夜明けを望むけものたち   作:メリケンです。

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詰め込み過ぎました。


暗闇を深める神秘

 大都市メトロポリス。その自宅で、クラークは選別した資料を読み漁っていた。

 

 星謳いと別れたジャスティス・リーグは、二手に分かれて呪血と濡羽の捜索をする事となった。本来であればクラークも捜索に参加する筈が、しかし彼のみ、一時離脱しメトロポリスへと帰還していた。

 やはり、どうしようもなく脳裏に引っかかる言葉があり、こうして関連するであろう資料を掻き集めたのである。

 

「狩人、狩人、狩人…」

 

 だが合致する情報は見つからない。過去10年の新聞記事まで遡ってみても、あの異常性の塊である狩人についてなど微塵も書かれていない。

 

「え~……。でも、きっと何処かで聞いた筈だ」

 

 狩人。狩猟を生業とする人の総称である。単純に(決められた場所で定められた許可を取り)狩猟を楽しむ他、人に害を成す動物から人を守る為に存在する職業である。

 狩猟を生業とする、という点では、呪血や濡羽、星謳いにその協力者は言葉通りに狩人だ。しかし実態は、おぞましい過程の果てに生まれた業で以て、恐ろしい獣を狩り殺す異常者である。クラークは実際に戦った事がないが、バリーもアーサーも、一撃一撃が超効率化された確殺のものであると嫌な太鼓判を押した。

 

「…駄目だ、やっぱり見つからない」

 

 朧げな記憶は不鮮明のままで、これ以上の情報収集は無駄の様に感じてしまった。仮に全て思い出したとしても、それが今回役に立つかは不明だ。もしかすると全く関係ないのかもしれない。となれば、この行為は唯の時間の浪費に過ぎない。

 

「悔しいが諦めるしかないかな…」

 

 とうとうクラークは観念して、すっぱりと諦めることを選択した。これ以上はきっと何も得ることが出来ないと確信し、散らばった資料を雑多に纏めた。この資料は、明日デイリー・プラネット内のシュレッダー行きである。南無三。

 

 重い心情のまま、冷めきったコーヒーを飲み込む。結局成果は無し、という事実がクラークに圧し掛かった。

 太陽はとうに沈みかけており、時間の経過を残酷に物語っている。今頃狩人探しに奔走している仲間は、無事だろうか。

 

 これから再びゴッサムシティに戻り、呪血と濡羽を仲間に引き入れた後、上位者を迎え撃つ。明確なタイムリミットは星謳いから提示されなかったが、早いに越したことはないだろう。

 つい、溜息を零す。ゴッサムシティを訪れてたった2日の筈であるが、激動とも言える情報の嵐であった。恋人のロイスの様な頭の回転の速さを持っていないクラークの脳は、パンク寸前の状態だ。

 

 本来の目的であったバットマンの勧誘すら、ままならない。

 

「そういえばバットマン、今は何をしているんだろう」

 

 聡明な彼が携わっていながら事件について何も進展がなかったのは、星謳いがきっと関係しているのだろう。殺人犯として狩人が逮捕されてしまえば、獣の病の罹患者を狩り殺すことが出来なくなるからだ。…狩人であれば、何度刑務所に入れられても簡単に脱獄してしまいそうであるが。

 ただ、バットマンが如何に優れていようとも、彼自身は何の能力も持たない人間である。星謳いの思惑が何であれ、結果として彼は今回の件に関わることが出来ないだろう。上位者という全く未知の、恐ろしい宇宙の神秘に関わらない方が良いとさえクラークは考えていた。

 

 玄関の扉を開けると、強烈な西日が目を焼いた。クラークにとってこの程度の光では目を閉じなくとも問題ないが、念の為手で光を遮る。長年培った人間への擬態の為の動作は、意識せずとも自然と出来てしまう。

 

「あらクラークさん、こんにちは。出張、もう終わったんですか?」

「いいえ、まだ。一時的に帰ってきただけで、もう出発します」

「あらあら、大変ですねぇ」

 

 どうやら、丁度隣の家の者が仕事から帰ってきたらしい。クラークより少し年上の彼女は、そばかすのある顔を笑みに変えて駆け足で近付いてきた。

 

「もう直ぐ夜なのに行くんですか?記者って、やっぱり大変なんですね」

「実はちょっと厄介な事になってまして、急遽終わらせなければならないことがいっぱい舞い込んでしまって…。ところでアリアさん、随分物を買い込んでますね。今日はパーティですか」

