1916年。

 第一次世界大戦初期。

 戦場から背を向けて、一人死体溜まりを歩くイギリス兵。故郷へ帰る宛も、目的地も見つからないまま、日の光の射し込まない森を彷徨い、兵士は、やがて一つの小さなボロ小屋を見つけた。

 そこに住んでいたのは、灰髪の奇妙な少年だった。





 ──これは、異形の魔法使いと孤独な少女が出会う、およそ100年前の物語。
  第一話()
  第二話()
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