教育艦武蔵の艦長として任じられた、知名もえか三等航洋士。幸か不幸か。そんな武蔵の乗員は、海洋幼年学校出身の精鋭たちも顔を揃えていた。

名目上の階級も上の彼女達に対して、艦長として奮闘するがどうにも空回り。四月の海洋実習はクラスの親睦を深めるための良い機会だと――――少なくとも、この時には思っていた。

これは、叛乱艦として追われた武蔵の航跡である。
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