「お仕事、大変でしょうが頑張って下さいね。そして今日は両親の結婚記念日なので、お察しの通りパーティです!お仕事がなければ、クラークさんやロイスさんもご招待したかったのですが」

 

 彼女とロイスはクラークを通して知り合い、今は本を交換して感想を言い合う程親密な仲だ。また、偶に食事に招待をしたり、されたりと、かなり良好な関係を築けているのだ。

 

「あはは、残念です。アリアさんやお母さんの料理、本当に美味しいですから」

「クラークさんの料理も凄く美味しいですよ。ロイスさんも出張?」

「はい、僕も彼女も急に出張が決まってしまって。ロイスはイギリスに行ってますし、僕はゴッサムシティに、」

「え、ゴッサムシティですか?」

 

 途端、彼女の目がきらりと輝いた。ゴッサムシティという単語が彼女の琴線に触れたらしく、彼女は嬉しそうに笑みを深めた。

 

「懐かしいです、ゴッサムシティ。湾を挟んでいるとはいえ隣の街なのに、全然行けてなかったです」

「あれ、アリアさんってゴッサムシティに行ったことあるんでしたっけ」

「もう、前に話したじゃないですか。18年前まで、私と両親はゴッサムシティに住んでたんですよ」

 

 おや、とクラークは首を傾げる。記憶に引っかかる様な、無い様な。

 

「……あ!そうだ、確かにお話しされてましたね。…そうだそうだ、僕、お酒が入っていたので詳しいところまでは覚えていなくて、申し訳ないです」

「そういえばそうでしたねぇ。最後はロイスさんに引き摺られてました」

「…いやぁ、お恥ずかしい」

 

 カチリ、とパズルのピースがぴったり嵌る。少し思い出せば、芋づる式でするすると全容が脳内に浮かんだ。

 いつの日だったか、彼女の家族の食事に招待された日。ロイスがゴッサムシティの犯罪率の高さを嘆き、クラークがそれに同調した。言葉の応酬を続ける内にバットマンの話題に移行し、彼女とその両親が思い出話を語ったのだ。

 

「なんせ18年前ですから、その頃からすっかり変わってしまったんでしょうね、あの街は」

 

 酒の席で楽しくなる様な話ではなかった。

 ゴッサムシティを覆い尽くしてしまう大洪水がヴィランによって引き起こされ、街は壊滅状態に陥った。住む場所を失った彼女達は、漸く連絡の取れた親戚を頼りに引っ越す最中に崩落する瓦礫に巻き込まれてしまったそうだ。当時少女であった彼女だけは無事であったが、何も出来ずに立ち尽くすばかりで。

 

「犯罪率が異常って、今でもニュースでやってますよね。そこは全然変わらないなぁ。きっとあの人も、ずっと頑張っているんだろうな」

「……ん?」

 

 生存が絶望的であった両親は、しかし今なお元気に五体満足で生きている。それは当時、両親の救助に尽力した者達がいたからである。

 

「…あ、」

 

 その者こそ、バットマン。

 と。

 

「クラークさん?」

「あああ!!?」

「わっ!?」

 

 狩人、と呼ばれた人物。

 

「あ、アリアさん!?」

「は、はい何でしょう!?」

 

 突然大声を発したクラークを、周囲の通行人は訝し気に見る。だが彼は気にも留めず、驚いて1歩退いたままの彼女に詰め寄った。

 

「この後お時間、よろしければ!その、狩人という人物について、お伺いしたく!」

 

 

     ◇

 

 

 目の前に湯気を薫らす紅茶が置かれ、クラークは恐縮のあまり身体をぎゅっと縮こめる。

 

「落ち着きましたか?」

「はい…あの、本当にすみません…」

「構いませんよ、お父さんで慣れてますから」

「おーい?今俺を遠回しに揶揄ったなー?」

「知りませーん」

 

 急に叫んでしまったことを改めて謝罪し、紅茶に口付けた。紅茶にはてんで無知の為種類は分からないが、香りと色がとても良い。微かに桃の味がした。

 

「あらクラークさん、いらっしゃい。なぁに、私だけ仲間外れにして楽しくお喋り?」

「お母さん、丁度良かった。あのね、クラークさんが狩人さんについて話を聞きたいって」

「あらあらまあまあ!そういう事なら是非」

 

 奥から現れた母親は、狩人という単語を聞くなり目に見えて上機嫌になり、いそいそと着席した。好意的な態度が奇妙に映ってしまい、クラークはそっと視線を落とした。

 

