後、今後更新される本家様の内容次第で矛盾が生じる事がありますが、その時はパラレルワールドという事でご了承下さい。
(とか言ってたら早速矛盾が起きたので、この話は『本家18話でラズがチャンピオンに勝利した時もう一つの選択肢を選んでいたIF』という事になりました)。
本家様『幼馴染にフラれたので旅に出ることにした』
https://syosetu.org/novel/385220/
「ドータクン!ジャイロボール!」
「エレキブル!ほのおのパンチ!」
トリックルームが解除された瞬間、すばやさが限界まで上がった私の相棒は相手の攻撃に先んじて燃える拳を打ち込んだ。
相手が使ってきたじしんを時にみきり、時にこらえてようやく巡ってきた好機を逃すほどトレーナーとして落ちぶれてはいない。
(ありがとう、
勝利を確信した瞬間、胸に湧いたのは混じり気の無い感謝だった。
最後の一体になるまで追い詰められたのは旅に出る直前ぶりだ。
あの日、自分より弱い幼馴染に見切りをつけて故郷を後にしてから瞬く間に玉座に着いた。
それから20年。時間にしてあまりにも長い退屈は今報われた。
断言してもいい。私はこの感情の為なら20年どころか100年だってこの地獄に耐えることが出来る。
相手の少年はひたむきに真っ直ぐに自分に対して作戦を練り入念に努力して、ポケモンもまたその努力に応えるかの様に鍛え上げられている。これほどまでに私を想い、愛してくれる相手はもう二度と現れないかもしれない。
(結局この子も私に勝てはしなかったけど、もういい歳だしそろそろ身を固めないと)
この子でいいと。この子が良いと思った。
同じくらいに良い勝負をした幼馴染は10年以上前に結婚した。それを耳にした当時は私生活が荒んでいた事も相まって言い知れぬ喪失感に襲われたものだが、今となってはどうでも良い。全て終わった話だ。
(旧チャンピオンとして新チャンピオンへの引き継ぎとかで色々教えてあげるって名目なら一緒にいる事ができそうね。それをきっかけに弟子にでもすれば、本当に私に勝っちゃうかも!)
公式リーグの規則を破り、ドーブルを使った時点で自分の敗北は決まっている。それでも悔いはない。元々肩書きなんて興味はないのだから。
『薄々気付いているのではなくて? この先に貴方が満足できるようなトレーナーは居ないって』
ふと20年も前に言われた言葉が脳裏に甦る。
言われた時は穏やかでいられなかったが、今となってはとんだ笑い話だ。
後日、病床の彼女の元へと見舞いにでも行ってやろう。そして今日の事を話した後、盛大に笑ってやるのだ。貴女の占いは間違っていたと。あの時幸運を祈ってくれてありがとうと。
時間が切り取られたかの様に遅い。
宙を舞うドータクンの動きがやたら遅い。きっと勝負の余韻が抜けていないせいだろう、と思ったその時。
シャク、シャク。
(咀嚼音?どこから?オボンのみ?いえ、疲弊してる今のドータクンなら食べる前に戦闘不能になるはず)
油断。慢心。
何のことはない。人間は勝利を確信した時最も油断するという。ラズというトレーナーもその例に漏れ無かったというだけの話だ。
地面にぶつかったドータクンはその瞬間に回転。トレーナーの指示に従い、勢い良く回り出した。
(まさか、オッカのみ!?でもそれだけで耐えるなんて……いや違う!このドータクン、とくせいは『ふゆう』じゃなくて『たいねつ』!!)
