まる子、戦争にいく。
作者:はせがわ

▼感想を書く

投稿話順全話感想新着順

J.  2022年06月24日(金) 07:42 (Good:2Bad:1) 6話 報告

ゲリラ掃討戦の生々しさを良く描写されているなと感じました。

フィリピンは仰っている通り太平洋戦争内でも特殊な戦地であり、何度も書かれているゲリラには日本軍が大変悩まされていた事は私も資料を読み知識として理解しています。
それをちびまる子ちゃんという「庶民から見た戦争」という位置づけで、どうゲリラに対抗していたのか、そして敗戦を迎えたのか。これらが非常に地に足のついた形で表されてたと思いました。

「主義主張を述べるわけでは無い」という前提は話からも良く良く伝わってきました。
ああいった事は戦争中であれば「仕方のない」事なのだと、それ以上それ以下でも無いんだとは言い得て妙であり、殺される前に殺すといったシンプルな論理の上での苦悩が伝わってきました。
読んでいて「麦と兵隊」を思い出しました。名作だと思います。

ゲリラ掃討戦は現代でも軍隊を悩ます問題なので当時の人が簡単に解決できるわけがないのに何で日本の戦争だけ取り上げられるのか、昔から矛盾しているなと考えていましたが、似た考えの方がいらっしゃるようで安心しました。
フィリピンでゲリラを支援していた米軍がその後ベトナムや中東で同じ目にあうのはもう戦争の因果としか言いようがないとも感じます。


カカオチョコ  2022年06月10日(金) 18:02 (Good:1Bad:0) 6話 報告

推薦から。

声も顔も雰囲気も知っている彼らが今の過去にあるように感じるのが、なんというか気味の悪さというか、リアルさを感じました。

こう、良いのか悪いのかわかりませんが、「そういうことがあったのだな」とだけ思いました。


城元太  2020年06月23日(火) 22:19 (Good:2Bad:6) 6話 報告

▼このコメントは隠されています。閲覧するにはここをクリック


佐伯 裕一  2019年06月26日(水) 05:05 (Good:2Bad:0) 6話 報告

あらすじでこれはまた異色で重そうだなと覚悟を決めてから読んだので、酷いショックなどはありませんでした。

後書きで触れられていたとおり、絶対にちびまる子ちゃんが戦争に行かなければならない必要性は無いと感じました。
それこそシンジ君でも軍神西住殿でもアリであったと、そういう意味では思います。
ただ、幾らかの爽快感を味わわせる軍記物としてではなく、ある種戦争の記録という生々しくもひたすらに重い題材を扱うにあたり、ちびまる子ちゃんの起用は“あり得なさ”を強調させ、間口を広げると共に読み始めるハードルを幾らか下げているとは思いました。
(18行省略されています)

返信:はせがわ 2019年06月26日(水) 08:43

 ご感想ありがとうございます♪
 そしてまず最初に、当作品だけでなく私の書いたいくつかの作品までもをお読み頂きましたようで、本当に感謝の念に堪えません!
 ありがとうございます! ありがとうございます!w


 まるちゃんを主演にした事について、ですが……。これに関しては未だ自分にとっても「正解だったのか、それとも間違いだったのか」は結論が出ていない感じです。
 本当にまるちゃんでなくてはならない“必要性“は無かったし、まるちゃんで書いた事によって不快感をお感じになられた方々もいらっしゃったハズですから。

 ただ作者としては、最後まで書き切った今になって思うのは、「この設定で書いた意義はあったのではないか」という想いです。
 悪趣味だし、よくも悪くもアンバランスなキャスティングでしたが、“だからこそ“書けた物というのも確かにありましたからね♪
 二次創作バンザイ! みたいな心境でおりますよ私w


 佐伯様のおじい様も、フィリピンに行っていらっしゃったのですね。
 敬意をはらわせて頂くと共に、ご冥福をお祈り致します。

 当時のフィリピンには、のべ60万人という日本人が赴いており、その時期や着任した地域によって様々な軍務に従事されています。
 当作品で書いたような事は、決してあの戦地の全ての地域で起こったワケではありません。

 ゆえにあのフィリピンという国で、おじい様が何を見ていらっしゃったのか……、それは私にはわかりません。
 ただ想像するしかありませんが、きっと私たち今の人間に“語るべき事、語るべきではない事“というのはあったのではないかなと、そう存じます。


 反戦教育という物に対するご意見、私も共感しています。
 今の洗脳めいた教育の仕方ではなく、何故あの戦争が起きたのか? どういった物であったのか? というそれを客観的にとらえ、事実として子供たちに教えていくべき。心からそう思います。

