推しの子×BLEACH   作:ZEROⅡ

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そろそろ初心を思い出さなければならない。

推し鰤小説増えろ!!!


第二十五話

 

 

 

 

 

 

 

星野アクアは戦慄した。

カメラの外からそれを見た瞬間、絶句するしか無かった。

 

今…黒川あかねが演じているのは紛れもないB小町の〝アイ〟だ。

 

だがそれを演技と呼ぶには余りにも異質。

決して真似る事なんて出来ないと思っていた……太陽みたいな笑顔、完璧なパフォーマンス、まるで無敵に思える言動、吸い寄せられる天性の瞳、それらが織り成す事で生まれる圧倒的な存在感……その全てを完璧に再現しているあかねの演技は、まるで本物の〝アイ〟がそこに居るのではないかと錯覚させるほど。

 

それを目の当たりにしたアクアは、かつて天才子役と称された有馬かなが先日語っていた言葉を思い出す。

 

『一流の役者しか居ないと言われる劇団ララライ、黒川あかねはそこの若きエース。徹底した役作り。与えられた役への深い考察と洞察。それらを完璧に演じきる天性のセンス。リアリティーショー映えする性格じゃなかったみたいだけど、役者としては「天才」と呼ぶしかない』

 

その時は今一つピンと来ていなかったが、今ならその意味がハッキリと分かる。

 

黒川あかねは──正しく天性の才能を持つ役者なのだと。

 

しかし……それはそれとして──

 

 

 

 

 

「えぇ………」

 

何故そんな彼女から矢印を向けられている元凶(レン)ドン引きしているのだろうか……。

 

 

 

 

 

そんな彼の予想外のリアクションに一瞬だけ呆気に取られたあかねだったが、すぐに持ち直してレンに声を掛ける。

 

「レン、どうかした? 顔色悪いよ?」

 

「あー……いや、気にするな………」

 

「?」

 

少し青くなっている顔で苦笑しながら、レンはそっと自身の腹…特に胃の部分を右手で軽く押さえる。

 

「ところで、黒川さんは……」

 

「むぅっ」

 

レンが話題を変えようとして切り出すと、途端にあかねは片頬を小さく膨らませて不満を露わにした顔付きになる。そんな彼女を見て、レンは戸惑う。

 

「黒川さん?」

 

「あかね」

 

「は?」

 

「あかねって呼んでよ。私もレンって呼んでるんだしさー」

 

「………ハァァ………」

 

あかねの申し出に対して、レンは呆れたように溜息をついた。

これを断ったり反論したりするのは簡単だが……もし本当にあかねが心身ともにかつての〝アイ〟を模倣して演じているのだとすれば、言っても聞かないだろうという事をレンは長年の経験則から容易に予測できた。

つまりは……諦めるしかないのだ。

 

「あかね──これでいいか?」

 

「うん♪」

 

レンが彼女の名を呼ぶと、あかねは満足そうに笑って頷いた。そういった仕草の一つ一つが否が応でも〝アイ〟そのものだと認識させられ、レンは少々複雑な心境になる。

 

「あかね、おかえり!」

 

するとそこへ、MEMちょを筆頭にした他のメンバー達が合流する。

 

「皆待たせてごめんね」

 

「ほんとだよ、待ってたぞぉ」

 

「また楽しくやろうね!」

 

「なんか元気そうで良かったけど……もう大丈夫なのか?」

 

明るい様子でMEMちょとゆきの2人とはしゃぐあかねを見て、ノブユキが安堵しながらも心配そうにそう問い掛ける。

 

「えっ、何が?」

 

あかねがそう言った瞬間、一同は静まり返った。笑顔を浮かべながらもきょとんとした様子の彼女は、本当に何の事か分かっていないかのようだった。

 

「何がって……そりゃ──」

 

「あー結構盛大に燃えちゃったからね! もしかしてその話? やっちゃったなぁとは思うけど、あれくらいよくある話でしょ! 私は全然!」

 