「もう18年経つのねぇ。懐かしいわ」

「私なんて凄く小さかったわ。でもあの時の事は今でも鮮明に思い出せるの。お父さんもそうでしょ?」

「そうだな。ああ、懐かしい。出来ればバットマンにもう1度抱き付いて、狩人の人に直接有難うと伝えたいなぁ。そういえばクラークさん、どうして急にこの話を?」

 

 暫く紅茶を見つめていたクラークは、意を決して顔を上げた。狩人に好印象を抱く彼等にとって、今から話す内容は残酷に思えてしまった。

 

「今僕が仕事で追っている事件なんですが、狩人が関わっているのです」

「ええっ」

 

 彼女、アリアが驚愕の声を上げた。

 

「皆さんを助けた狩人とは別人だとは思いますが、少なからず関係していると思いました。以前窺った話の中で聞いた特徴と、大部分が一致します」

「…そう、なんですね」

「僕は記者でしかありませんが、この事件について早急に対処しなければならないと強く思っています。…皆さんにも、皆さんの命の恩人に対してもあまりに無礼ですが、どうか教えて頂けないでしょうか」

 

 座ったまま、バッと頭を下げる。クラークが見せることの出来る誠意はこれが精一杯だ。少しでも狩人について情報を得るため、彼はこうするしかなかいと判断したのだ。

 

 暫く、時計の秒針の動く音だけが場を満たした。彼等にしてみれば、恩人を売ってくれと言っていると同義なのだ。答えられずにいて当然だ。

 呆れられてしまっただろうかと思い始めた頃、聴覚が小さな溜息を捉えた。

 

「頭を上げて下さい、クラークさん。そもそも下げる必要もないですよ」

「ですがアリアさん、」

「確かに狩人さんは恩人ですが…、それはそれとして、あの人はとても罪深い人だと思っていますよ。ねぇ?」

「えっ」

 

 アリアの問いかけに、両親は苦笑いを浮かべながら頷いていた。呆気にとられたクラークが暫く口を開けていると、彼女は紅茶を1口飲んでから言葉を紡いだ。

 

「ゴッサムシティで今何が起こっているのかは把握出来ていませんが…、きっと、見るに堪えない惨たらしい殺人事件が起きているのでしょう」

「ええ、そうです」

「私達を助けてくれた狩人さんも、同じです。沢山の人を殺していました。多くの命を奪っていました」

 

 彼女が語る狩人は、想像を絶するほどに恐ろしい存在だった。

 超常的な身体能力にものを言わせ、数多くの死体を作り上げて逆さ吊りにしていった。被害者の大半は裁かれるべき犯罪者であったが、軽微の罪を背負う程度の者、そんな彼等を庇う者まで対象だったという。

 18年前というと、クラークはまだ世間を知らない子供だ。それに加えて、その少し前の街を覆った大洪水の影響が深刻であったため、ゴッサムシティの外にはあまり情報が出回らなかったのだ。詳細を知らないのも、無理はないことである。

 

 話を聞く限り、アリアとその両親が出会った狩人は獣に対する執着が一等強い様に思えた。他人の内に獣性を見出し、その淀みを狩り殺す。その異常性は、きっとクラークが会った星謳い、まだ見ぬ呪血や濡羽より恐ろしいものであると思えてならない。

 

「…でも、やっぱり、私達の恩人なの」

 

 母親が優し気に語る。

 

「私と夫は瓦礫の下敷きになったけど…、身体のあちこちが潰れたし、内臓や骨だって飛び出て、自分が何なのか分からなくなるくらい、酷かったわ」

 

 クラークが目を剥いた。有り得ないとさえ言いかけてしまった。

 身体の一部が潰れ、内臓や骨が飛び出る程の大怪我を負って、何の後遺症もなく五体満足で生きているなど、有り得ないと思ったのだ。

 

「助かった後に聞いたが、その状態で2日ぐらい経ってたらしいな」

「2日もっ!?」

 

 父親の言葉にとうとう声を上げてしまった。そのような大怪我を負っていたのなら、まず間違いなく出血多量で、2日と言わず30分以内には死んでしまう筈だ。出血多量でなくとも、敗血症性ショック、窒息などで、殆ど即死したっておかしくない状況だ。

 

「いやぁ俺も死んだと思ってたんだけどな、なんかこう、声が聞こえたんだ」

「こ、声ですか」

「感情が篭ってないっていうか…でも優し気な声で、もうすぐ助けが来るから頑張れって」

「そうそう、聞こえたわ。『狩人様が助けに来るまで、どうか生きていてください』って。そうしたら何故か、生きる気力が湧いてきたの」

「ま、正直意識も朦朧としてたから正確じゃないかもしれないけどな」

 

