転生したら海の悪霊?   作:ヨシフ書記長

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はい年明けになっちゃったね

ドフラミンゴ編はあと2話を予定してるよ



合成人間(ユニオン)

海軍本部~マリン・フォード~

 

コングの居る部屋にはたくさんの海兵が出入りしていた。

 

「報告申し上げます!ジョーンズによるインタビュー記事は本当かとの問い合わせが!」

「海軍が先に手を出した事が全ての発端になったと書かれております!」

 

世界経済新聞を記事を見せながら海軍将校は眉間にスジを立てる。

 

「おのれぇ…ジョーンズ!まさか新聞を使ってまで我々を攻撃するとは!」

 

センゴクは忌々しそうに世界経済新聞を投げ捨てる。

 

「最近では、奴隷解放の英雄だと言う声も上がってきております」

 

別の将校はセンゴクにそう言うと、センゴクはさらに顔を顰める。コングは新聞を見ながら少し黙るとこう言った。

 

「やつも考えたものだ…。新聞を使い、自らの影響力を強めるとは…。更には非加盟国に潜伏…通りで我々の警戒網に引っかからんわけだ」

「しかし、コングさん!奴はこんなものまで新聞と共にばら蒔いているんですよ!」

 

センゴクの手にはあの募集の紙が握られていた。

 

「ご丁寧に自分の居場所まで記すとは!これは我々に対する挑戦です!」

 

センゴクがそう言うとコングは瞑目しつつもこう言う。

 

「それはわかっている」

「でしたら、今すぐにも討伐隊を!」

「それは出来ん」

「何故ですか!」

 

机に拳を叩きつけながらセンゴクは叫ぶ。それに対してコングはこう返す。

 

「やつの居るキール王国には…聖地から降りたドンキホーテ一家が住んでいる。元とはいえ…天竜人がいる国だ…。下手には手を出せん」

「あの国に天竜人が…」

「やつはそれを知ってか知らずか…。ヤツは偶然にもドンキホーテ一家を人質に取っている状態なのだ」

 

少しセンゴクは俯いていたが、顔を上げるとこう言った。

 

「でしたら、コングさん。こういう作戦はどうでしょう?ドンキホーテ一家及びに民間人の保護作戦です」

 

センゴクの言葉にコングは少し沈黙するとこう言った。

 

「ふむ…。元とはいえ、天竜人の保護か…。よし、許可しよう。しかし、今回はこちらから手を出すな!あくまで民間人保護が目的だ!」

「その保護を妨害するようなら…不本意ながら戦いますが宜しいですね?コング元帥?」

「それは止むを得ん…。保護を邪魔するようであれば、徹底的にやれ!分かったな!」

 

『ハッ!』

 

海兵たちは慌ただしくコングの部屋から出ていくのだった。

 


 

 

キール王国〜旧ドンキホーテ邸〜

 

丘の上に建つ邸宅…。かつて、ドンキホーテ一家の暮らしていた建物に、ジョーンズ達は集まっていた。

 

ジョーンズは2階の窓から身を乗り出すと、中に入っていく奴隷たちにこう言った。

 

「船の修理が済むまでここを拠点にする!いいか?野郎共!」

 

『オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!』

 

ジョーンズの声に答えるように奴隷達は吠えた。ゆっくりと窓を閉めて椅子に座るとロウがこう言った。

 

「元奴隷達は船長に感謝してもしきれねぇだろな?船長のおかげで無くなった足や手が普通と違うとはいえ、出来たんだからよ」

 

酒瓶を煽りながらロウは笑うとそう言った。ジョーンズは机に足を置くとこう言った。

 

「あぁ…。奪われたもんは返せねぇが代わりものは用意出来る。()()()…。連中を強くすればするほど…世界政府の脅威をになるさ」

 

ジョーンズの言葉にロウは眉間に手を置きながらこう言った。

 

「あぁ…アレだろ?身体全部をアンタに差し出したっていう連中だろ?」

「そのとおりだ!ロウ!()()()()に何が欲しいかと聞いたら…なんて言ったと思う?ハハハ…!()()()()()()()()()だとよ!」

 

「それで…連中はあんな姿って訳か」

「そうだ…。俺は()()()()合成人間(ユニオン)と呼ぶ事にする!アイツらは、この世の闇から生まれた化物共だ!」

 