攻撃の直後、回避が疎かになった僅かな瞬間、限界まで素早くなったエレキブルに最大威力のジャイロボールが直撃した。
「負けたわ、完敗よ」
仲間達と勝利に湧く若きチャンピオンに歩み寄るラズ。
公式ルールに違反した挙句に六体全員戦闘不能。
試合に負けて勝負にも負けた。まごう事なき完全敗北、完敗だ。
「最後、じしんじゃなくてジャイロボールを指示した時点で貴方がトリックルームの切れる瞬間を勝負所に狙っていたと気づくべきだったわ。私もまだまだね」
ラズの相棒であるエレキブルの戦法は有名だ。
ワイルドボルトの反動を利用して、でんきエンジンを強制発動。黎明期は理不尽だと総スカンを食らった特徴をこの地方で知らない者はいないだろう。
故に長い年月と集合知はその対策を見つけた。
それがトリックルーム。すばやさを逆転させるそのわざこそ突破口になると一時期は誰もがそう信じて疑わなかった。
しかしそれでもラズの牙城は崩れなかった。
対策が分かりやすいということは、当然それへの対策も準備済みという事だ。
トリックルームは永続ではない。
みがわり、みきり、まもる、こらえるで時間を稼いでも良いし、ボルトチェンジですばやさに関係なく先制できるドドゲザンに交代したって良い。エスパータイプの得意技であるトリックルームを意気揚々と使ってきたポケモンにはほぼ確実に成功するふいうちがとてもよく効いた。
だからこそ。
「エレキブルを最後の一体にまで追い詰めてからトリックルームをされた時は心底興奮したわ。この私がここまで追い詰められるなんて!って」
しかも、それすらもブラフだったという。
どこまで自分の事を調べ上げ、それに合わせて鍛え上げてきたのだと言うのだろう。
実質負けで良いと思っていたら本当に負けるだなんて思わなかった。
間違い無く目の前の少年は今まで自分が戦ってきたどのトレーナーよりも、この自分よりも強い最強の存在だ。
自分を負かした少年の頬を愛おしげに撫でると長い年月の全てを許せそうになった。
彼なら添い遂げるに値する。この子こそ自分が20年以上追い求めてきた相手だ。
「ねえ、私と-----」
結婚を前提とした交際を申し込もうとしてふと、思う。
そういえばこの子はどこか雰囲気があの時の幼馴染に似ているようなーーーー。
「アユムーーーー!!!!」
「うわぁ!?」
一世一代の告白は突然飛び出してきた女によって中断された。
え、誰、コイツ。
「か、カナタ。急にどうしたのさ」
「急にじゃない!」
突然抱きついてきた雌に彼も困惑している。
いきなり現れて、いきなり泣き出して、良い迷惑だ。ポッと出が私達2人の邪魔をしないで欲しい。
「私バカだった。チャンピオンになれるくらい強い人としか付き合いたくないなんて、間違ってた。ごめんなさい」
なんかいきなり少女は自分の世界に浸って語りだした。
「アユムがポケモンリーグで負けたら付き合えなくなるって思ったら、怖くて怖くてたまらなかった。だって相手は20年間無敗のチャンピオンだから。心のどこかで勝てるわけ無いって、そう思ってた」
この売女はいきなり何を言っているのだろう。周りのことを考えられないのだろうか。
「ポケモンリーグで優勝して私と将来結婚する為に、今までアユムがどれだけ頑張ってたか知ってたのにちゃんと向き合おうとしなかった」
今私と彼が2人にとって大事な話を始めるところなのだから邪魔をしないで欲しい。
「リーグチャンピオンになんてならなくて良い!例え勝てなくてもアユムが好き!大好きなの!だからっ、だからぁっ………。私と恋人になって下さいぃ…………」
「カナタ」
「………やっぱりダメ?」
「オレ、勝ったよ」
「…………………ふぇ?」
「オレの気持ちは変わらない。改めてもう一度言わせてくれ」
「カナタが好きだ。ずっと前から、一緒に暮らすうちに好きになった。無茶振りにだって好きだから応えようと思った。それで今チャンピオンになったよ。だから、って言うのはもう違うかもだけど、オレと付き合って下さい」
