おれもやったんだからさと言われたので
初投稿です

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素人の自給自足です。
これを読んだあなた。どうかあなたも書いてください。
それだけが私の望みです。




210:名無しの青学生

そういや先生が来たならシャーレのカフェも開いたのか
いってみるかな




【青学三次】ハウジング系青学生のカフェ訪問

和やかなD.U.の昼下がり…

警官が駐戦車違犯の切符を切り、子供に笑いかけ、一緒にドーナツを食べてあやす。

そんな何処にでもある風景の、ここD.U.の外れにしか無い特徴的なビルの前に、その生徒の姿はあった。

 

「ここがあの男のハウスね。…やっぱ今のなし。」

 

初めて来た、しかし見覚えのあるビルの前に立ち、オフィスのある階層を見上げてそう呟き。

周りを見回し、誰も聞いて居ない事を確認して、安堵する。

 

独立連邦捜査部S.C.H.A.L.E、──通称、シャーレ。

そのトップである先生が居るのがここ、シャーレのビルである。

 

今日の目的はそちらではなく、シャーレのビルに入っているはずの、各地の生徒が集まるカフェ。

それがどうなっているのかを覗きに来たのだ。

 

(スパイの仕事はもう卒業したし、怪しまれるような行動は無しで。

さっと見てさっと帰ろう。)

 

ついでにコンビニに寄ってスパイをからかいつつ、ソラちゃんに会ってお話をして貰って癒されたい。

イエスなんとかノータッチ。話すだけ、ちょっとだけだから…こう…。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「骨無しチキン一つ!温めお願いします!終わったら呼んでください!これお代ね!」

 

「はい!エンジェルチキ、えっ?あっ、えっと…」

 

「骨無しチキンのお客様ァー!!」#

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

く、イマジナリーコンビニスパイにブロックされてしまった。

いずれ決着をつけなければならない様だな…。

 

兎にも角にも、まずはカフェの確認からだ。

さてさて先生のセンスはどんなのかなあ。

 


 

「なんだこれ。」

 

入り口の看板を見る。

間違いない、ここはシャーレカフェの部屋でいいはずだ。

 

しかし、この雰囲気は何かおかしい。

 

「いやいやいや。来る生徒のことを1ミリも考えていないこのカオスな空間は…何?」

 

"あれ、初めて会う子だね。はじめまして。"

 

背後から聞こえてきた声に、ゆっくりと振り向く。

 

「はじめまして。」

「先生…ちょっとお時間、よろしいですか?」

 

"うん、大丈夫だよ!何かな?"

 

私は、ハウジングのエンジョイガチ勢である。

前世では、ある箱庭ゲームで、公式の箱庭コンテストに毎回投稿していた程には入れ込んだ趣味だった。

今世では現実で自由な時間が増えたため、部活の一環で部屋や家を飾り立てて過ごしている。

 

「カフェがあると言うことで、シャーレカフェの内装や導線と言った空間デザインを見に来たのですが。」

 

そう、この…。

 

「まず、このバラバラな椅子はなんですか?」

「これは普通の木の椅子、それはキャラクターの椅子、あれはゲームセンターに置いてる椅子?統一感がなさすぎますよね?」

 

"えっ、いや、それは今あるものを適当に……"

 

「このオブジェもなんですか?金、銀、銅のロボット。カイテンジャーですよね?そういうコンセプトですか?プラチナ無いんですか?」

 

"それは前に来た子達が置いて行って…"

 

「極めつけはこのプール!なんですか、泳ぐ女の子を見ながらコーヒー飲んで楽しむつもりですか?

分かりました泳いでやりますよどれだけシュールか分からせてあげますよ!」

 

"えっほん…じゃなくて!"

 

「大体、なんでこんなにめちゃくちゃに置かれているんですか!これで寛げる訳ないでしょ!?」

 

"ごめん!でも聞いて!まだカフェは開いてないんだ!"

"家具はビルの中にあったものを置いてあるだけで、物置みたいな状態と言うか…"

 

…恐らくクラフトチェンバーで生成したものだろうが、置いておこう。

知っていておかしいと思われても嫌だし。

 

"それで困ってたんだけど、もしかして、そういうのに詳しいのかな?"

"良かったら、色々教えてくれる?"

 

「…そういうこと、であれば。はい。…興奮してすみません。」

 

ひとまず先生自身の雰囲気としては、さっき浮かんだ可能性…

先生の中身は転生者、という事はないと思って良い、かな?