 ただ……それが出来ない。それが許されない国というのが……敗戦国である日本という国ですよね。

 アメリカは空襲や原爆で日本を焼き尽くし、何十万という民間人を殺しました。
 いろいろ理屈をこねてはいますが、それは“民間人を殺してはならない“という国際戦時法に明確に違反しています。
 そしてなんだったら“日本が戦争をやらざるをえなかった理由“というのは、大戦に参加して利権を得たかったアメリカがそう仕向けたからです。
 そしてロシアも中国も、あの大戦で戦った全ての国々が、いわゆる“人道に対する罪“という物をすべからく犯しております。

 しかしながら、かの国々がそれらを非道だと強く非難される事は回避されております。
 非難されるのは、敗戦した国だけです。

 それが間違った事であるという事は……きっともう、世界中のだれもが分かっている事なんですよね。
 だけど「負けたのだから、全ての責任を背負え」、そして「負けたのだから仕方ない」
 ……そんな欺瞞の中で、我々は生きています。

 私達の思う、理想的な子供たちへの教育。正しいやり方。
 それが出来る国、世界という物を、願わずにはおれません。


 改めまして、お読み頂きましてありがとうございましたっ。
 胸いっぱいの感謝を♪


爆弾  2018年12月28日(金) 09:59 (Good:5Bad:0) 6話 報告

戦争について話すと、まず『戦争は悪いことだ!』で始まる現代とは違う、というところにまず衝撃を受け、容易に想像ができないであろう戦争を扱った作品を、身近な存在である『ちびまる子ちゃん』でやるということで想像しやすくしたりと、色々な面で驚いています。

本当に、色々と考えさせられる『良い』作品だと私は思います。

返信:はせがわ 2018年12月28日(金) 11:39

 ご感想ありがとうございます♪

 そう言って頂けると、頑張って書いた甲斐がありますっ。
 もうまるちゃんを主役に据えてしまった時点で、「……覚悟しております」と、皆様から罵詈雑言の嵐を頂く心構えばかりしていた物ですからw

 ですので最後までお読み下さいましたばかりか、こうやってご感想を頂けた事をメチャメチャ嬉しく思っておりますっ。
 ありがとうございますっ! 本当にかたじけないっっ!!w


 これは余談になるのですが……。実は私、一話二話を制作していた時「リアルに風邪をひいていたんですよ」w
 あの劇中のさくらももこさんと、まったく同じ状況です。友達とカラオケいったら移されてしまったんですよ!w

 高熱を出している時というのは、本当に昔の嫌な気持ちとかを沢山思い浮かべてしまうものでして……。
 じゃあこの状態で、今の気持ちをそのまま小説にすればいーじゃんというテーマを持って制作されたのが、実は当作品だったりします。

 構想自体は前から練ってはいたし、やりたいとは思っていたのですが……。
 しかし内容が内容だけに、“書くか書かないか“という部分で、どうしても踏ん切りという物がつかず……。
 しかし、やろうと決めた最後の一手は、自身が風邪をひいた事。
 きっと自分の中のタガが外れてしまっていた事が、大きかったのかもしれませんね。
 普段だったらこんな事、とても出来たかどうか……w


 自分の主義主張は入れない! という事を心掛けてやってはいたのですが……しかし一話で書きました反戦教育の是非につきましては、もう思いっきり私の気持ちそのものを書いてしまっていますねw

 戦争が駄目だっていうのは分かる。誰だって殺し合いなんかしたくないよ。
 でもその大義名分の為に、ただただ自分達のおじいちゃんを悪く言うってのはどうなんだ?
 私たちは、自分のご先祖様たちに敬意をはらっては、いけないのか?
 戦って下さった人達を貶め、己の思想の為に子供達に残酷な映像を見せて“反戦“をすり込んでいるお前達はいったい何なんだ?

