未来に進むどころか他の追随を許さない日本。人妻現役子持ちJK3年生が東京都知事に当選するだけでなく、時代は転換期を迎えていた。彼女の夫であり日本の闇の支配者とも言える裏金銀治郎が無所属の衆議院議員として、次の総理戦に立候補し当選する。
世界を股にかけるアンブレラ・コーポレーションのCEOとしての職務は、誰が担うのかという問題がある。大企業のトップであった裏金銀治郎と裏金しのぶの両名が抜けて経営に支障がでたら大問題と経団連は指摘した。
だが、何も問題はない。裏金しのぶとほぼ同スペックであり、同じく現役JK三年生である裏金カエデがその地位に就任する。そう、全く同じ顔で同スペックを誇るという事は、彼女がクローン人間ではないかと疑う連中も出てくる。事実、どんなに調べても彼女が実在したという証拠が出てこない。書類やデータ上だけは、確かに裏金しのぶの妹であるという事だが、実際に彼女が表に出てきたのはつい最近だ。
これにより、アンブレラ・コーポレーションは人類の禁忌の研究である人のクローン実験まで済ませていると言われるようになる。
日本総理に裏金銀治郎、東京都知事に裏金しのぶ、アンブレラ・コーポレーションのCEOに裏金カナエ。まさに無敵の布陣だ。だが、この布陣を不安視する日本国民も確かに存在する。権力の集中という意味では、過去に類を見ないレベルだ。
特に、犯罪者や日本経済に負の影響をもたらす連中にとっては、何としても阻止したいと考えた。それも当然だ。裏金しのぶ改め胡蝶しのぶが東京都知事になってから、公約通りの政策が即座に実行された。
そのおかげで、5080問題が完全解決。アンブレラヨットスクールには、現在300万人近いニートや無職、ホームレスが収容されている。東京の離島にある西之島の地下深くにその施設は存在しているというのが表向きの情報だ。ある意味嘘ではない。西之島には無限城への入口という地獄の門が用意されている。その上部には、アメリカ軍が基地を建築している。つまり、おかげで手が出しづらい治外法権が適用される。軍事基地では、人工知能の開発、サイバネティックスの研究、生物兵器やロボトミー研究、新薬開発、臓器移植を専門とした大病院もある。10年、20年先を見据えた技術の研究開発をしている。
大事なことだが裏金一家は、大正時代の人間だ。働かざる者食うべからずは当然。平成後期や令和のような生ぬるい精神はしていない。その思想の下で運営されているもの。
そんな裏金銀治郎が総理になる際に掲げた目標は、若者達に活力を与え、不真面目な連中には絶望を与えることになる。だが、それでも当選できたのは、衆議院と参議院の両議員達が既得権を守る為に無理をしていたり、各方面から賄賂をもらいすぎており、文字通り自滅して首が切られた。その後釜はすべて、アンブレラ・コーポレーションの子飼いが潜り込んでいる。
「自分のケツは自分で拭くのは当たり前です。日本経済の健全化のため、医療費の見直しをします。具体的には、高額医療の廃止、医療費の負担割合見直し。流石に、1割~3割負担では国庫負担が多すぎる。最低、患者負担は五割にしたい。また、犯罪防止のため、出生時にDNA登録の義務化。少年法の適用年齢を10歳まで引き下げ。入管法の見直し。生活保護は、国からの委託を受けてアンブレラ・コーポレーションが全責任を持って対応します。安心してください、別に利益を求めてはおりません。その証拠に生活保護にかかる費用はすべてわが社にて負担します。そして、年金制度を積立方式に変更します」
この裏金銀治郎の発言に、今の時代を生きる若者たちは歓喜した。若者たちは、自分たちが恩恵を受けられないのに、年寄りばかり恩恵を受けられることに不満を持っていた。そのため、大変好評を得る。
最も、今の若者たちもいずれ年を取る。その際に自己責任と言われないように将来設計を今からしっかりしておく必要がある。何かあれば生活保護なんてセーフティーネットもあるが、アンブレラ・コーポレーションが綱を握った以上、簡単には通らない。定期更新制で東京大学理科三類を現役一発合格するレベルで難易度が高くなる。本当に働けなくて必要な人に行き渡るようするという崇高な精神の元で行われる。
「裏金総理。では、各種制度を変更して余った財源はどうされるのですか?」
