DRAGON BALL XP   作:”蒼龍”

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最終話も書き切ってしまったので更新します。
駆け足気味で少し味気ないと思われますが、コレがこのDRAGON BALL XP ………X(ゼノ)P(ポテンシャル)の終わりとなります。
どうかその最期を見届けて下さいませ。
では、本編へどうぞ!!


最終話「バイバイドラゴンワールド!!また会うその時まで…!!」

 第11宇宙にて、悪が跳梁跋扈する星があった。

 その星では夢も希望もなく、ただ力の無い者は淘汰されるだけの地獄の星であった。

 正義などこの星にない、あるのは暴力と悪だけだった。

 …だが、そんな星に降り立った弱きを守り、悪を打ち倒す正義の戦士達が居た!! 

 

「うおおおおおおおおおお!!!」

 

「ぬんっ!!」

 

【ギン、ドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガ!!!!!】

 

 その戦士達はプライド・トルーパーズ、第11宇宙が誇る最強の正義の戦士達にしてその中でも上澄みの10名が………力の大会に出場した10名が来たのだ。

 力の大会でジレンすらも敗北したと言う情報が流れ、一時は混乱に陥った第11宇宙ではあったが、それをジレンは………否、ジレン『達』は持てる力と正義の心を以って混乱を鎮め、そうしてこの悪が蔓延する星へと降り立ち人命救助と悪の打倒を行っていた! 

 無論コレを見逃していた善を名乗る無法者にも裁きは下す事は確定済なのでこの星の悪に抗わなかった汚い大人は程無くして裁かれる事だろう。

 

「………トッポ、ディスポ、要救助者は他に居るか?」

 

『ああ、居るぜジレン! 

 だが西地区は俺に任せてくれ!!』

 

『南は私が、他の面々は東で正義を執行する! 

 ジレンはそのまま北で時間を稼いでくれ、それぞれが終わり次第そちらに向かう』

 

「ああ、それまでは持ち堪えよう」

 

 更に帰還したプライド・トルーパーズは以前と違いジレンが動く際はワンマンアーミーだった物が、今では連携協力しながらミッションを進めると言う違いを見せていた。

 これも偏に孫悟空達から学んだ信頼の力、仲間達と共に歩む強さを実践しての事である。

 

「もう大丈夫だ、『我々』が来た、後は安心しろ」

 

 そうして後ろに隠れていた力無き者達にジレンは力強く、しかし人々を安心させる笑みを浮かべながら立っていた。

 それ等を見て人々はジレンを、プライド・トルーパーズを更に称えるだろう。

 より強くなって帰って来た者達として、絆を得た正義のヒーローとして…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 第10宇宙の界王神界にて、ザマスは力の大会で覚醒した身勝手の極意を瞑想しながら精度を上げる事をしていた。

 悟空達と違い、ザマスはこうして瞑想しながら身勝手の極意の感覚を研ぎ澄ませる事の方が性に合うらしく、偶に手合わせに来るオブニ達ともその完成度を確かめながらより瞑想を深めるのであった。

 

「ザマスよ、ケン殿やシン殿が来たぞ。

 一旦瞑想を止めてお茶にしよう」

 

「おっと、もうそんな時間でしたか。

 今行きます、ゴワス様」

 

 そんなザマスに前界王神たるゴワスが客であるケンやシンの来訪を伝えるとザマスは瞑想を止めてトコトコとお茶会のテーブルへと向かうのだった。

 其処にはケンとシンが既に座っており、更に第7宇宙の地球から持って来た複数のケーキと共にザマスを待っていた。

 

「お待たせしましたお二方。

 すみません、身勝手の極意の完成を急ぐ余り瞑想に浸り過ぎてました」

 

「いえいえ、大丈夫ですよ。

 それにしても………界王神の中で初の身勝手の極意の覚醒、喜ばしい限りですよ。

 ですよね、大界王神様?」

 

「それは勿論。

 それで、第10宇宙の様子はどんな感じですか?」

 

「相変わらず、いや、ほんの少しですが………人々が1秒先、明日、10日先、1月先、1年先と未来に思いを馳せながら成長する兆しがあります。

 勿論どうしようも無い、あのブラック達と同じ様な悪も当然の如く居ますがそちらは正義の者達や正義と轡を並べる秩序ある悪が押さえています。

 早々に破壊神が動き裁きを下すと言う事はまだ起きていませんよ」

 

