上野国が国部村に、継国という家があった。
大永八年(1528年)、その家に双子の男の子が生まれる。
痣のある赤子は『縁壱』と名付けられ、痣のない赤子は『巌勝』と名付けられた。
この物語は、その二人がいかに生きたのかという記録であり、乱世と鬼の存在によって、どうしようもなくゆがめられてしまった、哀れな人々の軌跡でもある――。
◇ 高潔な善人が悪堕ちする姿は万病に効く ◇
◇ 尊いものが堕落する瞬間にこそ、唯一無二の美しさがある ◇
◇ お労しい兄上を曇らせることでしか得られない栄養素は、確実に存在する ◇
大永八年(1528年)、その家に双子の男の子が生まれる。
痣のある赤子は『縁壱』と名付けられ、痣のない赤子は『巌勝』と名付けられた。
この物語は、その二人がいかに生きたのかという記録であり、乱世と鬼の存在によって、どうしようもなくゆがめられてしまった、哀れな人々の軌跡でもある――。
◇ 高潔な善人が悪堕ちする姿は万病に効く ◇
◇ 尊いものが堕落する瞬間にこそ、唯一無二の美しさがある ◇
◇ お労しい兄上を曇らせることでしか得られない栄養素は、確実に存在する ◇
| 第一話 上野国の継国家 | |
| 第二話 継国家の双子 | |
| 第三話 初期の巌勝と縁壱 | |
| 第四話 継国家の気質的問題 | |
| 第五話 不幸の予兆 | |
| 第六話 継国家の分断 | |
| 第七話 残された者達 | |
| 第八話 縁壱の消えた継国家 | |
| 第九話 争いの調停と解決の道筋 | |
| 第十話 調停の失策と解決法について | |
| 第十一話 村落間の小さな争いと、その結果 | |
| 第十二話 敗者の行先 | |
| 第十三話 日常への帰還と変化の兆候 | |
| 第十四話 東国の混乱と継国家の将来 | |
| 第十五話 次代のための布石 | |
| 第十六話 継国家と富岡家の婚約話 | |
| 第十七話 家の結びつき、その難しさにつて | |
| 第十八話 富岡の娘と継国の継子 | |
| 第十九話 二人の恋路、その始まりについて | |
| 第二十話 武家における婚約の重さについて | |
| 第二十一話 武家の当主たること、その難しさ | |
| 第二十二話 中世上野の発展とその裏側について | |
| 第二十三話 武家と地域社会、その発展過程の一部分について | |
| 第二十四話 武家同士の婚姻における諸問題について | |
| 第二十五話 両家の婚姻準備と周辺の事情について | |
| 第二十六話 富岡から見た継国とその発展 |