嵐を呼ぶ魔法科高校生   作:ゆうと00

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第112話「お爺ちゃん達が企んでるゾ」

 小和村真紀(さわむらまき)の自宅にテレビ局の小型飛行船を使って襲撃を仕掛けてきた実行犯を3分で片付けるよう命じられた達也だったが、実際の戦闘に掛かった時間は30秒も無かった。

 飛行船に乗り込んだ瞬間、乗組員に扮した戦闘員から一斉に銃を向けられたものの分解魔法で即座に破壊。すると相手は昨年の騒動を想起させるようにアンティナイトを使ってきたのだが、魔法師を行動不能にするノイズを達也は即座に無効化、そしてそのまま戦闘員全員の両脚付け根部分に穴を空けて戦闘不能にした。

 すると奴らは、最後の抵抗とばかりに爆発物の起動スイッチを押してきた。達也は即座に飛行船から離れるも()()()爆発は起こらず、飛行船は戦闘不能の戦闘員を乗せたまま、当初設定したルート通り自動運転でその場を離れていった。おそらく藤林が飛行船のシステムをハッキングしてルートを変更した後、都合の良い場所で戦闘員諸共飛行船を回収することだろう。

 そうして次の日、達也は自室の電話機にて藤林からの報告を受けていた。

 

『テレビ局の話では、あの飛行船は盗まれた物らしいわ。フライトプランの申請もコードを盗用されて行われた、というのが向こうの言い分ね。で、肝心の実行犯についてだけど、残念ながらチャイニーズマフィアの一員らしい、ということ以上は分からなかったわ』

「チャイニーズマフィア、ということは身元までは分かったんですか」

『えぇ、全員じゃないけどね。達也くんも因縁のある相手よ』

 

 藤林のクイズめいた言い回しに、達也は頭を巡らせた。

 とはいえ、如何に達也といえどチャイニーズマフィアの心当たりなど1つしか無い。

 

「まさか、“無頭竜”(ノー・ヘッド・ドラゴン)?」

『の、残党よ。名前はロバート=(スン)。“無頭竜”の首領だったリチャード=孫の(おい)従兄弟(いとこ)に当たる人物がヘリ強奪犯を率いていたことが確認されたわ』

 

 ほとんど他人では、という言葉は(すんで)のところで呑み込んだ。その程度でも血縁として成立している例を、すぐ身近に思い出したからである。

 もっとも、直後に藤林が『まぁ、ほとんど他人よね』とツッコミを入れたのだが。

 

『だから“無頭竜”が崩壊したときも、少数の兄弟分しかついて来なかったんでしょうね。勿論そんな小勢じゃ昨夜みたいな真似は不可能だから、支援者か黒幕か、とにかく協力者がいるはずなんだけど……』

「正体不明、ですか」

 

 達也の問い掛けに、藤林は若干悔しそうな色を滲ませた表情で頷いた。東京都心部でテロ未遂というだけでも尋常ならざる事態だが、彼女の調査能力でも尻尾を掴めない黒幕が背後に潜んでいるとなれば当然だろう。現段階で証拠があまりにも不足している事情も考慮する必要があるが、それでも到底油断できない相手であることは間違いない。

 厄介事にならなければ良いが、という願望は(少なくとも達也からしたら)あまりにも贅沢なものだろう。しんのすけが小和村真紀の自宅に来訪したタイミングでそんな事件が起きた時点で、厄介事になるのはほぼ決定事項なのだから。

 と、そういえば、

 

「あの現場に小和村真紀のボディガードとして居合わせていたスノモノ・レモンは、別口からその黒幕を調査している様子でした。そちらの方面からアプローチするというのは?」

『そっちも一応探ってはいるんだけど、合同任務として協力しているらしい組織すら掴めてないの。達也くん、()を通してスノモノ・レモンにコンタクトを取ることはできない?』

「無理でしょうね。あの後すぐに現場から立ち去ってしまいましたし、彼の端末に登録している連絡先も既に通じなくなっていますので。彼曰く“よくある事”らしいですよ」

 

 達也の答えに、藤林が頭を悩ませる素振りを見せた。情報戦のプロとして“電子の魔女”(エレクトロン・ソーサリス)の二つ名を冠する彼女でさえ、レモンの行動を追うのは困難を極めるようだ。

 レモン自身の技能によるものか、あるいはしんのすけの“主人公補正”が彼女を後押ししているのか。もし後者だとしたら非常に厄介だし、下手に深入りして手痛い反撃を食らう危険性も伴う。あるいはそれを恐れて、藤林もあまり積極的になれないのかもしれない。

 と、そういえば、

 