 その後、狩人とバットマンに瓦礫から引き上げられ、狩人の不思議な力によって傷が跡形もなく消え去ったのだという。

 

「ほら最近話題の、ジャスティス・リーグだったかしら?彼等みたいなメタヒューマンっていうのかもしれないわね」

 

 瀕死の重傷から一瞬で健康体となり、警察の手によって親戚の家に送り届けられて暫く。警官がバットマンを引き連れて家を訪ね、狩人はもう現れないと告げていったそうだ。狩人宛の感謝の手紙をバットマンに託したが、届けられたかは今でも分からない。彼と会ったのも、それきりだからだ。

 

「もう、お父さんとお母さんばっかり話すんだから」

「あらごめんねアリア」

 

 バットマンは、18年前にゴッサムシティに現れた狩人とは面識がある。つまり狩人の手口はその時に知識として得た筈で、狩人が当時事件を引き起こしているのならその対策も考えついている可能性が高い。

 であれば、彼は今回の件に狩人と呼ばれる存在が関わっていることを直ぐに見抜いた筈だ。だが敢えて1ヶ月半も解決への進展が無い様に見せていた。その理由は恐らく、関係のない無辜の者を巻き込まない為。その対象に彼の信頼している警官すら含まれているのなら、彼は人間の手に負えない事件であるととっくに見抜いていたと考えられる。

 

 ジャスティス・リーグは上位者である星謳いの力によりゴッサムシティに収集された。だがバットマンもまた、ゴッサムシティに人外の存在たるメタヒューマンの集い、ジャスティス・リーグが来る事を望んでいたのかもしれない。

 

 となれば、クラークの目的は定まった。

 

 現在のジャスティス・リーグの最終目標は、獣の病の根絶と飛来する上位者の撃退だ。

 加えて、その後を見据える。

全てが終わったとして、狩人という存在が友好的になるとはどうしても思えない。特に星謳いもまた上位者。生命を冒涜する存在であり、今後人類に対して何の危害も加えない未来が想像できない。

 仮に狩人達が、18年前の狩人と同じような狂行を始めようと画策しているのなら、それを止めなければならない。

 

 呪血と濡羽の捜索は仲間に任せ、クラークは先ずバットマンと接触する事とした。

 狩人という存在に対して、現状最も詳しい人類だ。ゴッサムシティを守るためならば、あの闇の騎士はきっと協力してくれる。

 

 ピンポーン。

 

「あら、私出ます」

 

 どうやら来客らしい。チャイムの音で我に返ったクラークは窓の外を見遣り、夕日が既に沈み切った事に気付いた。

 

「こんな時間まですみません!来客もあるようですし、僕はこの辺りで」

「気を付けてねクラークさん。狩人さんの仲間が関わってるなら、きっと恐ろしい結果になるわ」

「バットマンを頼ると良い。彼はきっと狩人について誰よりも知っている」

 

 脇に置いていたバッグを慌てて担ぎ、アリアの両親に何度も頭を下げてから玄関へ向かう。

 リビングのドアを開けると、丁度アリアがチェーンキーを外しているところだった。

 

「僕はここでお暇します。本当にありがとうございました」

「大丈夫ですよぉ。それにしても、こんな時間に誰かしらね。ロイスさんかしら」

「いやロイスはあと1週間もしなきゃ帰ってこな…、」

 

 ふと、気付く。

 

 この気配。

 

「待ってアリアさん、」

 

 ああ、直ぐに気付くべきだった。

 

「開けては駄目だ!!!」

 

 無常にも、玄関の扉は開かれた。

 外にいる者は見覚えがあった。あり過ぎた。特徴的な形の目隠し帽、白で統一された服は聖職者の様な出で立ち、少女の様な小柄な体躯。

 

「こんにちはぁ。或いはこんばんわ、かしら?」

 

 花弁の様な唇が可愛らしく弧を描いた。

 

「少ぉしだけ、お話よろしくて?」

 

 

     ◇

 

 

 ゴッサムの街は眠らない。眠らないまま夢を見る。

 だがそれは中心部や、マフィアが巣食う裏世界の話だ。郊外の外れも外れにある廃れた港は、何もなさ過ぎてホームレスすら近寄らない。極稀に麻薬等の取引場に選ばれるが、本当に稀であるし、万が一バットマンに襲撃された場合障害物が無い為逃げ切ることが困難だ。

