して今後はこの姿で召喚されるらしい(三割の可能性なので救いはある)。

 

 

 

 

 

「下半身が馬とは確実に異常です。ですがご安心を。私が切除して貴方を救ってみせます。そう、例え貴方を殺してでも!

 

「話を聞かないタイプの様ですね。確実にアンノウンの同類……いえ、最低最悪最大最高の侮辱なので取り消しましょう」

 

 尚、ケイローンはとあるバーサーカーに目を付けられて大変だ。菩薩も秒でブチ切れる侮辱に動じないので狂化のランクはEXと思われる。

 

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