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推薦作品:月見ヤチヨの酒寄彩葉ストーキング年代記 超かぐや姫!
たった二ヶ月の出会いを胸に、 ひとりの少女は、八千年を生きた。 再び会うために。 ただ、それだけのために。 これは、月見ヤチヨという少女の物語だ。 肉体を失い、電子精神体として人の傍ら... (全文表示)
たった二ヶ月の出会いを胸に、 ひとりの少女は、八千年を生きた。 再び会うために。 ただ、それだけのために。 これは、月見ヤチヨという少女の物語だ。 肉体を失い、電子精神体として人の傍らに在ることを余儀なくされた彼女が、たった一人の少女──酒寄彩葉にもう一度会うために、果てのない時間を歩き続けた軌跡である。 電子精神体であるヤチヨは、「目的」によってのみ存在を保つ。 肉体も、代謝も、境界も持たない彼女にとって、自分が何者であるかを決めるものは、ただひとつの定義だけだった。 ──彩葉に、もう一度会う。 その願いだけが、彼女を彼女たらしめていた。 だが八千年の旅路は、決して無色ではなかった。 時代は移ろい、人の暮らしも言葉も、そのかたちを変えていく中で、ヤチヨは数え切れない出会いと別れを重ねていく。 誰かの最期を看取り、誰かの想いに触れ、誰かの未来を守りながら。 それらは本来、彼女にとって必要のないものだった。 彩葉へ至るための道程に過ぎなかったはずだった。 けれど、彼女は受け取ってしまう。 誰かの想いを。 誰かの祈りを。 誰かと共に在った時間を。 それは、ヤチヨにとっての穢れだった。 彩葉だけで定義されていたはずの存在に、彩葉ではない誰かの想いが混ざっていくこと。 たった一人のために在ったはずの彼女が、他者を想い、守りたいと願ってしまうこと。 その変化は、彼女を人に近づけると同時に、確かに歪ませてもいく。 純粋であればあるほど、一つの定義に依存していた存在であるほどに、その揺らぎは致命的なものとなりうる。 それでも彼女は、立ち止まらない。 積み重ねてきた時間も、受け取ってきた想いも、消せない穢れさえも抱えたまま、ただ未来へ進み続ける。 そして、そのすべては──やがて、ひとりのもとへと辿り着く。 八千年の旅路を辿るのは、ヤチヨだけではない。 そのすべてを受け取る者がいる。 そのすべてを引き受ける者がいる。 この物語が描くのは、ひとりの少女の恋の結末ではない。 彩葉へ至るためにあったはずの八千年と、その途上でヤチヨに刻まれてきた無数の想いを、未来へと手渡す物語だ。▼読む際の注意事項など
推薦:コンダクター 評価:★ (Good:3/Bad:1)
推薦作品:プロジェクトR! R-TYPE
▼あらすじ「R機」。それは22世紀の人類が遭遇した、あらゆる物質に浸食・汚染する能力を持つ異形の生命体「バイド」に対抗するため、宇宙空間作業機を転用して開発された異相次元戦闘機。そしてR機を開発し... (全文表示)
▼あらすじ「R機」。それは22世紀の人類が遭遇した、あらゆる物質に浸食・汚染する能力を持つ異形の生命体「バイド」に対抗するため、宇宙空間作業機を転用して開発された異相次元戦闘機。そしてR機を開発した科学者集団「Team R-TYPE」。彼らはバイドとの戦いを終わらせるための単機突入作戦と並行して発動された“究極のR機”を開発する計画「Project R」の中心となった開発チームである。彼らによって生み出された機体は確かな実績を成したものもあるが、およそ実用とはかけ離れた機体、あるいはパイロットの損耗を無視した機体、果てはどう見てもバイドそのものとしか思えない機体もあり、軍内部では狂気の開発者集団としても恐れられた。これは、狂気の集団「Team R-TYPE」で活動していた科学者達の日々を、“Rの系譜”に並ぶ機体の開発風景と共に紹介していくお話。▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など2002年にアイレムより発売されたPS2専用STG「R-TYPE FINAL」の二次創作短編集です。本編完結しております。1話完結式の短編集で、基本的にギャグ寄り(時々シリアスあり)となります。肩肘張らずに読める作風となっており、R戦闘機ごとの話になっているので、如何にして登場した機体を完成させたかという101機ごとのアプローチが楽しめるのが魅力です。予算や納期に悩む姿に共感したり、突拍子もない発想に噴き出したり、時に倫理的にヤバイ話に背筋が震えたりと、飽きさせない流れとなっております。▼読む際の注意事項など作者さんのテンションによって作られた作品なので、原作にある“Rの系譜”の順序通りとはなっていないです。また、あくまで「R-TYPE FINAL」に登場した機体のみとなっており、その後のシリーズで新しく登場した機体は含まれていません。そして、この作品は「Arcadia」とのマルチ投稿となっており、一部話の流れが違うものもあります。あとはこの作品を二次創作だと踏まえて、気軽に読んでいただければと思います。▼最後に前述の「Arcadia」で2011年より始まり、何度か休載を挟みながら2023年に完結を迎えました。理想郷から追いかけてきた身として、完結を見届けられたことは感慨深いものがあります。拙い文章ですがこの推薦を以て、完結まで続けていただいた作者様への感謝とさせていただきます。
推薦:dhuran 評価:★ (Good:2/Bad:0)
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