「余った財源という考え方がダメではありませんか?これだけの改革を行っても日本政府は国債を発行して日本を支えている状況です。それを少しでも減らすのが大事ではないでしょうか?削った財源を使って新しいことを始めれば本末転倒ではありませんか。仮に、この財源を使うならば国防費や教育費ですよ。世界情勢や隣国状況を鑑みて、必要なことです。まずは、自衛隊の待遇改善をして、最新鋭の設備を導入しましょう」
裏金銀治郎が当選したその日より、日本は世界一治安が良い国。またの名を世界一犯罪に厳しい国。もちろん、犯罪に厳しいのであって、犯罪に関与しなければ本当に住みやすい国だ。安全、衛生、民度といった観点で言えれば他国を引き離すレベルだ。行き過ぎた自己責任として福祉のレベルは先進国最低レベルとなる。
このことで自国ファーストだと国連から批判される事もある。しかし、自国民を守って何が悪い。子供が住みやすい街にするため、大人が守るのは当然だ。そのためならば、いくらでも批判は受けるのが大人の姿勢だ。
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……
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ある日の裏金一家の食卓にて。
家族全員がそろって食べる食事こそ、すべてに勝る喜びである。
「銀治郎さんの政策って、よく押し通せましたね。普通、どこかで反対されて却下されるじゃありませんか」
「与党には、私の悪友の生まれ変わり。野党には、私の信徒の生まれ変わりがいますからね。法案を通すなんて朝飯前です。それに、カナエの血鬼術TOMIOKAもあれば向かうところ敵なしです」
「そうなんだよ。パパの敵は、カナエの敵だからね。私の手にかかれば、大国の大統領すら辞任に追い込めるから、この程度文字通り朝飯前よ」
裏金カナエが自慢げに話す。本当に、この時代においては恐ろしい能力だ。その効果範囲は、地球上すべてだ。日本の裏側ですらその効果がある事は立証されている。
この話を聞いていた裏金カエデは疑問を覚えた。原作時空から来た彼女は、悪友と信徒が誰なのかわからなかった。某下半身で物事を解決する竈門一門の誰かなのかと思ったが、在職議員にその名を持つ者はいない。
「あの~、銀治郎さん。悪友ってどなたですか?正直、銀治郎さんがいう悪友が誰だか検討もつかないんですけど」
「あぁ、カエデさんはご存じありませんでしたね。次元を跨いでエロ本を密輸させていた彼です。私が居た世界線では、長い付き合いがあったんです。私の実家にエロ本を買いに来るマセガキだったのが通称お館様です。そして、彼の生まれ変わりが与党におります」
この話は、裏金銀治郎も今初めて家族に知らせたことだ。だって、言えるはずもない。
彼の悪友は、何を思ったのか小学生の時代に今も営業を続ける裏金書房にエロ本を再び買いに来た。そして、過去のリスペクトが行われた。当然、売れないと断るまでテンプレの流れだ。
エロ本を買いに来た元上司が再びエロ本を買いに来たなど彼の威厳を守るために黙っているのが悪友の務め。
「この男はーーー!!どうして、そんな大事なことを黙っているんですか。そりゃ、カナヲや炭次郎君の生まれ変わりもいるから不思議じゃなかったけど、知っていたなら教えてくれてもよかったでしょ」
胡蝶しのぶとしては、元上司のカリスマがあれば東京都知事なんて片手間でできると信じ切っていた。だが、それは不可能だ。鬼滅隊と東京都では規模も予算も違う。今まで培った莫大な経験値がある胡蝶しのぶだからこそできた偉業だ。金と権力と暴力、才能を備えた彼女だからできる仕事だ。
「お館様も生まれ変わってたんだ。よし、カナエの秘密結社の仲間に誘おうっと」
長い人生を楽しむため、裏金一家は今日も表と裏から世界を侵食する。
ヒロアカ終わっちゃったか。
ヒロアカ二次創作頑張りたいが、筆が伸びない。
ワンピ二次もやりたいんだよね。
チ〇チ〇の実とムラムラの実の能力コンビで海賊をつぶす話。
海上という閉鎖空間……起こるべくして事件は起こる。仮に生き残っても、関係がぎすぎすになり事実上崩壊。大体の海賊は、殺し合いの末、全滅か半壊。
無害ゆえに無敵の能力にしたい。