うわ〜〜〜〜!!!!
予約投稿で間違えて投稿しちゃったよ〜〜〜〜!!!!!!
……まいいか……。
誤字脱字まみれだけどごめんね……。
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【NEWシナリオが解放されました!】▼
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あれから早くも2か月という月日が経過した。
シグマ、そしてイオとの戦闘を終えた事で、事態は一旦収束し、エックスは第17精鋭部隊の隊長に昇格し、シグマの残党の処理を主な任務として活動する事を命じられた。
これが終われば事件は本格的に収束を迎え、平和な世界がまた戻ってくる。
そう信じていた。
……イオの最後の言葉を聞いていた、エックスとゼロ、そしてイレギュラーハンターの一部の者達を除いて。
「か、彼女が言っていたことが本当なら……シグマはまた復活する。」
「だが、あり得るのか? レプリロイドがウィルスに変貌し……その大元を絶たないと倒すことが出来ないだなんて、そんなもの、もう……イレギュラーなんて言い方じゃ収まらない、正真正銘のモンスターじゃないか……!」
「そもそもイオは暴走状態にあったのでは? 妄言だという可能性も……。」
「いや、それにしては意識がはっきりしているようだった……その後の発言にもエックスとゼロに激励の言葉を遺すほどだったんだぞ?」
「そもそも何故イオはイレギュラー化した状態から戻ってこれたんだ? ダメージによる衝撃で治っただなんて言うなよ? 叩いて治る旧世界のマシンじゃないんだから。」
「今会議すべきは……」
「もしシグマがまた復活したら……」
「だからその可能性は……」
「希望的観測は……」
「落ち着け!!」
腕を組み、静観していたゼロが声を張り上げた。それまでまとまりを見せず、ああだこうだと分かりもしない事を話し合って喧々諤々としていたミーティングルームがシンと静まり返る。
「俺はイオの言っていた事を信じる。だが、荒唐無稽な話であるのも事実だ。……なら、今は本当にシグマが復活してしまうという最悪の事態に陥った時に備えるべきだ。……もし仮にシグマが復活しなかったとしても、シグマのようなイレギュラーが現れないとも言い切れないんだからな。」
「た、確かに……。」
「シグマは極めて優秀なレプリロイドだった……上や人間達からの信頼もあった……なのに結果としてこんな大きな暴動を引き起こし、数えきれない人々やレプリロイド達を犠牲にした……。」
「復活しないにしてもするにしても、強大なイレギュラー対策はこれからの課題になるだろう。」
「であれば……どうする? より強力なレプリロイド開発を進めるのか……?」
「いや、それは危険だ! 高スペックなレプリロイドを製造した結果、またシグマのように暴走してしまったらどうする!?」
「なら、まずイレギュラー化してしまう原因を究明するべきでは……?」
「より複雑なプロテクトを搭載するというのはどうだろう……?」
数時間して、結局イレギュラーの発生原因も、発生してしまったイレギュラーへの対策も、シグマのようなイレギュラーが発生してしまった時の為の対策も、どれもこれまでのように研究はこれまでのように続ける。
……一見前に進んでいるようで、要するに現状維持という形に落ち着いた。
「もっと、何か、優先すべきことがある気がするんだけど……。」
エックスは、本当に今のままでいいのか、イオの言っていた事がもし本当なら、シグマ対策の為にもっと色々な事をするべきでは……と悩んでいる。
その一方でゼロは特に動じた様子を見せず、冷静に口を開く。
「……俺は、今はこのままでも良いと思っている。」
「えっ!?」