あれだけ深刻だったはずの炎上騒ぎの事などまるで気にしていないという態度で、あはは! と笑いながら明るく振舞うあかね。そんな彼女の変わりように、メンバー達は思わず息を呑んで押し黙る。

 

彼以外は……

 

「んなワケあるかバカ」

 

「アイタッ」

 

そんなあかねの頭に、レンは軽いチョップを落とした。

 

「あの大騒ぎをあれくらいで済ますな。皆心配してたし、当事者のお前は普通に怒って良い事なんだよあれは。空気読め。明るい雰囲気で振舞えば誤魔化せると思うなよ」

 

「もー! レンってば心配性だなぁ」

 

「人の話を聞け」

 

つらつらと苦言を呈すが、軽く受け流される。

 

「ったく……ホント気をつけろよ? ただでさえ今回の騒ぎで一回泣かされるほど痛い目を見てるんだからな」

 

「えー? そんな事あったっけ?」

 

次いで軽く煽ってみるが、言い返したりせずに能天気に惚けた様子で誤魔化される。

 

ここまでのやり取りでレンは確信した。

今のあかねが演じているのは、生前のアイドルだった頃のアイなのだと。

 

「それよりレン、今日は一緒に居ようよ」

 

「えぇー……」

 

「嫌なの?」

 

「何か今日のあかねは面倒臭そう……」

 

「あはっ♪ なにそれー☆」

 

アイドルだった頃のアイ………それはレンにとっては尸魂界で出会ったばかりの頃のアイとも言える。

 

考えてみれば当たり前の事だ。現世でアイの事を調べようとすれば、それは必然的に『B小町のアイ』に限られる。死後に尸魂界で過ごして死神になったアイの事など、あかねが知り得る訳が無いのだから。

 

だからレンの苦言に対しても笑って受け流すし、煽りに対しても煽り返して来ない。今のあかねは、美点も欠点も全て計算され尽くした『完璧なアイドル』だった頃のアイを〝役〟として演じているのだから。

 

 

──あぁそうか……だからか……

 

 

故にレンは納得した。

目の前に居るあかねは出会った頃のアイそのもの……彼女が尸魂界で様々な経験を培う前の姿だ。

それは彼女と過ごした十年以上の思い出も何もかもがリセットされ、初めて会った頃の関係に戻るようなもの。

つまり……レンは再びあの頃のアイと向き合い、彼女との関係を1から築き直す事を余儀なくされたという事だ。

 

その事実は……レンにとっては余りにも……酷である。

 

 

 

 

 

──だからこんなにも……古傷()が痛むのか……!!

 

 

 

 

 

キリキリと腹部に走る…もはや懐かしさすら感じる痛みに、レンは決して顔に出さないようにしながらグッと堪える。

 

出会った頃のアイ。それはレンにとって言い換えれば………過去一でアイに振り回されていた頃だ。ほぼ毎日胃痛に苛まれていたその頃に比べれば、今のアイなど随分と大人しくなったものだと言えるほどである。

 

もはや思い出すのも億劫なので詳しくは語らない。

ただ言える事は、あの頃の出来事はレンにとって掛け替えのない思い出であると同時に──今も尚続いている苦労人生活の幕開けでもあるのだ。

 

あかねはその元凶たる彼女を演じているのだ。思わずドン引きしてしまっても仕方ないだろう。

 

「ほらレン、行こっ♪」

 

「………はいはい」

 

だからと言って、あかねを無下にする事は出来ない。レンのそんな心情と彼女は何の関係も無いのだから。

 

そんな苦悩や懐かしさといった様々なものが入り混じった複雑な心境のまま、レンは『今ガチ』の収録に臨む事になったのだった。

 

 

 

 

 

★☆★☆★☆★☆★☆

 

 

 

 

 

それからのあかねの活躍は凄まじかった。

まるで〝アイ〟を体現したカリスマ性で、現場にある全てのカメラと視線を一瞬で持って行ってしまい、いつの間にか収録は彼女を中心に回るようになっていった。

 

