ドラゴンボール ギニュー親子の物語   作:残月

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お待たせしました。


来年のドラゴンボールゼノバース3が超楽しみです。


その頃、地球では……

 

 

 

時間を少し巻き戻し、スーナが地獄へと赴いた後。

天下一武道会の会場は騒然となっていた。

 

《第一試合》クリリンVSスポポビッチ

《第二試合》シンVSマジュニア

《第三試合》ビーデルVS孫桃香

《第四試合》グレートサイヤマンVSキビト

《第五試合》18号VSミスターサタン

《第六試合》孫悟空VSベジータ

《第七試合》ギニューVSボージャック

《第八試合》ゴクアVSヤムー

 

本来であればこの順番でトーナメントが行われ、順々に戦いが繰り広げられる筈だったが……

 

第四試合が始まった直後にボージャックとゴクアが乱入。試合を台無しにしようとしたのをギニューが間一髪の所で食い止めたがボージャックとゴクアを投げ飛ばし自身も居なくなった為に不戦敗が確定した。

更に第四試合のグレートサイヤマンVSキビトは砂煙が舞う中で実況も出来ない最中での試合となっていた。砂埃が収まり、周囲が明るくなるとそこには驚きの光景が。

先の試合でクリリンに敗北したスポポビッチと後の試合に出る筈だったヤムーが乱入し、グレートサイヤマンを何かで武器で刺したのだと言う。犯人であるスポポビッチとヤムーはその場から逃走。

刺されたグレートサイヤマンは治療の為にキビトと共に試合会場を後にした。更にグレートサイヤマンを害した犯人を捕まえる為にクリリン、マジュニア、シン、ビーデル、孫悟空、ベジータが後を追って試合会場から出ていってしまう。

 

そうなると残るのは必然的に第五試合の18号VSミスターサタンだけとなってしまう。

これでは試合が盛り上がらないと判断した大会関係者は予選敗退した者達を集めて再度トーナメントを組み直す事となった。

その結果、バトルロワイヤルでミスターサタン、18号、マイティマスク、キーラでの戦いとされた。

因みにマイティマスクの中身は大人と戦えなかった不満からトランクスと悟天が本物のマイティマスクから衣装を奪い取っての参戦である。

 

 

 

◆◇

 

 

 

その頃一方、悟空、ベジータ、クリリン、ピッコロ、界王神は逃走中のスポポビッチとヤムーの跡をつけていた。逃げる先にバビディのアジトがあると判断しての事である。

悟飯、キビト、ビーデルはその後方で遅れながら飛んでいた。未だに悟空達の事情を知らぬビーデルに道中で説明をする為と危険だから引き返す為の説得である。ここでこの説明を省くと悟飯はスーナから説教されるのは目に見える事だから当然と言えた。

 

 

そして界王神はスーナの事もあってか悟空達に魔人ブウやバビディの危険性を説いていたのだが悟空達はイマイチ緊張感に欠けていた。

過去にフリーザやセルといった強大な敵を相手にしていた事と悟空とベジータは日頃から組み手をしている。ピッコロ、クリリンも地球に相手は最高クラスの実力者である。更にを言うなら現在、別行動中だがギニューや16号と言った外部戦力も充実している。

即ち、現状においての負ける要素の方が少ないのだ。

 

 

「侮らないで下さい。界王神はかつて大界王神様を含めて5人居ましたが私を除いて皆、魔人ブウに敗れ殺されています。界王神は皆、フリーザ程度であれば一撃で倒せる実力の持ち主でしたよ」

 

 

界王神は悟空達に緊張感を持たせる為に魔人ブウに敗れた界王神達の話をするが悟空達の反応は若干冷ややかだった。

悟空やベジータ、クリリンは対峙した経験からフリーザの実力はよく知っているし今でも強大な敵として記憶しているだろう。そのフリーザを一撃で倒せると言うのはホラ話にしか聞こえない。

先の試合でピッコロが棄権を申し出たのも地球の神と同化したピッコロだから界王神との神としての格を感じた事が要因である。実際の実力に関しては未知数と言えた。

 

そんな中で大言壮語としか思えない発言と読めない実力。この二つが重なるとフリーザを一撃と言われても信用出来ないと言うのが本音であろう。

 

 

『『『『この場に桃花(スーナ)とギニューが居なくて良かった』』』』

 

 

そして悟空達の思いは一つになっていた。

スーナとギニューは今でもフリーザに忠誠と尊敬を忘れていないし、崇拝もしている。

そんな中で『フリーザ程度』の発言があればスーナもギニューも間違いなく怒るだろう。

特にスーナの恐ろしさを実感している悟空やベジータは冷や汗が止まらなかった。

 

 

 

◇◆

 

 

 

ギニューはボージャック一味を倒した後、ザンギャを引き連れ悟空達の気を探りながら同じ方向に向けて飛んでいた。

 

 

「天下一武道会の会場から遠ざかっていくな。どうやらトラブルの様だな。悟空達の方へ行った方が良さそうだ」

「アタシはアンタに助けられたし手伝うのもやぶさかじゃないけどさ……アンタも地球じゃ異星人だろ?なんで、この惑星の連中を助けようだなんて考えてるのさ」

 

 

悟空達の気を追って並行して飛ぶギニューとザンギャ。

ザンギャは先の戦いでボスであったボージャックの裏切りで殺されそうになったがギニューに救われた事もあってか一緒に行動をしていた。

そして宇宙を荒らすのが生業だったザンギャからしてみれば故郷でも無い惑星の民を守ろうとする気持ちが理解出来なかった。

尤もギニューも元々は宇宙を荒らし回るフリーザ軍の一員なのだがそれを説明する暇は無いだろう。

 

 

「そうだな……確かに俺はこの惑星出身という訳でない。だが、娘がな……この星を愛しているのだ。第二の故郷だと言うくらいにな。今回の一件もそうだが娘が帰る場所をこの地球と定めているのならば俺は娘の帰る場所を守りたいんだ。そして俺は特戦隊のリーダーとして己を鍛え続けなければ……と思っている」

「そうかい……じゃアタシも手伝ってやるよ。仕方ないからね」

 

 

夢を語る様に、更に父親としての誇りをも感じさせるギニューの語りにザンギャは少し見惚れた後に仕方ないから、と前置きしながらギニューと共に魔人ブウ討伐を手伝うと言った。

ボージャック一味として銀河を荒らしたザンギャからして見ればギニューは正義の味方に見えるし、立派な人物に見えている。自身を見捨てて囮に使おうとしたボージャックとは大違いだとザンギャは思っていた。

 

 

因みにザンギャはまだギニューの親バカぶりやフリーザへの崇拝、特戦隊時代のダンス等を見ていない。それらを見た後にギニューへの見方が変わるかは現状不明である。

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