 

「あくまで趣味の範囲なので、専門家のようには出来ませんが。」

「一緒に考えてみましょうか。」

 

だが、もう少し確認をしておきたい。

私たちを安心して任せられる、【先生】なのかどうか。

 


 

「ここはカフェですよね?一般的に人が飲食を行い休憩するエリア。」

 

「家具の種類がバラバラでは頭が休まりません。セットボーナスを狙うのは基本でしょう?」

 

ゲームでも、シリーズを揃えたらボーナスが付いてたし。

 

"そうだね…今度揃えておくよ。"

 

「それと、来た人がリラックス出来る環境を演出したいですね。」

「例えばこのソファ。周りから丸見えです。パーテーションで周りを区切ったり、壁際に置くのはどうでしょう。」

「よいしょ、っと。」『…』

 

"わ!? 一人で持ち上げた!"

 

「っふ、それだけじゃありませんよ?ダッシュ!!」『…!』

 

"待って危ない!…って、揺れていない!?"

 

「私にはちょっとした【神秘】って奴がありまして。」

「ものを安全に動かす能力、とでも言いましょうか。大きいものを持つと、別方向から支える力が掛かるんです。」

 

"へえ〜、そんなのがあるんだね。"

"【神秘】か…。"

 

「家具を運ぶのに便利なんですよ。」

「なんせ古巣のヒヤシンス学園も、これで飾り倒しましたからね。」

 

"あっ、花壇が綺麗な学園だよね。あそこにいたんだ?"

 

「はい、美化委員をしてました。皆で掃除をしたり飾ったり、懐かしいなあ。」

 

"色んな部屋があって楽しかったよ!"

 

「ありがとうございます。」

「まあ今は見ての通り、青学の制服ですけどね。」

 

「それはさておき、他にもテーブルなんかを運びまして…。」

「窓もこの場所にあるなら…。照明も…。」

 


 

「…これで、一段落ですね。」

 

"素敵なカフェになったね!このまま開いてもいいんじゃないかな!"

 

「甘いですよ先生。こんな無個性じゃタダのテンプレートです!

いわばオフィスにあるオジサンの食堂です!」

 

"オジっ……!うぅ、グサッと…。"

 

「あちゃあ、すみません。効いちゃいました。」

「でも、ココからは魂の注入が必要なんです。来た人にこの場所を好きになって貰いたいなら、特色が要ると思いますね。」

 

"特色かあ、どうしようかな…。"

 

「例えば…内装を決めたい時に考えるのは、自分が何を望んでいるのか、ですかね。」

 

「聞いていますよ、ナゴミから…女の子同士の触れ合いや、ひとり安らぐ女の子が好きなのでしょう?」

 

"そ、それは…。"

 

「欲望に素直になりましょう。あなたが見たいものはなんですか?」

 

「4人掛けのテーブルに付き、スイーツをお供にじゃれ合う女の子たち。」

 

「ソファ席に座り、スイーツを食べきって糖に身を任せ、幸せそうに脱力する女の子。」

 

「窓際の、光がさす2人席に座り、お互いに読書をしながらたまに言葉を交わす少女たち。」

 

「可愛らしいぬいぐるみに囲まれ、限定スイーツを楽しむ少女…。」

 

「如何です?」

 

"──見たいっっっっ!!"

 

うっさ…。

 

"いや、ほら、来てくれる子たちには、仲良くして欲しいからね?"

 

「そういうことにしておきます。」

 

中身を起こしてしまったのか、シッテムの箱を持ち上げる先生から目を離す。

 

あ、コンビニスパイが見に来てる。

後で謝りに行こ。

 

まあこの反応なら、この人は原作通りの先生か。

この先大変な物語が待っているけど、きっと乗り越えてくれるだろう。

 


 

"色々と教えてくれて、ありがとう。"

"そこでひとつ、提案があるんだけど。"

 

なんでしょう?と言うには透けているが。

 

恐らく、シャーレへの勧誘だろう。

だが所詮モブの私がストーリーに関わったり、銃撃戦をしたりするつもりはないのだ。

ナゴミみたいに、ナゴミみたいに。

 

「おや?なんでしょう。」

 

とは言え一応、聞いておく。

 

"今はこの通りだけど、ここのカフェを開いて、皆に楽しんで欲しいんだ。"

"スタッフには心当たりがあって、後はものの配置だけ。"

"私の自由だと聞いてはいるんだけど、忙しくてね。"

 

なるほど、理由は分かった。

しかし、こちらにも協力出来ない理由がある。

 

「それで、まさか私に任せようと?」

「その辺の生徒にシャーレビルの一室を任せるのは危険では?」

「世間的にも何か言われますよ。なにせ私は『青学生』ですから。」

 

ゲーム上では、カフェの家具には特定の生徒の訪問率を上げるものがあり、

先生が家具の配置を行い、好きな生徒を訪問させやすくするシステムになっていた。

 

"私の意見も出すけど、得意な人にお願いしたくて。"

"評判はなんとかするよ、大丈夫。任せて。"

 

つまり、先生以外が家具を操作をする事は「原作破壊」の恐れがあり、

青学の現方針である、原作保守に抵触するかもしれないのだ。

 

「折角のお話なんですが、すみません。」

「シャーレは政治的に難しい所ですし、折角作った場所があれこれ言われるのは、悲しいんです。」

 

そう言うと、先生は言葉に詰まる。

勝ったな。じゃあそろそろ帰ろ…

 

"…ココとは別に、もう一部屋を好きにしていいって言ったら?"