 ……そんな私の感情が爆発しておりますね。……今読んでみると。

 あ~。そうそう! 「わたし風邪ひいてましたから!」(笑)


 便利な言い訳をゲットしたぞ! という喜びをお伝え致しますと共に、長くなってしまいましたので今日はこの辺で失礼致しますね♪

 あらためまして、お読み頂きましてありがとうございましたっ。
 心からの感謝を♪


う、めし。  2018年12月27日(木) 06:20 (Good:1Bad:1) 6話 報告

凄まじい作品ですね……この話数において、これほど衝撃的で鮮烈な小説、自分は読んだことがございません。
自分の祖母、祖父も戦争を経験しておりまして、様々な体験談を話してくれたことがありました。しかし、フィリピンという現地の戦争風景を具体的に描いたこちらの作品は話でも聞いていないことなので、非常に参考になりました。
作者様にはとても感謝しています。改めて、戦争に関して熟考するきっかけを頂いたこと。そしてこの素晴らしい作品を生み出して頂けたこと。深くお礼申し上げたいと思います。本当に、ありがとうございます。

返信:はせがわ 2018年12月27日(木) 07:30

 ご感想ありがとうございます♪

 私もこのフィリピンの戦場の事を学んだ時は、……何というか、しばらくの間は平常心で居られなかった程の衝撃がありましたよ。

 私の中で日本軍という物は、規律に厳しく、そして武士道精神からくる高潔さを持った軍だという印象がありました。
 軍部内の軋轢、作戦の拙さ、体質の問題、そして兵站の軽視などの様々な問題はあっても、その戦いは大儀のある物だったと、そう感じていたんですね。
 ただフィリピンの事を学んでいく内に、とても稀で、そして特殊な状況下にあった戦場ではあるとはいえ、こう言った事も確かに起きていたのだという事に凄く衝撃を受けました。

 もう知れば知る程にやるせないというか、やりきれないというか……、この知識を自分の中で消化し、受け止める事に、随分と時間がかかった憶えがあります。

 当作品はまるちゃんを主演としたフィクションの物語ではありますが、そのエピソードは百に迫る数のフィリピン帰還兵の方々、そして被害に合われたフィリピン住人の方々の証言や記録から発想を頂いている物が大半を占めます。

 まるちゃんの心理描写、また仲間達との会話パート、老人ホームでのシーンなど、そういった“物語“としての部分は私の創作です。
 しかし戦場エピソードに関しては、私が好き勝手に考えて作ったような物は当作品内にはございません。
 ほぼ全てが、実際にあった出来事を元にして書いている物です。

 実在の戦場をテーマとしていますから、好き勝手に創作するにはデリケートな部分があり、そういう事は出来ないというのがまずひとつ。
 そして二つ目には、あのような凄惨なエピソードを想像できるような頭を、私はとても持ち合わせてはいないという事があります。

 そして子供であるまるちゃんを主演としている以上、どうしても“書けない“エピソードという物も、フィリピンの戦場には多々あります。
 私からしても、どうしても“書きたいと思えない“物さえも、この戦場には多いです。

 もしお時間と機会がございましたらば、一度フィリピンの戦場の事を本などでお調べになってみて下さいね。
 凄惨な出来事が多々あった戦地ではありますが、これも私達のご先祖様達が戦って下さった戦場のひとつなのです。


 私の祖父は、私が物心がつく前に他界をしておりましたので、直に戦争の話を聞く機会はありませんでした。
 実際に戦って下さった方々のお話を聞かせて頂けるというのは、本当に貴重な事です。
 羨ましい……といったら凄く変になってしまいますがw ぜひその思い出を大切になさって下さいね♪

 なんか私の友人が聴いた、彼の祖父の戦争体験の話があるのですが……。
「従軍して所属した部隊の隊長が、たまたまワシが地元で子分にしてた男でな!
 なんかすごく快適な軍事ライフだったぞ!」みたいなのありましたゾw

「飯もけっこう食えたし、ワシは足に弾を喰らって怪我したから、すぐに帰って来れたんよ!」みたいなねw
 大戦初期に従軍していた方々の中には、「けっこう楽だったよ?」みたいな思い出を持つ方々も意外と多いそうな。
 うん! なんか腑に落ちないですワ!w


 関係ない話をしてしまいました上に、すごく長くなってしまってごめんなさいw
 改めまして、お読みくださいましてありがとうございましたっ。
 胸いっぱいの感謝を♪


たかお  2018年12月21日(金) 16:48 (Good:4Bad:2) 6話 報告

推薦から読みました。
一兵士の視点で戦争を通して人間の醜さを描くというある種戦争文学の基本に忠実な内容は、安易な主義主張が強いものが多い戦争もののネット小説の中では新鮮です。大岡昇平の「靴の話」あたりの短編が好きなので、私としては残虐な場面などにむしろ安心感を覚えました←えw

