バイオハザードRTA B.O.Wルート   作:座右の銘は天衣無縫

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バイオ8の追加コンテンツの詳細発表とre4のトレーラー映像を3カ月遅れで見たので初投稿です


レオン&アンノウンニキパート 下水道中Part1

「「うおおおおぉぉぉぉぉ!!!???」」

 

下水道にレオンとエイダとの3人で入り、巨大な影を見た後の事だ。

エイダの道案内に従い、下水道を進んだ先には道がなく、仕方なく下水の中を進む事になった。

レディーファーストとか関係なく、俺とレオンが先に下水道に腰まで浸かったその時にそいつは現れた。

 

僅かな地響きに

 

「嫌な予感がするな。」

 

「ああ、碌でもない目に遭うのに100ドル賭けるぞ俺は。」

 

「残念ながら賭けは成立しないな、俺も同じ方に賭ける。」

 

そんな会話をした後に現れたのはウイルスに感染したと思われる巨大なワニ。

どう見ても大人だって一口で平らげそうな巨体だ。

 

それを確認した瞬間、2人で逃げ始めた。

 

ショットガンレベルの火器じゃ歯が立たない。

大の大人が2人揃って悲鳴をあげて走り出した。

 

「突っ込んで来るぞ!

右だ、右に避けろ!!」

 

俺がそう叫ぶと同時に下水道の右側に走りながら寄る。

次の瞬間にはすぐ左隣の下水のゴミがワニの腹の中に消えていった。

 

「次左だ!

そっち行ってくれ!!」

 

そしてレオンが指示を出し、それに従ってまた避ける。

同じように腹の中に消えていったゴミを見てレオンの顔は蒼白そのものだ。

 

「また来るぞ!

そっち寄れ!!

早く!!」

 

急いで寄った瞬間にまたもや噛みつき。

今度はワニの横顔辺りが背中に当たった感触がした。

転びかけそうになったのを気合いで立て直す。

ワニに喰われて死ぬとか嫌すぎるわ!

 

目の前の水路にはゴミが満遍なく溜まっている。

僅かに中央が少ない。

 

「突っ切れ!!」

 

チラリと後ろを見ればワニは大口を開けて猛スピードで突っ込んできていた。

下水道は狭くなってる。

もう横には避けられない。

 

「行け行け行け行け!!」

 

すぐ前のレオンの背中を押しながら必死に走る。

そしてゴミの川を抜けた先はスロープになっていた。

そこを滑り降りると、ワニはその途中にあったガスの配管に阻まれて降りて来れない。

 

今にも噛み砕こうとしているが、その時に出た火花がガス管から漏れ出たガスに引火して炎を吹き始めている。

 

「……OK、覚悟はいいなクソ野郎め。」

 

その様子にニヤリと笑って銃を向ける。

 

「ジョーズばりの大爆発を見せてくれ。」

 

気のせいか、焦ったような表情をした様に見えたワニの口の中のガス管に向けて撃つ。

そして着弾と同時に起こる大爆発。

 

爆発の炎の先から出てきたのはグチャグチャになったワニの残骸だった。

 

「ワニ皮の商人が居れば喜んだろうな。」

 

「その前に俺たちが居なければ喰われてるだろ。」

 

「それもそうだな。」

 

流れ落ちてきた肉片と、その匂いに顔を顰めながらも、ある程度気を抜いて冗談を言い合う。

 

「2人とも余裕そうね。

ところで、梯子はいるかしら?」

 

「「いる。」」

 

暫くして別ルートで追いついてきたエイダが上の通路から梯子を下ろした。

エイダのいる通路に登った俺とレオンは、案内を続けるエイダの後をついていく。

 

「ところで……ウイルスっていうのは人をバケモノにするんじゃなかったのか?

ありゃ、ワニだ。」

 

「人に通じるウイルスが他の動物に効かないって事もないだろ。

犬だろうが虫だろうがバケモノにするぞ。」

 

「そういう事よ。

少し想像力が足りなかったわね。」

 

「それより、アンタが別ルートでこっちに来れるなら俺ら2人が態々臭くてクソデカいワニのいる下水道に降りる必要無かったんじゃないか?」

 

「アレが最短ルートだったのよ。

他のルートでも辿り着けない事はないけど、どちらにせよ下水道を通る必要はあったわ。」

 

「そうかい。

全く、あったかいシャワーが恋しいぜ。」

 

そんな会話をしながら通路を歩いていく。

その先にあるエレベーターへと乗り込み、更に地下へと潜っていく。

 

「整理させてくれ。

アンブレラはバケモノをどこに売るつもりだ、軍か?

