暴走族の青年・太刀川洋はある日正体不明の怪人たちに拉致され、バッタの能力を持つ怪人『ブラック・ダミー』へと改造された。脳改造を施される直前、隙を突いて脱走することに成功した洋はかつての仲間たちと合流し、拉致される前と変わらぬ日々を送っていた。

しかし、突如現れた自分と同じブラック・ダミーたちによって仲間たちの命を奪われ、洋もまた心を折られて屈服し、あることを実行するように命じられる。それは幼馴染みで自分のことを兄のように慕っていた少年・織斑一夏の誘拐であった――。

なぜ一夏は誘拐されなければならなかったのか。洋をブラック・ダミーに改造し、誘拐を実行させたのは何者なのか。一夏は、無事に生還することが出来るのか。洋は、このまま悪に堕ちるしかないのか。そして、第2回モンド・グロッソの裏で暗躍し、二人の運命を弄ぶ悪の野望を止められる者は誰もいないのだろうか。