大本営第二特務課の日常   作:zero-45

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 物事には気合という形には出来ないが、それでもモチベーションを向上させる手段がある。
 それは個々にあり、独特の拘りも存在する。
 例えそれが他人から見れば無意味な行為であろうと、それをする事によって本人のモチベーションは向上し、気合が入るというのは純然たる事実である。
 しかしそこで気合が入ろうが、モチベーションが上がろうが、結果に結び付くか否かは神のみぞ知る物である。


 それでは何かご意見ご質問があればお気軽にどうぞ。


2017/06/18
 誤字脱字修正反映致しました。
 ご指摘頂きました坂下郁様、リア10爆発46様、黒25様、orione様、拓摩様、MWKURAYUKI様、有難う御座います、大変助かりました。


日本の事情、艦娘さんの事情、そして勝負下着

 深海棲艦が世に蔓延(はびこ)る世界。

 

 そこに存在する日本と言う国は、世界には類を見ない複雑な政治形態を取っている。

 

 

 太平洋戦争終結から西暦2000年に掛けては君主制から立憲君主制(ほぼ民主国家)という現代の日本と同じ歴史を歩んだが、深海棲艦との戦争に突入後、世界との繋がりがほぼ途絶え、自国を生かす為に専守防衛という思想を捨てざるを得なくなる。

 

 それは自衛隊という守りの組織を改変し、攻めるという行為を含んだ軍への再編成であり、国民主権では難しい短期に於ける徴兵・徴発が可能な様政治形態を変化させる為に、天皇という存在を再び「現人神(あらひとがみ)」として担ぎ出し、嘗ての立憲君主制に近い形で国の舵取りを行うという国政を敷く事になった。

 

 ただ太平洋戦争を繰り広げていた時代と現況のの立憲君主制と違うのは、それまで60年余り民主主義に近い形で国が存在していた期間があったのと、太平洋戦争時に於ける軍部の暴走という物についての反省、そして戦争という武に忌諱する面が国民感情に根付いていた為に、当時のままに体制を変化させるのはやや無理があり、結果としてそれらの政治形態は時勢を鑑みた、そして歪な形で作り上げる事になる。

 

 元々は現人神(天皇)を絶対者として頂き、陸・海・空の三軍総司令官が控え、御前会議にて全ての軍務を決定する最高統帥機関『大本営』の名を本来なら海軍省と呼ばれる組織に宛がい、深海棲艦に対する全ての軍事活動の権限と、責任を押し付ける事にする。

 

 そして当時戦線が内地まで押し込まれ、先の見えない状況であった時勢を鑑み、世論よりの反発を嫌った陸・空自衛隊はそれに巻き込まれる事を避け、双方を併合して陸軍として再編し、主に内地の防衛を中心に、同時に海軍のサポート面を担う事になった、故に日本では現在海軍、陸軍の二つの組織が別系統で運営されている形になっている。

 

 政治面では前大戦の苦い想いから国民的反発を避ける為、現人神(あらひとがみ)とされる天皇を絶対者では無く、議会の最高責任者と位置付けた執政機関を設置、政治・経済・軍事それらの代表者を集め、これを『元老院』と名付け国の最高統帥機関とした。

 

 表向きは軍という機関を独自に運営させず、国民がコントロールするという名目の元各界の代表者が全ての物事を決定し、それを天皇の名の下"奉勅命令"として発布するという上位組織を頂点に、軍事・政治がコントロールされている国、それがこの世界の日本という国であった。

 

 

「まぁそれまで民主主義ってぬるま湯に浸かった世代が蔓延し、他国に骨抜きにされて自衛の為の力を持つ事にさえ拒否反応を示す国民に対応する為、軍務的組織を完全分離して色々をそっちに押し付け、執政機関は別に独立させた、これが今に続く日本の姿って訳」

 

「……要するに当時はまだ深海棲艦に勝てる見込みは無く、それでも戦わないといけないけど、それでも戦争って事に拒否反応を示す世論を受けたくないから全部押し付けちゃえって事で、海軍を再編成した時点で"大本営"と言う事にして全てを押し付けた、と」

