推薦作品:タイ焼き BanG Dream!
バンドリ既読者向けの2万5千文字1話完結短編作品。ライブで失敗し今後の方向性に悩んだ美竹蘭が気恥ずかしさで幼馴染達には頼れずに一人外に出た。そして行く先で出会う他ユニットの先輩達に対し彼女が只管空... (全文表示)
バンドリ既読者向けの2万5千文字1話完結短編作品。ライブで失敗し今後の方向性に悩んだ美竹蘭が気恥ずかしさで幼馴染達には頼れずに一人外に出た。そして行く先で出会う他ユニットの先輩達に対し彼女が只管空回っていく笑えるコメディを挟みつつも、頼れる先輩達の助言から自分達らしいバンドの方向性を見つけ出すに至ったその過程を丁寧に描ききった良作です。本作はユニットの垣根を超えたバンドリの各キャラクター達みんなが魅力的に生きている作品で、悪気なく口喧嘩を仕掛けてくる湊友希那に加えて弱みと見ると弄りに弄り倒してきた氷川日菜に対して真面目に真正面から反発していく美竹蘭らしい一つ一つの反応が本当に笑えて可愛い。幼馴染達にしか普段見せない彼女の隠れた素直さが一人称視点だからこそ存分に味わえました。更にその魅力的なキャラクター描写の他にも美竹蘭のパフォーマンスの悩みに対して、先輩キャラクター達が指し示す音楽の様々な技術が具体的に素人にも分かりやすく説明され彼女達の高い技量が確かに垣間見えて美竹蘭と一緒になって勉強になりました。そんな笑えて勉強になった最後の締めもしっかりと纏められ素晴らしい構成を見せてくれて、バンドリの世界に浸れる良作となっているので是非一読してみて下さい。
推薦:夜市よい 評価:★ (Good:1/Bad:0)
推薦作品:夢現 トライガン
▼あらすじ砂の惑星ノーマンズランドにおける死闘の後、忽然と姿を消したナイブス・ミリオンズ。気付けば彼は白紙の切符と共に列車の座席に座っていた。切符の意味を察した彼は興味のままに列車から降りる。降... (全文表示)
▼あらすじ砂の惑星ノーマンズランドにおける死闘の後、忽然と姿を消したナイブス・ミリオンズ。気付けば彼は白紙の切符と共に列車の座席に座っていた。切符の意味を察した彼は興味のままに列車から降りる。降りた先はAQUA、かつて火星と呼ばれた水の星であった…。▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など「トライガン」シリーズのラスボスであるナイブスが、本編最終決戦後に「ARIA」の舞台であるAQUAを訪れます。本編完結しております。途中から「大神」と「あまんちゅ!」が要素に加わります。この作品の面白いところは3つ、1つ目は全体の世界観の設定です。バトルものの「トライガン」と癒し系の「ARIA」、一見すれば水と油で混ざり合うことなど不可能に思えますが、意外な共通点や各作品に登場するギミックが、同一の世界にある事を無理なく交わらせています。2つ目は作中に出てくる数々の小ネタにあります。「ARIA」からは作中に登場した数々のイベントが登場、「トライガン」からもスピンオフ作品やアンソロジーまで、幅広くネタを拾っております。途中から加わる「大神」のアマテラスの描写も、「あまんちゅ!」の人物や関連するイベントの描写も納得の出来でした。そして3つ目、ナイブスの心理描写です。ある悲劇から人類に果てしない憎悪を持ったナイブス、死闘の果てに敗れた事で自身を顧みる余地が生まれたとはいえ、簡単に考えを変えられるわけでもありません。AQUAの世界や人に触れてもいたずらに肯定や否定をせず、きちんと考えたうえで結論を出している。物語の進行と共に積み重なりも増え、気付けば大きく変わっている。そこの描写が秀逸でした。▼読む際の注意事項などメインになる作品が2つ、途中から4つと多岐にわたり、人物の把握には苦労するかもしれません。「トライガン」については原作終了後なので、ネタバレがガッツリ出てきます。また、「あまんちゅ!」は世界に組み込むために設定が変わっているので違和感があるかもしれないです。▼最後に戦闘描写は基本ないので地味といえば地味かもしれませんが、さわやかな読後感をもたらしてくれる作品ですので、おすすめさせていただきます。
推薦:dhuran 評価:★ (Good:44/Bad:6)
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