TS転生令嬢は『カウンター悪役令嬢』を目指す   作:緑茶わいん

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紅髪の次期女王

「それじゃあ、行ってきます」

 

 十三歳の春。

 俺は準備万端整えた馬車複数台が待つ屋敷の庭に立った。

 見送りには父と養母、それからアランとシャルロット。家族勢揃いのうえ、屋敷の使用人たちまで全員揃っている。警備の兵も可能な限りの人数が出てきてくれた。

 

「お姉様、本当にお気をつけて。何かあったらすぐに帰ってきてくださいね」

「大丈夫よ、シャルロット。いざとなったら追っ手を全員やっつけて、歩いてでも帰ってくるわ」

 

 昨日までの間に十分別れは惜しんだにも関わらず、妹は既に泣きそうである。彼女ももう十二歳。どんどん女性らしくなってくる年頃だというのに、本当に心配してくれているのだなと嬉しくなる。

 身長のほとんど変わらなくなった彼女の身体を抱きしめ、美しい金色の髪を優しく撫でる。

 別れの抱擁は数十秒もの長さに及んだ。

 

「お兄さまも、学園に入学されてお忙しい中、わざわざありがとうございます」

「何を言っているんだ。今日ばかりはたとえ王命があろうとリディを優先したよ」

 

 兄のアランは十五歳になり、めでたく学園に入学した。次期宰相最有力候補がいよいよ本格的に活動を始めるとあって貴族社会からも関心が集まっている。彼ならきっとこれから更に成長して父の跡を立派に継いでくれることだろう。

 今度は逆に逞しい兄の身体に抱き寄せられる。昔は女装の似合う(※残念ながら実際にしてもらったことはない)美少年だった彼はすっかり男らしくなり、一見すると細身ながら筋肉もしっかりと付いている。

 兄弟でも年頃の男女はほいほい抱き合うものではないのだが……兄が若干涙ぐんでいるのに気づき、俺は野暮なことを言うのを避けた。

 

「お父さま、今までお世話になりました」

「嫁入りに行くような挨拶は止めなさい、リディ」

「旦那様。ような、ではなく嫁入りです」

「だとしても、だ。年頃を迎える頃に未亡人となる可能性も高い。行くあてがなくなれば帰ってくる場所はここなのだから、長い別れではあるまい」

「ええ、そうね。なるべく近いうちに里帰りはするつもりよ」

 

 くすりと笑って父に軽くハグをしてやる。感極まった父に抱きしめられそうになったのでそれはすっと避ける。この人に捕まると一体どのくらい時間がかかるかわかったものではない。

 出発の挨拶を簡略化するために前もって記念パーティーやら何やらも開いたのだ。十分に話もしたし、なんなら頑張れば念話も可能である。

 

「お養母さま。あまりエマをいじめないでくださいね」

「わかっています。……リディアーヌ。別れの場だというのに言う事がそれですか」

 

 体裁を取り繕う事にかけては右に出る者のいないセレスティーヌが珍しく露骨に呆れた表情を浮かべ、俺の前に進み出てくる。

 いつ以来だろうか。

 抱き寄せられ、身体を抱きしめられた。あの頃に比べると俺の身長が伸びたせいか、養母の顔がかなり近くに感じられる。

 

「行って来なさい。王妃として、女王として、そして私達の娘として恥ずかしくないように務めを果たしてきてください」

「もちろん。邪魔する奴らは全員叩きのめして、わたしのための国を作ってやるわ」

 

 身を離し、見上げて笑うと優しい微笑が返ってくる。

 くるりと振り返れば、五人のメイドと二人の騎士、それから一人の文官が揃っていた。

 

「待たせたわね、みんな」

「いいえ。むしろ、お時間は大丈夫ですからもう少しお話をされてはいかがですか?」

 

 気遣わしげに尋ねてくれたのはソレイル側から派遣されてきたメイドの一人。来て早々に軽いボイコットを宣言したあのお喋りなメイドである。

 当初、俺を軽く見ており出世しか頭になかった彼女は事あるごとに仕事に音を上げてくれたが、その度に説教をしクビをちらつかせていたら次第に態度が改善されていった。

 ひょっとすると「実力が見たい」と言われて彼女の全力の魔法防壁を素手で割ってやったのが効いたのかもしれないが。

 今では仕事を卒なくこなしながら笑顔を振りまくムードメーカー。俺にもあれこれ話しかけてくれるのはもちろん、他のメイドたちとも積極的に交流して噂を集めてくれるようになった。意外な才能の開花に一番喜んだのはヴァイオレットで、諜報用の部下として使えるよう嬉々として調教──もとい教育をしていた。