 

「そそ、まぁ結果として私達艦娘が途中で参戦、戦線を押し返したお陰で逆に海軍の力は無視できない程の物になっちゃったから、今じゃそんな企みをしたヤツらは涙目状態になっちゃってるけどね」

 

 

 

 執務棟一階第一講義室

 

 そこでは髭眼帯による『提督の尾行講座』に続き、足柄先生による『デキル足柄先生による軍部の裏話』という授業が開かれていた。

 

 

 艦娘お助け課の活動は基本的に各拠点の暗部、表に出難い部分を扱う関係上、その拠点を敵に回してしまうという懸念が付き纏う為、軍の内部事情や其々の関係性も把握しておく必要があり、実務に携わるならその辺りの触ってはいけない逆鱗や、突いてはいけない藪の位置、そして踏んではいけない類の尾っぽの所在を常に頭に入れておく必要があった。

 

 その為の知識を懇切丁寧に説明する為、先ずは現状のおさらいから始め、そして徐々に各派閥の現状の詳細と、それに絡む大坂鎮守府の立ち位置を説明するというカリキュラムが組まれていた。

 

 

 いつものキャリアウーマン風の制服に身を包み、眼鏡をクイクイして指揮棒でスクリーンの文字をペシペシする足柄さんは、正に"デキる女子(ウーマン)"を体現しており、その凛々しくも見目麗しい姿を見る髭眼帯はウンウンと頷きながら思った。

 

 

 何でこんなに仕事が出来て美人さんなのに、男関係はいつも残念な結果に終わるのだろうか、と。

 

 

 大坂鎮守府へ彼女が異動してきて早一年と少し、その間彼女は仕事に追われながらも、プライベート部分もそれなりに"行動派"らしい姿を見せていた。

 

 仕事を離れれば常に臙脂(えんじ)色の芋ジャージ姿だが、たまにバシっとした服装に身を包み、ナチュラル系メイクで武装して鎮守府の地下三階へ潜っている事を吉野は知っていた。

 

 それは漣による情報であったが、軍内での特定の目的を持った男女の集いと言うか、何と言うか、ぶっちゃけオンラインでの合コン的なコミュが存在し、そのコミュ主催によるオンライン合コンが定期的に開催されているのだという。

 

 そして狼さんはその催しに参加すると言うか皆勤賞的な参加者と言うか、はっきり言ってしまうと常連さんなのだという。

 

 その会はある意味軍内では公然の秘密的な扱いをされており、日々戦いに疲れた提督という男性と、出会いを求める艦娘達の縁結びの役割を兼ねていた。

 

 そんな会に参加する足柄さん、それは朝ドヨーンとした影を背負い覇気が微塵も感じない彼女の佇まいを見るや、その前日はオンライン合コンがあったのだなと毎回髭眼帯が察知するという、とても色んな意味で涙を誘うカンジの週明けが常態化してしまっていた。

 

 

「でと、提督……ちょっと提督、聞いてる?」

 

「んぇ? あ、ああうん、えっと……オンラインなんだから毎回白のレースと言うかぶっちゃけ勝負下着装着しなくても大丈夫なんじゃないかな~とか、提督は思っちゃったりするんですが」

 

「ちょっと何の話!? 何で提督が私の下着事情知ってんのよっ! て言うか今そんな話は全然話してないでしょっ!」

 

「え? うんえっとごめん? 下着の色じゃないなら何の話なの? 提督合コン参加した事無いからその辺りの常識に疎いもんで……」

 

「ちょっとぉぉ! どこから合コンの話が出てきたのよもぉぉぉぉっ!」

 

 

 髭眼帯の口から出てしまった漣情報に赤面し、口を△にして"もぉぉぉ"と連呼する狼さんはくちくかん達が見守る中、教卓をバンバン叩いて悶絶していた。

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

「で……提督、結局例の申請は通ったの?」

 

 

 一頻(ひとしき)りバンバンを終えハアハアと肩で息をする狼さんは、相変わらずのジト目で髭眼帯に不機嫌な声色の質問をぶん投げていた。

 

