タイトルWILK ―忘れずの故郷―小説ID420140
原作歴史 / コメディ作者ヒツジ(ラム肉
あらすじ郵便機を作ったら、百年後には食品企業兼ドローンメーカーになっていた。


第一次世界大戦後、独立を取り戻したばかりのポーランド。

金も、設備も、まともな滑走路もない小さな工房に、五人の男が集まった。

ユダヤ人実業家。
元ポーランド独立運動家。
元白軍将校。
元ドイツ帝国軍技師。
そしてポーランド軍将校。

彼らが最初に作ったのは、兵器ではない。

手紙と薬と人を運び、分断された国を繋ぐ、頑丈な双発郵便機だった。

だが戦争が始まれば、郵便機は弾薬を運び、包囲された部隊へパン生地の樽を落とし、爆弾を抱え、撃墜されても何度でも空へ戻った。

やがて会社は祖国を追われ、英国へ亡命する。

そこで翼に吊るした牛乳缶からバターが生まれ、果汁からアイスが生まれ、余った生地からパンが生まれた。

退役軍人が働き、その家族が店を開き、農場や牧場が供給網となり、食品企業となったWILKは、学校、老人ホーム、墓地園まで抱える一つの共同体へ成長していく。

それでも彼らは、空を捨てなかった。

アイスとバターの利益で航空研究を続け、百年後、WILKは無人機メーカーとして再び戦場へ現れる。

これは、郵便機から始まり、戦争、亡命、食品産業、福祉、教育、そしてドローン戦争へ至る、ある奇妙な企業の百年史。

壊れたら直す。
帰ってきた者を食わせる。
役に立ったものは残す。

そして、故郷を忘れない。
タグオリジナル 架空戦記 仮想戦記 歴史改変 ポーランド 航空機 軍用機 ドローン 技術開発 企業 食品 退役軍人 群像劇 コメディ シリアス
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掲載開始2026年07月22日(水) 00:12話数連載(連載中) 117話UA1,253
最新投稿2026年08月12日(水) 12:15しおり6件お気に入り19件
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