 ケンやシンはザマスの成長や第10宇宙の様子を聞き届け、ザマス自身も人々の成長を見届ける喜びをより大きく噛み締める様になったと感じ取り笑みを浮かべていた。

 更にその様子を隣で見ているゴワスもまた第10宇宙全体の成長と弟子であり我が子同然のザマスの成長に感涙し、ほんのりと甘い第7宇宙のケーキや紅茶を食べて飲みながら喜んでいた。

 

「………ああ、世界とは、人々とはこんなにも美しく、そして輝いている物なのですね」

 

 そしてザマスは天を見上げながらこれからも界王神として精進し、宇宙全体や人間達の成長を見届けながら自身もより高みへ登り、そしていつか弟子を取りこの喜びを後世に伝えるだろう。

 もうこのザマスにはブラック達の様にになる可能性は無い、1人の界王神として成長を遂げた上でより良く務める1人の青年が其処に居るのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 第6宇宙ではある変化が訪れていた。

 それはフロストが宇宙海賊達と平和維持軍の争いを終わらせ、それぞれの組織を再編すると共に宇宙海賊を改めてフロスト軍として再結成すると同時に平和維持軍では目の届かない所に目を光らせて其処で悪を成す者により強大な悪を示す様になったのだ。

 結果的に平和維持軍の仕事が少し減る事となり、且つ宇宙全体の悪の縮小が行われた………が、同時にフロスト軍と言う巨悪がこの宇宙に存在すると示し、平和維持軍も迂闊に手を出せぬ存在となりつつあった。

 

「ふっ、はっ、せい!!」

 

「へへ、良い拳を振るうじゃねえかキャベ!!」

 

 そんな中で惑星サダラではキャベ達が再編された平和維持軍に所属しながら日々の研鑽を行い、悟空達を超えつつフロストが何らかの宇宙全体を揺るがす悪事を行わぬ様にとトレーニングを続けていた。

 その様子をヒットも見守り、アレッタやワッシュもケールと共にトレーニングを続けるのであった。

 

「…第6宇宙にも変化はある。

 だがその波にただ飲み込まれるつもりは俺達には無い………そして、孫悟空達にもいずれは勝つ………フッ、俺も熱くなった物だ………」

 

 そしてヒットの独り言を誰かが聞く事が無く、されどフロスト共々より大きく成長し第7宇宙のライバル達を追い抜く為にこれからも研鑽し続けるだろう。

 その命ある限り、より大きくなる為に………。

 

 

 

 

 

 

 そして第7宇宙の地球では今日も今日とて日常を謳歌する者達が多く居た。

 

『はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』

 

「やるじゃないかクリリン、サタン、17号!!」

 

 宇宙警察地球支部のトレーニングルームにてクリリン、サタン、天津飯、17号がそれぞれ悟空達に追い付くべく修行し、更にそのヒントをウイスから教わろうと言うプランまで立てていた。

 その為ウイスは先ずは課題を出し、それをクリアしてから改めて手解きしようと約束しており天津飯達3人は其処に向かうべく修行していた。

 17号は無論今後開発されるより強い永久式エネルギー炉に呑まれない様にする為に基礎作りを徹底して続けているのである。

 

「それでよパラガス、坊ちゃん達は何か超サイヤ人ゴッドや超サイヤ人4に何時の間にか変身出来る様になっちまってたからビックリしたぜ」

 

「うむむ、悟天やトランクスのみならずルリアやロスマ達まで………。

 これはいよいよ我々もうかうかしてられんな」

 

 所変わり喫茶店NAPAではナッパが悟天達が超サイヤ人ゴッドに何時の間にかなっていた事をパラガスに報告し、パラガス自身も若返ってる身としてより修行せねばと意気込む様になっていた。

 その隣ではブルマやチチ、ビーデルや18号にニオ達が夫人会を開いて夫達の話で花を咲かせていた。

 

「ふっ、やっ!!」

 

「フッ、流石は悟飯だ!!」

 

「フハハハハハ、ビーストの力………相変わらず驚異的だな!! 

 だがこの我々が何時までも下にいるとは思わない事だ!!」

 

 更に所変わりカプセルコーポレーションのトレーニングルームで悟飯が修行時間の際にビーストの力でフリーザ、セル、魔人ブウ、クウラ、更にブロリー達と言ったThe・悪人ズを一挙に相手取りながら修行を続けていた!! 