「何故なら、俺達が居るからだ。……シグマがまた現れたとしても、シグマのようなイレギュラーが現れたとしても……俺が、俺達が、この手で始末する。大元がウィルスだというなら、いつかその大元を断つ、その日が来るまで戦い続けて見せる。」
そう言うゼロの手には……イオが持っていた、ガンブレードを改修し、ゼロ用に改造する事で誕生した新たな武器、Zセイバーが握られていた。
改修したと言っても、実際はパーツの流用というのが正確で、バスター機構はダメージが深刻だった為分解され処分され、形状もガンブレードだった面影はあまり残っていない。
だが、ゼロにとってはそれだけで充分だった。これで、何が来ても、立ちふさがる者ならなんであれ切り伏せる事が出来ると確信していたのだ。
「そうか……そうだね。」
イオも言っていた。変わらなくても良い物だってある、と。
焦って何かを変える必要は無いのだ。
皆、少しずつ前へ、未来へと進んでいる。
「俺も……戦うよ。彼女が見たかった世界……未来を護る為に。」
こうして二人は、イオという一人のレプリロイドの想いと願いを受け継いで、この先も戦う事を決意したのだった。
……だが、彼女の言う「優しさ」そして「変わらなくて良い」それが「希望」となるという言葉は……エックスにとって「イレギュラーであっても、戦いたくない」という優しさ……“悩み”を、そのまま引きずり続けるという事でもある。
彼女の言葉は、意図せずして、その苦悩をずっと抱えながら戦い続けるという事を強いる事にもなっている事を、消えてしまった彼女本人も、そしてエックス本人も今は知る事は無い。
そして……ほんの数か月後……シグマの事件から丁度半年が経過した頃。
苦悩が、彼の心を容赦なく突き刺す事件が起こった。
収束へと向かっていたハズの事件は、再びイレギュラーが増加するという形で再び幕を開けた。
その上、謎のイレギュラーによってイレギュラーハンター基地が襲撃を受け、現場には壊滅させたはずのシグマのマークが描かれたイレギュラーが多数発見されたのだ。
「やはり、復活するというのは本当だったんだな……。」
エックスは、回収したパーツに刻まれたそのマークを睨み付けながら、新たな戦いが始まってしまった事を予感する。
数時間後、一連の襲撃事件はシグマの残党の仕業と見たエックスやゼロ達は、仲間達と共にそのイレギュラー達が製造されていると思しき工場の調査に向かう。
だが……その直後、イレギュラーハンター本部から通信が入る。
『エックス! 聞こえる? 大変な事になってしまったわ……!!』
「何!? 一体何があったっていうんだ!?」
『今回襲撃を受けたイレギュラーハンター支部の内の一つに……イオのボディを保管していた場所があって……! イオのボディが、敵に奪われてしまったの……!!』
「なんだって……!?」
『こっちでも捜索を続けるけど……もしかしたら、今回の事件を引き起こしている犯人がボディを持っているかもしれないわ。何に使うつもりかは分からないけど、きっととんでもない事に決まってる……!』
「分かった……俺はひとまず、ゼロと各地で襲撃しているイレギュラーを倒す! 何か分かったら、また連絡をくれ!」
『分かったわ! 気を付けて、エックス!』
= = = = = = = =
暗闇の中……謎の三人組が立体映像装置に映ったイレギュラーを掃討するエックスを見てその実力に値踏みをするかのように見定めていた。
「ほう、奴がエックスなのか……なるほど、なかなかやりおるわい。」
「フン! 大したこと無いゼ!」
「確かに彼の能力は危険ですね……今のうちに始末しておかなければ。」
「こやつの処理は、わしらの部下に任せるとするかのう。」
「……それで、件のレプリロイドは?」
「フン、わしを誰だと思っとる? エックスやゼロといったオーパーツならともかく……強いとはいえつい最近現れたようなレプリロイドのコピーなど、すぐに終わるわい。もうすぐ起動するよて……。」
