《ツイスターロジック》タータンチェックの君とグレンカートの僕は。
作者:

オリジナル現代/恋愛
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(知らなきゃよかった…っ!)
今までせき止めてきた思いは、あっという間に体の外へ溢れ出していく。
「うああぁあぁあぁあーーーーーーー!!!」
涙は、止まることを知らなかった。止められなかった。止める気さえ、しなかった。

僕は、初恋を「失恋」に変えられてしまった。
もう無理だ。あんまりだ。こんなの、酷すぎる。

あれほど頑張った告白の練習も、無意味だった。あんなに寝られなかった日は今までの人生で無かったのに。
僕はもう、君しか見えていなかったのに。

いつもは走らない廊下を自分の全速力で走った。この十七年間守られてきて、誰も入れなかった、気づきさえしなかった僕の「恋心」に初めて足を踏み入れたのは、君なのに。

これまで女の子に興味を持てなかった僕は、こういう体験が初めてだった。

身の回りが明るく見えて、特に君の回りはより一層輝いて見えていた。表現として正しいのは、多分、「君の回りに星がある」ってことだと思う。

何でもうまくいく気がして、色んなことにチャレンジしたあの夏、この冬。実績もある。成績も良くなった。

でも今、僕は生きる勇気さえ、見失ってしまった。

別に死んでしまおうとか、そういうことでは無いが、おそらくこの先、僕の身の回りは、灰色に染まるだろう。

何て悲惨なお話なんだろうか。僕みたいな人には、この恋の運命を、変えることは出来ないのだろうか。

ああ。それならなんて孤独なことだろうか。僕は、僕の一番の希望を無くして、一体何をすればいいのだろうか。


「もう、嫌だな。」


「ごめんなさい…。」
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