 

「忘れ物はございませんか? 孤児院の子供達からの餞別は全て揃っておりますでしょうか」

「大丈夫。……向こうまで持って行くと無くしそうだから、公爵邸にでも預かってもらわなくちゃね」

 

 もう一人の大人しいメイドは記憶力と観察力なら五人の中でもトップクラス。もともと真面目で忠誠心は高かったし、本好きという性格もあってこちらの国でも可能な限りの書物を読み漁って多くの知識を蓄えている。

 オーレリアに便利使いされた結果、本で読んだ内容限定ではあるが「思い出す魔法」の独自修得に成功しており、俺も困った時は頼らせてもらおうと思っている。

 

「リディアーヌ様。どうかお気をつけて。貴女にお仕えできた事を心より嬉しく思います」

「絶対にご無事でいてください。それから、私が合流する前に国を掌握しきってしまうのも止めてください。仕事がなくなってしまうので」

「ええ。モニカとノエルも元気でね。また会いましょう」

 

 家族とは別に立っていたこちらでの護衛騎士たちにも声をかけ、馬車へと乗り込んだ。

 国境まではリヴィエールの騎士団が随行して護衛してくれることになっている。そこからはソレイル側の騎士団に引き継ぎを行って王都まで移動する手はずだ。

 到着までには早くて一週間。

 途中、公爵邸にも宿泊できるそうなので正直少し楽しみである。無理にでも時間を作ってソフィと話をしたり、羊の顔を見たりしたい。

 

「陛下や皆さまにもよろしく」

 

 窓から顔を出し、城からの使いにそう告げる。走り出した馬車はゆっくりと速度を増しながら屋敷から離れて行った。

 大通りはちょっとしたパレードのごとく人々が集まっていた。めでたい事だと宣伝され平民街にも酒や食べ物が振る舞われたせいもあるだろうが、みんな歓声と共に送り出してくれる。

 ある程度進んで下町に差し掛かったあたりで孤児院の子供たちの姿も見えた。手を振ってやるとみんな嬉しそうに手を振り返してくれる。あそこの運営についてはシャルロットとセリアに引き継いできたし、それを浸透させる時間は半年以上もあったのでうまいこと受け入れてもらえた。

 ただ一人、最後まで納得しなかった我が儘娘がいたが、

 

『元気でいなさいよ、ルネ』

 

 俺と目が合った彼女は恥ずかしそうに目を逸らし、それでもその場を走り去ることなく見送りを続けてくれた。

 そして。

 馬車が王都を出ようという頃、城の方から太い光が俺たちの行く手に向かって伸びた。光は二色。護衛たちは一瞬何事かとどよめいたが、俺には誰の仕業か一目でわかった。

 

「ありがとう。十分に伝わったわ」

 

 だから前もって別れを済ませたというのに、どうしてこうもみんなサプライズが好きなのか。

 俺は笑って窓の外へ手を伸ばした。手のひらから炎の蝶と鳥が舞い、王都上空へ向けて羽ばたいていく。コントロールし続けるのは今でも困難だが、動きをプログラムして消滅するまで飛ばせるだけなら複数種類の生成もそこそこ精度が上がってきた。

 頑張って底上げしてきた魔力は《漆黒の魔女》と遜色ないレベルに達した。身体が成長しきるまでにはまだまだ時間があるので、この調子で師匠越えを狙うつもりである。

 

「さて。待っていなさい、ソレイル」

 

 母が再び訪れることのなかった祖国でもある。

 荒れに荒れてしまっているし、母は赤ん坊の頃に出てしまっているわけだから感慨深いというわけではないが、見てみたいという気持ちも正直ある。

 自分の目で見た結果「あ、大した事ないな」とか「駄目ね、これは」と思った場合には、

 

『遠慮なく改革してやるわ。わたしの野望のためだもの。常識だの伝統なんて知るもんですか!』

 

 まずは、どこまで織り込み済みで暗躍していたのか怪しい後援者──正妃アンリエットから。

 彼女の鼻っ柱をへし折って制御下に置く。実行犯は排除したが、未だ当時の命令者が誰かは確定していない。少しでも反抗的な態度を見せるようなら容赦をするつもりはない。

 