楽しそうにジョーンズは机を叩きながらそう言った。ロウはグラスを口に運びながら、ジョーンズを見てこう言った。

 

「それで?そいつは一体何なんだ?」

 

ロウは壁側に立つドラゴンを、見ると眉を顰めながらこう言った。

 

「船員募集を見たやつか?それにしちゃあ…偉く若いのが来たな」

 

ジョーンズは後ろを振り向きながら、ドラゴンに向かってこう言う。

 

「おい!ドラゴン!ロウに自己紹介してやれ!」

 

ドラゴンは目深く被っていたフードをとると、ロウを見ながらこういった。

 

「俺の名は…モンキー・D・ドラゴン」

 

ロウはドラゴンの言葉を聞くと、睨みつけていたが…徐々に驚愕の表情を浮かべながらこう言う。

 

「モンキー…D…?あぁ!てめぇ…もしかして!()()ガープのガキか!」

 

ロウの言葉にジョーンズは笑いながらこう返す。

 

「御明答だ!ロウ!コイツはあの英雄さまの息子だ!」

「あのガープにこんなガキが居るとは思わなかったぜ!」

 

ドラゴンは黙ったまま、ロウ達の話を聞いていた。

 

「コイツは強いのかよ?船長」

「それについては心配するな。コイツは能力者だし、強さは俺が保証する」

 

ジョーンズはドラゴンを見るとそう言う。

 

「んじゃあ、別に俺は何もねぇぜ?船長が決めた事には従うしな」

 

ジョーンズは椅子から立ち上がると、ドラゴンの目の前に立ちこう言った。

 

「ようこそ、ドラゴォン!我が悪名高きジョーンズ海賊団へ!お前の入団を歓迎しよう!」

「ありがとう…ございます」

 

ジョーンズは更にドラゴンに近づくと、顔の触手がドラゴンの顔を固定しながらこう言った。

 

「俺の船に乗るお前に一つだけ…!忠告をしておこうと思う!いいか?よく聞けよ?"仲間の信頼を決して裏切るな"だ!それをもし破った場合は…お前をクラーケンの餌にするからな?覚えとけよ?」

 

ジョーンズの脅しとも取れる言葉を聞いてもドラゴンは顔色1つ変えずに立っていた。

 

「流石は英雄様の息子だな!顔色一つ変えやがらねぇ!」

 

ロウは皮肉を言いながらグラスを飲み干した。ジョーンズは席に戻り座り直すとこう言った。

 

 

「ドラゴン!暫く俺らはここに居る!お前は少し島の周りを見回って来い!」

「わかった」

 

ドラゴンはお辞儀をすると部屋を出ていった。それを見たロウは口を開く。

 

「アイツ…まさか裏切ったりしねぇよな?」

「どうだかな?もし、裏切るのなら容赦せんさ」

 

顔の触手をウネウネさせながらジョーンズはそう言った。

 

「それよりも…アンタの片腕はまだ治らねぇのか?」

 

ロウはジョーンズの右腕を見ながらそう言う。

 

「タコは足が切れても再生はするが…何分時間がかかるのさ。今は代わりのものをつけてるがな…」

 

ジョーンズは骨と化した右腕を見せながらそう言った。ロウはそれを見るとこう言った。

 

「まだ死神野郎との戦闘が尾を引くとは…。流石は海軍の最高戦力だな」

「あぁ…。だから、俺達は力がいる!政府共に負けない力がな!」

 

ジョーンズは興奮気味にそう言うとロウはこう返した。

 

「それで?終わったら、この次は何処へ行くんだ?船長?」

「次は魚人島を目指そうかと思っている。シャボンディ諸島を経由してな」

「お!魚人島か!楽しみだぜ!」

 

ジョーンズの言葉にロウは笑いながら酒を飲み干すのだった。

 


 

北の海(ノース・ブルー)

キール王国沖合-400海里-

 

 

「もうすぐキール王国に着くが!警戒を怠るな!あの国はジョーンズがいる!」

『ハッ!』

 

センゴクは海兵達を鼓舞しながら、部下に命令していた。そこにボルサリーノが現れ、声をかけてきた。

 

「センゴクさん〜」

「なんだ?ボルサリーノ?」

「本当に逮捕しなくていいんですかい〜?」

 

ボルサリーノの言葉にセンゴクは難しい顔をしながらこう言った。

 

「あぁ…。一応は民間人保護の作戦だからな…。しかし、奴がこちらに手を出してくると、言うのなら話は別だ。徹底的にやれ」

「了解〜」

 

ボルサリーノは間延びした口調でそう言うと去って行った。

その後ろ姿を見ながら、センゴクは出航時のことを思い出していた。

 

 

 

(なんでなんじゃあ!センゴクさん!なんで奴を捕まえんのじゃあ!)