他のどこかか?」

 

「売るのはバケモノじゃなくて、バケモノにするウイルスよ。

それを作っているのがアネット。

とても危険な存在よ、さっきのワニよりずっとね。」

 

「例え話をしようか。

ワニであれだ。

じゃあ、ウイルスに感染したのがいわゆる頂点捕食者なら?

サメ、熊、ヘビ、鷲や鷹。」

 

「……成る程、納得した。」

 

「それだけじゃない、遺伝子操作で作り出したトンデモ生物だっている。

あのハゲ頭のストーカー野郎とかな。」

 

「……最悪だな。」

 

「そういう事よ。」

 

会話を終えたところでちょうどエレベーターはついた。

降りた先は広めの部屋だ。

そこから進み、別の部屋へと入り、更にその先の部屋に踏み込んだところで目的の人物を見つけた。

 

「ウィリアムがやったみたいね……」

 

「何者だ?」

 

死体を調べていたと思われる、研究者風の女性にレオンが銃を向ける。

 

「アネット・バーキンよ。」

 

「彼女が例の?」

 

「黒幕にしては随分と無用心だな。」

 

レオンとエイダに続いてアンノウンが入ってきたところで、アネットの表情が強張った。

 

「アンブレラ……!

本当にしつこいわね……!

悪いけど相手をしている時間はないの。」

 

その言葉に対しては、勘違いされてる、としか思いようが無かった。

だが、都合はいい。

2人と同じように銃を向ける。

 

「Gウイルスを出しなさい!」

 

エイダのその言葉にアネットはフッ、と鼻で笑った。

 

「それは無理ね。」

 

「これは警告よ。」

 

「あらそう?」

 

一触即発の空気。

だが、真後ろの扉が突然勢いよく開けられた瞬間、隙が出来た。

その一瞬でアネットは死体に火をつけて逃げ去った。

 

後ろの扉を開けて入ってきたのは一体のゾンビだ。

 

「ッ!

ッラァ!!」

 

咄嗟に入ってきたゾンビに蹴りを放って距離を開けて撃つ。

その様子を確認したエイダはすぐにアネットを追って行く。

だが、曲がり角の先で待ち構えていたのか、アネットは銃を乱射してくる。

 

「エイダ!」

 

射線に入っていたエイダをレオンが飛び出して守るが、その肩に一発銃弾を受けてしまった。

庇われたエイダは身を起こして反撃するが、全部外れたようだ。

 

「Gウイルスは渡さない!」

 

そう言う声を最後にアネットの気配が完全に無くなった。

 

「無事……じゃないか。」

 

「レオン!」

 

「俺は良いから早く行け。

彼女を止めるんだ。

早く……」

 

ゾンビを仕留めて俺が戻って来た時には、レオンはそこまで言って撃たれた痛みからか気絶してしまった。

 

「取り敢えず手当だな。

幸いにも弾は貫通してるし、神経も重要な血管も傷つけてなさそうだ。」

 

すぐにレオンの横に座り、傷の様子を確認する。

 

「包帯もあるしな。

大丈夫だろう、むしろ名誉の負傷って奴だな。」

 

女を庇って出来た男の傷だ。と軽口を叩きながら手当てしていく。

命に別状はない。

少し休んだら問題なく動けるはずだ。

 

「ありがとう。

私は取り敢えず上と話すわ。

通信するから静かにしていて。」

 

「こんな地下でか?」

 

「特別性なのよ。」

 

「聞かれたくない内容なら席を外すぞ。

さっきゾンビも入ってきたし、一旦辺りを調べておきたいしな。」

 

「あら、紳士なのね。

それじゃあお願いするわ。

数分もせずに終わるはずだから。」

 

