私の畜生街   作:島田愛里寿

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第三十八話

先日の残無襲撃事件から一日たったある日。

 

 

カヤは畜生街における戦闘禁止区域の一つである。

 

 

畜生寺に呼び出されていた。

 

 

 

 

(うううう‥‥。な、何故このようなことに‥‥!)

 

 

 

カヤはめちゃくちゃ緊張していた。

 

 

 

そりゃそうだ。畜生街では頭の上がらない三大ヤクザの組長たちも呼び出されて冷や汗をかき続けている状況で三大ヤクザ組長らに頭が上がらないカヤがさらに上の人物に呼び出されれば冷や汗もかく。

 

 

 

(に、逃げようにもあの方の側近の能力で逃げられませんし…(-_-;))

 

 

残無の側近豫母都日狭美(よもつひさみ)の能力『絶対に逃さない程度の能力』によってカヤはトイレに行くと言って逃げようにも逃げられない状況下に置かれているわけだ。

 

 

 

 

「残無様が来られました」

 

 

そして件の人物がやって来たようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日白残無…

 

 

 

この人物は畜生街創設期に自ら街に来た僧侶の家系の人物だ。

 

 

 

畜生街においては葬式などはそうそう行えないが、彼女の家系は真に善意で葬式を行ったり、無縁仏を無縁塚に埋葬するなどをしてくれていた。

 

 

 

その行為に対して畜生街の住民は感謝してもしきれず、以降その僧侶の家系が使う寺やそのほかの神社仏閣への攻撃は不文律となったわけだ。

 

 

 

そして残無は彼女自身の類いまれなる能力と、不思議な話術でこの街の人々からの信頼も厚い。

 

 

三大ヤクザの組長たちも彼女には結構世話になった関係上、頭が上がらない。

 

 

 

 

そんな彼女はそうそう怒らないことでも有名である。

 

 

 

 

 

 

 

 

‥‥…‥‥であるのだが。

 

 

 

 

今日の彼女はめちゃくちゃぶち切れていた。

 

 

 

「今日集まってもらったのはほかでもない、先日の襲撃事件についてだ。不知火」

 

 

 

「はっはい!!」

 

 

 

「先日の下手人について情報が集まったと聞いたが詳しく我々に教えてもらえるか?」

 

 

 

「はっはい~!!」

 

 

(な、なんで情報収集が終わっていることが分かっているんですか~!!)

 

 

 

 

そしてカヤは連れてきていたカンナと次長とともに組長らと残無に先日の爆発襲撃事件の下手人である異能解放軍についての説明を必死に行った。

 

 

そしてその説明が一時間後に終わった後、残無の怒りはその勢いだけで周辺の空気が揺れるほどであった。

 

 

「なるほど?つまり壁の外の過激テロ集団に感化された者の仕業と言うわけか」

 

 

 

「はっはい!」

 

 

残無の問いにカヤはおびえつつもそう答える。

 

 

この状態の残無に口答えしたり下手な返答をしたらどんなことになるか分かったものではない。

 

 

 

「で?不知火はなにか報復はしたのか?」

 

 

 

「はい?」

 

 

残無の言葉にカヤは困惑した。

 

 

 

「何を呆けている?以前の取引で政府にカチコミの権限は有しているのだろう?ならば何故報復しない?」

 

 

 

「え、えっと‥‥」

 

 

 

 

「まさかと思うが私が被害を受けたというのに何もしていないというのではないだろうな??」

 

 

 

 

「はっはい~!直ちにMi-24ハインド部隊を派遣してけじめを付けさせますので!!」

 

 

 

そうして防衛室始まって以来の無茶な作戦が発動されることとなった。




次回 動員令再発動

これの後にブルアカ物書く予定なんですがどれがいいでしょうか?

  • 転生カヤもの
  • オリジナル学園&カヤの母校
  • 改変版カヤ 元SRT
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