(落ち着け!サカズキ!今回は民間人保護が最優先だ!奴を捕まえるのだけが目的じゃない!)

(そんな事はどうでもええでしょうが!ワシらは、正義の代紋を背負っとるんですけぇ!なんでアイツの為にコソコソせにゃならんのですか!)

(無駄に兵を死なせない為だ!)

(そんなのただの言い訳じゃ!上はあんまりアイツと戦いとうないだけでしょう?あんな悪を放っておいて何が正義じゃ!)

(おい!待て!サカズキ!)

(センゴクさん…アンタの船にはもう乗れませんけぇ!代わりにボルサリーノ辺りを連れていきゃあいいですけぇ!)

 

その事を思い出しながら、センゴクはこう呟く。

 

「言い訳か…」

 

その言葉にセンゴクは、苦々しい表情を浮かべながら海を眺める。

 

「センゴク中将!」

「どうした!」

 

走ってきたコーミル中尉は慌てて敬礼をするとこう言った。

 

「左舷に人魚らしき女性が何やらセンゴク中将に話があると…」

「なんだと?」

 

コーミルの指さした方向を見ると、たくさんの人だかりが出来ていた。

 

「どけ!」

 

人混みをかき分けてセンゴクは船縁に立つと…海から美しい歌声が響いてきた。

 

「私は、町の娘ぇ…♪光る金貨は…むなしいだけよ…♪︎私の心を奪い去るのわ…♪荒波をこえるぅ船乗りだけよ…♪︎

私の心を奪い去るのわ … 荒波こえるぅ船乗りだけよ… ♪︎

あなたは強い海の男…ああそうだとも 人魚が…歌う♪︎

私の心を奪い去るのは…荒波こえる船乗りだけよ♪︎

いつまでも美しい乙女達の心を奪うのは…♪︎優しい心を持ち荒波こえる船乗りだけよ…♪︎」

 

人魚らしき女が歌い終えると、周りの野次馬達は黄色い声援を送った。

 

「聴いてくれてありがとう…船乗りの皆さん」

 

妖美に微笑みながら女は、海兵達に向かって手を振った。そして、女はセンゴクに気づくとこう言った。

 

「あら…やっと出てきてくれたわね…貴方が1番この船で偉い人?」

 

女はセンゴクを指さすと首を傾げた。

 

「ああ!そうだ!何の用だ!」

「私は忠告を言いに来たのよ…。あの人からの言葉…直接伝えるわ」

 

女はそう言うと、息を深く吸い込みこう言った。

 

「"あの島に近づくな。近づけばどうなるか…分かってるな?それに安心するといい…俺らはあと数日しかあの島にはいない。前の様にはなりたくないだろう?なら、何もするな…!海軍…!"」

 

その声は女のものとは、思えない海の底から響いてくるような声だった。センゴクはその声を聞くと、女を睨みつけて叫んだ!

 

「お前はジョーンズの部下か!」

 

センゴクの言葉に女は妖艶に微笑むと言った。

 

「あら?分からなかったの?もしかして…この寒い北の海(ノース・ブルー)に住む人魚だとでも思ったの?おバカさんねぇ…?フフフフフ!」

 

不気味笑い続ける女に対して、一人の海兵がライフルを構えた。

 

「あら?何もしてない私に銃を向けるの?それが貴方達の正義なのかしら?」

「コラ!刺激をするな!」

 

センゴクは銃を構える海兵に対して激を飛ばす…。女はそれを見てその海兵を見るとこう言った。

 

「せっかく…あの人から自分を守る力を頂いたんですもの…。私の力…見せてあげる!」

 

女はそう叫ぶと、片手から海藻のロープ出して海兵のライフルを取り上げた!それを見たセンゴクは女にこう叫んだ!