目に涙をいっぱいに貯め、カジッチュの様に頬を赤く染めた少女は新チャンピオンになった少年に思いっきり抱きついて、押し倒した。
「アユム!アユム!アユム!好き!好き!大好き!!」
「うんうん。オレもカナタの事が大好きだよ」
上体を起こして、慰める様に少女の頭を撫でる少年は心から満たされている様に見えた。
こんなのおかしい。どう考えても間違っている。
「フウフウ、僕も歳かなあ。やっと追いついたよ」
この場の空気に耐えきれなくなって、暴れ出そうかと思った矢先に新たな乱入者が現れた。
飾り気のない丸眼鏡をかけて、無精髭を生やした男だ。年は四十代と言ったところか。ここまで走って来たのか、かなり息は荒い。
「パパ!?」
「フルーツ博士!?」
ポケモン博士であり、この地方で初心者トレーナーにポケモン図鑑と初心者向けポケモンを渡す役割を担当している高名な男だ。自分も何度か顔を合わせた事がある。
「こら、カナタ。ダメじゃないか。この部屋には本来四天王を全員倒したトレーナーしか入れないんだぞ」
「ごめんなさい……」
「ラズさん、うちの娘が試合の邪魔をして申し訳ありませんでした」
「い、いえ、バトルはもう終わったので構いませんが……」
「パパ!勝ったの!アユムが!勝ったの!チャンピオンよ!」
「なんだって!?それは本当かい!?」
「はい!」
「よし!ならアユム君。僕から君に四つ用件がある」
「はい!」
「まずは一つ目だ。ポケモン図鑑を見せてくれ」
「はい!」
「ほう、ほうほう!見つけたポケモン386匹、捕まえたポケモン151匹か。凄いじゃないか!これで君はこの地方に棲む全てのポケモンを見つけたことになる!」
「ありがとうございます!」
「次に二つ目だ。先ほど君のお父さんから電話が来た。君の口から勝利を報告するといい」
「本当ですか!?父さんが……!」
さっきから一人蚊帳の外に置かれている自分は一体どんな罪を犯したと言うのだろうか。長いこと過ごして来た場所だと言うのに居心地が悪くて仕方がない。
息と身なりを整えた中年が改めて私へと向き直った。
「ラズさん。この二人の保護者として礼を言わせて下さい。本当にありがとうございました」
「えっ…と、いきなり何の話です?」
文脈が分からず思わず聞き返してしまう。
もう同じ空間にいる2人のことを考えたく無かった。
「この子達が旅を始めたのと同時期に二つの巨悪がこの地方を襲いました。貴女がいなければ2人はシュゾク団とコタイ団になすすべなく打ちのめされていたでしょう。生きていたかも怪しいです」
だと言うのに男はそんな自分の逃避を許さなかった。
「アユム君!!!」
「うわっ!」
「!?」
「!?……ラ、ラズさん?」
自分の想定よりも大きな声が出てしまった。
どうやら自分の想像以上に堪忍袋の緒は脆かったらしい。
「……………………新しくチャンピオンになった君には手持ちを奥の部屋に記録してもらいます。直ぐに来てくれますね」
心なしか3人が怯えている気がする。今自分は一体どんな表情をしているのだろうか。
「は、はい。待たせてしまってすみません。でもフルーツ博士の用件がまだ……」
「あ、あぁ。では3つ目に聞かせてくれ。君はこの旅を後悔していないかい?」
「………思い返すと色んな事がありました。始まりも不純だったし、辛かったり悔しい事もありました。信じられないくらい嫌なこともあったし、信じられないくらい悪い人にも会った。その全てが楽しい事だったわけではありません」
それを聴いて共感を感じる自分がいた。旅の楽しい思い出なんて正直殆ど残っていない。駆け抜ける様にハイペースだった事もあって、ただジムを巡ってジムリーダーを倒しただけの作業に近い。
20年前に行った作業の内容なんか一々覚えてはいない。どんなポケモンのどんな技で倒したっけ?