 

 人気のない、広い場所。

 

 ならばここは、一般人を巻き込む心配をしなくとも良い格好のリングである。

 

「おおぉっ!!!」

「くっ!!」

 

 呪血が神速の一閃を放つも、ダイアナは腕を交差させて腕輪で難なく防いだ。奴隷からの脱却を象徴するそれは、不屈の精神に基づき決して壊れず、どんな攻撃も弾き飛ばす。

 

「ダイアナさん、向こうも誘導OK!」

「ありがとうバリー!」

「あぁ!?濡羽の、あんだけ大口叩いておいてあっさり罠に嵌ってやがる!」

 

 呪血と濡羽、両名を廃港に誘導して少しの時間が経つ。その頃には、ダイアナは呪血の太刀捌きを完全に見切っており、僅かな傷を負う事さえ無くなっていた。

 しかしそれは相手も同じ事。呪血もダイアナの攻撃を見切り全て避けている。互いに決定打を与えられずに、もどかしい思いが心中を満たしていった。

 

「どうしても協力する気はならないのかしら!?」

「けっ、阿呆め!星謳いのに騙されているとも知らずに!どうせあの女が獣の病の原因だろ!」

「これからゴッサムに現れる上位者って存在については無視するのね!」

「俺と濡羽のがいれば十分だろ!上位者なんて地底で飽きる程狩ったっての!」

 

 運良く、人気のない路地裏で殺し合ってる両名を見つけられたが、協力の交渉はあえなく失敗。星謳いの名前を出した途端、態度が豹変し結託して襲い掛かってきたのだ。

 現在はこの廃港におびき寄せ、少し乱暴をして無力化しようと互いに争っている。

 

「彼女、酷い嫌われ様だ。正直僕も得意じゃない」

「イカれた聖歌隊だぞ、聖歌隊!人間だった頃から平気で麻酔無しの人体実験だってしてたんだぞあの糞女!」

 

 刀を収め、再び抜刀、2連。右手で上手くいなしつつ左拳を振り上げるが、頬の皮を僅かに裂くだけに留まる。

 その隙にバリーが突進を仕掛けようとするが、それを察知した呪血がターゲットを変え、瞬間移動。バリーが超高速を発動する前に、左拳で彼の顔を殴り飛ばした。

 バリーの超高速は、スピードフォースと呼ばれる次元にアクセスする事で引き出すことが出来る仕組みだ。その行為は現在に至るまでに最適化されているとはいえ、アクセスしようと思ってからスピードフォースにアクセスして力を引き出し、超高速を発動させるまでに僅かなタイムラグが生じる。そしてそのタイムラグより、呪血は速く動けてしまうのだ。

 

 バリーは吹き飛ばされながら速度で負けてしまった事に驚いていると、呪血は凶悪な笑みを浮かべて高らかに告げた。

 

「これでも俺は狩人の中じゃ遅い方だぜ。因みに濡羽のは最速の異名を持つ狩人だから、今頃お仲間は刻まれてるんじゃねぇか?」

「無理だった。無念」

「うおおい後ろに立つな馬鹿が!!」

「呪血の、貴公は本当にお喋りだ。口を閉じることを推奨する」

 

 嘲笑うかのように見下す呪血の後ろに、濡羽がぬっと現れる。彼女の方にも外傷はなく、成程最速の異名を持つだけある、とダイアナは感心した。アーサーとビクターを相手取り無傷でいるなど、ダイアナでも難しい事であった。

 

「バリー、無事かしら?」

「問題ないよ。いてて、あんまり力篭ってなかったから歯も取れてない」

「うるせぇ筋力に振ってねぇんだよ…」

「非力だな呪血の」

「うるせぇ!!!」

 

 ダイアナが横目でバリーの無事を確認している間、アーサーとビクターの足音が聞こえてきた。そちらも大きな怪我を負っている様子は無く、しっかりとした足取りだった。

 

「悪りぃ、逃がしてた」

「構わないわ。4人で一気に叩きましょう」

「範囲攻撃が有効だ。俺が前に出よう」

「捕縛準備は問題ないよ」

 

 狩人は対人戦に異常に特化しているが、複数戦や広範囲の攻撃にめっぽう弱い。星謳いからの情報であったため信憑性は低かったが、どうやら正しかった様だ。

 狩人は確かに強く、恐ろしく、脅威である。だが戦闘を重ねて、対処出来ない相手ではない事が理解出来た。

 降参すれば良し、抵抗するならば無理矢理にでも無力化し、後顧の憂いを絶つ。緊張感が最大限まで高まった時、ふと呪血が言葉を零した。

 