 

「貴様!タダの人魚では無いな!」

「あら?今更気づいたの?貴方…?そうよ?私は人魚なんかじゃない!私はセイレーンのシルキー!ヒョウアザラシの合成人間(ユニオン)よ!」

 

シルキーは鋭い牙がずらりと並んだ口でニヤリと笑った。 センゴクはシルキーを睨みつけながらこう言う。

 

合成人間(ユニオン)だと…!?」

 

苦々しい表情をしながらセンゴクは驚愕の声をあげる。

 

(まさかヤツは…!自在に動物(ゾオン)系悪魔の実能力者を増やせるのか!しかも、能力の弱点である!海を克服した者達を!)

 

センゴクは戦慄しながらシルキーを見る。

 

(これは脅威だ!今の内にヤツを止めなければ!)

 

センゴクがそう考えていると、ボルサリーノが近づいてきてこう言った。

 

「ありゃあ〜捕まえちまっても〜いいでしょう〜?」

「止むを得ん!尋問をする為だ!許可する!」

「了解〜」

 

ボルサリーノは指を女に向けると、その指先が光を放ち始めた!

それを見たシルキーは慌てた様子で叫んだ!

 

「カルキノス!出てきて!」

 

シルキーの叫びがこだますると、ゴゴゴゴ…地響きのような音が響き始めた!それを聞いたセンゴクは辺りを見渡しながらこう言った。

 

「何だ!何が起ころうとしているんだ!」

 

揺れる軍艦の上で狼狽える海兵達を、他所に地響きはさらに強くなる。

 

「何をする気か知らんが〜させないよぉ」

 

ボルサリーノは飄々としながらも、セルキーに向けた指をさらに輝かせ発射した!

 

「きゃあ!」

 

光線がまっすぐセルキーに向かってきたが…突如それを遮るようして、海の中から巨大な蟹が出現した!

 

ドゴーン!

 

ボルサリーノの光線は、蟹の甲羅に当たると大爆発を起こしたが…!

蟹の甲羅には傷一つ無かった。それを見たボルサリーノは頬を掻きながらこう言った。

 

「おかしいねぇ〜当たった筈なんだけどねぇ〜」

 

突然大きな声が響いた!

 

「痛アアア!どこの誰じゃあああ!ワシの頭を爆破したヤツぁ!」

 

暴れる巨蟹に向かってセルキーは叫んだ!

 

「カルキノス!私よ!セルキーよ!貴方を攻撃したやつはまだ後ろに居るわ!」

 

セルキーの言葉にカルキノスはゆっくりと後ろを向いた。それを見たセンゴクは驚愕の表情を浮かべる!

 

カルキノスの正面には、人と同じような顔があるではないか!

 

カルキノスの目が、ゆっくりとセンゴク達を捉えるとこう言った。

 

「きさんらかぁ!セルキーに呼ばれて出てきたら!攻撃しよってからに!お前らくらわしたるぞ!」

 

カルキノスは大きなカニ爪を、カチカチと鳴らしながら威嚇を始めた!

 

「ダメよ!カルキノス!こっちから仕掛けちゃダメだって…船長が言ってたでしょ?」

「しかしのぅ?頭ぁしばかれて黙って引き下るのわ…いけんじゃろうが!」

 

カルキノスがセルキーと会話しているのを見ながら、センゴクは歯を噛み締める。

 

(まさか…!ヤツの海賊団がこれ程強化されているとは!最早我々の全戦力を使わなければ倒せないかもしれない!)

 

センゴクはそう胸に誓ったが…セルキーはカルキノスの頭に登ると、センゴクたちを見下しながらこう言った。

 

「あの島に行くのは諦めなさい?海軍…命が惜しいのならね?ここを通ろうとするのなら容赦はしないわ!キシャアア!」

「その通りじゃあ!ここは通さんけぇ!チョッキン!チョッキン!チョッキンナァ!」

 

カルキノスは大きな爪を天高く掲げながらそう言った。

 




はい、楽しんでいただけでしょうか
少し最近忙しくて中々更新出来ませんが…失踪する気はありません
ボチボチやって行きます。

今回は海の怪物として新しく巨蟹のカルキノスくんが仲間入りしました
あとセイレーンね

カルキノスのキャラはあるロボアニメのキャラをモチーフにしてます。
あとあるゲームね

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