紳士が学園で変態する話。
間違いなく思いつきのネタ。
細かいことすべてを無視して読んでいただけると幸いです。5作目?
ある年のIS学園の一年生は例年に比べて異質であった。転校生が多く専用機持ち、代表候補生が片手で数えれる人数を越えていた。
そして本来IS学園とは、女性にしか動かせない取り敢えず凄い強いパワードスーツ的なISというものに乗る教導をする学園、いわゆる女子高である……のだが。
その年には男子が一名入学した。名は織斑一夏、ISの世界大会である第一回モンド・グロッソ優勝者である世界最強の姉がいる男である。彼は理由は不明ながら、女性にしか動かせないはずのISを動かしたことにより学園へ入学することとなった。
最後に極めつけに一匹、異質すぎるやつがいる。名はクマ吉、変態である。
何故いるのかは不明、ISに乗れるのかも不明。そして変態である、変態である。
そんなクマ吉は現在カメラの写真を確認していた。そのクマ吉に一夏は話しかける、一応性別は男同士なので女子よりは話しかけやすいのだ。
見た目は熊、されど服を着て二足歩行をして人の言葉を話すクマ吉が人間に分類されるのか、熊に分類されるのかは置いておく。
「……なに見てるんだ?」
「ふふふふ、下半身を保護する布の写真だよ。織斑くんも見るかい?」
「パンツじゃねぇか!?」
一夏が叫ぶと同時にクマ吉の肩にポンッと手がおかれる。クラス委員長的な雰囲気のある鷹月さんである、たまに少し目が怖いのがキズである。
因みに現在は6月であり、これまでにクマ吉が変態行為をしたり、転校生が来たり、クマ吉が変態行為をしたり、転校生が来たり、クマ吉が警察に連行されたり色々ありそのたびに通報していたのは鷹月さんである。
委員長気質なせいか
「クマ吉くん、それIS学園の生徒の下着だよね。盗撮は犯罪だし通報するね?」
「と、盗撮じゃないよ! それにこれはパンツじゃなくて下半身を保護する布だよ! たとえパンツだとしても最近女子のパンティーを撮影するのがよく言えばライフワークになってる所があるってだけで……ちょ、鷹月さん携帯を出してどこに電話するんだい」
「もしもし、IS学園に盗撮するクマがいます。ええ、今すぐ来てください」
5分後、警官に手錠をかけられ連行されるクマがいた。クマ吉である。そのままモノレールに乗せられ去っていってしまった……。
翌日、クマ吉は平然とクラスにいた。何故かタンクトップで。
変態行為を繰り返しているにも関わらず、不思議と逮捕されず、村八分状態にならないのは熊だからなのは別の理由があるのかは謎に包まれている。
「クマ吉、変態行為をいい加減にしないと本当に逮捕されるぞ?」
「変態とは失礼な! 違うよ、僕は変態じゃないよ……仮に変態だとしても、変態という名の紳士だよ!」
「意味がわからんぞ、それよりも貴様そのうち叩っ斬るぞ? そうだ一夏、熊鍋を食べなくないか? イキのよい熊もいることだ、どれ私が振る舞ってやろう」
「やめてよ箒ちゃん!? 真剣を持ってこっちを見ながら熊鍋なんて縁起でもないよ!」
真剣の切っ先を向けられ焦るクマ吉。だが学園では奇跡的に村八分状態になっていないクマ吉ではあるが、しかし普段の行為が祟りこういうときには誰も助けてくれない。
「いいのではありませんか? 熊鍋は、動物性蛋白質と食物繊維、ビタミンなどが同時に摂取できると言われていますわ」
「へぇ、熊って食べたことなかったけど栄養豊富そうね……料理するならあたしがやってあげるからセシリアは待ってなさい」
「それよりもクマ吉って熊なの……? というかナニ?」
「何を言っているシャルロット、ベアズアイはベアズアイだろ?」