『わたしはただの令嬢じゃない。悪役令嬢だもの』

 

 膝に乗せるようにして携帯している宝剣を軽く撫でながら、俺は遠い空を紅蓮の瞳でじっと見つめた。

 

 

 

   ◆    ◆    ◆

 

 

 

 ()()()()が国を去ってから二年が経った。

 リヴィエール王国第三王子リオネル・ド・リヴィエールは馬車の窓から外の景色を眺めながらあらためて思った。

 

「早いものだな」

 

 同乗する従者のセルジュはその短い言葉だけで意図を察して言葉を返してくる。

 

「ええ。この二年で殿下もご立派になられました」

「当たり前だ。私とて遊んでいたつもりはない」

 

 目線の高さはもう従者とそれほど変わらない。母親似の柔らかな顔立ちは令嬢達によると「バランスが良い」らしく婚約を解消して以来、求婚の類は増える一方だ。

 剣の稽古も頭脳の鍛錬も、魔法の修行も欠かしていない。

 二番目の兄に一番目の兄、同年齢の癖に天才的すぎる『聖女』──自分より上の人間へ積極的に教えを乞うた結果か、彼らには敵わないまでもそれなりの実力に達したと思う。

 剣の腕で敵わなければ身体強化の精度や魔法による小技で追いつく。剣で鍛えた瞬間的な思考能力はチェスでも役に立つ。魔法の才で劣ろうとも恵まれた身体を武器に婦女子を守ることができる。

 

 なんにでもすぐ手を伸ばしていた()()の真似ではないが、リオネルは突出したところのない能力を柔軟に生かす事を覚えた。

 

「そうですね。きっと学園でもいい成績を残せるでしょう」

 

 彼らが向かっているのは年頃を迎えた貴族達の学び舎──『学園』である。

 今日が登校初日であり、リオネルが纏っているのも真新しい制服だ。完全なお仕着せではなく、色などの大まかな形状さえ決まっていれば後はアレンジが自由という仕様だが、これを纏った兄達を羨ましく思ったのはよく覚えている。

 

「良い成績か。ならば、学年首席はどうだ?」

「……さあ、それはどうでしょうね」

 

 セルジュは目を細めて笑った。普通ならお世辞でも頷くところだが、リオネルは苦笑でこれを流した。

 

「そうだな。何しろ、予測不可能な奴がいる」

 

 プリエール女男爵──聖女セリアもリオネルと同学年である。少なくとも彼女に魔法で勝てる気は全くしないし、他の分野とて気は抜けない。何しろ相手は世界で二人しかいない希少な存在だ。

 そして。

 

(何よりもあいつらだ)

 

 リオネルが到着すると、校門をくぐった先には既に多くの子女が集まっていた。

 既に社交が始まっている、というのもあるだろうし、今年入学する王子や聖女に会いたかったから、というのもあるだろう。

 しかし、ひょっとすると一番のお目当ては違うかもしれない。

 群がってくる同世代の貴族達に表向きにこやかな対応を行いながら、リオネルはとある人物の姿を探した。同じように身動きを封じられているセリアと目が合ったが、今話をしたいのは彼女ではない。

 

 と。

 

 校門の方がにわかに騒がしくなった。どうやら新たに到着した一台の馬車が原因らしい。その色と、車体に描かれた紋章を見て思わず笑みが浮かんだ。

 扉が開く。

 十九歳──成人女性としての美と貫録を手に入れた騎士ノエル・クラヴィルが先に降り、中にいた少女へ手を差しのべる。

 そうしてゆっくりと下りてきた彼女は、一目でわかるほど上等な黒の制服を身に纏っていた。

 

(ああ、そうだ。黒と赤でこいつに敵うわけがない)

 

 目の覚めるような紅の髪と瞳。

 身長は成人女性と比べるとやや小柄だ。体格も特段がっしりした印象はないものの、その胸元は十分以上に豊かに実っている。肌は白く、見える範囲には傷一つない。

 腰に下げるのは一目で一級品とわかる剣。以前に見たことのあるリオネルにはそれが武器というよりも魔法の補助具であるとわかる。

 気の強そうな、強い光を放つ瞳に目が吸い込まれる。少女もまたリオネルを見て、にっこりと笑った。それを合図にしたように人の波が割れて二人の間に道ができた。

 一歩。

 進むごとに胸が騒がしくなる。柄にもなく緊張しているらしい。悟られるのは男の沽券に関わると必死に自分を宥めて歩いた。

 