 場は相変わらずの講義中、今は軍という組織の成り立ちと、現状に至るまでの歴史をザックリと説明し終え、これからが話の本番となるのだが、それに移る前に狼さんには一つだけ髭眼帯に確認しておかなければならない事があった。

 

 

「あーアレね、うん……随分と揉めたけど結局軍としての戦力向上や兵站供給の安定って事で話を押し通したよ、ただ申請が通ったのはいいけど、肝心の設備が整うのにはまだ暫く時間は掛かるだろうから、まだ今は準備段階と言えるけどね」

 

「ふーんそうなの? でもこれからはウチも自前で弾薬が賄える訳だから、今までみたいに外に頼らざるを得なかったって問題は解決したんじゃない? ドンパチやるにしても弾薬無ければどうしようも無いし、それが外部に握られてるのって致命的だったから、これで名実共に独立した拠点って胸を張って言えるじゃない」

 

「まぁね、代わりに上からの監査の目がやたらと厳しい物になっちゃうから、事務方(じむかた)にはかなり負担になっちゃうだろうけど……」

 

 

 艦娘の武装は嘗ての艦の時代であった物をデフォルメした物が装備されている。

 

 それは簡略化され、スケールダウンされた物であったが、嘗ての物と遜色ない程の威力を持つ。

 

 またそれらは一部の例外を除き、現状深海棲艦に唯一ダメージが与えられる物とされている。

 

 

 そんな武装でも使用の際は弾薬を消費する為補給という物は必須となってくるのだが、元々はオカルト染みた技術由来の物である為、その運用も物理的法則から外れた物となっていた。

 

 

 嘗て艦娘を擁し、日本の近海を奪取した軍は、国を生かす為に資源を求めて南へ討って出た。

 

 それは九州南端から始まり大陸に沿う様に、人と艦娘、そして資源を海に溶かしながら細く、長く伸びて行き、現在はヨーロッパと繋がる制海権を持つに至っている。

 

 その制海権を掛けて戦っていた当時、伸びに伸びた補給線は前に出る前線に追随するには心許なく、また完全に駆逐不可な深海棲艦を常に相手とする為、勢力下に置いた海を維持する為にさえ膨大なコストを掛けなければならなかった。

 

 そして制海権をインドネシア迄伸ばした辺りで一端軍は拠点の整備を行い、継戦用の物資を現地調達し、前線で生産体制を整えた上で日本から続く補給線を切り替える事にした。

 

 元々資源を外に求めて海を越えてきたのである、枯渇しかかった内地からそれらを得るより、現地で得られる潤沢な資源を元にその場で生産すれば運搬のコストも掛からず、兵站路は縮まるので更なる戦線の展開は可能となる。

 

 元々それを見越しての海域奪還を計画し、目指したのは日本から一番近く、友好的である資源産出国と思われたインドネシアであった、故に軍がその体制に移行するのは当然と言うよりは予定調和と呼べる結果であった。

 

 

 しかしここで予想外の問題が発生する事になる。

 

 

 インドネシアとの間で諸々の条約を終結し、当時まだ前線基地がブルネイにあった頃、現地で艦娘用の装備、弾薬を生産して運用しようとした処、それらは用を成さなかったのである。

 

 厳密に言うと砲や魚雷管は作動した、しかしそこに込められた弾薬、魚雷がまったく反応しなかった、そして航空母艦の使用する矢も式神も顕現しなかった。

 

 製法も成分もそれまでとまったく同じ物であり、違いだけは生産された場所のみという相違。

 

 この現象に対し軍部はもしや南洋では艦娘の装備は何かしらの事情、若しくは妨害的な物が影響して使用不可に成るのではと混乱状態に陥ったが、その最中でも緊急的に内地から送られた物資や、遠征で訪れた艦娘の武装に装填された弾薬は問題なく使えた為、暫くは現地生産を停止し、内地からの輸送に切り替え、原因究明の為調査が進められる事となった。

 

 

 それらの調査による結論から言うと、艦娘の弾薬、航空機の寄り代となる矢・奉書に限っては大本営の大工廠、舞鶴兵工廠、呉の大工廠分署で生産された物以外は使い物にならないという結果が出るに至った。