「ちなみに話は変わりますが、例のパワードスーツの出処(でどころ)については分かりましたか?」

『えぇ、そっちの方はすぐに。まぁ、達也くんも予想していた大本命だったから当然なんだけど』

「ということは、国立魔法大学の滝口――いえ、大袋博士ですか」

『その通り。しかしまぁ私達もまんまと騙されてたわ、現代魔法の父ともいえる滝口博士と()()大袋博士が同一人物だったなんてね』

「藤林さん達ならば、その辺りもとっくに把握していると思ってましたが」

 

 達也が素直にそう言うと、藤林は演劇的な身振りを交えて『全然! 寝耳に水よ!』と憤慨にも似た声色で答えた。

 

()の関係者の中でも大袋博士は特に要注目人物ってことでその動向を追ってたんだけど、今までは表舞台に出たかと思えばすぐに行方を晦ませたりして、なかなか我々にもその動きを悟らせることは無かったの。だから国立魔法大学の客員教授なんて目立つ形で姿を見せている今の状況は、ハッキリ言って異常なのよ』

「何か心境の変化でもあったのか、あるいは何かを企んでいるのか……」

『例のパワードスーツに関する達也くんの見解も併せると、私達が思ってるよりも大きな目的がありそうね……』

 

 愚痴でも零しているかのような口調で大きな溜息を吐く藤林を視界に捉えながら、達也は別のことに対して頭を巡らせていた。

 仮にあのパワードスーツに使われている技術で何かを企んでいるとしたら、何故それをしんのすけに貸すような真似をしたのだろうか。既に量産化の目処が立っているから今更関係無いと考えているのか、あるいは魔法推進派からの妨害を物ともしない秘策でもあるのか。

 

 ――どちらにしろ、大袋博士を純粋な味方として認識するのは危険だな。

 

 魔法師の1人として、達也はそう結論づけた。

 

 

 *         *         *

 

 

 夜の繁華街、表通りから少し逸れた路地。

 そこに店があると知らなければ存在にすら気づかず通り過ぎてしまうに違いない、頑丈さだけが取り柄の合金製の扉。控えめなイルミネーションに照らされた小さな文字で記された店名を確認し、その50代半ばほどの老紳士はその扉に手を伸ばした。

 富裕層の邸宅で見掛ければ執事、あるいは爺やにも見える、背筋はピンと伸びて細身ながら引き締まった体をしたその男性・名倉は、主人である七草弘一の命に従って2階へ続く階段を上り、不愛想な男の店員に案内された個室へと足を踏み入れた。

 

「お待たせしましたか?」

「いえいえ、私も先程参りましたところです」

 

 既に到着していた待ち合わせの相手に名倉が形式ばかりの問いを投げ掛け、彼と比較にならないほどの魅力と若々しさに溢れた麗しい青年・周公瑾(しゅうこうきん)も形式的な答えを返した。

 互いに簡単な自己紹介を交わし、2人は席に着いた。名倉が移動するタイミングで先程の男とは対照的に愛嬌のある若い女性店員が椅子を引き、彼が腰を下ろしたのを見て周も真向かいに(自分で椅子を引いて)座る。

 

「何かお呑みになりますか?」

「そうですね。では白酒(パイチュウ)を何か」

「……では月並みですが、芽台(マオタイ)酒でも如何ですか?」

「お任せします」

 

 本当にアルコールをリクエストするとは思わなかったのか返答に一瞬間が空いたが、それでも周は笑顔を崩すことなく女性店員に注文を通した。

 程なくして蒸留酒が小さなガラスの酒杯に入れて運ばれ、2人は共に相手の呼吸を計って同時に、一気に吞み干した。

 

「名倉様。我が主は、名倉様のご主人様と友誼を望んでおります」

「我が主は、()()()のご提案に応じても良いと申しております」

 

 名倉の回答に、周は妖艶な笑みを浮かべた。

 

「これはこれは、ご信頼いただき恐縮です。それでは具体的なお話に移らせていただいても宜しいでしょうか?」

「こちらの基本条件は、既に申し上げた通りです」

「無論、承知しております。七草様の不利になるような真似は一切致しませんし、私共は大亜連合と利害を同じくする者でもありません」

「マスコミ工作の件は?」

「そちらも承知致しております。魔法師()()を標的とするキャンペーンは控えるよう、既に手を回しております」

「分かりました。では、細部について伺いましょう」

 

 周が無言で女性店員に合図を出し、彼女は深々とお辞儀をして個室を出て行く。

 その後個室にて交わされた会話は、名倉と周以外には知り得ぬものとなった――

 

 

 

 

「と、普通ならそう思うんじゃろうな」

 

 国立魔法大学内の様々な研究室が並ぶ建物にて、入口に“滝口”と記されたプレートを掲げる部屋の主である大袋が、パソコンの画面に視線を固定させながらそんな言葉を口にした。