 

もう一部屋。

確かシャーレには、第二カフェがあるんだったっけ。

 

「…好きにしていい、ということは、カフェじゃなくても?」

 

カフェ、という前提ではないなら、問題ないのでは?

 

コンビニスパイが凄い目で見ている。

 

"出来たら、みんなが楽しめる場所だと嬉しいな。"

"何かイベントをするのも面白いかも!"

 

ほほう…では。

 

「それが家具の宣伝の様なモデルルームでも?」 

 

"飾ってよし!"

 

「それが緑なす屋内植物園でも?」

 

"作ればよし!"

 

「それが青学神秘で塗り変えた常夏の海でも!?」

 

"塗ればよ…!いやどうだろちょっと待っ"

 

「承りました!!不肖私、ニトリがシャーレカフェのレイアウトを引き受けます!」

 

いやあ、やりたい放題とは流石に滾る。

 

シッテムの箱と話す先生から視線を逸らすと、

コンビニスパイが電話を掛け終わった所だった。

ソラちゃんかな?長かったもんね、帰っておあげ。

 

prrrrr.

 

まあ原作に出ていないポジションの担当だ。

保守派も原作が壊れると言うとは限らないだろう。

 

prrrrr.

 

むしろ原作知識で強い愛用品のキャラを優先出来るのだから、戦力アップに繋がるのでは?

AP回復も先生の元気が出るからと考えられるし、ギリセーフだよね!

 

prrrrr.

 

…。

 

粛清は嫌だ、粛清は嫌だ。

コンビニスパイ助けて…あっ養豚場の豚を見る目をしている。

 

ピッ

 

………。

 

「それじゃ先生、また今度来ますね!」

 

"あっうん、またね!"

 

視界の隅に十字を切るコンビニスパイを見ながら、明日のことに思いを馳せる。

明日はもっと楽しくなるよね!カル太郎!

 

"…もしもし、ユウカ?少し良いかな?"

"うん、またなんだ。ごめんね。『青学神秘身体検査』の準備をお願い。"

"頑丈なだけで、体がおかしくなっていないと良いんだけど…勿論、良い子だよ。"

"…あの機械に載せられた、ナゴミみたいに。"


 

「うずうず…ふんふん…この辺かな?」

 

「ちょ勘弁してよ、この色はもう売って無くて」

 

「ここ!」(ビリバキィ!)

 

「ギャー!フレームがああ!!」

 

「あった!隠しカメラだよ!当たりだね!」

 

「貴重な家具がぁ……。」

 

 

「そこのお二人さん、ちょっとソファを動かすから降りてくれる?」

 

「あ、はい。ほらお姉ちゃんも降りて。」

 

「うーん、体がソファから離れなくて…。」 

 

「じゃあそのまま動かそう。よっと」『…』

 

「「ええええっ!?」」

 

「凄い!全然揺れない! はっ、空飛ぶベッド…これだ!」

 

「びっくりした…。あと変な事思いつかないでよ。」

 

「どすんと、到着。ご協力どうもー。」

 

 

「はあ…気持ちいい。」

 

「本当にプールを使う人居たんだ…。」

 

「でも凄いんだよこれ。全然お湯にならないの。」

 

「オーパーツが過ぎない?」

「植木で囲っておこうか、夏の雰囲気も出しちゃおう。」

 

「いいね、なんなら一緒に入る?」

 

「先生に見られそうだなあ…まあいっかあ、入ってみよ。」

 


 

 

ふう…今日も色々あったなあ。

でもまあ、最終編が終わればシャーレにいる意味もなくなるし、

それまで生徒の親愛度を上げる場所作り、頑張りますか。

 

ほんと、モブの生活も大変だ。

 

 

 