 

 其々に共通する物はそれなりにあったが、その内の何が原因でこの現象が発生しているのかは最後まで特定出来ず、思い悩んだ末、内地から資材と部材、そして神主や妖精という人員を送り込んた末、ブルネイの工廠を改装して海軍大工廠とまったく同じ仕様にしても結果は変わらず、内地の要所でも同じ試みをしてみた物のこちらも結果が出なかった。

 

 

 故に現在まで日本の艦娘が使用する弾薬、艦載機は内地で生産した物でしか用を成さないという常識が出来上がり、それは艦娘の絶対数故に前線が膠着してしまうという以上に、戦線を足踏みさせる要因の一つとなってしまっていた。

 

 しかしそれは同時に日本の艦娘は日本という国でしか運用が出来ないという事実を表面化させた為、艦娘を持たない大国からの介入、若しくは圧力による譲渡、更には第三国への横流し等が全て無意味になるという防護的一面も持つに至った。

 

 この"所属国でなければ艦を運用出来ない"という縛りは他国の艦娘にも見られる特徴となっており、ドイツ艦であるならドイツで生産された弾薬を、アメリカ所属艦ならはアメリカで生産された物を、各国の艦娘事情は日本に見られる事情とまったく同じ状態となっていた。

 

 

 しかし物事には常に例外が存在する。

 

 

 艦娘がもし他国に譲渡され、その国で運用される場合、移籍してきた艦娘用の装備をその国の工廠で作った物に換装すればその国で生産された弾薬は使用可能という事を日本の研究機関、大本営の技本が突き止め、現在では"艦娘を建造する施設を持つ国の間のみ艦娘の譲渡は可能"という常識の元、世界では戦いが繰り広げられている。

 

 

「妖精さんが常駐し、艦娘の建造施設がある場所なら艦娘の運用は可能、だけど肝心の弾薬が生産できる場所が世界では9箇所に限定されている……」

 

「だねぇ、内地じゃ大本営、舞鶴、呉の三箇所、国外ではドイツにイギリス、フランスイタリア、ロシアにアメリカ……各国に一つづつ」

 

「そして……何故かウチも、と」

 

「何でだろうねぇ」

 

 

 この日より数日前、龍驤主導による航空母艦用練兵施設群は完成までこぎつけ、本殿を開く為の儀式が執り行われた。

 

 それは事前に試しの段階でどこにも繋げず、大坂鎮守府のみの場を作るという特殊なやり方で行われたが、施設の核となる本殿が機能しない……具体的に言うと、引っ張ってきた龍脈が地下の陣にまでは届いているものの、そこから先へは繋がらないという不具合が発生した。

 

 これに関して空母組が手を尽くしてみたが結局問題解決には至らず、緊急手段として舞鶴工廠の責任者である明石の協力を仰ぎ、試行錯誤を繰り返す事になった。

 

 そして最終的にはやはり本殿にはどこかの分社となる御霊分(みたまわ)けの儀式が必要であるという結論に至り、ヤケになった龍驤はここまで派手に進めてきたのだからと、本殿へ御霊分(みたまわ)けする神社を何と靖國神社へ依頼し、更にそれが通ってしまった。

 

 かくして大坂鎮守府の航空母艦施設群にある本殿は、靖國神社の分社という扱いになり、『逢坂神社(おうさかじんじゃ)』という名を頂く事になって稼動するに至る。

 

 

「て言うか幾ら嬉しかったからって、弾薬作ったり奉書を()いたりとかもぅハシャギ過ぎでしょ……」

 

「まぁどこの拠点でも、空母施設が完成したら奉書()いたり弾薬(こしら)えて、その後"やっぱウチじゃ作れないか~あっはっはっ"って辺りまでの流れはまぁ……お約束みたいなモンらしいわよ?」

 

「んでそのお約束をしちゃったら、ウチでは何故か作れちゃったと……」

 

 

 お約束な事をして、お約束の結果が出なかった時のメロン子とまな板は逆に固まり、どうしようかとその時はプルプル震えてしまったというのはここだけの話である。

 