「なぁ濡羽の。星謳いのに協力するのと、死ぬかもしれないが奴等を殺して星謳いも殺して、獣も上位者も殺し尽くすのと、どっちが良い?」

 

 あまりに気安い皆殺し宣言に、濡羽は一切動揺せず静かに答えた。

 

「狩人も獣も上位者も、庇い立てをする者も殺す。…星謳いのは、嫌いだ。彼女は不幸しか呼び込まない」

「だよなぁ。獣の病の解決に1番近いかもしれないが、星謳いのだけは無いよな、うん」

 

 呪血は刀を鞘に納めて抜刀の構えを取り、濡羽は曲剣を連結させて大鎌に変形させた。

 

「一時協定だ、濡羽の狩人。此処からは全力で鏖殺だ」

「承知した、呪血の狩人よ。我が血に賭けて成し遂げよう」

 

 瞬間、狩人から尋常で無い程の殺気が発せられた。来る、と認識する間もなく、大鎌の刃がダイアナの首に迫る。

 

「あっ───!?」

 

 戦士としての勘が、腕を持ち上げた。轟音とも言える甲高い金属音が響き、ギリギリのところで押し留めることが出来た。

 だが、獲物は大鎌。その湾曲した刃を完全に防ぐことは叶わず、切っ先が肩に食い込み激痛を齎した。

 

「ダイアナっ!!」

 

 ビクターが腕を変形させながら駆け寄り、ダイアナに当たらないギリギリを狙って電磁砲を放つ。濡羽はその時点で既にダイアナから離れており、電磁砲を危なげなく回避した後、再びダイアナに斬りかかる。

 狩人は、対人戦に超特化している。ジャスティス・リーグの想定を遥かに超える程に。

 

「くそ、全然本気じゃなかったってのかよ!」

 

 悪態をつくアーサーに、呪血が一閃。見切れる速さであったため紙一重で避けようと身体を逸らした瞬間、刃の違和感に気付く。

 途端に全身を駆け巡った嫌悪感に従い、想定していたよりも大きく身体を逸らし、やや大げさに避ける。

 

 その刀は───呪血自身の血であった。

 

 刀に纏わりつくように夥しい量の血が凝固し、刃を形作っていた。結果としてリーチを長くさせ、少し前と同じ感覚で避けていたら致命傷は避けられなかった程に凶悪さを増していた。

 そして、頭の中で鳴り続ける警鐘。───あの血に 触れるだけ(・・・・・)でも、マズい。

 

 濡羽は、狩人の中で最も早い。ならば呪血は、狩人の中で最も呪われた血を持っているのだ。

 

「アーサーさん!?」

「バリー、離れてろ。隙を見て突進してくれ」

「わ、分かった!」

 

 速さも増し、リーチも変わった。そして殺気に満ち溢れている。

 ならば此方も、相応の覚悟をもって挑まねばならない。腕の1、2本を切り落とされることを想定しながら、アーサーは感覚を研ぎ澄ませた。

 

「1人で2人相手はやはりキツイ。私と貴公で1人3秒、どうだ」

「乗った」

 

 濡羽は呪血の隣に行ってそう囁き、大鎌を構え直す。キツイと称したが、ダイアナは肩に怪我を負い、ビクターはパーツを数か所切り落とされた。戦果としては十分すぎる程だ。

 呪血も早めに片を付けようとしているのか、濡羽の提案に賛同する。

 

 来るか。

 4人はかつてない程の集中力を発揮し、相手の出方を伺う。僅かでも見逃すまいと、瞬きすら忘れて食い入るように見つめた。

 

 そのまま僅かばかり睨み合い───、

 

「…シィ!!」

 

 呪血と濡羽、両名が同時に後ろの暗闇(・・・・・)へと投げナイフとメスを投擲した。

 

「えっ!?」

 

 突飛な行動に、思わず驚愕の声を上げる。意味の無い行為に思えたが、その後直ぐに金属が弾かれる音を聞き、第三者の存在を察知した。

 

「…やっぱり居やがったか、‘月光’の」

「居たとも。僕は狩人なのだから」

 

 現れたのは、白い装束を纏った見た事の無い狩人だった。呼ばれた‘月光’という名前、月明かりに照らされる顔立ちから、ダイアナは彼が気に入っているカフェの店員であることを瞬時に察した。