 当然ながら唐突にそう呟いたのではなく、デスクの前に置かれたソファーに聞き役が座っている。しかしそれは助手であるアンジェラではなく、線の細いジーンズにスカジャン、そしてデザインよりも機能性重視のスニーカーという、男性が着ていても違和感の無いファッションをした女性だった。

 

「今の世の中は、とにかく情報に溢れておる。街中には当たり前のようにカメラが備え付けられ、皆がそれぞれ膨大な情報を端末という形で持ち歩いておる。銀行口座の暗証番号から昨日買ったエッチな本、そして犯罪の証拠からひた隠しにされてきた歴史の真実。――もし世界中の情報に簡単にアクセスできるようになったとして、はたしてその人間はこの世界でどれほどの力を手に入れると思う?」

「そりゃあ世界中の情報を掌握したも同然なんだから、それこそ世界を支配したようなものなんじゃないの?」

 

 質問を投げつけられた、コードネーム“お色気”として国連直属の秘密組織“SML”の一員として活動するその女性がそう答えると、大袋は目と口を覆い隠すほどに伸びきった真っ白な眉や髭を揺らして笑い声をあげた。

 とはいえ眉と髭が仮面の役割を果たしているせいで、実際に表情も笑っているのかは確認できないのだが。

 

「確かにそう思うのが普通じゃろう。じゃが、実際はそう単純ではない。何故なら膨大な情報を手に入れたとして、それを扱うのはあくまで我々人間でしかないからじゃ」

 

 答えを聞いても納得し難いといった感じのお色気に、大袋が更に説明する。

 

「限定的な情報に的を絞ればある程度の処理は可能で、それによって自分の望む方向に事を運ぶことは可能じゃろう。じゃが、それまでじゃ。世界というのは、儂らが思うよりもずっと広い。たかだか1人の人間でどうこうできるほど、世界の情報量は少なくないんじゃよ」

「だったら、手に入れた情報を運用する組織を作るってのは?」

「すると今度は、その組織の中で権力争いが起こるじゃろう。それに秘密というのは、大人数で共有するほどに外部に漏れやすくなる。どのような理由かに拘わらず、その組織が機能不全に陥るのにそう時間は掛かるまい」

「……膨大な情報量を処理できるほどのAIを作る、とか?」

「仮に処理能力だのといった問題を解決してそんなAIが造られたとして、今度はそのAIを制御する立場に就くための権力闘争が始まるじゃろう。もっとも、そんなAIを人間が制御できるかという問題もあるが」

 

 自分の答えをバッサバッサと切り捨てる大袋に、お色気は何か方法は無いかとムキになった様子で考え込む。

 しかし新たな答えが出るよりも前に、大袋が「それに」と口を開いた。

 

「実際にはインターネットなどの通信端末に接続されていない情報というのも、案外存在するもんじゃ。例えば儂の手元にあるメモ帳に書かれた落書きを知るには実際にその目で確認するしか無いし、通信機器の無い密室で交わした会話を傍受するには近くで聞き耳を立てるしか無い。勿論様々な機器を用いて距離を稼ぐことは可能じゃが、それだって限界がある。――さて、そんなとき、君ならどうする?」

「それに関しては、私達スパイの領分よ。情報の遣り取りが行われる場所を予測して、事前に仕掛けを施して脆弱性を作り出す。その情報を持ち帰った者が第三者に報告するタイミングを狙う。もっと単純に、情報が記録された物自体を盗み出す」

「ふむふむ」

「そして――情報を持っている者にアプローチする」

 

 お色気はそう言うとそれまで座っていたソファーから立ち上がり、大袋の座るデスクを回り込んで彼のすぐ傍にまで歩み寄る。

 そして大袋はデスクの引き出しを開けて中から角2サイズの茶封筒を取り出し、それを持った右手をお色気に差し出し――

 

「キャッ――!」

 

 空いてる左手で、彼女の尻をササッと撫でた。途端に彼女は顔を真っ赤にし、甲高い悲鳴と共に後ろに跳び退いて大袋から距離を取る。

 

「何してんのよ、このエロジジイ!」

「別に構わんじゃろ。情報と引き換えの報酬じゃ」

「ちゃんとお金は払ってるでしょうが!」

「良いじゃろ、減るもんじゃあるまいし。――ふむ。しかし昔の張りのある尻も良かったが、今の柔らかみを帯びた尻もなかなか――」

「べ、別に太ってないし! 最初に会ったときから体重変わってないし!」

 

 大袋の手から奪い取るようにして茶封筒を受け取り、お色気はそのままプリプリと怒りながら部屋のドアまで歩いていく。

 そのままドアノブに手を伸ばす彼女だったが、ふいにその手を止めて振り返る。

 

