蒼桔(あおき) 梗平(きょうへい)には好きな女の子がいた。幼馴染の子で、彼女にはイケメンの素敵な彼氏がいる。けれども……その程度のことで諦められはしない。なにせ、彼女が記憶喪失になる瞬間まで、彼氏だったのは自分なのだから。

 結局忘れられぬまま日々を過ごす、そんな彼の前に現れたのは記憶喪失になった当時の彼女の幽霊だった。どうしてそんなことに、という疑問を抱えながらも、彼女はある頼みをしてくる。

「私の記憶を取り戻して欲しい。君を好きだった頃の、あの記憶を」

 どこか心の奥底で待ち望んでいた、そんな願いのために彼は動き出していく。過去に囚われた幼馴染たちのお話。


この作品は小説家になろう様、カクヨム様でも掲載されています。
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