あらゆる時空に繋がる狭間に位置する小さな世界。
 その最果てにある地に、理の綻びから次々と送り込まれた者達や時空を渡り歩く者達が次々に流れ着く。
 だが、数多くの異分子が入り込もうともいずれの世界も揺るぐことはなく、静かに力に奢り高ぶりし彼らの命運を散らし続けていた。

 数多の世界を渡り歩き、狭間の世界に流れ着いた一人の少女。
 一介の魔女として人間としての弱さに直面しながらも生き延びてきたが故に、冒険者達の間で語り草になっていた。
 十全な力を決して振るえぬ中で知謀を以って生き抜き、流れるように世界を渡り歩いた魔女を彼らはこう呼んでいた。

 行雲流水の申し子 ”行雲の魔女” と

※超短期連載予定
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