「アーッハッハッハッハッハッハッハッハ!!」
突如、暗闇に包まれていた謎のモニタールームに大音量の笑い声が響き渡る。
驚いた三人組が声のする方向へと振り返ると、そこには
「……ほう、もう目覚めたのか。計算よりも早かったな。」
「……貴方が、私を目覚めさせた……いえ、私をこの世に生んでくれたパパ?」
「その通り。エックスとゼロという英雄二人をたった一人で追い詰めた最強のレプリロイド、イオ……そのコピーであり、ワシがより性能を引き上……。」
「よ~しよしよしよしよし!」
説明も途中、興奮気味に話し始めた男の頭を、まるで犬か子供を可愛がるかのように、語尾に音符がつきそうな程の上機嫌で撫で始める、「イオのコピー、そして性能を引き上げた上位互換」と称されたレプリロイド。
「……なんのつもりじゃ?」
「何って? だって、この私を目覚めさせたという歴史的偉業を成し遂げたのだから、褒美が必要でしょう? だから頭を撫でてあげたのよ。」
「ワシは貴様をこの世に生んだ父じゃぞ!! それを……。」
「だから何?」
そう言うと、女はミシ、という音と共に男の頭を掴み、ギリギリと圧力をかけていく。
「この場で最も性能が良いのは誰? 優秀なのは……? 強いのは? 頭脳が優れているのは? そう! この私! 人類と言う古き創造主を絶滅させ、レプリロイドだけの理想郷を作り上げる救世主は、シグマでも、ましてやエックスでもゼロでも無い! この私よ!
高笑いしながら、男の頭を放り出すように離すと、そのまま踵を返してその場を去ろうとする、リオと名乗るレプリロイド。
「リオ……じゃと……? ワシが与えたお前の名前は
「何故この私がそんなダサい名前で過ごさなきゃいけないの!?私の名前は
ぐん、と胸を張ってそう宣言するリオ。ダサい、ダサくないという自身の感性で、制作者から与えられた自身の識別名すら変えるというその姿は正に傍若無人、自分勝手という言葉がこれほど似合うレプリロイドが、果たして今までの歴史上に居ただろうか。
「(まさか……強化と共に、シグマ様に同調する同胞達のデータを学習させたのが裏目に出たか……!? 計算上では、シグマ様に忠誠を誓う優秀な戦士として生まれ変わったブラック・イオが誕生するハズじゃったのだが……!!)ま……まあいいわい、それで貴様、一体どこへ行く?」
「決まってるでしょ? ……この私のオリジナルをあんな身体にしやがった
「なんじゃと……? 待て! 貴様の調整はまだ終わっていない! それに、奴らの始末ならワシの部下達が……!」
「なんでこの私が自分よりも劣等な貴方達の言う事を聞かなくちゃいけないの? 大丈夫よ、すぐに終わらせてきてあげるから。」
そう言い残すと、制止の声も聞かずにリオはさっさと立ち去ろうとし……。
「貴様ァ! 黙って聞いてりゃ良い気になりやがって! このバイオレン様のパワーで身の程を分からせてやるぜ!!」
そう叫びながら、鉄球を振り回し、バイオレンと名乗った力自慢の巨体を持つレプリロイドがリオに襲い掛かる。
「……相手との実力差すら測れないなんて。」
リオは心底めんどくさそうにそう呟き、振り返る。しかし既に鉄球は彼女のすぐ目前まで迫っており、衝突し吹き飛ばされる、そう誰もが予想していた次の瞬間……
「何ッ!? ぐああっ!?」
突然姿が消えた事に驚いたその瞬間、バイオレンの腹部に鋭い衝撃が走る。
バイオレンはそのまま真後ろへと飛ばされ、そのまま尻もちをつかされた。
「くそ、い、一体何が……!?」
「(……強い!)」
バイオレン以外の二人の男は見た。