 

「騙したのね」

「済まないダイアナ、隠し事をしていた。君達と接触したのも星謳いの彼女の命令だ」

「あの女が言っていた‘協力者’はアンタだってのか」

 

 古ぼけた、しかし手入れの行き届いた大剣を肩に担ぎ、月光は2名の狩人を睨みつけた。月光が星謳いの協力者であれば、ジャスティス・リーグの味方ではある。丁度挟み撃ちの様な状態となり、呪血が濡羽の背後に回り背中合わせの状態となった。

 

「月光の、久しく」

「相変わらずマイペースだな濡羽の。どうか降伏してくれ。襲来する上位者を撃退するには貴公らの力が必要なんだ」

「嫌だと言ったら」

「そうだろうと思った。だから連れて来た」

「は?誰を───」

 

 ピンの様な金属製の何かを抜き取る音。暗闇から何か、呪血と濡羽の頭上に放り投げられた。

 月明かりがあるとはいえ、時間帯は夜。狩人は投げられた物が何なのかを把握できなかった。

 

 ただ、偶々それをはっきり視認したバリーが直ぐ様超高速を発動。それが起動する前にダイアナとアーサー、ビクターを無理矢理振り向かせ、更にしゃがませる。3人が突如体制を変えられたことに驚いた瞬間───ピピッ、と独特の電子音と共に、閃光が周囲を包んだ。

 

「ぎぅ!?」

「がっ!?」

 

 閃光手榴弾が炸裂し、呪血と濡羽のみが苦悶の声を上げる。常人であれば半日も視力を失う程の威力を持つそれは、暗闇に慣れた狩人の目に深刻なダメージを与えた。

 突然の襲来と想定外の攻撃に思わず武器を手放し、目を覆う。その隙をつき、月光が武器を遠くまで蹴り飛ばした。

 合わせる様に、再び暗闇から何かが放り投げられた。漁業で使われる様な大きい網である。2人を余裕で包み込み、瞬間青白い電流が迸った。

 

「がぁああああああ!!?」

 

 悲鳴。

 激痛に耐えられずに藻掻き、しかし網が深く絡みつき身動きが取れない。呪血と濡羽は、こうしてあっさりと捕縛されたのだ。

 

「くそ、クソ、糞!!陰湿な蝙蝠め、貴公は絶対に吊るし上げて見世物にしてやる!」

「…象すら一瞬で気絶させられる出力なんだがな」

 

 コツコツと踵を鳴らしながら、暗闇が形を成して現れた。全てが黒で統一された装束を纏う闇の騎士は、微塵も慌てる様子を見せずに、転がる呪血と濡羽を静かに見下ろした。

 

「協力ありがとう、バットマン。貴公がいなかったら彼等の中で死人が出ていただろう」

「狩人の対処法は嫌という程研究した。もう日の目を見ることは無いと思っていたが」

 

 月光が連れて来た人物は、バットマンであったらしい。いつコンタクトを取ったかは不明であるが、誰よりも早く協力関係を結んでいたらしい。

 

「貴方が、バットマン…否、ブルース・ウェイン」

「…君はサイボーグだったな、ジャスティス・リーグの」

 

 思わず、といった様子でビクターが声をかける。ゴッサムシティで生まれ育ってきたが1度も出会う事の無かった街の守護者が今、目の前にいるのだ。

 バットマンは本名を知られている事実を敢えて言及せず、ビクターを数秒見つめるだけで直ぐに目を逸らした。馴れ合いは不要と考えているのだろうか。

 

「ダイアナ、怪我の手当てを」

「……あら、ありがとう」

「ぼ、僕も手伝うよ!」

 

 月光が包帯を片手にダイアナに近付く。騙されていたとはいえ親切心を無下には出来ず、彼女は少し悩んだ後にお礼の言葉を述べた。

 

「きゃあああああ…」

 

 アーサーは散らばったビクターの部品を集めて手渡す。暫くバットマンを見つめたままだったビクターは漸く我に返り、マザーボックスの力で自己修復を始めた。

 

「…月光の、貴公は何を考えてやがる」

「無辜の民を守る。我が導きが示す先はそれ以外に無い」

「あーはいはい。貴公はそんな狩人だったな」

「目が痛いぃぃ。どうしよう、呪血の」

「俺はもう痛くないんで知らん」

 