そう言うとエイダはコートの下から通信機を取り出して弄り始めた。

それを横目に見ながらレオンの手当てを終えた俺は武器を持って来た道を戻っていく。

流石にこんな時にゾンビに入って来られるのは困る。

 

そしてエレベーターの部屋でゾンビが入ってくるのに使われたと思われるダクトを見つけた。

格子状の扉の前に机などを置いて簡易的なバリケードを作って対処し、元の部屋に戻る。

 

そこにはコートをレオンに被せて、赤い背中の開いたドレスのような姿のエイダがいた。

 

その格好に思わず、ヒュウ、と口笛を鳴らす。

 

「お硬い捜査官様かと思ったら下はそんな格好か。」

 

随分と色っぽいな、もしかして色仕掛け用か?

 

「動きやすくてお気に入りっていうだけよ。

私はアネットを追うわ。

貴方はレオンを守ってあげて。」

 

「アイアイマム。

餞別だ持ってけ。」

 

手持ちのグレネードの内、幾つかをエイダに手渡す。

こっちは武器が潤沢にある上に、2人ともある程度の防具をつけているがエイダは銃は小さなものが一丁あるだけだ。

心許ないにも程があるだろう。

 

「気が効くわね。

嫌いじゃないわ。」

 

「お褒めに預かり光栄、ってな。

で、追うって言ってもどうするつもりだ?

リフトはあるが、どう見ても電源が入ってない。」

 

「簡単な話よ。

秘密道具の出番。」

 

そう言ってエイダは何やら銃のような形をした機械を取り出した。

そしてそれを徐に壁に向けると、止まっていたダクトのプロペラが回り始めた。

 

「ハッキングか?」

 

「その通りよ。

と言っても使えるのは簡単な機器に対してのみ。

けど、それで十分。」

 

今度は回り始めたプロペラにその機械を向けると、プロペラの勢いが増していき、最終的にはオーバーヒートを起こして爆発した。

その爆発でダクトの内部へと進める道が出来上がった。

 

「お見事。」

 

「どうも。

それじゃあ、レオンは頼むわね。」

 

そう言うとエイダはダクトに掛けられた梯子を登ってダクトの中へと入っていった。

それを見送った後は警戒しつつも体を休めようと、地面に座り込む。

銃を手放さないままで、あたりの物音に気を配りながらも、必要ないところは休める。

 

「あ〜〜、こんだけ働いてタダ働きとはな。

泣きたくなるぜ。

再就職先も見つけにゃならんし、アンブレラの追手には気をつけなきゃならんし。

今後どーすっかねー。

 

取り敢えず、これが終わったら暫くはゆっくり休暇を取りたいわ。」

 

愚痴を吐き出すが、虚しいことに声の反響すら起こらない。

コンクリートに囲まれた空間の中、時間は過ぎ去っていった。

 

 

 

 

 

 

 

それから十数分後、漸くレオンが目を覚ました。

 

「ん、起きたか。

おはようさん、気分はどうだ?」

 

「……全部夢じゃなくて非常に残念だ。」

 

「軽口が叩けるなら平気だな。」

 

俺が声を掛ければ、レオンは少しの沈黙の後に冗談を言い放つ。

それを聞いて取り敢えずは平気そうだと判断して、立ち上がった。

 

「エイダはアネットを追って先に行った。

俺はお前のお守りに残った。

エイダは行ったっきり戻って来ない。

じゃあ、次にやる事は?」

 

「エイダを追う。」

 

正解、とふざけながら、エイダが行ってから少しして電源の入ったリフトの前へと動き出す。

ギリギリ2人乗ったところでボタンを押して上へあがる。

上がった先にはまた別の通路があり、その先にある階段の先は、また下水道に降りるしか道は無かった。

 

「何で下水道を通るような道しか設計してないんだ……」

 

「全くだな。

折角の新しい一張羅ももうこんな汚れてる。」

 

2人して文句を言いながらも下水道へと降りて、さらにその先の勾配を滑り降りる。

バシャン、と大きな水飛沫を上げて更に下の下水道へと降り立った。

 

そして辺りを警戒しながらも、下水道の奥へと歩き出した。

さあ、やりたくはないが、下水道探索の始まりだ。




はい、今回は更新早かったよ

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