 この人選も悟飯が選んだ物であり、且つ悟飯の誘いを受けた者達による組み手である。

 その最大の目標は悟飯は勿論未だ大きな背中で先に行く悟空を独自に超える事である。

 勿論生半可な事では超えられないのは承知の上であり、それでも悟飯は悟飯なりに上を目指すのだ。

 

「フッ………頑張れよ悟飯。

 俺もお前の師であり続ける為に、孫やベジータ達を超える為に修行するからな…!」

 

 その隣では勿論ピッコロがトレーニングをしており、相手はミラであった。

 ミラもミラで漸く暗黒魔界のゴタゴタが片付きつつあり、あちらの統治を盤石にしつつトワと………トワとの間に出来た息子の『フュー』を守る為に力を付けようとピッコロと悟飯達を修行相手に据えて研鑽していたのだ。

 

「兄ちゃん達やっぱり凄いね〜」

 

「へへ、だけどコッソリ修行して俺達が超サイヤ人ブルーになっちまえばビックリするだろうぜ!」

 

「ママもパパも驚くだろうね、私達が強くなった所を見て!」

 

「…悟天、トランクス、それを手伝うからまたトレーニングしよう」

 

 その外ではトレーニングルームから漏れてくる悟飯達の気を感じ取りチビ達は壮大なイタズラ計画を画策し、悟天とトランクスが1日でも早く超サイヤ人ブルーになれる様に精神と時の部屋でコソ練する事をしていた。

 因みに超サイヤ人4にも質があり、ルリアやロスマはニィープ達の超サイヤ人4と比べたらまだまだ荒削りであり、確かに超サイヤ人3までだったら隔絶した強さを持っているがそれでも超サイヤ人ゴッドと互角止まりである。

 超サイヤ人ブルーと互角に闘えるレベルにならなければ超サイヤ人4を極めたとは言えず、超フルパワーサイヤ人4になる扉に手も掛けられないのだ。

 よってこの4人もまた大人達の知らない所でまた強くなって悟空や悟飯達を唖然とさせるだろう。

 それもそう遠くない日に。

 

「………始めるぞ、徹底的にな!」

 

「ああ!」

 

 そしてギザード荒野にて悟空とベジータは超サイヤ人ブルー進化や超サイヤ人ブルー界王拳を使用しながら身構えており、それを準備運動として激突していた! 

 2人は身勝手の極意、我儘の極意の完成形を自在に使える様になってる上に悟空は超サイヤ人ブルーに身勝手の極意の完成形を上乗せられる様になってるのでまだまだ本気ではない。

 そしてベジータも………地球に帰還後に修行した結果超サイヤ人ブルーに我儘の極意を乗せる3重変身を身に着けつつあり、その完成が間近に迫っていたのだ。

 

「フッ、カカロットやベジータめ………また強くなりつつあるな」

 

「まぁ、私達も置いてけぼりを喰らわない様に頑張ってる所だから今は精々テッペンを謳歌しときなさいって所ね」

 

 更にその近くではラディッツとニィープが修行しており、悟空が見せた可能性をラディッツも得る為に妻と共に研鑽し先ずは身勝手の極意の完成形に辿り着く所から始めるのだった。

 ニィープも超フルパワーサイヤ人4限界突破のパワーをより大きく引き出す為にあれやこれやを試し、そしてラディッツと共にカカロットとベジータを下してサイヤ人、否、クウラや魔人ブウ、破壊神ビルス達すらも超えてジレンすらも超え、全宇宙No.1になるべく力を蓄えつつ鍛え続けていたのだ。

 それもこれも皆が全て………ジレンや悟飯、そして悟空と言う戦士の頂に立つ者が居るから強くなれるのだ。

 

「行くぞベジータ!!」

 

「来い、カカロットォ!!」

 

 そんな悟空を中心にこれからも皆より強く、そしてより高みを行くだろう。

 何故なら………『孫悟空』は皆にとんでもない影響力を持つ武道家なのだから。

 そんな悟空が、この世界が、それぞれが皆大好きだったから、此処まで大きくなれたのである。

 これで、この物語はおしまい!! 

 

 ─THE・END──

 ─おしまい───




此処までの閲覧ありがとうございました。
これにて、本作はおしまいとなります!!
………色々書いてて遂に終わるのかと思い、色々ダラダラ書こうかなとか簡単に終わらせたくないと思いましたが、何時もの半分以下の文でサックリと終わらせる様にしました。
最終話で描写されてないキャラも当然の如くより強くなり未来を生きますが、それはもうこの作品ので生きる皆の『未知の未来』なのです。
だからこれ以上は書こうとは思いません。
そして最後に………此処までお付き合い頂きありがとうございました!
この話の投稿時点でお気に入り件数は1078件と想像の遥か上を行き、評価も多くの方達からして貰いました。
これ等は全てこの作品を書くモチベーションとなっていましたので最後に改めて言わせて頂きます!
本作を閲覧して下さった皆々様、本当に、本当にありがとうございました…!!
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