日本軍を悪と決めつけた戦後の独善的な反戦教育は、かえって戦前の日本は植民地に多大な貢献をして一切虐殺もなかった、という考えをも生みだしてしまった。実はこの二つの主張は表裏一体ですよね。言うまでもなく日本軍は日本軍であり良いも悪いもない。日本含め世界は先の大戦を軍国主義が悪いファシズムが悪いで「反省」せずに蓋をしてしまった。70年も経って劣化した蓋は中身に耐えられず徐々に開かれようとしていると。

最後の裏話を読むまで、ちびまる子ちゃんである必然性をどうしても感じられませんでしたが、彼女が身近な存在であるから、というのは例え後付けだとしても大変納得のいく回答でした。戦争は庶民のもの。先の大戦で散ったのは英雄ではなく平凡な庶民だ。

返信:はせがわ 2018年12月21日(金) 20:40

 ご感想ありがとうございます♪

 当作品で意識していた事なのですが、ひとつ「作品内で自分の主義主張は入れない」と意識して書いていた部分がありましたよ♪
 自分が良いと思う物を“良い“、そして悪いと思う物を“悪い“物として書く事だけは、絶対にしたくないという想いがありましたから。
 物語というのは、まるで作者が神様のように全てを決めて描く事が出来てしまいますからね。
 それをしたらどうしても“自分の意見の押し付け“になってしまいますし、そんな事の為にわざわざ作品作りなど、したくはなかったのです。

 ですので、当作品はあくまで“一兵士の物語“として執筆しております。 メッセージ性などもありません。
 ゆえに決して大した作品ではありませんが、お読み下さった方々がそれぞれの感想を持って頂けたら幸いだと、そう想って作っておりましたよ♪

 日本軍を悪と決めつける反戦教育の主張、そして沢山の功績を残した誇り高く高潔な日本軍というイメージ。
 どちらの主張もありますが、それは決して白と黒の二つで分けられる物ではなく、また容易に善悪で片づけられるような簡単な物ではありませんよね。
 私たちは戦争の事を考える時に、どうしても物事を「どちらなのか?」という風に単純化して考えてしまいがちですが、本当に考えるべきはやはり“本質“的な物。
「あっちが悪い」「どちらが正しい」ではなく、それぞれが過去の戦争の事を学び、そして考えていく事こそが大事なのではないかと思っております。

 例えば「先に攻撃を仕掛けてきた日本が悪い」「帝国主義が悪だった」などなど、それだけで思考を止めてしまっていては、私たちは先の戦争の事を、何も未来に生かしていく事は出来ませんから。


 ……そして、当感想欄でも度々語らせてもらっている“まるちゃんを主演にした事“についてなのですが、ぶっちゃけて言ってしまえば、もうまるちゃんである必然性という物までは無かったのですよw
 単純に一番私が書きやすいと感じたから、私が大好きなキャラだから、そしてまるちゃんがとても身近な存在であったから、というのが主な理由なんですねw

 それと言うのも、私がこれを「書こう!」と決めた時、まず一番最初にあったのは“テーマ“の方だったんですよw
 このフィリピンの戦場をテーマに書きたいという想いがあり、その演者を決める作業は後から行った事でしたから。
 それこそ6話にもあります通り、最初は碇シンジくんや、西住みほさんにお話を持って行ったりしてましたからねw

 本当はもう、私にオリジナル小説を書く実力があったならば、全て解決した問題なのですよコレ!w
「書きたい!」という想いだけではなく、キャラクター設定や世界観を構想し練っていくという力があれば!
 それが無いからこそ、二次小説としてよそ様のお考えになった物をお借りせねばならなかったという!w
 もう石を投げられても仕方がない……そんな事情によってまるちゃんをお借りしていましたのですw
 どうかお許しをっ!w

 そんな様々な事情や問題がありました当作品では御座いますが、お読み頂きましてありがとうございましたっw
 心からの感謝を♪


ホワイト・ラム  2018年12月18日(火) 21:32 (Good:2Bad:0) 6話 報告

こんにちは。作品拝見させていただきました。

なんといえば良いのでしょうか、しみじみとする作品ですね。
第二次大戦は、今やタブーの領域ですね。

(7行省略されています)

返信:はせがわ 2018年12月18日(火) 22:17

 ご感想ありがとうございます♪

 もう「えーい、書いちゃえー!」という勢いのもとに書きなぐってしまったような作品でしたが、最後までお読み頂けた事を大変感謝しておりますっ。
 もうボロクソにこけ降ろされる覚悟ばかりをしていた物で、こうやってお褒めの言葉を頂けると嬉しいやら恐縮してしまうやらでw

