【概説】ゴールデンバウム朝銀河帝国史:第1巻「建国期~ルドルフ大帝」
作者:旧王朝史編纂所教授
原作:銀河英雄伝説
タグ:残酷な描写 銀河英雄伝説 銀英伝 ゴールデンバウム王朝 評論 歴史 オリキャラ
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「学芸省においては、尚書ゼーフェルト博士の直接指揮のもとに、「ゴールデンバウム王朝全史」の編纂が開始されている」(「銀河英雄伝説」第6巻「飛翔編」より引用)
「銀河英雄伝説」には、後の時代から本編世界を分析、批評する「後世の歴史家」という存在がいる事はよく知られています。彼らの中には、ローエングラム王朝(新王朝)の時代を生きて、学芸省が進める「ゴールデンバウム王朝全史」(旧王朝全史)の編纂事業に参画した歴史学者もいたのではないか、と思われます。
本作は、上記の仮定に基づき、新王朝成立後、旧王朝全史の編纂作業の傍ら、彼ら歴史家達が執筆した旧王朝史の概説書です。新王朝になって、これまで国家機密、不敬罪の名の下に隠蔽されていた旧王朝関係の一次史料が多数公開された事で、今までの通説とは異なる旧王朝の姿が解明されてきた、との体で、筆者が考えるゴールデンバウム王朝の歴史を描いていきたいと思っています。
本編の記述と整合性を図りつつ、「ルドルフは何故、民主国家である銀河連邦を崩壊させて、皇帝専制の世襲国家・銀河帝国を建国したのか?」「非人道的な国家と非難される銀河帝国が何故、500年近い命脈を保つ事が出来たのか?」「自由惑星同盟は何故、建国できたのか、そして、徒手空拳の状態から、100年強で帝国と互角に戦える国家に成長できた理由は?」「地球教は何故、誕生したのか、そしてフェザーン自治領を成立させた理由は?」「ラインハルトの急激な勃興の理由は?」など、旧王朝の視点から自分なりの回答を出したいと考えています。拙い内容ですが、読者皆様が本編世界をより楽しむきっかけになれば幸いです。
ハーメルン初心者で、初投稿です。らいとすたっふルール2015年改訂版にしたがって作成されています。
「銀河英雄伝説」には、後の時代から本編世界を分析、批評する「後世の歴史家」という存在がいる事はよく知られています。彼らの中には、ローエングラム王朝(新王朝)の時代を生きて、学芸省が進める「ゴールデンバウム王朝全史」(旧王朝全史)の編纂事業に参画した歴史学者もいたのではないか、と思われます。
本作は、上記の仮定に基づき、新王朝成立後、旧王朝全史の編纂作業の傍ら、彼ら歴史家達が執筆した旧王朝史の概説書です。新王朝になって、これまで国家機密、不敬罪の名の下に隠蔽されていた旧王朝関係の一次史料が多数公開された事で、今までの通説とは異なる旧王朝の姿が解明されてきた、との体で、筆者が考えるゴールデンバウム王朝の歴史を描いていきたいと思っています。
本編の記述と整合性を図りつつ、「ルドルフは何故、民主国家である銀河連邦を崩壊させて、皇帝専制の世襲国家・銀河帝国を建国したのか?」「非人道的な国家と非難される銀河帝国が何故、500年近い命脈を保つ事が出来たのか?」「自由惑星同盟は何故、建国できたのか、そして、徒手空拳の状態から、100年強で帝国と互角に戦える国家に成長できた理由は?」「地球教は何故、誕生したのか、そしてフェザーン自治領を成立させた理由は?」「ラインハルトの急激な勃興の理由は?」など、旧王朝の視点から自分なりの回答を出したいと考えています。拙い内容ですが、読者皆様が本編世界をより楽しむきっかけになれば幸いです。