「――念の為に訊くけど、変な事には使ってないでしょうね?」

「心配せんで良い。この歳になって世界征服の真似事なんてする気概など無いわい。せいぜい新作のエッチな動画の情報とか、マジックミラー号の走行ルートくらいしか――」

「そっちの気概はバリバリ残ってんじゃねーか! てか止めなさいよ!」

()()()()みたいに他人に迷惑を掛けてないんじゃからマシじゃろ」

「そういう問題じゃねーわ! ……まぁ良いわ。じゃ、情報ありがとね」

 

 お色気がそう言って今度こそ部屋から去っていき、部屋の中は耳が痛くなりそうなほどの静寂に包まれた。

 そんな静寂の中で、聞き役のいない真の独り言が呟かれる。

 

「“魔法”というのは、実に便利なものじゃな。そんな便利なものを、魔法師が独占していてはイカンじゃろう」

 

 真っ白な眉と髭で表情を隠しながら、大袋は相手に届かないことを承知で呼び掛けた。

 

「さて、君ならどうする? ――司波達也くん」

 

 

 *         *         *

 

 

 十師族、および師補十八家を総称する“二十八家”は、第三次世界大戦前に設立された全国10ヶ所の魔法師開発研究所にて開発された魔法師を源流としている。

 研究所にはそれぞれ異なるテーマが存在し、例えば第一研は最初に設立されたこともあって『対人戦闘を想定した生体に直接干渉する魔法』、第四研は『精神干渉魔法を利用した精神改造による魔法能力の付与・向上』、第七研は『対集団戦闘を念頭に置いた魔法の開発』、そして奈良を拠点とする第九研の目的は『合理化し再体系化した古式魔法を現代魔法として実装した魔法師の開発』となっている。

 これらの研究所は大戦後に半数が閉鎖されたが、その内3ヶ所は看板と運営主体を変えて実質的に存続している。例えば先に出てきた第九研は、九島家・九鬼(くき)家・九頭見(くずみ)家共同出資の民間研究所として現在も機能を維持している。

 

 そんな旧第九研にて“研究成果”を確認した九島烈は、生駒(いこま)の九島本邸に戻ると真っ先に孫である光宣(みのる)の部屋へと向かった。

 

「光宣、私だ」

 

 ノックと共に烈が声を掛けると、やや慌てたような気配の後にドアが開かれた。

 その向こうから、色白で線の細い少年が顔を出した。優しく繊細な顔立ちだが、女の子と見間違うことは無いだろう。彼の特徴を一言で表すなら“典型的な美少年”といったところか。

 

「お祖父(じい)様、このような格好で失礼します」

 

 申し訳なさそうに俯く彼は現在、パジャマ姿だった。それは先程までベッドで横になっていたからだが、惰眠を貪っていたわけではない。彼は今年16歳になる国立大学付属第二高校の1年生だが、1年の内4分の1を病床に過ごすほどに病弱なのである。

 

「そのようなことを気に掛ける必要は無い。それよりも横になっていなくて大丈夫なのか?」

「大丈夫です。もう熱も下がっていますか――ゴホッゴホッ!」

 

 笑顔で応えようとしていた光宣だが、最後まで台詞は紡がれず激しい咳の発作によって中断された。心配を掛けたくないという自分の心を裏切る自分の体、これが彼にとっての日常だった。

 烈に背中を優しく撫でられながら、結局光宣は再びベッドに横になることとなった。自分で首元まで布団を掛けた彼の枕元に、烈は椅子を運んで腰を下ろす。

 

「光宣、多少欠席が多くなったからといって焦る必要は無いのだぞ。おまえの魔法力は同世代中屈指のものだ、九校戦の代表と比較してもおまえに匹敵する生徒はほとんどいない」

「ありがとうございます。――九校戦、出てみたかったなぁ」

 

 最後の独り言は、自己憐憫ではなく憧憬から来るものだった。そしてその独り言が、烈の胸を強く打つ。

 魔法力だけで見れば、光宣は確実に九校戦の代表に選ばれていただろう。しかしたとえそうなったとしても、病弱な彼では欠場によってチームに掛ける迷惑を考慮して辞退する他ない。

 健康であれば、諦める必要の無い未来。

 無能であれば、抱くはずの無い望み。

 光宣の豊かな才能が却って彼を苦しめている事実が、烈にはとても理不尽に思えた。

 

「そんな顔をしないでください、お祖父様。力試しの舞台は九校戦だけではありませんから」

「……そうだな、おまえは頭も良い。魔法師として、あるいは魔工師として、活躍する機会はこれからいくらでもある。――少し休みなさい、光宣。そうすれば熱も下がるだろう」

「分かりました」

 

 聞き分けの良い返事をした孫に、烈は湧き上がる痛ましさを押し隠して微笑みを浮かべた。

 

 ――光宣のような子供を、これ以上生み出してはならない。

 

 そして烈は、或る“決意”を固めた。

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