上からセシリア、鈴、シャルロット、ラウラであるがラウラは何故かクマ吉をベアズアイと呼んでいる。一夏のことを嫁と呼ぶのは、間違った日本文化に染まりきった部下に聞いたからであるがクマ吉をベアズアイと呼ぶことも、その部下のせいかどうかは定かではない。
「皆してやめてよ! 僕は食べれないし、食べるなら性的に食べてよ!」
「クマ吉くん、ちょっと気持ち悪い発言控えようか」
「ご、ごめんよ静寐ちゃん。謝るから、その鍋とコンロをしまってくれないかい? 箒ちゃんの刀と相まって冷や汗が止まらないよ……!」
いつの間にかクマ吉の後ろにいた鷹月は、鍋とコンロをしまう。まあ、鷹月も一時しのぎにしかならないとわかってるのだ。このクマヤロウは筋金入りの変態なのだ。
しかし委員長気質からか一応は止めずにはいられないのだ……ただこの頃放っておいて通報するだけでもいい気はしてきた、むしろ通報するだけなら楽しそうにすら思えてきているのは秘密である。
「ふぅ、入学当初は注意してくるだけだった静寐ちゃんが懐かしいよ」
「お前の扱いにみな慣れてきたのであろう」
「そうだよな、皆こなれてきたというか雑になってきたよな。クマ吉に対する扱いが……俺たち以外に友達いるのか?」
「いるよ! 女の子同士の絡み合いについて熱く語れる友達が! ただその子達が女の子同士以外認めないから喧嘩になることがあるのがタマにキズだけどね」
「誰ですの、その同じ学園にいる身としては危険を感じずにはいられない方は……」
去年までは生徒は人間の女しかいなかったのだ……そういう趣味の女子たちが出来てしまっても仕方のないことであろう。
なによりもIS学園は国家や法律に縛られない一種の治外法権なのである。ぶっちゃけ女子は16歳から日本では結婚できるので学園にいるうちに、日本では認められていない同姓同士の結婚が可能であり……した生徒がいるとかいないとか。
まあ、そもそも治外法権なので16歳から結婚できるというものも関係ないのだが。
「そう考えると僕も……はぁはぁ」
クマ吉がナニかを妄想して息を荒くしているとクラスメイトの布仏本音が一夏たちに話しかけてきた、通称のほほんさんである。
「ねぇねぇー、おりむーたちー」
「ん? どうしたんだ、のほほんさん」
「二年生のISスーツが一着なくなったらしいんだけど、おりむーたち知らないー?」
「なんだって!? 裸に直接着るISスーツを盗むなんてよっぽどの変態だよ、許せないことだよ!」
「うお!? 急に出てくるなよクマき……」
ISスーツが盗まれたと聞き憤慨し立ち上がるクマ吉。それに驚いた一夏だったが言葉につまった……その理由は。
「おい、クマ吉。誰も盗まれたとは言ってないのだが?」
「やや、やだなぁ箒ちゃん! 誤解だよ、別に自分が盗んだからわかったとかそういうことじゃないよ!」
「……あんた自分の今の格好わかってる?」
箒と鈴にそういわれ下を向き自分の格好を確認するクマ吉。
そこにはISスーツを来ている
「ははっ、まいったね、こりゃ」
「……警察の方ですか? ええ、毎度すみません、またあのクマがやらかしたので迎えに来てください」
近くにいた鷹月がすぐさま110番する、その顔は心なしかイキイキしているようにも見える。
そうして直ぐに警察がやって来てクマ吉は連行された。ただ、つれていかれる直前に一言残して……
「僕もまた女尊男卑という社会の理不尽の被害者なのさ……」
「女尊男卑は関係ないですわ」
「クマ吉は正真正銘ただの変態だから捕まってるんだよ」
――こうして、彼の変態ライフは変わらず続いていく。
ここまで読んでくださった方に感謝を。
色々すみません、ただの思いつきで書いてしまいました。ただ予想以上にクマ吉の変態性は書きづらかったです。
続きは気が向けば、他を優先します。