「レンから聞いたよ。あの動画、何日も徹夜してアクアが作ってくれたって。ありがと、アクア」

 

「…………うん」

 

カメラが回っていない休憩時間でも、あかねの演技は続いている。〝アイ〟を幻視させる仕草と口調で話しかけてくる彼女に、アクアはただ素直に頷いた。

 

その様子を見ていたゆきとMEMちょは、ヒソヒソと会話する。

 

「あかねがなんか変なのはもう分かったけど、アクたんもなんか変じゃない……?」

 

「ん~~? 確かに……あと変と言えば……」

 

MEMちょの指摘に同意しながら、ゆきは教室の隅にチラリと視線を向ける。そこには……

 

あー……

 

「(死んでる…)」

 

「(死んでる…)」

 

「(死んでる…)」

 

休憩時間になった途端、教室でぐったりと椅子の背もたれに身を預けて掠れた呻き声を上げているレンの姿があった。今日一日〝アイ〟の演技をしたあかねと行動を共にしていた彼は、もはや生気すら感じられない有様で傍から見ても心配になるほどである。

 

そんな様子を眺めていたアクアは、無理もない…と密かに思う。

現状、収録中のカメラはあかねが独占している状態だ。逆に言えばアクアを含めた他の演者は彼女の陰に隠れて目立たなくなってしまっている。当然と言えば当然だろう。カメラを意識したパフォーマンスは、かつての〝アイ〟が最も得意とした分野だ。それを再現している今のあかねが相手では、他の面子では太刀打ちするのは厳しいだろう。特にレンは彼女に振り回されながらも、他のメンバーが割を食い過ぎないようにフォローにも回っていたのだから、あの疲労状態も納得がいく。

 

「レンってばお疲れだね。大丈夫?」

 

「どっかの誰かが振り回してくれたおかげでな……復帰して張り切るのは分かるが、少しは加減しろよ、まったく……」

 

「ありゃ?」

 

そんな会話をしているレンとあかねの2人を、MEMちょとゆきは訝し気な表情で眺める。

 

「なんか……気安い感じになってない?」

 

「そうだよねぇ……元々レンたんは気さくだったけど、あそこまで遠慮なく話すタイプじゃなかったよね?」

 

「それだけあかねには心許してる感じ?」

 

2人が気になったのはレンのあかねに対する態度だ。

MEMちょが言った通り、レンは元から親しみやすくて誰とでも気さくに話すタイプなのだが、今のあかねに対する話し方は少し違うように感じている。分かりやすく言えば、遠慮が無くなった。少なくともあんなにズケズケと文句を言ったりはしていなかったはずだ。

それは決して悪い意味ではなく、相手に心を許しているからこそ遠慮なく話しているようなイメージだ。

 

「思ってた感じとは違うけど、やっぱりレンたんはああいうのが好みなんだ」

 

「あかね、きっちり仕上げてきたなぁ」

 

「そこ、さっきから煩いぞ」

 

そんな盛り上がっている2人の会話がずっと耳に入っていたのか、レンは呆れたような半目で彼女達を睨む。

 

「言っとくけどな、別に今のあかね……というよりB小町のアイは俺の好みってワケじゃ無いぞ」

 

「えー? レンはこういう私…嫌い?」

 

あかねはレンの顔を下から覗き込むようにして見ながら、蠱惑的に微笑んでそう問い掛ける。しかしレンはそんな彼女に対して動じず、毅然とした態度で言葉を返した。

 

「いや、好きでとか嫌いとか以前に……スゲェなって思ったよ」

 

「!」

 

その返し言葉が予想外だったのか、あかねはほんの少し目を見開いて反応する。そんな彼女を余所に、そのままレンは自身の感想を連ねる。

 

「最初は面食らったし、個人的に色々複雑ではあったけど…その後は見れば見るほど圧倒された。まるで本物と見紛うほどの演技……ただ真似をするんじゃなくて声の抑揚や口調、感情の乗せ方に表情の作り方、一つ一つの細かい仕草に至るまで本人に成り切ってる。素人目から見ても、あかねのそれが誰にでも出来る事じゃ無い…神がかった演技だってのが分かる」

