私は速くなりたい。

速く、速く、誰よりも速く。風よりも速く、音よりも速く。

速度を超えた先。きっとそこには見たことのない世界があると思うから。

だから私は、その世界が見たい。

それが私の願い。



僕は速くなければならない。

彼女に寄り添う為に。共に戦う為に。

きっと彼女は止まらない。皆を置いて先へ行ってしまう。

そんな彼女と在るために、僕は速くなくてはならない。

それが僕の誓い。



これは赤き龍を宿した少女と、少女の騎士である事を望んだ少年の物語。
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