平和島静雄、彼の願いは、彼の名前にある通り、平和に、静かに暮らすことである。
彼は、幼少の頃からその思いを胸に生きていた。
しかし、中学生の時も何かと周りに絡まれてしまい、彼には平和と平穏の二文字は訪れなかった。そして、高校時代には、どこぞの黒い服を好む情報屋との出会いにより、その望みはほぼ潰えていた。
社会人となった現在でもそれは変わらず、先日は刃物と紅い双眸をを持ち愛を囁く、もとい、押し付けてくる狂気の集団に襲われ、最近は対物ライフルを撃ち込まれたこともあった。
おおよそ、常人が実際に経験せずに一生を終えるであろう、そんな非日常に彼は現在進行形で身を置いていた。もう平和など望むべくもなく思えるほどに。
だが、未だ、彼は平和を、心の平穏を、静かな暮らしを切望している。


そんな彼が、今度は迷宮都市オラリオに迷い込みます。そこに彼の平穏は待っているのか?
これは彼と彼の出会う人々が織りなす眷属達の非日常-ファミリア・ミィス-



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