ハーメルン初心者で、初投稿です。らいとすたっふルール2015年改訂版にしたがって作成されています。
序文 | |
第1巻「建国期~ルドルフ大帝」【はじめに】 | |
【はじめに】 | |
第1章 銀河帝国前史~ルドルフ誕生から皇帝即位まで~ | |
第1節 生い立ち~連邦軍人として活躍 | |
第2節 ペデルギウス時代~星系政府首相に就任 | |
第3節 ルドルフの政治~ペデルギウス星系 | |
【解説】銀河連邦の議会制度 | |
第4節 連邦政府首相・国家元首への道 | |
第5節 ルドルフの政治~銀河連邦 | |
第6節 連邦首相から終身執政官へ | |
第7節 終身執政官から銀河帝国皇帝へ | |
第8節 銀河帝国皇帝に即位~銀河連邦最期の一年 | |
【コラム】意外に筆まめ?ルドルフ大帝唯一の趣味 | |
【コラム】帝国と同盟、両国の歴史研究から見えてきたもの | |
第2章 銀河帝国の成立 | |
第1節 治世前期の政治状況~周辺諸国との関係を中心に | |
1-1:シリウス民主共和国 | |
1-2:カストル・ポルックス攻守連合 | |
1-3:汎オリオン腕経済共同体 | |
第2節 帝国の「三権」~行政・司法・立法の関係 | |
第3節 帝国の行政組織~国務省・軍務省・財務省 | |
第3節 帝国の行政組織~内務省・国土省・司法省 | |
第3節 帝国の行政組織~学芸省・科学省・宮内省 | |
第4節 帝国の教育・学術制度 | |
第5節 帝国の医療・福祉制度 | |
第6節 帝国の軍隊組織~建国期の防衛戦略を中心に | |
第7節 帝国の軍隊組織~統帥本部の組織を中心に | |
第3章 劣悪遺伝子排除法 | |
第1節 劣悪遺伝子排除法とは? | |
1-1:劣悪遺伝子排除法とは?~同法案上程時のルドルフの演説(提案理由説明) | |
1-2:劣悪遺伝子排除法とは?~同法案(全文) | |
第2節 劣悪遺伝子排除法の「真実」 | |
第3節 ルドルフの「遺伝子」観 | |
第4節 劣悪遺伝子排除法と治安回復活動(平定戦役)の関係 | |
第5節 劣悪遺伝子排除法と貴族制度の関係 | |
【コラム】寵姫マグダレーナの死(上) | |
【コラム】寵姫マグダレーナの死(下) | |
第4章 貴族制度と身分制秩序 | |
第1節 各身分の定義 | |
第2節 貴族制度とは | |
第3節 五等爵制―公・侯・伯・子・男― | |
第4節 職能による区分―文官・武官・領主― | |
第5節 開明派貴族の誕生 | |
第6節 枢密院という組織 | |
第7節 貴族の義務 | |
第8節 貴族の権利 | |
第9節 初代尚書列伝 | |
9-1:軍務尚書シュタウフェン公爵 | |
9-2:財務尚書リヒテンラーデ子爵 | |
9-3:科学尚書ハイゼンベルク伯爵 | |
9-4:内務尚書ファルストロング伯爵 | |
9-5:司法尚書キールマンゼク伯爵 | |
9-6:学芸尚書ランケ子爵 | |
9-7:国土尚書ゲルラッハ子爵 | |
9-8:国務尚書ハーン伯爵 | |
9-9:宮内尚書ノイラート子爵 | |
9-10:内閣書記官長クロプシュトック伯爵 | |
第5章 帝国の経済体制Ⅰ~統制経済の系譜 | |
第1節 宇宙経済史概説①~地球統一政府の成立からシリウス戦役まで | |
第2節 宇宙経済史概説②~シリウス崩壊から銀河連邦の成立まで | |
第3節 宇宙経済史概説③~「人間主義経済」思想の誕生 | |
第4節 統制経済の実現可能性~地球統一政府の事例から | |
第5節 統制経済の理念~ルドルフが目指した理想 | |
