ある事情から地獄に先に落ちた人物を兄とし、地獄兄弟の一員となった一夏。彼らはどんなハチャメチャを繰り広げるのか!

注意!これは唐突にキックホッパーとパンチホッパーが書きたくなった堕作者の欲望マウンテンの作品です!

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新作。です。


第0話:地獄兄弟結成日

「ふんっ!」

 

「ごっ!?」

 

 綺麗なサッカーキックが少年の腹を直撃し、少年は顔を歪ませる。

 

「けっ、あの女も随分薄情だな!自分の弟を助けに来ねえなんて!」

 

「千冬姉は……助けに来てくれる……!」

 

「はっ!いい姉弟愛だ!感動的で腹立たしいぜぇ!」

 

 そのまま少年に女は再びサッカーキックを繰り出す。再び少年は顔を歪ませる。そこに、1人の男が駆け込んでくる。

 

「姉貴ぃ!読み通り織斑千冬(おりむらちふゆ)はモンド・グロッソに出ましたぜぇ!」

 

「えっ……何で……?」

 

「ぎゃははははは!つーまーりー……てめぇの姉貴は名誉優先ってことさ!ざーんねーんでーしたー!プークスクス!」

 

 そして、少年はうなだれてしまう。そして、女は1言こう言った……

 

「お前ら、遊んでいいぞー」

 

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 そこからの光景は筆舌に尽くしがたいものだった……殴られ、蹴られ、撃たれ、犯され……少年は気が狂いそうな拷問を受け続けた……少年は目が濁りきり、腰は痛み、もはや人形のように反応がなくなった。

 

「うーん、後ろは名器なんだが……いかんせん反応がねぇなぁ……」

 

「そうだなぁ……楽しくねぇや、どうします?姉貴?」

 

「えー?捨てちまえ!もうめんどいからよぉ……」

 

 それを聞いた男は一夏を担ぎ、どこかに連れていく……少年の……織斑一夏(おりむらいちか)の行方は知れなくなった……その後、織斑千冬がドイツ軍と共に捜索に来たが、一夏は見つからなかった……

 

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「……嫌な夢を見た……ほら、起きて、兄貴」

 

 ここに2人の男がいる。片方は早く起きたらしく、まだ寝ている男を起こそうとする。

 

「……一夏……起こさないでくれ……俺は死ぬほど疲れてる……」

 

「……早く起きないとご飯抜くよ?」

 

「待ってくれ!悪かったからご飯抜きはやめてくれ!」

 

 そう言って、片方の男……矢車宗谷(やぐるまそうや)はもう片方……影山一夏(かげやまいちか)に詰め寄る。

 

「……残念だったなぁ……トリックだよ」

 

「あ、そうか。なら寝る」

 

「2度寝するなら抜くよ?」

 

 そう言って、一夏はさっさとキッチンに向かう。ここはアパート。彼らは2人で住んでいるのだ。宗谷が一夏を拾ったときには、一夏は人形のようだった……宗谷が話しかけても、何ら返しはなく、時たま自嘲をするか、劣悪と言える環境の中で家事をしているかだった……だから、宗谷にとって一夏が復活したことはとても嬉しいことだった。

 

「……あ、そういえば……」

 

 そういえば今日は一夏を拾ってきた日だったなと言うことを宗谷は思い出す。こんな日は、少しでも一夏を手伝うかと思い立ち、一夏のいるキッチンに向かうのだった……その影から、緑と灰色のバッタ(........)が見ているのも知らず……

 

 

 




終わりです。

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