 学校では反戦教育として「戦争はいけない」と教えはするものの、かの二次大戦の詳しい概要まではあまり教えては貰えませんよね。
 ……やはりこう、デリケートなテーマなのか、教科書でも扱いにくい部分があるのでしょうねw
 だからもうとりあえず、空襲の被害の事や、広島長崎の事などを教えて「戦争はいけないよ」と言う事に終始している感じなのやもしれません。

 あまり学校では教えられない事ではありますが、開戦前の日本はもう、必死の想いで戦争回避の努力をしたといいます。
 結局は真珠湾へと先制攻撃をかけた事によって開戦を致しましたが、それまでには譲歩に譲歩を重ね、限界までアメリカとの交渉を行い、戦争回避の為に努力をしてくださったという記録があります。

 戦前のアジア諸国の状況や、欧米のこれまでの植民地主義の歴史などを鑑みれば、もしアメリカと戦って敗戦したならば、日本は植民地どころか、もうどうされてしまってもおかしくないと、そう考えられていましたから。
 だからこその「一億総火の玉」のスローガン。
 国民最後の一人になるまで戦い抜く。そうしなければこの国が滅亡してしまう。守らなければならない。
 大戦後期の神風特攻隊の逸話に代表されるように、そんな覚悟のもと、私たちのご先祖さま達は戦って下さっておりました。

 この戦争には様々な側面、様々な問題もありました。
 しかしそれでも私はご先祖様たちに感謝し、そして敬意をはらいたい。そう感じております。

 ……ただ、そういった戦争を戦った方々に「お前のやった事は間違いだ」と、面と向かってそう言い放つ人達も、実際にはいらっしゃるんですよw
 たとえ面と向かって言わずとも、今の子供達に「私たちの先祖は大罪人なんだぞ」と、ただただそう教えている人達が。
 “平和“、そして“反戦“という、大義名分のもとに。
 ヘドが出るような話です。

 愛すべきキャラクターである“まるちゃん“を主演として書いた事には、やはり自分の中でも、複雑な想いがあります。
 考えあっての事ではありましたが、やはりファンの方々には申し訳ない気持ちが、どうしてもあります……。
 決して悪ふざけではなく、作者は情熱を込めて真剣に描いたつもりでありますので、あとは皆さまからのご意見をしっかりと受け止めていこうと、そう思っている所存です♪

 改めまして、お読み頂きましてありがとうございましたっ。
 心からの感謝を♪


つぶあんちゃん  2018年12月17日(月) 22:41 (Good:2Bad:0) 6話 報告


ランキングに載っているのを見つけて一気読みさせて頂きました。
何というか、一言で言えば凄まじい作品でした。1話目から戸惑い、驚き、それでも先が気になってページを捲る手が止まりませんでした。読み終わったばかりなので、まだぼんやりしています。

これは私が勉強不足で至らない点ですが、フィリピン戦をこの小説で初めて詳しく知りました。これはどうしようもないことかもしれませんが、今の日本の歴史の勉強ではアメリカにされたことを習うばかりで日本が何をしたのかを知る機会ってないんですよね。まるで日本が完全な被害国とすら思っている人すらいるんじゃないでしょうか。

もちろんこれは作者様があとがきでも仰ってたように「物語」ですが、私にとって遠い昔のことに感じてしまう戦争について考え直す良い機会になりました。

賛否両論な作品であると思います。でも、私はこの小説に出会えてよかったです。

返信:はせがわ 2018年12月18日(火) 06:15

 ご感想ありがとうございます♪

 もう想いのままに書きなぐってしまったような作品ではありましたが、最後までお読み頂けた事を心から感謝致しておりますっ。ありがとうございましたっ♪

 ランキング……また乗っちゃってましたね……。
 何と言って良いのか……、もう私のこの恐怖感、とんでもなかったですよ?w
 最新話を投稿する度に、またランキングに乗ったりする度に、「よし! 皆様に罵詈雑言を頂く覚悟を決めるかっ!」という心構えをまずせねばなりませんでしたからw
 覚悟の上で書いた物とはいえ……、きっとこの作品を書いた事は、私一生忘れられない思い出になると思いますぞw

 フィリピン戦についてですが、私の小学校ではよく戦争教育の中で“フィリピン“の名前が出てきていたように思います。
 沢山の戦地があったにも関わらず、なぜかフィリピンの名前ばかり聞いていたような気がします。