第6章 帝国の経済体制 Ⅱ~生存を保障する機構 | |
第1節 配給制度①~需要側の体制 | |
第2節 配給制度②~供給側の体制 | |
第3節 帝国の企業①~国営企業を中心に | |
第4節 帝国の企業②~公営企業を中心に | |
【コラム】アムリッツアの爪痕~クラインゲルト子爵領と同盟軍第7艦隊 | |
第7章 帝国の経済体制 Ⅲ~欲望を充足する機構 | |
第1節 帝国の「財(製品)」と生産体制 | |
第2節 帝国人の物質生活①~耐久消費材等について | |
第3節 帝国人の物質生活②~嗜好品・奢侈品について | |
第4節 帝国の「サービス」①~公共的サービスを中心に | |
第5節 帝国の「サービス」②~娯楽的サービスを中心に | |
第8章 帝国の経済体制 Ⅳ~通貨・税制・財政 | |
第1節 帝国の通貨制度 | |
第2節 税制と貴族資産 | |
第3節 税制と平民資産 | |
第4節 帝国の財政制度 | |
第9章 「平定戦役」の開始 | |
第1節 平定戦役の実態①~総督府等が帝国支持の場合 | |
第2節 平定戦役の実態②~総督府等が帝国不支持の場合 | |
第3節 人民(捕虜)の処遇 | |
第4節 貴族領での平定戦役 | |
第5節 ルドルフの軍事思想①~その内容 | |
第6節 ルドルフの軍事思想②~その影響 | |
第7節 帝国軍将帥列伝 | |
7-1:ヴァルター・フォン・リヒテンシュタイン | |
7-2:ヨアヒム・フォン・ノイエ・シュタウフェン | |
7-3:【補記】アルベルト・フォン・リスナー | |
【解説】宇宙時代の地上戦 | |
7-4:ハンス・ゲオルグ・フォン・ケッテラー | |
7-5:ロベルト・フォン・カイザーリング | |
7-6: クリストフ・フォン・ベーネミュンデ | |
7-7: ヘルムート・フォン・ローエングラム | |
7-8:リヒャルト・フォン・グリューネワルト | |
7-9:ロタール・フォン・ファーレンハイト | |
7-10:ユルゲン・オファー・フォン・ブレンターノ | |
7-11:アルフレッド・フォン・エッシェンバッハ | |
第10章 ルドルフ神格化の意味~自己神格化の「真相」 | |
第1節 宇宙時代の社会精神史概説①~13日戦争から地球統一政府まで | |
第2節 宇宙時代の社会精神史概説②~地球と各植民星の対立からシリウス戦役まで | |
第3節 宇宙時代の社会精神史概説③~銀河連邦成立から崩壊まで | |
第4節 「大神オーディン」という存在 | |
第5節 「ルドルフ信者」の出現 | |
第6節 自己神格化の「真相」~財務尚書クレーフェが果たした役割 | |
【コラム】「暴君ルドルフに抵抗した温和なクレーフェ」説は何故、生まれた? | |
第11章 ルドルフ大帝の死 | |
第1節 ルドルフ大帝回想録(自叙伝)の成立 | |
第2節 ルドルフ最晩年の政治・社会状況 | |
第3節 大帝遺訓(大帝十五箇条)の成立 | |
第4節 ルドルフが目指した「銀河帝国」の姿 | |
第5節 私人ルドルフの「真情」 | |
5-1:【帝国暦42年1月17日】 | |
5-2:【宇宙歴300年10月3日】 | |
5-3:【宇宙歴307年6月2日】 | |
5-4:【帝国暦元年12月17日】 | |
5-5:【帝国暦23年10月3日】 | |
5-6:【帝国暦27年12月1日】 | |
5-7:【帝国暦38年12月30日】 | |
5-8:【帝国暦41年11月7日】 | |
第1巻「建国期~ルドルフ大帝」【おわりに】 | |
【おわりに】 |