リオにバイオレンの鉄球が迫ったその瞬間、目にもとまらぬ速度で床に伏せる事で鉄球を躱し、低い姿勢のまま、足の支点を変えながら回転させる事でバイオレンの視界の下で懐に飛び込む。この動作があまりにも早く行われた事で、バイオレンは彼女が消えたと錯覚したのだ。
懐に飛び込んだ後は、隙だらけのバイオレンの腹部を攻撃し放題である。リオは回転エネルギーを殺さぬまま、かつ、驚異的な体幹を活かし、低い姿勢の状態……手を地面につき、右足を突き出す形で後ろ蹴りを放つ。
ズン、という重い衝撃と共にバイオレンは吹き飛ばされたのだ。
「どうやったか知らんが、この身体に小細工など通用せんぞ……!」
「……まだやるの? 直接蹴り倒してなお実力差が理解出来ないなんて……貴方、よっぽど
「き、貴様あ!!」
ココが、と言いながらコツコツと人差し指で頭を指し示して煽るリオは、未だ立ち上がれずに居るバイオレンの元まで歩み寄ると、右足で頭を地面に押し付ける。激昂するバイオレンだったが、体勢的に力が上手く入らないのか全く抵抗出来ていない。
「やめんか! 仲間同士で争い合ってどうする!?」
「この程度の強さしかないレプリロイドなんて居ても邪魔なだけだと思うけど。」
「なん……だとぉ!?」
「事実でしょう? 弱き者はより強く優れた存在にとって代わっていく……そうやって私達は“進化”してきたのだから……だからこそ、人間を滅ぼそうという結論に至ったんじゃなくって?」
「……!!(クソッ! 確かに性能は頭一つ抜けて素晴らしい戦闘能力を持っている……。だが、性格があまりにも壊滅的……! 仲間とそれ以外の区別もつかぬのか!?)」
目覚めたリオは、イオと比べると性格がまるで異なっていた。
だがある意味ではこれが本来のイオの姿であるとも言える。
何故なら、戦闘特化型レプリロイドは元来、その実力にかまけて怠惰であったり、あるいは横暴であったり、自分勝手であったり、他者を見下したりする個体まで発生する事がある。
それは「自分は誰よりも強い」という実力から来る自信と、なまじ強いが故に増長してしまった自尊心がそうさせるのだ。
その点リオは正に「理想的な戦闘特化型」と言える。
自尊心に裏付けされた高い戦闘能力と、徹底した実力主義であり、全てにおける判断基準が自分よりも優れているか劣っているかというあまりにもシンプルな考え方であり、そこに仲間も敵も関係ない。まさに戦闘特化型を体現しているかのようだ。
「我々の目的の為に彼は必要です、その足をどけなさい!」
長身のレプリロイドがそう言うと、リオはその男をギロリと睨み付け……しかし、考えを改めたのか足をどけてバイオレンを開放する。
「はぁっ、はぁっ……!」
「フン、まあ確かに暴れまわれば時間くらいは稼げるかもね。……喜びなさい、今はまだ壊さないでいてあげる。でも、もし
「な、なんだとお……!!」
「嫌なら精々手柄を立てて自分が無能ではない事を証明する事ね! 貴方には無理だろうけど! アーッハッハッハッハッハッハ!!」
そう言って立ち去るリオを茫然と眺めながら男たちは閉口する。
「……チッ!! あの野郎!!」
「おい、お前も落ち着かんか。中身はアレじゃが性能だけは大したもんじゃ。流石は、あの二体の英雄を追い詰めただけの事はある……上手く使えば良い駒になるじゃろうて」
「……あの性格で、素直に言う事を聞くとは思えませんが……」
「なあに、奴の興味はあの二体に向けられておる。あとは情報だけ渡せばこちらで良いようにコントロール出来るじゃろう」
要するに、どうせあの性格では素直に言う事を聞くとは思えないので、情報だけ渡して、後は彼女の自由意志に任せれば指示するまでも無く、あの二体のレプリロイドに辿り着くだろう、という結論に至った。
「では、当面は計画通りに……?」
「ああ、それまで奴には好きにさせておけばよい……自力で奴らに辿り着いた時は、それはそれで計画がいくらか早まるだけに過ぎないからの」
たった一人の