超常現象を引き起こす力。それは人々が違った特色の力を扱うために《個性》と評されるようになる。そんな奇跡が引き起こす力は日常と成り、世界は《個性》を認めた。
 そんな世界にもやはり人の差というものは存在する。個を評される世界では当たり前であった。
 “人は生まれながらに平等じゃない”
 この社会の現実。いくら齢四歳であり、無邪気な少年でも《無個性》という力を持たずして生きるにしては酷な世界である。だが、彼には目指すべき光が存在した。

 個性を正義のために振るう《ヒーロー》という存在に。
 そして、もう一つ。
 盲目であり、尚且つ彼と同じ《無個性》なのにもかかわらず、強く生きる幼馴染に。
 この物語は、何も持たずして生まれた少年が、得て再び失ってまた得て最高のヒーローの隣に立つものとして成長する物語。

・プロローグ
  彼は強く生きると決意する。
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