 

「そ、そうかな……?」

 

「ああ。しかもそれをこの短期間で仕上げてきてるんだ。きっと相当〝アイ〟の事を調べ上げて、研究したんだろうな。そういう(ひた)向きで努力家なあかねの事は、素直に尊敬するよ」

 

「え…えっと……その……あの……!」

 

「あっ、いつものあかねに戻っちゃった」

 

レンからの止まらない褒め殺しは余程刺激が強かったのか〝アイ〟の演技が保てなくなり、赤面しながらあわあわと慌てふためき始めるあかね。しかしその表情には自分の演技が誉められた嬉しさと照れが入り混じっていた。

 

「レン……お前ホントそういうとこだぞ」

 

「? なにが?」

 

「ハァ……この人タラシが……」

 

アクアが呆れを滲ませた口調でそう言うが、当の本人(クソボケ)は首を傾げるのみ。

彼がただ素直に感心して思った事を口にしてるだけで他意は無いという事は分かるが、それはそれで相当にタチが悪いと、アクアは色々と複雑な心境で溜息をついた。

 

「ちょっとあかね、こっちこっち……!」

 

そうしてレンの意識がアクアとの会話に向けられた隙に、ささっと素早くあかねを教室の隅の方へと連行したMEMちょとゆきは、喜色満面の様子で彼女に詰め寄った。

 

「あかねどうする!?」

 

「レンたんの反応的にかなり好感触だよ!?」

 

「「どうするどうする!?」」

 

「ど…どうしたら良いのかなぁ……」

 

興奮気味の2人に反してあかねは戸惑っている様子だが、赤面して満更でも無さそうなのが見て取れる。

 

「えっ、あかね的にもしレンたんがその気になってガチで来たらどうするの!?」

 

マジで付き合うルートある!?」

 

「ありかなしで言ったら…………………ある

 

「「きゃーーーーーー♡」」

 

あかねの回答に、黄色い声を上げて更に盛り上がる2人。

 

「いやだったらもう裏でもあの感じで攻めるしかないでしょ!」

 

「レンたんがちょっと鈍感なのがアレだけど、押しまくれば何とかなる!」

 

「「面白くなってきたーーー!!」」

 

 

 

 

 

★☆★☆★☆★☆★☆

 

 

 

 

 

「いやー『今ガチ』も面白くなってきたねー♪」

 

「アンタこれ観てよくそんな感想言えたわね」

 

場所は苺プロのオフィスにて。

『今ガチ』の最新話を視聴しながらアイがにこやかに笑いながらそんな感想を漏らし、それに対して一緒に観ていたかなが戦々恐々とした様子でツッコミを入れた。

 

「あれ? かなちゃんは面白くなかった?」

 

「いやそうじゃなくて……アンタ的には良いの? 今回の件でレンと黒川あかねがかなり急接近してるけど?」

 

「あははっ♪ みたいだね~」

 

やけに平然としているアイに対して、かなは怪訝な顔を向ける。

番組企画とはいえ想い人が他の女とイチャついているというのに、彼女は動じてないどころか普通に番組を楽しんでいるように見える。それがかなには理解出来なかった。

 

かなとしては、もしこれがアクアだったとしたら絶対に面白くないし、こんな人の恋愛を安全圏から眺めるような悪趣味な番組なんてもう観たくも無いと言っていただろう。

 

「ずいぶん楽観的ね。てっきりキレ散らかすもんだと思ってたけど」

 

かなちゃんは私を何だと思ってるのかな?