 どうやら呪血と濡羽は完全に戦意を失くしてしまったらしい。網に絡まりながら不貞腐れる様は滑稽ではあるが、強烈な光を放つ閃光手榴弾と象を一瞬で気絶させられる電流を受けておきながら既に回復している様子に、やはり油断は出来ないと全員が思い知った。

 

「…ああああ…」

 

 月光とバリーがダイアナの肩に包帯を巻き終えたタイミングで、月光が口を開いた。

 

「これから星謳いのに交信して結果を伝える。協力は約束できなかったが、無力化は出来たと」

「ならクラークにも連絡しましょう。こっちは無事終えたわって」

「…それは良いんだけどよ、」

「あら、何か?」

 

 少し不満げに、アーサーが切り出した。

 

「さっきから聞こえる悲鳴、何なんだよ」

 

 

「きゃああああああ!!?」

 

 

 瞬間、轟音。

 コンクリートの地面がガラスの様に割れ、大きなクレーターが出来上がった。立ち上る土煙に映る黒い人影。月光とバットマンは同時に得物を構えたが、ジャスティス・リーグの4人は苦笑いを浮かべるだけで特に動こうとしなかった。

 こんなことが出来る人は、たった1人しかいないのだから。

 

 やがて足音と共に土煙から現れたのは、予想通りワイシャツ姿のクラーク…、と、何故か肩に担がれている星謳いの狩人。

 

「…信っじられません!!確かに急いで欲しいとは申しました、でも高く飛べとは申していませんが!!?」

「急ぐならあれが精一杯なんだってば!低すぎると直ぐ一般人に見つかるんだよ!?」

「知―りーまーせーんー!貴公の都合なんてどうでも良いですぅ!高いところから落ちたら死ぬに決まってるじゃないですか!」

「だからしっかり担いだだろう!」

「荷物じゃないんですから、肩に担ぐなんて横暴な真似止めて下さ、おえ、吐きそう」

「え、肩で吐かないでね。えいっ」

「だからって投げ捨てるのはぎゃんっ!?」

 

 言い合いの末地面に投げ捨てられた星謳いは、隠された瞳を恨めし気に歪めてクラークを見つめた。クラークは態と気付かない振りをして、にこやかに笑いながら片手を上げて挨拶をした。

 

「皆、遅れてごめんね。ちょっと情報収集に手間取っバババババットマン!!?何、え、ダイアナ怪我してる!?狩人の引き揚げ!?港だから漁でもしたのかい!?」

 

 そして驚愕。

 怪我をしている仲間と、網に絡まって不貞腐れている狩人2名。それを見下ろす別の狩人と、ジャスティス・リーグが探して止まないバットマン。情報の過剰供給に、クラークの脳は一時的にフリーズした。

 

「う、おえ、ふう、落ち着きました。あらあらあらあら呪血の、濡羽の。無様に転がっていますねぇ。後世に残したい程に滑稽です」

「おい蝙蝠男これを解け。今直ぐだ。あの糞女が1番害悪だぜ殺す!!!」

「月光の、首尾良くミスター・バットマンも引き入れましたね。お見事ですって違ーう!!ちょっとかなりマズい事態になってましてですね!?」

 

 優雅に取り繕おうとした直後、星謳いは叫び声を上げて慌てた様に捲し立てた。

 

「ええ、ええ。わたくしの想定よりかなり深刻、その更に酷く深刻でして、言い争っている暇はないのです」

「貴公の想定がぴったり当たった事なんてないだろうに」

「黙らっしゃい濡羽の!!良いですか?耳の穴かっぽじって聞いて下さい!」

 

 大きく息を吸い、星謳いは残酷に告げた。

 

「ゴッサムシティのヤーナム化(・・・・・)が進んでいます」

「「なっ!!?」」

 

 ジャスティス・リーグは首を捻ったが、狩人達と…バットマンが、有り得ないと言いたげに目を見開いた。

 

「事の発端は───18年前。我々が‘獣哭’と呼ぶ狩人がこの街に現れた日に、全ての終わりが始まりました」

 




<チェストォ!!!(アバダケダブラ)
<Oh!パモさん床の隙間の汚れWatch…カワイイカワイイね
<愛弟子ィィィイイ!!!君の活躍を見せてくれェエエ!!
<知り得たか、ミケラの刃、マレニアを(絶望)

 前回更新から今回までのあいだは大体こんな感じでした。
 後編の更新は時期未定ですが年度の上半期以内には出したいなぁと考えてます。それではここまでお読みくださりありがとうございます。またね。

誤字報告ありがとうございます。なんやねん電磁法。
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