 そしてその報告を受け、プルプルしたまま大本営に髭眼帯が報告するという流れは逆にお約束の流れであった。

 

 

「まぁその辺り色々と出来ちゃう事を前提に考えたら、今後の対外的な関係や動き方とか随分と変っちゃうから、その辺りを含めた話をこの子達にしないといけないし、実務に就いて貰うならそれなりに授業って形で色々知って貰って……後は、実技的な物かしら?」

 

「その辺りは自分がちょこちょこと仕込むけど、情報課の子達とは違う方向性の育成になると思う」

 

「……と言うと?」

 

「情報課はあくまで自分の直下の部署で、何て言うのか……裏方みたいな物だけど、君を含めこの子達も基本"表"の顔として活動して貰おうって考えているから」

 

「って事は、この子達はゆくゆくはウチの専任に就くって事で予定を立ててもいいのかしら?」

 

「いや、あくまで戦闘要員も兼ねてという位置付けになるけど、優先順位は艦娘お助け課が上位って事で適時調整して動いて貰うつもりでいるから、でないと色々人員の数が、ね?」

 

「ふーん……それは別にいいんだけど、それだと裏に関わる部分をこれまでと同じ情報部に頼るって事になるわね、でもそれって、逆にあっちの負担が大きくならないかしら?」

 

「それに関してだけど、元々第二特務課に配属される予定だった艦娘さんの最後の一人……ラバウルの神通君なんだけど、あっちの司令長官さんと今後の話……例の太平洋攻めの件で詰めをした時にね、ちょっと色々と向こうから要望があって、こっちの人員とトレードする事になってねぇ」

 

「トレード? その話だと神通とウチの誰かって事になるみたいだけど、誰と誰をトレードするの?」

 

「北上君、一応彼女にも色々相談してみたんだけどさ、どうもあっちには同郷の大井君が居るらしくてね……」

 

「あー……なる程、うん、まぁ……その辺りは納得するでしょうね」

 

「で、元々水雷系の強化で重雷装艦の増員を望んでいたラバウルの事情と、誰か(・・)の強い要望が絡んだらしくて、どうでしょうかって言うかボスケテみたいな相談が……」

 

「それで神通かぁ……ってラバウルの神通って確か、"雷撃の鬼"とか言われてなかった? ヘタな重雷装艦よりも凄いって聞いてたけど」

 

「砲と甲標的が使える重雷装艦と、魚雷しか使わない(・・・・・・・・)軽巡洋艦、さて、どっちが基地運用的に使い勝手がいいでしょう?」

 

「……あぁなる程、そういう訳ね、でも神通を情報課にって、何かイメージ的に違う気がするんだけど」

 

「情報課には川内君に回ってもらう予定、神通君に関しては暫く様子見かなぁ」

 

「えっ? 川内も異動してくるの!? まさか那珂とかもって言わないわよね?」

 

「あーラバウルには那珂ちゃんは居ないから、それは無いかなぁ」

 

「川内に神通、対してこっちは北上だけの1on2トレードって……大井、どんだけ司令長官にプレッシャー掛けたのよ……」

 

「それね、うん、何と言うか色々とその……可哀想だったから、ウチで生産予定の弾薬供給ね、あれを少し融通するって話で纏めておいたよ……」

 

 

 こうして艦娘界でも評判の忍者娘一人と、魚雷の鬼という艦娘の着任が決定し情報周りが固まりつつある大坂鎮守府であったが、その着任予定の神通を中心に後日一騒動と言うには生ぬるい騒動が勃発するのであったが、それはまた後日の話になる。

 

 

 そんな溜息を吐く狼さんと髭眼帯は、その後数時間に及ぶ座学(防諜系)を行い、くちくかん達を教育していくのであった。

 

 

 




 誤字脱字あるかも知れません、チェックはしていますが、もしその辺り確認された方は、お手数で無ければお知らせ下さい。

 また、拙作に於ける裏の話、今後の展開等はこっそりと活動報告に記載しております、お暇な方はそちらも見て頂けたらと思います。


それではどうか宜しくお願い致します。
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