★元私立ヒヤシンス学園美化委員長兼生徒会長兼青学スパイ
青資秘密学園からスパイとして「モブ学校」ヒヤシンス学園に派遣された一般モブスパイ青学生。
現実/ゲーム問わずハウジングを趣味としており、スパイとなったのも寮や部室、果ては学校自体を飾りたかったためである。
派遣された学園で大人しくスパイをするはずが、廃校寸前の荒れた学園に生来の欲求が疼き出し、
美化委員会を創部して学校の環境整備に乗り出した結果、母校の環境を諦めていた在校生に火を付け、噴水やプール等の学園施設の復旧を達成。
その流れで生徒会からの要望を断りきれずに生徒会長となり、生徒会長の就任式まで行ってしまい、迂闊に逃げられなくなってしまった。
生徒会長となった事で全力を出し、青学の資金と知識を引き出して学園の復興に尽力。十分な復興を遂げた段階で支援の対価として青学に転校した。
休日には母校に寄ったり、内装を飾り付けたキャンピングカーで走り回って過ごしている元一般モブスパイ。
名前:池谷ニトリ番号:210(ニトリ)
★ものを安全に動かす能力
大きくて重いものを持っても反対側から支えるような力が掛かる神秘。だと思っている。

★私立ヒヤシンス学園
本来であれば廃校となっていた旧私立ヒヤシンス学園。(14-2 モチーフ)
私立である事に目をつけた青学がスパイを送り込み、
スパイによる復興後、青学の規模とスパイの信用を元にして権利者から学校の権利を譲り受け、
一般校を青学傘下校に組み込むモデルケースとして運用した。
前生徒会長の趣味により、壁の修繕や施設の整備/改築に力を入れており、優美な外観を持つ。
また、工事、運搬、警備等の依頼を出して不良生徒の雇用を行っており、
スパイの悪癖により希望者の受け入れを行う仕組みが作られているため、生徒数が大きく増加している。

美しい校舎をヒヤシンスの花畑が彩る様は、地域の風物詩となっている。



実はトリニティ統合以前の契約の秘儀を受け継ぐ学園であり、学園の所有者から代々の生徒会長に内容が伝えられていたが、
学園の所有者が因習を断ち切ろうと青学に伝えなかったこと、現在の生徒会長が「生徒会長の就任式」を行っていない事から、
前生徒会長が契約を保有したままとなっている。

★??? (SMG) (AR) (SR)
私立ヒヤシンス学園創設期に生まれた存在であり、契約の対価そのものである。
生徒会長として学園に貢献することを条件として従う存在で、高い戦闘能力と隠密性を持つ。
古くから生徒会長に就任した生徒に命令権が引き継がれ、生徒会長の指示によって裏で作戦行動を行ってきた。
現在は前生徒会長に密かに付き従っており、護衛を行ったり、隠密性を活かして家具の運搬を手伝ったりしている。

★ヒヤシンス学園の所有者
学校法人の理事会であり、秘儀の継承者とその支援者たち。
全員が老齢であり、歴代の生徒会長が青春を擲って学園に尽くしてきた姿を見ているため、
廃校を機に全てを終わらせようと協議していた。
その矢先、学園を立て直して復興を果たした生徒ニトリが現れ、
また、青学への転校後にも青学傘下校の加入の提案をしてきたため、
「そこまで想われているのなら…」と傘下校への加入を決断。
普通の学校としての未来を青学に託した。


※青学傘下校への加入とは
傘下校に加入すると以下のような支援が受けられるようになる。
・多額の資金や治安維持訓練等の支援が受けられる
・青学系企業、悪質ではない事が保証されている企業の誘致が可能となる
・学生証を提示すると、青学系企業のカラオケ等アミューズメントの様な、
学生らしい店の割引サービスが受けられる


★ヒヤシンス学園生徒会長
古くから続く契約の重みと、努力しても変わらない現実に押し潰されそうになっている時に、
プールの整備通路から現れたヘドロまみれの美化委員長に出会い、
「みんな綺麗な方が気持ちいいじゃん」と笑う姿を見て、彼女は次世代の柱になると確信。
生徒会長を兼任させて契約の秘儀を行わせる事で、
危険から護ってくれる護衛を付け、美化委員長が安全に動けるように配慮した。
美化委員長の転校後は、再び生徒会長に戻っている。

★コンビニスパイ
青資秘密学園奮闘ログ本編
真ワクワクシャーレ観察スレ その22より
299で語られている、ナゴミともう1人のシャーレ在籍組の青学生。

★アスナ
家具に仕込まれた神秘盗聴器やミレニアム式盗聴器、隠しカメラ等を発見し、家具ごと破壊してくる天敵。

盗聴器などの探索を、宝探しの様に楽しんでいる。
たまにモブと一緒に、代わりの家具を探しにお出掛けしている。


・描いて下さってました!ありがとうございます!
https://www.pixiv.net/artworks/141496168

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