【不特定】語り手が信用できない作品
基本的に語り手の主観で書かれている地の文だが主人公が外的要因(記憶操作 洗脳)などにより語り手の言っていることと事実が異なっている作品
本人だけの世界観があり、まるでそれがその世界のすべてだと言っているような作品
【除外条件】
台本形式(苦手なので)
長編でざっくりと話がわかるくらいまで進んでいないもの(かなり短く終わっているもの)
などですが本当におすすめしたいという場合にはこの限りではございませんので
長編短編等は問わない
男女主人公どちらでもよい
主観が度々変わるなどもよい
基本的には雑食なので面白いものを
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黒まりも
「異世界迷宮の最深部を目指そう」
https://ncode.syosetu.com/n0089bk/
主人公が突如異世界に転移し、元の世界に帰る為に何でも願いが叶う迷宮の最深部を死に物狂いで目指す、という名目の作品です。
多くを語るとネタバレになってしまうので伏せますが、基本語り手は信用出来ません。
主人公が表面上の世界しか見えておらず日々を過ごす中、物語の奥底は大きなうねりを上げて着々と進んでいきます。
伏線の扱いが他の作品と比べ群を抜いて巧く、作中の殆どの言葉には隠された意味が備わっており主人公は勿論、読者もそれに気付く事が出来ません。読む前と読んだ後では物語が大きく違う意味を伴ってきます。
ただ恐ろしく長いです。ですが、長いからこそ意味が為される作品であり、何よりとても読み応えがあります。是非。