 

かなの言葉に不服そうな顔をするアイだが、初回放送の際にあれだけ恐ろしい威圧感を出していたのだからそう思われても仕方ないだろう。

 

「まぁ…遅かれ早かれこうなるかもって思ってたからね」

 

嘆息混じりにアイはぼやく。

あの台風の日…レンが自殺寸前まで追い込まれていたあかねの身も心も救ったという話を聞いた辺りから、彼女がレンに本気で惹かれ始めるのも時間の問題だと予感していた。そしてその予感は見事に的中してしまったという訳だ。

 

「だから別にまだ目くじら立てるほどの事じゃ無いかなぁ」

 

「ふぅん、余裕じゃない。それでもしこの番組で黒川あかねにレンが取られちゃったらどうすんのよ?」

 

「あははっ、やだなぁかなちゃん──」

 

そんなかなの意地の悪い問い掛けに対し……アイは目元に仄暗い陰を帯びた笑顔を浮かべながら言った。

 

 

「そう簡単にレンを落とせるんなら私は10年も片想いなんてしてないんだよ?」

 

 

「………ゴメン」

 

その言葉の余りの重さに、冷汗を流したかなは気まずそうに目を明後日の方向に逸らしながら普通に謝った。

 

「10年かぁ……アンタも苦労してんのね」

 

「してるよ~。詳しく聞きたい?」

 

「………遠慮しとく。また変に惚気られたら堪んないし……」

 

「ありゃ?」

 

そう言うと、かなはもう話す事は無いと言うように自分のスマホを弄り始める。

 

そんな彼女を余所に、アイはそれにしても…と内心で呟きながら自分の伝令神機(スマホ)に視線を落とす。そこに映し出されていたのはかつてのアイ自身…ひいては『B小町のアイ』という生前の彼女を演じている黒川あかねの姿だった。

 

最初にそれを観た時はアイも驚いた。生前の事など何一つ覚えていないが、それでもきっとこんな人間だったのだろうと思ってしまうほどだ。言動や仕草、表情の動かし方などは今のアイに通ずるところも多々見受けられる。流石に尸魂界で死神としての経験から来る佇まいなどの違いは多々あるが、それでもまるで画面に映っているのは自分自身だという錯覚に陥りそうになるほどだ。

 

ここまで人1人を本物と変わらないレベルで完璧に演じきれるなど、正に天才だと認めざるを得ない。演じられているのが生前の自分(アイ)であり、それがレンと恋愛模様を繰り広げているというのは些か複雑ではあるものの……その演技力は素直にスゴイと思わされた。

 

 

──黒川あかねちゃんね……覚えたぞ~~♪

 

 

そうしてようやく……アイは黒川あかねという少女に興味を持ち、その存在を認識したのだった。

 

 

 

 

 

To Be Continued







・夜代レン
あかねが演じる〝アイ〟を見て懐かしき日々(胃痛)を思い出した。あの頃とは違って回道を覚えていたのと、あかね本人の人格が混ざって多少マイルドになっていたのが救い。なお当時の本物はもっとブイブイ言わせていた模様。
あかねの演技力にはただただ圧倒され、素直に称賛した。しかしそれだけ。
10年以上アイと共に過ごし、彼女の成長と変化を見続けてきた彼にとって、あかねが演じる〝アイ〟は過去の姿でしかない。なのでその演技がもたらすのは、懐かしさと胃痛だけである。


・星野アイ
映像越しに生前の〝アイ〟を演じる黒川あかねを観て、彼女に興味を持つ。
あかねがレンに惹かれているのは何となく予期していた為、驚きは無かった。彼女が演じる生前の自分がレンとイチャついているのには多少思うところはあるが、悲観はしていない。
だって過去の自分(アイ)の演技であのクソボケを落とせるのなら本物はこんなに苦労はしていない。

──黒川あかね、お前が演じているのは、10年以上片思いし続けている女だ。


・黒川あかね
思ってた反応とは違ったが、演技を褒められて嬉しい。これからもっと頑張る。


・星野アクア
母親に瓜二つの同級生も、生前の母親を本物レベルで演じる天才女優も同じ男に矢印を向けているのを見てかなり複雑な心境。男の方も普通に良い奴なので文句が言い辛い。そろそろ彼をメインにした話を執筆予定。
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