みんなが大好きな裏表現は苦手なんで基本パイプカットです。それでもよろしければお読みください。
※物語の構成上少しNLを匂わせる所があります。BLだけが見たいんだという方、ホームボタン押しましょう。
万事屋でのある夜。
神楽ちゃんも眠りについて僕は家に帰ろうと草履を履こうとしたときだった。
「オイ、新八ィ」
「あー、すいません。今日は家に帰るんで。」
「いーから座れや。話がある」
「話?わっ、ちょ、ちょっと!」
強引に僕を引っ張って居間に連れて行く銀さんの横顔は、いつものような面構えではなく真剣な表情をしていた。
「で、なんですか?話って。どーせまたロクなことじゃないんでしょう。」
「まあな。ロクなことじゃねぇよ。」
「さっさと言ってください。今日は僕が料理当番なんですよ。」
焦らす銀さんに段々と腹が立ってくる。一刻も早く帰らなければ姉上からの鉄槌と僕の代わりに作ってくれるであろう暗黒物質を食べる事になってしまうのに、目の前の男は本題に触れようとしない。
「あーもう、僕帰りますから!」
ソファーを立ち上がると、僕は再び玄関に向かって歩き出そうとした。
「まあ待てや。」
ガシッと強く腕を握られ、次の瞬間には銀さんの胸の中にいた。骨が2、3本やられそうなくらい強く抱きしめられている。
「急になんですか⁈やめてください!どうしたんですか!」
「俺さ、好きなんだわ。」
「は?何言って…、僕ら男同士ですよ!」
「…違ェよ。お前じゃなくて、お前の姉ちゃんが。」
「あっ、姉上が好きならなんで僕を抱き締めるんですか!」
焦りで声が上ずってしまう。当たり前だ。衝撃の事実とその事実に相応しくない行動。そのせいで身動きがとれない自分もそこに付け加えて、結果頭パーンッな状況が完成してしまったから。
「決まってんだろ。お前にあいつと同じ血が流れてっと思うとすっげームラムラする。」
「アンタ最低だな!」
「知ってるさ。だからその最低男の腕の中でそんなお前が暴れてると思うと余計に興奮すんだよ。」
「離せ!嫌だ!貞操の危機!」
意図せずTOKIOの名曲みたいなリズムになってしまった。今時わかる人いるんですかこれ。
「なんだコラ、終わらない夜を過ごそうってか。やだやだ言っときながら結構その気じゃねぇか。」
「ご都合解釈すんじゃねェェェ!こちとらそんな歪んだもん受け入れたくないから必死なんです!僕の明日の為に!ケツの未来の為に!」
「なんだと、銀さんの銀さんは真っ直ぐ垂直だぞコノヤロー。それに誰がそんな最後までヤるっつったよ。先っちょだけだから先っちょ。」
「信用してはいけないワードで検索かけたら真っ先に上位に食い込んでくる言葉でよく説得しようと思えましたね。ほんとにやめてください!嫌ですこんな事!」
「お前だってどーせ姉ちゃん気にして自分1人でまともにやった事もねェ童貞なんだから、結構溜まってんだろ。」
「だったらなんだって言うんですか!なんか悪いんすかチクショー!」
「ここはひとつ、お互いの鬱憤を発散させる為にも協力しましょーや」
そう言うと銀さんは僕をソファーに投げ、上にまたがって
僕の服を脱がし始めた。獣のような顔をして。
「え、ちょ、銀さん?マジで?」
「心配すんな。ローションならちゃんとあるから。」
「いや、不安しか煽られてないんですけど。」
「それに料理当番なら大丈夫だ。
今夜は帰さねェから。」
そうやって不敵に笑って舌舐めずりする銀さんに、僕の顔はより一層引きつった。
つづく