ハイスクールD×D ~神(兄)と悪魔(弟)~   作:さすらいの旅人

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やっと最終話です。


エピローグⅡ

「リューセー、イッセーは来るのかしら?」

 

「何とも言えないが、少なくとも今日中に目覚めるのは確かだよ」

 

 人間界へ戻って数日後。駒王学園の体育祭当日となってもイッセーは未だに目覚める気配がなかった。

 

 リアス達は未だに不安になっていたが、俺は彼女達を学校へと連れて体育祭を始めている。

 

 競技が開始されてもイッセーが未だに来ない事に、リアスが俺のいるクラスへとやってきた。当然俺に会う為に。その所為でクラスメイト達からまたしても嫉妬の視線を送られる破目になってしまったが。

 

『次は二人三脚です。参加する皆さんはスタート位置にお並びください』

 

 リアスの不安を少しでも和らげるように言ってる最中、プログラムを告げる放送案内が木霊する。

 

 そう言えばイッセーがやる競技は二人三脚だったな。しかもペアはアーシアと。

 

 いっその事、アーシアを悲しませないよう俺がイッセーにでも変装………する必要は無さそうだ。何故なら、突如旧校舎近くにある森から急にイッセーの闘気(オーラ)が感じたから。

 

「リアス、イッセーが来たから場所を変えるぞ」

 

「っ! 分かったわ」

 

 凄い反応したリアスは、すぐに俺の後を追うように付いて行く。

 

 すると、旧校舎側からグラウンドに出てきたイッセーを発見する。今のアイツは二人三脚に参加しようと必死な顔だった。

 

「イッセー! こっちの方が近いわ!」

 

「早く来い! でないとアーシアが他の男子と走る事になるぞ!」

 

「それだけは絶対にダメだぁぁぁぁぁっ!」

 

 生徒会のテントにいるリアスと俺が叫ぶと、急に方向転換したイッセーはこちらへとやって来る。

 

 イッセーはすぐに通り抜けて……何とかギリギリのところでアーシアのもとへ辿り着く事が出来た。

 

「どうにか間に合ったようだな」

 

「全く、冷や冷やしたわよ」

 

 イッセーが目覚めて体育祭に参加し、アーシアと二人三脚が出来る事に安堵する俺とリアス。

 

 こちらのフォローをしてくれた生徒会にお礼を言った後、俺とリアスは指定の場所へと戻る。その後に二人三脚が開始されると、ペアのイッセーとアーシアが抜群のコンビネーションを見せ付けるように快走していく。

 

 俺を含めたオカ研一同、そして父さんと母さんからの応援の中、二人は見事に一位を勝ち取った。

 

 その直後、イッセーが突然足取りがおぼつかなくなってフラフラな状態となっていく。

 

 それは当然だろう。悪魔になったばかりな上に、昏睡状態から目覚めたばかりで急な運動をしたらフラフラになってしまう。

 

 一先ずはアーシアに念話を使って、イッセーを『聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)』で回復するよう言っておいた。もうついでに――

 

『――アーシア、リアスが「体育祭の間は大好きなイッセーを独占して良い」ってさ。だから今の内に告りな』

 

『――っ!』

 

 リアスからの伝言を伝えると、念話をしてるアーシアから少し面白い声が聞こえた。今頃は頬を赤く染めているだろうな。

 

 そして体育祭が終えて、イッセーはアーシアも悪魔になった事を聞いたようだ。

 

 

 

 

 

 

「見るがいい! ミニアーシアのついでに撮ったミニリアスを! そしてミニソーナを!」

 

「こ、これは……!」

 

「きゃぁぁああ~~~! ミニソーたん超可愛い~~~!」

 

 体育祭を終えた夜。

 

 現在俺の部屋にはオフでやってきた我が同志サーゼクスを招いて妹談議を熱中していた。もうついでに妹談議をすると嗅ぎつけたセラフォルーも一緒に。

 

 それぞれ自分の妹について一通り語り終えたので、俺が魔王二人の度肝を抜かせようと、以前撮ったミニアーシアの他に、ミニリアスとミニソーナの写真を見せた。それを見た同志サーゼクスとセラフォルーは興奮状態となっている。

 

「りゅ、リューセーくん! その写真を是非とも私に譲ってくれ!」

 

「私も私も☆ こんな可愛いソーたんを独り占めなんて許さないんだから!」

 

「いや~、こればっかりは流石にちょっとなぁ~。と言うかお二人さん、幼少の頃のリアスとソーナの写真は既にあるんだから必要無いだろうが」

 

「「それとこれは別だ(よ☆)」」

 

 俺の指摘に揃って言い返すサーゼクスとセラフォルー。

 

 そんな中――

 

 

 バンッ!

 

 

「リューセー! あなた、お兄さまやセラフォルーさまを連れてどこへ行ったかと思えば……!」

 

「お姉さま! あれほど妹談議はやらないようにと言ったではありませんか!」

 

「サーゼクスさま、セラフォルーさま。いくらオフとは言え、羽目を外しすぎにもほどがあります」

 

 突然俺の部屋の扉が開くと、真っ赤な顔をしたリアスとソーナ、そしてグレイフィアが来た事によって急遽中止せざるを得なくなってしまった。

 

 因みに俺が持っている写真は没収されないよう、即座に収納用異空間へ隠しておいた。代わりにサーゼクスとセラフォルーが持ってる写真はリアス達によって没収される事になったが。

 

 後日、大事な写真を没収されて消沈気味だった同志二人に、ミニリアスとミニソーナの複製写真を送っておいた。二人からは物凄く感謝されて、一生の宝物にするとまで言われたよ。




取り敢えず完結となります。
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