 これにはきっと、時代や、学校の違いもあったのでしょうね。
 さすがに当作品で書いたような事までは学びませんでしたが、それでも戦場の悲惨さを子供達に見せる上でフィリピンという戦場は、あの教師達にとって「とても都合が良かった」のやもしれません。
 日本は悪い事をした! こんなにも残酷な事を! 反省せねばならない! ……みたく子供達に教育していく上で。

 一般的には教科書にあるように、日本が“とにかく“戦争を始めたんだけれど、空襲や原子爆弾で国を焼き払われて敗戦したよ。だからもう戦争をしてはいけないんだよ。……という風に学びますよね。
 映画“火垂るの墓“にあるような、戦時中の国民はこんなに酷い目にあっていた、という事を重点的に教えられている気がします。
 確かにあれだけ見てたら、「酷い事されたんやなぁ……」という感想だけを持っちゃうかもしれませんねw

 ただ学校教育を終え、そして自分で戦争の事を色々と調べていくようになると、この戦争や戦場には様々な側面があるのだと気づかされます。
 
 ニューニギアなどの戦場を学んだ時は、大戦末期の悲惨さを。
 フィリピンの戦場を学んだ時は、追い詰められて理性を失った人間の残酷さを。
 ビルマのインパール作戦を学んだ時には、怒りの感情を。
 そして沖縄や硫黄島などの戦場を学んだ時には、日本の軍人達の誇りと、献身の尊さを。
 
 もう現代の善悪や正否だけでは決して語る事の出来ない、そんな複雑さをいつも感じます。
 今後も自分なりにあの戦争の事を学び、そして考えていこうと思っておりますよ♪

 改めまして、お読み頂きましてありがとうございましたっ。
 胸いっぱいの感謝を♪


tubuyaki  2018年12月14日(金) 00:54 (Good:1Bad:0) 6話 報告

 後書きを読みました。物事をよく理解させないまま、子供に意見を植え付ける。一面的なものの見方をさせようとする。それらは違うよねと、1話目において否定される一方で、続く話では栄光や誇りに満ちた日本軍というイメージも否定される。同時に、単純な加害者対被害者という構図も否定される。悍ましい加害者としての側面も描かれる。そして最終話では、蛮行を踏まえた上で、兵士個人の立場に立った見方がクローズアップされる。個人的には、バランスの取れた構成になっていたと思います。
 この話を読んで、戦争に対するものの見方に、自分の中でなにがしかの結論を出せたわけではないのですが、しかしあれは良かった・悪かったと、単純化していては捉えきれない、向き合ったことにならない戦争というものについて、考え込まされました。

返信:はせがわ 2018年12月14日(金) 05:31

 ご感想ありがとうございます♪

 ひとくちに“戦争“といっても様々な戦場があり、様々な事情があり、立場があり、そして戦った方々それぞれの想いがあり。
 誰だって戦争は嫌だ、良くないと思う……。しかしだからと言って、決して『こうなんだ!』というひと言では語りきれない、そんな複雑さがあると思います。

 私自身も、自分の中での戦争という物に対する“結論“など未だ見つけられないままに、この当作品を執筆していた人間ですもの。
 描きたい事を描きたいままにやっちゃったので、すごいごちゃごちゃした作品になってしまった感もありますw
 当作品って「結局何が言いたいの?」という結論を作品内で示す事無く、もうスパッと終わってますからねw
 でもたとえ創作の物語とはいえ、この戦争という物には結論なんか簡単には出せないんだよ。それぞれが自分なりの答えを考えていく物なんだよ。……という想いが自分にはありました。

 今後も自分なりにこの戦争の事を考え、そして学んでいくつもりでおります♪


 どちらか一方の立場でのみ描き、そして最後には戦争全体の事に対するある意味での“結論“を作品内で示す。
 そういった作品もあるし、意義のある物だとは思うのですが……。とても私にはそれは出来ません。
 それを簡単にやっていい事なのかどうかにも、私には疑問が残ります。

 だから私が書いたのは、あくまで“物語“。
 まるちゃんを主人公とする、戦争をテーマとした“ある兵士の物語“です。

 自分なりに精一杯書いたつもりですので、最後までお読み頂けて本当に嬉しく思いますっ。
 心からの感謝を♪

 そしてご感想だけでなく、素晴らしい推薦文を書いて頂きまして、もうなんとお礼を申し上げたらいいのかわからないくらい感謝しております。とても勇気になりました。

この場を借りてお礼を申し上げます! ありがとうございましたっ♪



感想を書く
ログイン状態でのみ感想の投稿が可能です
内容 対象話:

0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。


感想検索
キーワード
ユーザー名 話数 並び替え
絞り込み