その青年、白金稜は、震える声で、問いかけた。
「お前は何だ?……人間か?」
否と、冷静な内側で、彼は断じる。 
目の前にいるのは、人間ではない。
(キメラアニマ……ヒト型だと?)
その者は、舌足らずな片言で、白金の問いに返した。
「オレハ……ヒト、デアリタイ」
それは、願望の形。
断定として話される事は遂に無かった。