この世界のどこかで、それは産声を上げた。
最初は鉱山の重いトロッコを動かすための工夫が始まりだった。
それは木の道から鉄の道へと変わっていった。
人や馬の力を使っていたのが、やがて蒸気機関という動力を手に入れて、大いなる革命へと至る。
その成果を手にしたのは、人族だけではない。
魔種族国家たるオルクセン王国も、また同様である。
革命の成果を我らの手にしようと、日夜奮闘する者たちの、ささやかな物語。