やっぱり彼は私の運命の相手なのでは無いかと思う。
あの小娘との交際だって若さ故の過ちに違いない。どうせ直ぐに別れるだろう。
「でも楽しかったです。旅の風景は美しかったし、見た事もないポケモンや街は色んな感動に溢れていた。調べた知識でしか知らなかった物を感動と共に体験して知る事ができました。だから後悔なんてしてません!オレはこの1年間の旅を絶対に忘れません!」
そんなシンパシーは一瞬で砕け散った。
何だこれは。
今日は私の20年が報われる日ではないのか。
「………そうか。では最後の4つ目にこれだけ言わせてくれ」
「はい」
「ポケモンリーグ優勝おめでとう!」
「っ!!ありがとうございます!」
「ラズさんお待たせしてしまい申し訳あり」
「じゃあ早く行くよ」
相手の台詞を待つのも嫌だ。
もうやることだけ済ませて早く帰って寝てしまいたい。
さっきまで最高の気分だったと言うのになんて日だ。
「………アユム君、あの子はなんなの」
「ご、ごめんなさい。やっぱりチャンピオンになったなら急いでやらなきゃいけない事があるんですよね」
「うん、それでなんなの」
殿堂入りを記録する装置までのわずかな道のりの間に問いかける。旅に出たばかりの私なら声を荒げて、問い詰めたものだが我ながら成長したと思う。
「その……俺の両親はとっても仲が良くて……よく俺をフルーツ博士の所に預けてあちこち遊び回ってるんです。カナタはそこの娘で家族みたいなものっていうか………」
「あっそ、分かった」
照れながらも説明する彼は本当に嬉しそうだったから思わず説明を打ち切らせた。
冷静な自分が聴いておいてなんて勝手なんだ、と糾弾してくるが見ているだけで惨めな気持ちになりそうだったから仕方が無い。
「でも話を聞く限りだと大分酷い子よね。自分が認めるくらいに強くないと付き合えないだなんて。何様のつもりかしら。偉そうに。そんな奴に選ぶ権利なんてあるわけ無いでしょ」
「やめて下さい」
初めて彼から確かな怒りと拒絶を向けられた。
ズルい。
「確かに側から見ると我儘で少し性格に難のある娘かもしれません。でもそれも含めてのカナタです。もっと良い所が沢山あるんです。それに向こうもオレを好きだって言ってくれたんです」
ズルい。
ズルい。
「オレを好きな娘を、オレが好きな娘を何も知らない人が悪く言わないでください」
私はこれ程までに人から想われたことなんて無かったのに。
いや違う。旅に出る前まで確かに私は運命の相手を見つけていたのだ。いつも近くにいて、近すぎて気づきもしなかった幸せの青い鳥が。
『まだラズちゃんには及ばないけど、隣に立ってみせるから! 絶対1人にしてあげないからね!!』
ふと、何故か目の前の少年と記憶の中の幼馴染が重なる。
「最後に一つ聞いてもいいかしら」
「……なんですか」
「貴方のお父さんの名前は?」
「え?」
予想だにしない質問を受けた彼の毒気が抜ける。
いつの間にかたわいも無い事を聞いていた。彼の親が誰であろうと自分には何の関係もないと言うのに。
「シバリですけど……もしかしてラズさんは父の知り合いですか?」
だと言うのに、何故これ程の絶望を自分は抱いているのだろうか。
もしも過去に戻る事が出来たならばあの時旅に出る自分を殴ってでも止めたのに、と今この瞬間深く後悔したのだった。
以下後書きというか設定集
スクロールバー見ればわかると思いますが、長いので興味ない方は読み飛ばしてもらって結構です。
ラズ
この作品を読んでる人ならご存知であろうクソチート。どうチートかは前書きのリンクから確かめてね。強さや戦法の詳細が皆に知れ渡っていてなお20年間無敗とか言う絶対王者。
アニポケからタクト(伝説厨)連れて来ないと勝負にならない。これに勝てる可能性を見出されてるレッドさんは偉大。個人的にポケスペのヤナギもワンチャンあると思う。
20年かけて外面を取り繕えるくらいには成長したが、内面はそんなに変わってない。
シバリとは旅に出る直前に負かして以来、20年間会えていない。自分から会いに行ったらあの日旅に出てチャンピオンになった選択が間違いだったと認める事になっちゃうからね、仕方ないね。結婚式への招待状は届いたが、破って捨てた。当然参列してない。以来彼とは音信不通になっているが、この度息子さんに会えた。
この時空だとドーブルはリーグ運営から出禁を食らっているが、アユムに手持ちを4体倒された時点でチャンピオンになってから育てた『ちからもちケッキング』の代わりに選出された。なので仮に勝ったとしてもチャンピオンの座からは追い出される事になる。まあ、負けたんですけどね。
20年前手酷く振った男の息子に敗北した挙句、その子が愛し合う異性と結ばれたのを間近で見た彼女の心情は察するに余りある。