「ごきげんよう、リオネルさま」

「リディアーヌ・アン・ソレイル王妃殿下。これはこれはようこそ参られました。我が『学園』は貴殿を歓迎いたします」

 

 外向けに作った笑顔で恭しく言えば、少女がくすりと笑った。若干むっとしつつ、リオネルもまた笑顔になって告げる。

 

「元気そうだな。もう少し向こうで苦労しているかと思ったが」

「あら。それはもう苦労してきました。ですから、こうしてこの地を踏みしめられるのを楽しみにしていたのです」

 

 嘯くように告げる彼女の後ろからアンナとヴァイオレットがやってくる。アンナはソレイル式のメイド服姿だが、ヴァイオレットはリディアーヌのものに似た制服姿だ。

 

(そう。この二人を相手にしなければならないのだからな)

 

 軽く「一位を取ってみせる」などとは言えない。戦いが厳しいものになることを予感しながら息を吐いた。

 

「まさか、留学などという手段で来るとは思わなかったぞ」

「だって、向こうの学校は程度が低いんですもの。権威に阿りすぎて教育機関としての権威が落ちているの。改革は進めているけれど、早期の改善にはお手本がいるでしょう? だからこっちで学ぶことにしたの」

「それにしたってよく許可が下りたな。陛下もお歳だろう」

「そっちは問題ないわ。陛下はわたしが初めてお会いした頃より元気なくらいだもの」

 

 確かに。リオネルもソレイル国王が未だ目立った病気もせず健在だという情報を聞いている。その原因が、王妃となったリディアーヌが食生活の改善、仕事量の調整、定期的な運動の実施など健康のための世話をせっせと指示したからだとも。

 

「若い娘から献身的に世話を焼かれているのだ。それは嬉しかっただろうな」

「もしかして嫌味かしら? 心配しなくても陛下とは清い関係よ。祖父と孫と言った方が近いかしら。純粋に身体を気遣ってくれる王族なんて殆どいなかったらしいからそれはもう喜んじゃって」

 

 そのあたりで咳ばらいを打ち、惚気話(?)を中断させた。

 

「それで留学に許可が出たわけか。向こうの方は大丈夫なのか?」

「もちろん。二年の間に引き入れて教育した人材がしっかり働いてくれているし、週末は向こうに戻るつもりだもの。そのための魔道具も準備してきたの」

「それは聞いているが……本当に無茶をするな、お前は」

 

 リディアーヌは教国がかつて各国に贈ったとされる転移の魔道具──それとよく似たものを新造したのだ。それも、留学という大胆な行為を認めさせるためだけに。

 原理としては対になった魔道具同士を共鳴させ、一定範囲内に存在する物をそっくり入れ替えるらしいが、そんな胡乱な代物を本気で研究して実用化してしまうあたりが恐ろしい。オーレリアともどもやりたい放題できる環境に送ったら二年でこれである。

 

「ご心配なく。もし向こうにある魔道具が壊されるようなことがあれば重罪です。わたしがいざとなったら本気でやる人間だということは十分に知れ渡っていますから、それでも壊すような人間は自殺志願者ですね」

「ほどほどにしてやれ、と言うしかないな。……まあ、しかしある意味安心した」

 

 二年ぶりだというのに相変わらずにも程がある。

 以前にも増して美しくなった容姿とは裏腹にリディアーヌの内面は変わっていない。むしろ以前よりも自由奔放で輝いているように見える。

 

「その様子なら結婚相手など見繕う余裕もなかっただろう」

 

 すると少女は不敵に笑って、

 

「それはまあ、わたしはまだ人妻ですからね。……そういうリオネルさまこそ、お相手は見つかったのですか」

 

 リオネルは、ふっと笑って口を開いた。

 この無駄な言いあいに二年ぶりに興じられることを心の底から楽しみながら。

 

「私を馬鹿にするなよ、リディアーヌ。この二年でどれだけ成長したか、じっくりと思い知らせてやる」




本作はここでいったん完結とします。
お読みいただきましてありがとうございました。

本章を書き始めた時点で旅立ちから留学による帰還で一区切りをつける予定でした。
物語としてはそこで読み終えてもいいし、間の話をのんびり続けることもできる、という形です。
ただ、残念ながらモチベーションが続かなくなってしまったので続きを書くかは未定です。
気が向いた時に書くかもしれませんし、このまま完結のままにするかもしれません。
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