「僕は……君に勝ちたい」

ノーホープ、彼女は走る事を望まれなかった、ウマ娘の中でも随一汗っかきな少女。
姉との約束を果たす為、彼女は育ての祖父の反対を押し切り、トレセン学園に入学した。
出場レースでは三位以内には必ず入る。
だが優勝という結果が出ずに燻っていた。
そして彼女の前に、中途編入して来た天才肌のウマ娘、ヤマトダマシイが立ちはだかる。

「ならば、わたしから逃げ切ってみせよ」

これは期待されずとも勝つ為に、限界を超えて疾るウマ娘の物語。