当然彼氏いない歴=年齢。
アユム
コンセプトはポケスペのブラック+攻略本片手にチャンピオンに挑んだ幼き日の俺ら。
見た目は6割くらい母親似、内面は父親に似て非常に一途。
本家だと父親は各地方の女性の脳を焼いているが、この作品では数年後に身を固めた(という事にしている)。
初恋相手の幼馴染から20年無敗のチャンピオンに勝てたら付き合う(意訳)と言われた為、徹底的に調べ上げ、旅に出てから一年かけて理想のメンバーを集め、鍛え上げ、遂には勝利した。
彼にとってラズは超えるべき障害であると同時に、行く先々で助けてくれた頼れる大人。それ以上でもそれ以下でも無い。
名前の由来はポケモンの主人公っぽい名前。書き終わった後でアユミという主人公がいる事に気がついたが、性別違うし名前変えるの面倒臭かったからこのままで。
カナタ
性別の違う主人公。コンセプトはRSのハルカ+勝気な幼馴染ヒロイン。
「チャンピオンを倒せるくらいじゃないと恋人とは認められないわね!」というどこかで聞いた様なクソ高いハードルをぶち上げた事からアユムの物語は始まった。
なのでアユムとカナタの二人に取ってポッと出なのはラズの方。
ラズとの1番の違いは取り返しがつくタイミングで自分の過ちに気がついた所。
名前の由来はアユムと同じくポケモンの主人公っぽい名前。アユムとカナタってニジガクじゃね?って気がついたが、名前変えるの面倒臭かったからこのままで。
フルーツ博士
カナタの父親。各地方に1人はいる博士枠。チャンピオン戦後に幼馴染が乱入してくるのはRSっぽいなーって思ってたらなんか生えて来た。
アユムに「旅をした事を後悔していない。この旅を絶対に忘れない」と言わせたことで彼の存在意義は生まれた気がする。
シュゾク団・コタイ団
各地方に出てくる悪の組織枠。
目的はシュゾク団がどんなポケモンでも最強になれる事を証明すること。例として一つあげるなら全ての能力でガブリアスに勝てるフライゴンを文字通りあらゆる手段で作ろうとしている。
コタイ団の目的は各種族で最強のポケモンを独占して自分達が最強になること。例としてあげるなら6Vいじっぱりガブリアス。
倫理観を無視しているのがシュゾク団。民間人に被害を出しているのがコタイ団。
なお仮に目的を達成できても、ラズには勝てない模様。
Qカナタはいつどうして過ちに気がついたんですか?
A.コタイ団の罠に嵌められて、ピンチだった所をアユムに助けられてから彼を1人の異性として意識した様です。それからアユムがポケモンリーグに挑む直前に「オレがチャンピオンに勝てたら付き合って下さい」って言われた辺りで内心誰もラズには勝てないと思ってたから、自分が滅茶苦茶な事を言ってて長い間彼を苦しめていた事に気がついたんでしょうね。
Q.ちからもちケッキングとかチート過ぎませんか?
A.前書きのリンクから本家様読んでみ?全然優しい部類だから。
Q.こんなチート軍団をどうやってアユム君は倒したんですか?
A.一体辺り最低一体、相打ちでもいいから倒す、を心掛けた感じ。後は本編に書いた通りドータクン対エレキブルで勝利。要は徹底的にメタ張ってギリギリ勝ちました。
Qアユム君の手持ちは?
A.御三家
伝説枠
ゴローニャ とくせい:がんじょう
ヤミラミ とくせい:いたずらごころ
ハピナス とくせい:しぜんかいふく
ドータクン とくせい:たいねつ
ちなみにトリルはブラフとして使っただけなので、最初はドータクンの枠がジバコイルだったけど格闘の一貫性が高かったのでドータクンになりました。
Q.ラズ戦の詳細は?
A.まだ本家様の方でフルメンバーが明らかになってないので分かってる面子相手にどうやって勝ったかだけ大まかに説明します。
概要読む限りだと多分これでイケると思いますが、向こうで新しく設定が出た場合は知りません。
・ドドゲザン対ハピナス
ドドゲザンのふいうちにカウンターを決めてハピナス勝ち。
・ギャラドス対ヤミラミ
ヤミラミがいたずらごころでみちづれを先制。ギャラドスにワンパンされるも相打ち。
・ドーブル対ゴローニャ
ドーブルがスケッチとしんぴのまもりを使っている間にロックカットですばやさ2段階上昇。相手がいばるとかまもるとか使ってくる前にだいばくはつ。すばやさあがってるので相殺も間に合わない(想定)。
・ドータクン対エレキブル
ぶっちゃけ最後にこの対面を用意できた時点で6〜7割くらいアユムの勝ちが確定してる。内容は本編の通り。後々本家の方でエレキブルは気合いでトリックルーム無効化できるとか言われたら知りません。
・この小説を書いてる時点でまだ見ぬ2体は御三家と伝説枠がなんとか倒してくれました。
Q.作戦は分かったけど机上の空論では?
