少年は常に星を見上げていた。
どのような泥の中でも腐らず、機会に恵まれずとも前に進もうとする意志を捨てはしない。

出会い、別れ、学び、耐え、失し、報われず、折角の機会は自ら捨て去った。
そんな人生の中で、少年はやがて青年へと成長する。

これは類稀な才能を持ちながら、報われてこなかった青年――日之輪(ひのわ)(あらし)の、盛大な遠回りの軌跡
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