A.本家のシバリ対ヒカリ読めば分かると思うけど、各地方のチャンピオンになった主人公クラスならチート無しでもチート相手に競り勝てる。アユム君もそのレベルに達してるってことで一つ。
Q.色々希望的観測が過ぎる上に、ラズがアユムの手持ちとか作戦知った時点で終わりじゃね?
A.彼女は勝利にもチャンピオンの座にもそこまで執着してなさそうなので、ただでさえ低い相手の勝率をさらに低くする様な真似はしないと思います。なんなら20年間一度も四天王や部下から対戦相手の情報とか訊いたりしてない気がする。
Q.対ラズ特化パーティって感じするけど、こんなんで他の四天王突破できたの?かくとう使いのゴウケンさんとかキツくね?
A.たとえ相性が悪くても四天王に勝てるだけの地力が無いと、幾ら作戦を練ってもラズには勝てないと思います。
Q.ポケモンの仕様とか知らないけど相手がカウンター選んだ時、ふいうちって成功するの?
A.前書きのリンクから本家様を読んでください。
Q.ヤミラミはみちづれ覚えません。おかしく無いですか?
A.シュゾク団の功罪。そもそもワイルドボルトの反動ですばやさ6段階上昇するエレキブルとかまもるみきり貫通ふいうち成功率100%のドドゲザンとか開幕6段階こうげき上昇じしんかじょうギャラドスとかに比べたら誤差。
Q.なんでドーブルは出禁食らってるの?
A.前チャンピオンがダメだろそれはって言うレベルだから。あらすじのリンクから本家様に飛んで肌で感じろ。
流れとしては
上層部「お前のドーブル出禁な。シングルバトルしろ」
ラズ「は?スケッチなんだから普通技じゃなくてポケモンの方をするやろ」
上層部「普通の意味辞書で調べろや。お前以外の誰がそんなドーブル使っとるねん」
ラズ「ほななんや手加減しろってことか?それで勝って皆満足するんか?」
上層部「隠してもしゃーないから言うけど、せやな」
ラズ「なんやそれ!文句あるなら皆ドーブル育てろや!」
上層部「ほなそのドーブルの育て方を皆に広めろや!それか今生息しとる全てのドーブルをそういう風に育ててみろや!話は全部その後やボケェ!」
で、当然そんな事が出来るはずもないのであえなく出禁。
序盤のジムリーダーに変化技を禁止した上層部ならそのくらいの発言権はあるんじゃないかと予想しました。
Q.キルネアさん病気なん?
A.可哀想だけど20年も経ってるからね。どこか身体を悪くしてもおかしくない。ちなみに後任のジムリーダーであるキャッサバですが実はシュゾク団の幹部です。とくせいちょすいで攻撃と素早さが低い代わりに防御と特防と特攻が高いバクーダMkIIやニドキングMkII。とくせいすなおこしで攻撃以外の全種族値がガブリアスより1〜2回り高い上にメガ進化もするフライゴンMkIIを使ってきます。
なおラズには勝てない模様。
Q.シバリ君は育児放棄とかしないと思いますが?
A.前書きのリンクから本家様を読めば分かると思うけどアレで自由人というかちゃらんぽらんなので状況次第じゃするんじゃ無いですかね。最も信頼できる知人に預けてる上に養育費もちゃんと出してるので育児放棄と呼べるかどうか微妙なラインだと思う。そもそもアユムがカナタと離れたく無いってごねたのも一因ですし、定期的に連絡してくる辺り親としての情はあると思います。
Q.ラズが可哀想だと思わないんですか?
A.人によるんじゃないですかね。少なくとも僕は思いません。だって彼女が自分で選んだ道でしょう。